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18-50mm F2.8 EX DC 2005/12/30

一昨日の夜はテストの下準備として、無限遠指標と実際のピント位置のズレを
確認するために、50 枚ほどの試写を行った。夜景はレンズの各収差を確認する
には良い被写体である。

とりあえず判ったことが2つある。一つは 18-50mm F2.8 EX DC はズーミングに
よりピントが移動するレンズであると言うこと。広角端の 18mmでは、距離環の
3m をわずかに過ぎたあたりで無限遠にピントが来る。そのままズームアップす
ると、50mm ではボケボケ。50mm での無限遠はレンズの無限遠指標のわずか
手前でピントぴったり。そのままズームダウンするとやはりピントは外れて行く。
昔だったら「バリフォーカル」と言わなければいけないレンズであるが、AF が普
及した昨今では、それでも「ズーム」と呼ばれる。どのメーカーもこのあたりの仕
様は明示していない。実際にAF でのピントの合い具合を見てみたが、やはり広
角側では、期待したほど正確ではない。

もう一つは、どうやら私が購入した 18-50mm F2.8 EX DC は片ボケしているらし
いと言うこと。横位置で撮影したときに画面の左端のみがボケる。右端もボケる
のであれば像面湾曲だと思うが、常に左端だけボケるので、いわゆる片ボケで
ある。今までにも経験しているので、あまり驚かない。お正月休みが終わったら、
シグマさんに送って調整してもらおう。

昨日は例によって定点撮影。基本的には以前テストしたレンズと同じで、かなり
良い写りをする。チョット残念なのはやはり左端の片ボケで、全体の印象をかな
り悪くしている。中心部の写りはものすごく良いので、とりあえずは合格点だけ
ど、調整後、再度試写をしよう。

今日も朝マックから、以前住んでいたマンションの前にある公園に「はな」と出か
けた。幸い冬枯れの大きな木がいっぱいある公園なので、しっかり細かい枯れ
枝を撮影して、片ボケを確認した。

SD10 で 18-50mm だからフルサイズ換算で 30.5~85mm のズームだ。典型的
な標準ズームレンズで、贅沢を言えば広角側も望遠側もあと一息欲しいと思うこ
とがある。片ボケさえなければ描写力は全く問題ないレベルなので、15-30mm
は使わなくなりそう。良いレンズではあるが、SA-7 用に取っておくかどうか悩む
ところであるが、フィルムでの撮影は今年は1度もしていないので、やはりお嫁に
出すか・・・。相場がかなり安くなっているので、あまり高くは売れないけど、抜群
の写りをすることが判っている個体なので、解っている人に買って欲しいものであ
る。

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お正月休み。 2005/12/28

特に予定がない。近所の神社に初詣に行って、のんびり家で DVD でも見ながら
過ごす。でも、一週間の休みを無為に過ごすのも何かもったいない。

今まで気になっていた 18-50mm F2.8 EX DC をテストしてみよう。いつものよう
に借りようかと思ったら、「ない」と言われてしまった。当然、お金はない。(^^;

10-20mm F4-5.6 EX DC HSM を買わなかったら、なんとかなったのだけど、買っ
てしまったので、レンズに回せる予算はない。でも、後継機が出るのは多分、来
年の春。早くても3月と勝手に決めて、後継機用にプールしてあるナケナシの貯
金を使うことにした。3月までにはあと1回、臨時収入がある予定だから何とかな
るだろう。

と言うわけで、在庫を確認してあったヨドバシAkiba に電話を入れて、品物を押さ
えて、買ってきた。10-20mm や 15-30mm、28-70mm とじっくり、しつっこく比べ
てみたい。

初めて目にしたときに感じた「小さい」という印象は変わらない。私はレンズを入手
するとイロイロ見てみる。10-20mm F4-5.6 EX DC ほど特別なコーティングはされ
ていない。DC レンズとしては普通のコーティングだ。逆光に特別強くはなさそう。
明日、公園で「はな」の同窓会(同じ日生まれの集い)があるので、逆光での撮影
にも挑戦してみよう。

さて、一度テストをして、十分に良いレンズであることはわかっているのだけど今は
所有物となったので、心ゆくまでチェックしてみたい。

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たまには目的を持って「はな」以外のものを撮ってみたい。 2005/12/23

冬に写真を撮ることはあまり多くない。今日は天皇誕生日、クリスマスイブイブ
である。今年は金曜日なので、3連休。子供達の冬休みも始まったので、どこ
へ行っても混んでいそう。

裏日本は大雪で、新幹線も立ち往生しているようだ。越後湯沢くらいまでは行
けそうだけど、それ以上は難しい。考えてみたらどっちもこっちも雪と言う景色を
撮ったのは、昨年札幌へ行ったときが最初で最後。仕事で行ったために、道中
を軽くスナップしただけで、まともに写真を撮ったわけではない。しかし、不幸な
ことに、この数日間は並大抵の雪ではなさそうで、写真を撮る以上に足の心配
をしなければならないようで、パス。

「はな」が又ディズニーランドに行きたがっているけど、この3連休はかなり混む
と思われるので、パス。葛西臨海公園は寒すぎるし、中山競馬場はこの前行っ
たばかりで、おまけに25日は有馬記念だ。自転車で20分もあれば着いてしま
うので、行っても良いのだけど、生まれてこの方、馬券を買ったことがない私に
は、イマイチ楽しいところではない。室内で「はな」が目一杯遊べるところと言え
ば、後楽園の子供の王国だけど、冬は非常に混む。やっぱりパス。

「はな」をメインで撮ることをあきらめて、冬の都会を撮ってみようかと思いつい
た。幸い25日は忘年会だ。新宿駅から東京駅へ移動して、ミレナリオを撮る
のも悪くはなさそう。明日、明後日も、クリスマスイルミネーションで、夜の都
会はきれいだろう。クリスマスイルミネーションがきれいそうなところをインター
ネットで探してみよう。親子3人で夜の外食も悪くはない。

SD10 で夜のイルミネーションはチョット厳しいけど、一生懸命撮れば何とかな
るだろう。東京のイルミネーションは皆さんいっぱい撮るだろうから、私は千葉
のイルミネーションをとりあえず狙ってみよう。

完全マニュアルの EF-500 を持って、三脚を担いで、夜の街に出てみようか・・・。

SD10 による、夜景とイルミネーションの作例、3年前にも撮ったけど、アレより
は少し良いものが撮れればラッキー。

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私の写真の楽しみ方。 2005/12/21

写真の楽しみ方と言っても、いろんな楽しみ方がある。単に楽しければ良いので、
そこには方法論とか、正しい楽しみ方とかは無くて良いと思う。他の人に迷惑を掛
けないと言う原則は守らなければいけないけど、それ以外のルールや望ましい方
法などを論じることは意味がない。一人一人、異なった写真の楽しみ方があるので、
その楽しみ方を磨いて、より楽しく写真が撮れるようになれば、それで良いのだと思う。

私の場合は結構いろんな楽しみ方をしている。まず一番楽しいと感じるのは娘の写
真を一生懸命撮っているとき。他の方に「良い写真」と思ってもらえるレベルのものは
年に1~2枚しか撮れないけど、ウチのヨメさんにとっては全ての写真がかわいい
「はな」の写真で、よほどひどい(頭が切れている、超ピンぼけ)ものでない限りは喜
んでもらえるので、撮り甲斐がある。

楽しみ方、その2は何気ない被写体を撮って、SIGMA SD10 ならではの描写を楽しむ
こと。「はな」を撮る場合にはシャッターチャンス優先になるので、わずかなピンぼけに
は片目をつぶって、このサイトに写真をアップすることはあるけど、「スナップ」や「スタ
ジオ風」に関しては同一のショットを何枚も撮影可能なことが多いので、可能な限り
ジャスピン、ノーブレを狙う。でも、シャッターチャンスがらみでそんな写真が撮れたと
きは、本当に嬉しい。

ちなみに、私が「スナップ」にアップしている写真の中で気に入っているのは 10 枚
くらいしかないけど、チョロスナ(チョロっと行ってスナップ)でも、それなりの写真が
撮れることもあるのでやめられない。

「スタジオ風」の写真は物撮りのプロっぽい画を狙っているのだけど、イマイチと感じる
ことが多い。でも、被写体、ライティング、その他写真の全ての要素を自分で設定でき
ると言う意味では、とても楽しい。撮影に手間と時間が掛かるので、よほど撮りたいと
思った時でないと撮れないのが、欠点だ。

「レンズテスト」は厳密、且つ機械的に撮影するので、あまり面白くはないけど、自分
が使用しているレンズや、使ってみたいレンズの性能がある程度わかるので、その意
味での楽しさは十分にある。

「ポートレート」は決して嫌いではないのだけど、腕と被写体に対する思い入れが追い
つかない。とても難しく、気に入ってる写真は2枚しかない。(^^;

このままで良いのかと考えたことはないし、これからもあまり考えないのではないか
と思う。再び写真を撮ってお金を稼ぐ気持ちはないので、気楽と言えば気楽である。

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たまには本音 その3。 2005/12/18

私がこのサイトに書いたことやフォビオン掲示板に書く事に対して、「独断的」とか
「決めつけ」とかと批判をされたことがある。その批判は正しい。

でも、その批判には具体的な指摘が付随していなかった。私は批判されることは
ありがたいことと感じているので、少しも悪い気はしないけど、できたら、どこがど
のように独断的なのかを明示して欲しい。よほど自信がないと断定的な表現は避
けるようにしていると思うのだけど・・・。

私がそこここで SD9/SD10 や、レンズや、デジタルカメラ、デジタル画像について
何かを書くときには、(多分)具体的な事実、あるいは明確な証拠(画像)を示した
上で、書いていると思う。もちろん私はライターさんではないし、このサイトに何か
を書いたり、フォビオン掲示板に書き込むことで金銭を得ているわけではないので、
多少の間違いや、誤解、誤謬は許して欲しい。でも、嘘や心にもないことを書いて
はいないし、特定の会社や個人を不当に攻撃するようなことはしていないと思う。

しかし、アサヒパソコンの今週号を読んで、つくづく文月凉氏と私は似たような感
性を持っていると感じた。もちろん、文月氏のことを個人的に知っているわけでは
ないし、文月氏の人となりを理解しているわけではない。一昨年のフォトエキスポ
の公演で、お姿を拝見したことはあるけど・・・。時折、文月氏が引き合いに出す
事柄 (dbx ノイズリダクションシステム) や、ベイヤー型センサーと FOVEON の画
素数は 1:4 相当とか、とにかく私が普段感じていること、以前からこのサイトに書
いてきた事と一致する部分が多い。

このサイトの [SD9/SD10について] に書いてあるのだけど、私が SD9 を購入しよ
うと決めたのは、文月氏が「デジタルフォト専科 2002 年 12 月号」で書いた特集
記事と文月氏が撮影した、付録 CD-ROM に収録されていた SIGMA SD9の作例
画像を見たからだ。

それまで、どのデジカメの画像でも見ることができなかった、生きた人間の肌の質
感がしっかり写っているたった1枚の画像が、私が SD9 を購入するに至った動機
である。

キヤノンの 1Ds MarkII や 5D のサイトにはサンプル画像があり、そのどちらにも
女性のポートレートがアップされている。これらの画像をじっくり見て欲しい。特に
肌の質感を見て欲しい。ツヤのないマネキン人形の肌と表現させてもらう。とて
もきれいである。人間の肌は、例え、化粧をしていても、それなりの質感を持って
いる。ところが、キヤノンのウェブサイトに置いてあるサンプル画像の女性の肌に
は、その質感がない。私のウェブサイトにあるポートレートの肌の質感と比べて
欲しい。見比べて、キヤノンのサイトにある女性ポートレートの肌のが美しいと感
じたら、それは正しい。だけど、本当の人間の肌があのように表現されるのは、
そこに質感を表現するだけの描写力が無いからに他ならないからだと思う。
(チョット断定的)(^^;

SIGMA SD9/SD10 が作り出す画像にも欠点はあるけど(高彩度な色の発色、暗
部のノイズ)、こと解像度=質感描写とレタッチに対する耐性では群を抜く。あ、い
けない、本音で書かなければ、「群を抜く」ではなく、レンズ交換式 35mm 一眼レ
フタイプのデジタルカメラとしては最高であると思っている。

根本的な問題として画素数がある。343 万画素では足りない人にとっては、初め
から SD9/SD10 は選択の対象にならない。ただ、足りないと感じる理由のほとん
どは、ご自身が撮影する写真に必要な画素数ではなく、漠然と数値にのみこだ
わって、もっと多くと感じているだけではないかと勘ぐっている。A3 サイズ全面に
使われる印刷物の原稿を撮影する必要があるのであれば、納得してくれないクラ
イアントがいる可能性はあるけど、一般的なユーザーが日常的な目的で使う分に
は問題ない画素数であることに気が付いて欲しい。

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全自動カメラ? 2005/12/16

適正露出と言うのはその写真の主題となるべき被写体のディテールと階調が
正しく表現されるために必要なシャッタースピードと絞りの組み合わせである。
ところが、カメラはファインダーに映っている像のどの部分が主題であるかを間
違いなく判断することができない。分割評価測光はイロイロな状況に応じて適
切と思える露出を弾き出すが、空を多く取り入れた逆光状態での記念撮影の
ような被写体においては、アンダー目の露出になる。これはカメラがファインダー
に映った像の、どの部分が重要なのかを判断できないためだ。撮影者が「ここ
が重要だよ」とカメラに教えてあげる必要がある。あるいは、スポット測光に切
り換えて、主題となる部分にカメラを向けて、AE ロックを掛ければ良いかも知
れない。いずれにしても、カメラが露出を正確に算出できないケースは存在す
る。SD9/SD10 にはシーンセレクターがない。もし、シーンセレクターがあれば、
分割評価測光で得た露出をシーンセレクターで補正することで、かなり正確な
露出の算出が可能になるかも知れない。ただ、撮影者がシーンセレクターを正
しくセットし忘れることは良くあることなので、最良の選択であるとは言えない。
主題とそれ以外の部分の明度差が大きい被写体を撮影する際には、露出をカ
メラ任せにしない習慣を身につけなければいけないようだ。

以前から時々書いているけど SD9/SD10 はシグマさんにとっても諸刃の剣で、
非常に解像度の高い画像を得ることができる代わりにレンズの良し悪しも、簡
単に見分けることができる。ベイヤー型では判らない「ほんのわずかにピントが
外れた状態」を私たち SD ユーザーは撮影した画像を実寸でディスプレイ上に
表示することで、体験することができる。レンズの描写力もさることながらAF の
精度も一目瞭然。SIGMA SD9/SD10 が満たさなければならない AF の精度は、
とてつもなく高いレベルのものとならざるを得ない。もっと AF の精度を上げて欲
しいと要求するのは簡単だけど、要求された方はしんどいだろうなぁ。「オート
フォーカスの精度はユーザーの使用方法に大きく依存しますので、あまりアテ
にしないでください。」なんてマニュアルには書けないだろうなぁ。

ホワイトバランスの自動化も、かなり難しい。特定の条件では、いとも簡単に
オートホワイトバランスが誤作動する。私のテクニカルで実験しているので、理
屈は判っている。画面の中にある、ある程度明るい部分が無彩色である保証
はどこにもないわけで、オートホワイトバランスを求めるアルゴリズムをもっと
賢くするか、カスタムホワイトバランスをもっと簡単に設定できる工夫をしない
限り改善にはならないだろう。「環境光測定部を光源に向けてホワイトバラン
ス設定ボタンを押してください。」と言うのが最良だと思うのだけど・・・。

何が何でもオートと言うのも問題で、オート ISO 感度とオートフラッシュだけは、
やって欲しくない。でも、オートシャッターがあったら面白いかな? (^^;

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「はな」の撮り方。 2005/12/13

「はな」は普通の子供達よりも発育が遅く、3歳を過ぎたのに、行動や発語は
2歳児のような子供である。かなり心配してはいるけど、コミュニケーションが
取れないとか、病的な行動や性向が見られるとかではないので、単なる発達
遅れではないかと思ってもいる。いずれにしても多動傾向があるのは確かで、
名前を呼んでも、気が向かないとこちらを向かないことが多い。この年齢にな
るとカメラを向けるとポーズを取るようになるのだが、「はな」の場合は、こちら
から積極的に声を掛けても、ポーズを取ることは少ない。

ある意味ではいつも自然体なので、子供らしい写真が撮れるとも言えるけど、
写真を撮られることを意識しない3歳の子供を追いかけるのは結構大変である。

10-20mm を入手してからは、かなり頻繁にこのレンズを使う。距離環で撮影距
離を設定して、ノーファインダーでひたすら追いかける。子供を撮る場合に気を付
けるのは、カメラの位置をひたすら下げることだ。大人の目線で子供を撮ると、常
に上から見下ろすことになるので、表情が写らないし、写真もワンパターンになっ
てしまう。

ヨメさんが一緒にいるときでないと長めのレンズは使えない。比較的近い距離
にいないと万一の時に手を引くことができない。長めのレンズだとノーファイン
ダーは不可能なので、ちゃんとファインダーを覗きながら撮る。立った状態で撮
影できるのは「はな」が私の目線と同じくらい高い位置にいるときだけで、ほと
んどの場合、立て膝でカメラを構えることになる。

実際に撮影するときにはほとんど連写モードで、シャッターチャンスを狙いなが
ら3枚連写が原則。ただ、次のシャッターチャンスが直ぐに来ると、バッファフル
で悔しい思いをした事は多い。でも、もっと連写ができるようになったとしても、
より良い写真が撮れるようになるかどうかは、不明である。(^^;

「はな」の写真はいっぱい(現在500枚以上)あるので、子供の撮影法に興
味がある方は、撮影時のカメラの高さを意識して、ご覧になって欲しい。

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お題拝借。 2005/12/12

本来、こういった雑記帳のようなものは、何か書きたいことがあるときに書く
のが普通で、特に書きたいこともないのに、パソコンを開いて、キーを打ち始
めるのは、ビョーキである。

15 万アクセスの記念クイズの時に、この雑記帳をもっと書いて欲しいと言う
ご要望があったので、なるべく、一生懸命ネタを探して書くようにはしている
のだけど、それでも、この程度の更新しかできない。

新機種でも出れば、イロイロ書けるし、新しいレンズが発表されれば、それな
りに書くこともできるのだけれど、最近は特に目新しいものがないので、何と
なくネタ切れの感じがする。

となると、お題は「フォビオン掲示板」からもらって来ることになる。

今回は「ニッケル水素充電池について」。

ニッケル水素充電池で一番嫌いな点は、充電後時間が経つと使ってもいな
いのに、容量が少なくなることだ。「みみしん」さんが書いておられるように、
使う前の晩に放充電して使うのが正しい使い方だ。4本だけ持っていて、応
急用に CR-V3 を用意しておいて使うのなら、この方法が最良だと思う。ただ、
バッテリーパックを使っていると8本充電しなければいけないので、放電から
始めた場合には、一晩では足りないことがある。もう一台充電器を用意する
必要がある。

もう一つの方法は、最新型のメモリー効果が少ないと喧伝されているタイプを
超急速充電で使う方法がある。つまり、放電はヒマがあるときにして、普段は
充電のみを、急速に行って使う方法。バッテリー4本が15分で充電できるの
で、8本あっても30分で充電完了である。

そして、最後は、最近売り出された自己放電が非常に少ないタイプの充電池
を時間があるときに充電しながら使う方法。敢えて欠点を探すと、容量的に
若干足りないかも知れない点だけである。

どの方法が一番良いかは、その人のライフスタイルと撮影方法、性格によって
異なるので、一概には言えない。私の場合は3番目の方法が良さそうである。

ただ、単三型ニッケル水素充電池と SD9/SD10 は相性が悪い。接点改質剤を
使用しないつもりなら、常に電池と充電器、カメラのバッテリーボックスの接点を
接点クリーナーなどで磨いてあげなければいけない。慣れてしまえば大変な手
間ではないのだけど、「何もしなくて良い」との差は大きい。

接点改質剤を使わずに、普通に単三型ニッケル水素充電池を使う場合には、4
本で撮影可能な枚数は 250~300 枚と考えておいた方が良い。「クルクル技」
を使うことが前提なら、400 枚と考えても、間違いではない。最近の 2500 や
2700 なら、もっといっぱい撮れるかも知れない。でも、自己放電が非常に少な
いタイプだと 2000 なので、200 枚くらいかも知れない。いずれにしても多少の
気遣いで問題なく使えることは確かなので、「ニッ水を楽しむ」気持ちでお使い
になるのなら、良いのではないかと思う。

話のついでにリチウムイオン充電池の不具合について私の解る範囲で書いておく。

CR-V3 型リチウムイオン充電池の不具合には2種類ある。1つは非常に判り易
い不具合で、出力電圧が異常に高くなる不具合だ。これはテスターがあれば簡
単に見分けることができる。充電後の電圧を測定して、3.7V 以上の電圧があれ
ば、それは降圧回路が不具合になった電池で、使わない方が良い。もう一つの
不具合は、シャットダウン回路が敏感過ぎる不具合である。使えなくなった電池
の電圧を測って、0.5V 以下になっていたら、シャットダウンされた電池で、わずか
な過電流が流れるたびに、安全回路が働いてしまう不具合である。10 秒充電す
るだけで、元に戻るので、直ぐに判る。このタイプの不具合がある電池も、結局使
えない。どちらもサポートの良いメーカーであれば、不良品として交換してもらえる
はずである。

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20mm F1.8 EX DG ASPHRICAL RF。 2005/12/10

単焦点レンズの鬼、Outliner さんにおねだりして、20mm F1.8 を借りた。

レンズメーカー製のレンズとは思えない明るさを持つ 20mm で EISA 2001-
2002 のレンズ部門で賞をもらった。最短撮影距離が非常に短く、わずかに
20cm。ワーキングディスタンスはたったの 6.5cm。最大撮影倍率が 4.0 な
ので、MACRO と付けても良さそうなものだが、SIGMA では、最大撮影倍率
4.0 未満のレンズにしか MACRO を付けないらしく MACRO の称号は付い
ていない。それにしても、異常な最短撮影距離である。開放付近では、かな
り描写が甘くなるのだが、数年前に「意図的に収差を残してあります。」と言
う話を聞いたような覚えがある。そして、絞ることで、非常に高い描写性能を
示す。

で、これらの特長のウチ、絞ることで、非常に高い描写性能を示すことを検証
するために比較撮影テストを行った。ついでに、絞り開放ではどの程度甘い
描写なのかも試写してみた。10-20mm F4-5.6 DC との撮り比べで、単焦点
レンズの描写が良くできたズームより優れているのかどうか。

結果はご覧の通りで、F5.6 で、10-20mm より良い描写をする。ただ、夜景の
撮影で気が付いたのだけど、このレンズにはわずかな像面湾曲があって、中
心部と周辺部で、ピントの位置がわずかに異なる。と思ったのだけど、どうや
ら、片ボケしているようです。(^^;

Outliner さんからお借りしたレンズは値上がり前のタイプで、某販売店の店
員さんに聞いた話では、値上がりした後の広角単焦点は最新の DG レンズ
と同じレベルのデジタル対応になっているらしいとのこと。また、値上げの理
由は単純にコストが掛かり過ぎて採算が取れなくなってきたからだろうとのこ
とだった。が、事の真偽は定かではない。ただ、レンズを見る限り、かなりしっ
かりマルチコーティングされているので、新価格のタイプと大きくは変わらない
かも知れない。

風景写真で非常に微妙なフレーミングにこだわる人(私がそうです)、移動する
被写体を撮影する場合にも適切なフレーミングにこだわる人(私がそうです)、
体力が衰えてきて、撮影時に素早く前後に移動するのが苦手な人(私がそう
です)、トリミングをするのがあまり好きでない人(私がそうです)には、単焦点
レンズより、ズームレンズのが良いと思うけど、あまり動かない被写体を最高
の描写でじっくり撮影したい人には、お薦めです。

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徒然なるままに、レンズについて。 2005/12/09

このところ SD ユーザーにとって、興味ある製品の発表がない。30mm F1.4 DC、
18-200mm DC、10-20mm DC が発表されたのが今年の PMA で、その後 8 月
までに全て発売され、その後は DG 化の嵐。このところペンタックス用やコニカミノ
ルタ用の DC レンズが相次ぎ発売になっているけど、SD ユーザーには関係はない。

矢継ぎ早に新製品を出されても、懐具合が追いつかないので、ちょうど良いかなとは
思うけど、何となくさみしい。

ヨメさんは「はな」を暗いところへ連れて行くと、「あのレンズだと撮れる?」と私に尋ね
る。「撮れるけど、これでもあまり変わらない。」と 28-70mm F2.8 を使う。確かに
30mm F1.4 は魅力であるが、非常に出番が限られてしまうので、未だに購入してい
ない。決して高いとは思わないし、良いレンズだとも思うけど、私の場合は使い道が
かなり限定される。街頭スナップやフラッシュ無しの室内撮影が多い方には、最適で
あろう。

18-200mm は既に所有してるレンズの焦点距離とモロかぶるために、未だに手が出
ない。このレンズも高倍率ズームにあるまじき描写力があるので移動の多い撮影で
は、さぞかし便利だと思う。お金があれば欲しいレンズではある。

10-20mm の出番が当初予想していたよりも、はるかに多い。スナップではピントを目
測で合わせても f:8.0 だと十分に深い被写界深度で撮れる。さすがに広角端を使う
ケースはあまりないけど、13mm から 20mm まではよく使う。35mm 換算で 22mm
から 34mm なのでかろうじて使いこなせそうなレンジではある。

10-20mm に押されて、15-30mm の出番がめっきり減ってしまった。あまり使わなく
なった理由が、大きいからと言うのはカメラマンとしては情けない。ただ、このレンズ
は売り払う気にはなれない。もし、ほぼ同じレンジで、より小さく、同等の描写をする
レンズが出てきたときには、世代交代になるだろう。10-20mm のサイズと描写力を
見る限り、より小さいモデルが出て来るような気もする。SA-7 を手放す気にもならな
いので、フルサイズ用広角系ズームとしては必要なレンズでもある。

私の場合、10-20mm と 28-70mm の間を埋めるレンズとして 15-30mm を使ってい
るけれど、35mm フルサイズにこだわらないのであれば、18-50mm F2.8 DC を使う
のが正解だと思う。非常に良いレンズである。ただ、私の場合 18-50mm F2.8 DC
を何が何でも必要なレンズとは考えていないので、未だ購入には至っていない。

私のように動き回る子供が主な被写体となる場合には、使う機会はあまり多くない
のだけど、マクロ 50mm と 105mm は手放せない。最高の描写が必要な時にはこ
れらのレンズが最も安心できる。

望遠系はとりあえず APO 70-300mm DG で用は足りている。80-400mm OS の出
番がめっきり減っている。200mm 以上の焦点距離では 80-400mm OS のが良い描
写をするし、なんと言っても OS なので、いざというときには必要になるレンズであるこ
とは間違いない。のだけれど、重い。(^^;

こうして考えてみると、現時点で必要と思われるレンズは一応持っていることになるの
で、あとは良い写真を撮ることだけを考えていれば良いのだけど・・・。

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後継機を買うか? 2005/12/05

どのようなカメラが出てくるのか、皆目見当が付かない。SD10 の発表が唐突だった
様に、New SD の発表も唐突にあるのだろう。明日かも知れないし、来月かも知れな
い、もしかすると再来月になっても、発表はないかも知れない。

悩んでいても仕方がないので、悩まないことにした。でも、いつ発表があっても良い様
に、あらかじめ自分自身の中で購入する為のルールを作っておけば、あまり迷わずに
購入の可否を決めることができそうだ・・・。

間違いなく購入する条件を書いてみる。

1.連続撮影可能枚数が10枚以上。
   6枚しか撮影できないことで悔しい思いをしたこと数知れず・・・。(^^;

2.オートフォーカスポイントが5カ所以上で精度向上。
   撮影した画像でピントぴったりが少なすぎる。他のカメラでも同じようなものと
   言う話は聞いたことはあるけど、他のカメラは持っていないのでわからない。
   もちろん、デジタルになって、撮影した画像を非常に大きなサイズで見ることが
   可能になってしまった事が、より高いピント精度が要求とされる原因であること
   は解っているけど、8x10 でピンぼけが判るのは勘弁して欲しい。

機能、性能、操作性が今のままでも、上の条件のどちらかが満たされれば私は NewSD
を購入すると思う。逆に言えば、私にとって現在の SD10 で一番改良して欲しい点が
上の2つだと言うことだ。

変わっていて欲しい点は多々あるけど、現在の SD10 で、どうしてもカバーできない
部分はそれほど多くはない。ただ、ちゃんとした画像を作ろうとすると手間が掛かる
部分に関しては、やはり良くなって欲しい。つまり、ノイズの減少、高彩度な色の再
現性、微小光点がマゼンタになるなどの点である。レタッチソフトを使えば確かにな
んとかなるし、レタッチしても SD10 が出力した画像は破綻しにくいので、何が何で
も直せというレベルではないものの、レタッチが不要であることは重要だと思う。

画素数に関してはこのままでも良い。私自身が必要とする写真にこれ以上の画素数
は不要だ。もちろん、プロのカメラマンであったら、アホなクライアントを数字で納得さ
せるためにはもっと多い方が良いと思うだろう。2倍出力のアルゴリズムを徹底的
に見直し、改良し、拡大する画像の種類や目的に応じて選択可能な数種類を用意して
くれれば、それで解決してしまうと思っているのは私だけではないはずだ。Photoshop
CS2 で「バイキュービック法(シャープ)」を試してみたけど、望むほどには良くはない。
拡大倍率2倍のみで、最高度に最適化された拡大アルゴリズムが SPP に実装さ
れれば、誰も画素数に関して文句は言わなくなると思う。

もちろん、画素数が多くなることに異論はない。センサーのピッチが現在のままで画
素数が増えて、処理速度が遅くならないのであれば、大賛成である。私がセンサーピッ
チに異常にこだわるのは、いつも書いていることだけど回折の問題があるからだ。どの
ような手段を持ってしても、レンズに絞りがある限り、この回折から逃れることはできな
いと思う。ベイヤー型のセンサーであれば、元々ローパスフィルターによって、2ピクセ
ル分くらい画像はボカされるので、あまり問題にならないけど、FOVEON の様に1ピク
セルをしっかり描写するセンサーの場合には、9 ミクロンが限界で、これ以上にセン
サーピッチが狭くなると f:16 以上に絞った場合にはどこにもピントがない写真しか撮
れない。プロ用のカメラではないことをウリにするのなら別だけど近接撮影において、
f:16 以上の小さな絞りが使えないカメラはチョット問題である。

Mamiya ZD でも画素ピッチは 8 ミクロンしかないので、ローパス無しで使った場合に
は f:16 だと、やはりピントが無い写真になるような気がする。ただ、1ピクセルのボケ
だから、現像時にチョットシャープネスを掛けてしまえば、判らないと言われれば、
それまでで、反論はできない。

確かに実際にレンズが作る画像がセンサーに投影されて、それをデジタル化する段階
で、FOVEON であっても、読み出しノイズ低減やシャープネスの処理などが加わるので
回折を必要以上に気にするのも問題かも知れない・・・。チョット反省。

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