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何となく考えた。 2005/03/27

SD10 を眺めていて、何となく考えた。シグマはこのカメラをなぜ作ったのだろう?

おそらく商業的には、カメラボディ単体としては成功していないのではないかという
予測は容易につく。FOVEON と言うセンサーがまず始めにあって、そのセンサーの能
力に惚れ込んだ経営陣がとりあえずこのセンサーでデジタル画像が得られるカメラを
作ろうと考えた結果がこのカメラなのではないだろうか。

もちろん機能的にはもっと上のカメラを目指したに違いない。しかし、キヤノンとニ
コンはとっくにデジタル一眼を売っており、それらの性能も値段も判っていた。ただ
シグマが出す以上、価格的には十分安価でなければならない。確かにニコン D1X や
キヤノン 1D と比較したらとてつもなく安い。2002年10月の時点では、オリンパス
E-1 やペンタックス *istD は発売されていなかった。同クラスで言えばニコン D100
はあったが、キヤノン 10D はまだ発売されていなかった。価格的なターゲットは多
分、ニコン D100 だったろう。D100 は約 30万円。そう言った意味で、SD9 に 20万円
と言う価格をつけたのは十分に納得が行く。逆に 20万円で販売した場合に採算が取
れるカメラでなければならなかったと言う見方をすれば、高級一眼レフに関する経験が
少なかったシグマが FOVEON センサーによる画像を撮影可能な一眼レフカメラを作っ
た結果としては、妥当なものだったと思う。

連写スピードにしても FOVEON X3 センサーが出力する 2286 x 1512 x 3 x 12 ビット
のデータは 15,431,472 バイトにもなる。Intel StrongARM Processor にとっても、
決して軽い負荷ではないだろう。莫大な資金を用意すれば、専用プロセッサーの開発
も可能だろうけど、(多分)商業的に成功しているとは言えないセンサーにそこまで
の資金を投入するだろうか?

自分でも何が書きたかったのかが良く解らなくなってきた。(^^;

はじめに書いた通り、やはりこのカメラはシグマからの小型デジタル一眼レフカメラ
に対する一つの回答だと思う。このカメラを売ることでシグマが得たメリットは何か
を考えると2つある。一つはデジタル一眼レフを作る力があることを業界やユーザー
に認知させたこと。一つはシグマ製レンズしか使うことのできないユーザーを増やし
たこと。自社で開発するレンズの描写性能を検証する為のカメラを作ったと考えるこ
とも不可能ではないけど、それはあくまでも結果論だと思う。当然、シグマでは他の
メーカーのカメラボディに自社のレンズを取り付けて、そのレンズの性能をチェック
する事は可能なはずで、必ずしも自社製のカメラを持つ必要はない。まぁ写りすぎる
カメラを基準にレンズを開発することは良いことだと思うけど・・・。

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新レンズの印象 2005/03/18

PIE2005 で 10-20mm と 30mm F1.4 が SD9 に着いて、展示され、触ることができ
た。

残念ながら試作品と言うことで、実際に撮影することは許されなかったし、会場で
撮影しても、本来のテスト撮影とはなり得ないので、描写力に関してはまだ未知数
である。ファインダーを覗いた感じだけでは、責任有る表現はできないが、HSM が
キビキビ動くことだけは確認できた。

10-20mm の画角はさすがで、比較のために持って行った 15-30mm と覗き比べて見
て、画角の広さは確認できた(ってあたりまえなのだけど)。個人的にはど~~~
しても欲しいと感じている画角ではないため、失礼な言い方を許してもらうのなら、
パースペクティブの極端な誇張に伴うある種の使いにくさ(垂直線を出すのに苦労
する)を確認したに止まった。見た目のディストーションは、非常に少ないことは
確かだ。まぁシグマが出す広角ズームだし、EX シリーズなので最悪でもかなりの性
能が期待できる。発売日、価格は、現時点では全く未定と言うことで、探りを入れ
てみたが、非常に早い時期に出てくることはなさそうな印象を受けた。桜には間に
合わないようだ。ただし、確証は全くない。

30mm F1.4 はそのユニークな存在感が際立っている。シグマが出す初めての F1.4
ではないかと思う。レンズ径よりも長さのが短いというレンズもシグマにしては珍
しい。もし、このレンズを F1.8 で出していたのであれば、これほどのインパクト
は無かったはずだ。たった半絞りではあるがユーザーの反応は大きく異なったと思
われる。私にとっては高価なだけであまり魅力を感じないレンズではあるが、希望
としては、F2.8 でマクロを出して欲しかった。(^^;

ファインダーを覗いた印象はやはり「明るい」である。F1.8 では AF が大きく外
れることがある SD にこのレンズを着けて、開放で 2m 前後の距離を撮影した場合
にどれほどの確率でピントが合うのかのテストは是非ともしてみたい。5枚に1枚
合ったら拍手である。誤解されるといけないのでちゃんと書いておかなければいけ
ないのは、AF の性能は 100% ボディの問題である。相性が悪いレンズがあるという
のは確かだけれど、元来、相性が有ってはいけないのだ。つまり AF が合いやすい
レンズ、合いにくいレンズが有ること自体が問題で有って、その責任はレンズには
なく、AF の精度、能力の問題である。もちろん例外もある。一番多いのはユーザー
の使い方。つまり、暗すぎる、明るすぎる、コントラストが無さ過ぎる、一定のパ
ターンがあるような被写体をターゲットにして、AF を使う場合。2番目はレンズの
性能が極端に悪い場合。ただ EX の名前が付いているレンズであるなら、いかに絞
り開放でのフレアが多くとも、露骨にピントを外して欲しくはない。お手並み拝見
である。このレンズも発売日と価格は未定だけれど、意外と早く出てくるかも知れ
ないという印象を受けた。でも、現在工場では 18-200mm をフル稼働で生産中のは
ずで、そのあたりが落ち着いてからではないかと思われる。

18-200mm は製品バージョンのようだ。シグマさんのお話では、非常に近い将来(来
週には)発売日が発表されそうだ。とんでもなくレンジが広く、本当にこのレンズ
が1本有れば、ほとんどの撮影シーンがカバーできてしまいそう。気になるのは望
遠側での描写力と倍率色収差の出方だが、レンジと価格を考えれば、あまり文句は
言えない。既に 15-400mm までのレンジをカバーするレンズを所有してはいるけど
このレンズ1本で、ふらりと撮影に出るもの良いかも知れない。

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蛍光色。 2005/03/14

SD9/10 で極彩色の赤や黄色を撮影する際に、露出を控えめにしないと、赤の中に黄
色が混じったり、黄色の中に白が混じったりする。この現象は FOVEON 社でも解っ
ているはずであるが、未だに完全には解決されていないようだ。

何が原因なのか、ない知恵を一生懸命振り絞って考えてみたのだけど良く解らない。

たった一つ、思いついたことは FOVEON センサーと紫外線がものすごく相性が悪いの
ではないかと言う仮説、あるいは想像である。

紫外線は派手な蛍光色に多く含まれる。花の色にも蛍光色は多く含まれている。

FOVEON センサーの最も上にある B 層が極端に紫外線を感じやすく、2番目の G 層
も、多少感じる性質があって、3番目の R 層には紫外線自体が届かないので、 R 層
では全く紫外線を感じないとする。

赤にグリーンが混じって黄色になるのは、蛍光色に含まれる紫外線を G 層が感じて
しまうためで、もちろん B 層もその紫外線を感じてはいるのだけど、 G 層の値を
さし引くために、 B 層には影響が出ない。黄色にブルーが混じって白くなるのは、
蛍光色に含まれる紫外線を B 層が「色」と感じてしまうため・・・。う~~~n。
イマイチ理論的ではないような気がするのだけど・・・。(^^;

ついでに蛍光色の紫が、青になってしまうのは、R 層が紫外線を感じないため。

違いますか?>シグマさん。

デジタル画像を扱っていると、とにかく「蛍光色」はネックで、通常のディスプレイ
やプリンタでは絶対に出せない色なので、仕方がないとあきらめるしかない。

蛍光色なんて、大嫌いだ!!!

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レンズを揃える。 2005/03/09

10-20mm DC が発売されることで、SD9/10 用のレンズのラインナップが完成する。
今までは本来の意味での超広角は 12-24mm で 35mm フルサイズ機にも使えるた
めやや高価だった。レンジとしてはより短くなるし、HSM なので 10-20mm が
12-24mmより安くなるかも知れない理由は2つしかない。DC レンズであることと
他社との競合があること。実売価格で約 6 万円と見ている。

私自身はこのレンズに関しては「即買い」はしないつもりでいる。お金がないこと
が第一の理由だけど、それと同じくらい「使いこなす自信がない」ことも確かだ。

でも、風景やスナップなどで 17-35mm (35mm フルサイズ相当) が役に立つこと
は確かで、このレンジを必要ないと考える人は少ないだろう。描写力がどれほど
なのかが不明なので、手放しで薦められるワケではないけど、持っていて損をする
レンズではないはずだ。レンジを考えても、12-24mm を既に所有していないので
あれば、無駄にはならない。12-24mm を持っている人にとっては、悩みどころの
様な気がするが、おそらく、超広角系が必要だから、12-24mm を所有している
はずで、やはり、欲しいレンズではないかと思う。

その上は、いっぱいある。18-50mm が 2 種類、18-125mm、今度出る 18-200mm。
予算的に余裕がある場合は、18-50mm F2.8 EX DC、そうでなければ、18-200mm
を薦めたい。18-200mm の描写力は未知数だけど、タムロンと張り合わなければな
らないので、かなり無理をしてでも、良いものを出してくる様な気がする。

18-50mm F2.8 EX DC の上は難しい。描写力にこだわるのであれば、105mm、
150mmの両マクロしかない。ズームなら、いきなり 50-500mm も悪くはない。
80-400mm OSと言う選択もある。現時点では 40mm くらいから 120mm くらいまで
の EX は無い。

望遠ズームは予算と必要なレンジでよりどりみどり。どれも実用上の描写力は十分
にある。高くて、重いのが欠点だが、120-300mm はある意味で究極のレンズ。APO
70-300mm は超コストパフォーマンス。間を取れば 70-200mm か 100-300mm F4
がお薦めのレンズとなる。

う~~~n。難しい。私の場合はかなり贅沢をしていると思うけど、理想的には
もう少しレンズの数を減らしたい。現在は 15-30mm、17-35mm、28-70mm、
28-200mm、50mm、105mm、70-300mm、80-400mm があるけど、17-35mm と
28-200mm は手放す予定である。10-20mm、30mm F1.4 が加わるのだろうか?

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イメージセンサーからの反射 2005/03/05

デジタル一眼レフ用のレンズはイメージセンサーからの反射によってゴーストや
フレアが増えるので、レンズの形状やコーティングを工夫している。

と言うのがシグマさんの DG、DC レンズの特徴になっている。私もつい最近まで
イメージセンサーの反射率は非常に高いと信じていた。で、イメージセンサーに
ストロボの光を当てて、その反射を撮ってみた。意外なことに、センサーのセン
サー部分そのものの反射は非常に少なく、センサーの周囲からの反射が非常に
多い事がわかった。他のメーカーではどうなっているのか分からないが、少なくと
も SD10 においては、このセンサー周囲からの反射を黒いつや消し塗装をした薄
い金属板(例えばダストプロテクトフィルターの枠のようなもの)で覆ってしまえば
良いのではないかと思った。あ、シャッターの開口部をきっちりセンサーのサイズ
に合わせてしまえば良いだけの話だ。検討してみてください。>シグマさん

それと、他社のデジタル一眼レフをお持ちの方、よろしかったら、私が撮ったの
と同じような写真を撮って、見せて頂けませんか?今回はあまり考えずに普通
のストロボで撮影したため、位置合わせに非常に苦労しましたが、アンブレラや
ディフューザーで大きな光源を作ってやれば、もっと楽に撮れると思います。


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たまには、本音。 2005/03/03

おひな祭りです。我が家は私のお休みの都合で日曜日に済ませてしまいましたが、
今日が本当のおひな祭りです。

SD9/10~フォビオン掲示板にしても2チャンネルのシグマスレッドにしても、シグ
マユーザーは他社のデジタル一眼レフに対して、あまり過激な発言をしません。

これにはシグマユーザーにしか分からない理由があります。

ダストリダクションシステム、アンチシェイク、高感度低ノイズ、高速連写など
他社のカメラが持っている多くのメリットをウラヤマシイと思う反面、私たちシグ
マユーザーしか得ることができない「それだけで感動を与えてくれる描写力」
に対する密かな優越感が、他社のカメラに対しての寛容な表現になっているよう
な気がします。

少なくとも、私自身はそうです。(^^;

一度味わったら二度と他のものでは満足できなくなる禁断の木の実かも知れませ
んが、のんびり、まったりと味わってゆきたいと考えています。

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15万アクセス 2005/03/02

2年と1ヶ月2週間でこのサイトも15万アクセスに届きました。ご覧頂いた皆様、
ありがとうございます。

見やすい、分かりやすいを目指してはいますが、なかなか思うようには行きません。

公正、中立であることは大切だとは思いますが、実際には「私の愛機と愛娘自慢」に
なっていますし、私自身も、公正、中立を目標としているわけではありません。(^^;

驚異的な描写力を備えつつも、エントリー機並の性能しか持っていない SD9/10
からコンスタントにその実力を引き出すために何を、どうしたら良いのか、これから
も模索して行きます。

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