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全自動カメラ? 2005/12/16

適正露出と言うのはその写真の主題となるべき被写体のディテールと階調が
正しく表現されるために必要なシャッタースピードと絞りの組み合わせである。
ところが、カメラはファインダーに映っている像のどの部分が主題であるかを間
違いなく判断することができない。分割評価測光はイロイロな状況に応じて適
切と思える露出を弾き出すが、空を多く取り入れた逆光状態での記念撮影の
ような被写体においては、アンダー目の露出になる。これはカメラがファインダー
に映った像の、どの部分が重要なのかを判断できないためだ。撮影者が「ここ
が重要だよ」とカメラに教えてあげる必要がある。あるいは、スポット測光に切
り換えて、主題となる部分にカメラを向けて、AE ロックを掛ければ良いかも知
れない。いずれにしても、カメラが露出を正確に算出できないケースは存在す
る。SD9/SD10 にはシーンセレクターがない。もし、シーンセレクターがあれば、
分割評価測光で得た露出をシーンセレクターで補正することで、かなり正確な
露出の算出が可能になるかも知れない。ただ、撮影者がシーンセレクターを正
しくセットし忘れることは良くあることなので、最良の選択であるとは言えない。
主題とそれ以外の部分の明度差が大きい被写体を撮影する際には、露出をカ
メラ任せにしない習慣を身につけなければいけないようだ。

以前から時々書いているけど SD9/SD10 はシグマさんにとっても諸刃の剣で、
非常に解像度の高い画像を得ることができる代わりにレンズの良し悪しも、簡
単に見分けることができる。ベイヤー型では判らない「ほんのわずかにピントが
外れた状態」を私たち SD ユーザーは撮影した画像を実寸でディスプレイ上に
表示することで、体験することができる。レンズの描写力もさることながらAF の
精度も一目瞭然。SIGMA SD9/SD10 が満たさなければならない AF の精度は、
とてつもなく高いレベルのものとならざるを得ない。もっと AF の精度を上げて欲
しいと要求するのは簡単だけど、要求された方はしんどいだろうなぁ。「オート
フォーカスの精度はユーザーの使用方法に大きく依存しますので、あまりアテ
にしないでください。」なんてマニュアルには書けないだろうなぁ。

ホワイトバランスの自動化も、かなり難しい。特定の条件では、いとも簡単に
オートホワイトバランスが誤作動する。私のテクニカルで実験しているので、理
屈は判っている。画面の中にある、ある程度明るい部分が無彩色である保証
はどこにもないわけで、オートホワイトバランスを求めるアルゴリズムをもっと
賢くするか、カスタムホワイトバランスをもっと簡単に設定できる工夫をしない
限り改善にはならないだろう。「環境光測定部を光源に向けてホワイトバラン
ス設定ボタンを押してください。」と言うのが最良だと思うのだけど・・・。

何が何でもオートと言うのも問題で、オート ISO 感度とオートフラッシュだけは、
やって欲しくない。でも、オートシャッターがあったら面白いかな? (^^;

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