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後継機は必要か? 2006/07/29

「出てみないとわからない」と言うのが私自身の正しい答えである。けれど
「欲しいか?」と聞かれたら、「欲しい」と答える。(^^;

私は以前、このブログに、連続撮影可能枚数が10枚以上、あるいはオー
トフォーカスポイントが5カ所以上で精度が向上していることのどちらかが実
現されたら後継機を買うと書いた。RAW で連続撮影枚数10枚を実現する
のはかなり難しい注文であるが、オートフォーカスポイントが5カ所以上で精
度が向上していることというのは実現されそうな気がする。

私自身が写真を撮る主な目的が子供のスナップなのに、SD10 を唯一のカ
メラとして使用していることはあまり賢明ではない。普通のお父さんに「子供
の写真を撮りたいのだけど、どんなカメラが良いの?」と聞かれたら、キヤノ
ン 30D かニコン D200、*ist DS2 あたりを薦める。もちろんキスデジ N や
D50、*istDL2 でも良いけど、連写性能を考えるとエントリー機では不満が
出て来ると思う。

SD10 は薦めないのかと疑問に思われるかも知れないけど、私は他の人、
特にシロートさんには、SD を薦めたことはない。フツーの記念写真を撮るの
であれば、画質的には他のデジタル一眼レフでも十分だし、ボディだけを考
えたら、SD10 は決して安いカメラではない。私が SDを薦める相手は、写真
の撮影にある程度以上の経験があり、他社のデジタルカメラの画質に納得
が行かない人に限られる。もちろん連写性能が求められる撮影をする機会
が多いのであれば、よほどのことがなければ、このカメラを薦めるわけには
行かない。ただ、カタログを調べてみるとRAW で 6 枚連写可能と言うのは、
決して見劣りするスペックではなく、他社のカメラでも、あまり変わらない。

もちろん JPEG 出力を持ったカメラであれば、より速い速度で連写が可能だ
し、撮影の目的によっては RAW 出力が不要なケースもあるので究極の連
写性能を求めるのであれば、RAW 出力にこだわってはいけない。

と、頭では理解しているのだけど、今できないことを可能にするのが技術の
進歩だと思っているので、RAW 出力機でバリバリの連写が可能な SD が
出てきて欲しいと思っている。

現時点では、連写性能が低い RAW モードと、連写性能が高い JPEG モー
ドのどちらを選ぶか、と問われたら、よほどのことがない限りRAW で撮影す
る方を選ぶ。カメラ任せの JPEG 出力に私自身の感性が悲鳴を上げるから。

撮りっぱなしの JPG 出力が悪いとは限らない。でも、95% の現像成功率だ
としても、残りの 5% に肝心の写真があったら困る。もちろん現像後の JPEG
画像に触れることができないわけではない。ただ、RAW であれば現像によ
り表現可能なトーンが JPEG 化されたことにより再現不能になることもあり
得る。多くの方々がカメラからの JPEG出力により写真を楽しんでいるのは
事実で、特に私のように色やトーンに強いこだわりがない人は、必ずしも
RAW 撮影に強くこだわる必要もないかも知れない。

で、後継機は必要か・・・。やっぱり、出てみないとわからない。

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やっぱり、秋? 2006/07/24

2006年7月21日に発表になるかも知れないと噂されていた SDxx は残念な
がら、発表にはならなかった。非公式にではあるけど、フォトキナで発表と言
われている通り、秋にならないと、後継機の姿は見えないかも知れない。

70-200mm MACRO や MACRO 70mm など、魅力的なレンズが次々に発
表、発売されて、おそらく来月には円周魚眼の 8mm F3.5 も売り出されるの
だろう。

魚眼好きの皆さんはとっくに気が付いておられるだろうけど、私のレンズテ
ストには 8mm や 15mm の魚眼レンズが含まれていない。理由は簡単で
私自身が魚眼レンズにあまり興味をもっていないからだ。表現としての面
白さは認めるのだけど、それをうまく利用した写真を撮る自信がまったくな
いのが原因である。

8mm は何とかという難しい名前が付いている方式の魚眼で、空に向かっ
て写真を撮ったときに、雲量を測定するのに適しているとのこと。要するに
円周方向が引き延ばされるのと同じ割合で直径方向が縮められるため、
空全体に占める雲の量を簡単に測定できるそうだ。残念ながら 35mm フ
ルサイズ用なので、デジタルでそれが可能なのは数機種しかない。当然
APS-C サイズイメージセンサー用の円周魚眼も開発していると思われる
が、まだ発表はない。

キヤノンの 5D が出たことで、シグマのレンズ開発の予定には変更があっ
たのだろうか?DC レンズ自体にはまだ需要はあるし、フォーサーズ用も
発売することが決まっている。MACRO 70mm を DC ではなく DG で出し
てきたのは、あえて DC にするメリットが大きくないからだと言うのはうな
ずける。私が2年ほど前から騒いでいる 40-120mm F2.8、あるいは50-
150mm F2.8 で EX DC MACRO が 70-200mm よりも一回り小さく、軽
い重量で出てくれると、すごくうれしいのだけれどこればかりは、何ともわ
からない。

それにしても、次期 SD はどんなマシンになるのだろう。

より正確な AF、より多い連続撮影可能枚数、より速いバッファフルからの
復帰、より剛性の高い筐体、より低ノイズ、より正確な色再現、より多くの
画素数、より安い価格。これらが全て具現されることを祈りつつ、後継機を
秋まで待つとしよう。

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さらに、APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM 2006/07/18

連休中は臨時のお仕事で多忙だったため、簡単なテスト撮影しかできていない。

ただ、MACRO 150mm や MACRO 105mm との通常の比較撮影とチャート風の撮影、
「おとうさん」にリクエストされた逆光状態での撮影はできた。ストロボを鏡で反射させ
て画面内に入れるというのはかなり過酷な条件で、並のレンズだとヘロヘロになる。

新 70-200mm は私が大好きな APO 100-300mm F4 EX DG HSM を超えたのでは
ないかと思う。なぜそう思うかは、私のレンズテストの画像、特に MACRO 150mm
のところを見て欲しい。過去に MACRO 150mm 対 100-300mm F4 の比較をやって
いる。この比較を見る限り、100-300mm は MACRO 150mm の描写を超えてはいな
い。明らかにと言うほどの差では無いが、わずかに MACRO 150mm の描写には負
けている。が、今回の 70-200mm の描写は MACRO 150mm のそれと、ほとんど差
がない。かなりしつっこく見比べて見たけど、本当に差がない。と言うことは、新 70-
200mm F2.8 と 100-300mm F4 を比べた場合は、新 70-200mm F2.8 のが良い描
写をすると言うことだ。ただし、以前比較した 100-300mm F4 は DG ではない。DG
は単にコーティングを変えただけではなく、内面反射を押さえる工夫もされているよ
うで、写し比べてみると、差が出る。チャンスがあったら、100-300mm DG とも写し
比べてみたい。

チャート風の撮影を行ったときに、AF との相性を見たかったので、各絞り値で 20枚
程度を全て AF で、一度ピントを外した状態から、シャッターボタン半押しで合焦さ
せたのち、レリーズを使って撮影した。現像してみたら、いずれのレンズでも、全て
の絞り値において、2~3 枚のピントぴったりが有ったのだけど、70-200mm だけは
F2.8 でピントが合っているモノが一枚もなかった。仕方がないので、MF で撮影し
直した。AF を使うと、どのレンズでも、近過ぎず、遠過ぎずの距離(広角では 1.5m
~2.5m、望遠では 3m ~ 5mくらい)はピントが合いづらいことがある。今回、70-
200mmにおいて 3m 程度の距離を絞り開放で撮影する場合には、ピントが合いに
くいことを実感した。

70-200mm F2.8 の望遠側で絞り開放を使って撮影するケースはあまり無いと思う
けど、要注意である。ただ、レンズとボディの相性とか、調整に出せば直ると言った
こともあるので、一概には言えない。

私は以前は AF の精度は全てボディ側に責任が有ると思っていたが、必ずしもそう
とは言えない場合が有ることを何度か経験した。AF が不調な場合はレンズとボディ
をシグマさんに送って、調整してもらうと良くなることがあるようだ。

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APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM 2006/07/15

解析を頼まれたプログラムが入っているノートパソコンを受け取って、家に
帰って来て、自分のマシンにプログラムやら、ドキュメントのサンプルを移
して、作業を始めたら、レンズが届いた。

とりあえず、仕事を放り出して、テスト撮影。お日様が雲と遊んでいるため
に、日差しが不安定。何とか 60 枚ほど撮影して、現像。

APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM で撮った JPG 画像のサイズと
MACRO 150mm F2.8 EX DG で撮った JPG 画像のサイズには、ほとんど
差がない。MACRO 105mm F2.8 EX DG だと、少しだけ 105mm のが大きい。

私が勝手に実用的と判断している f:5.6 での比較では、もの凄いレンズと
言うことになる。以前の APO 70-200mm F2.8 EX HSM では、マクロとの
差がわかったのだが、今回の画像では、ほとんど差がない。70-200mm
で、ごくわずかな倍率色収差が観察される程度だ。

かなり良いレンズではないかと期待していたのだけど、その期待を裏切ら
れることはなかった。

こんなことや、あんなことをやってみて! と言うリクエストがありましたら
お寄せください。

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たまには日記風 2006/07/15

土曜日の朝、8時前だというのに地下鉄に乗って、会社その1へ向かっている。
部署のフロアー移動のために行われる電気配線工事に伴って、停電状態が発生
するので、工事直前にサーバーを停止させるためである。サーバーを起動するの
は明日の午後なので、会社その1での今日の仕事はそれで終わり。

その次は会社その1がメールサーバーを置いてある会社に頼まれて、他人が作っ
たプログラムの解析と仕様書作り。オートマチックに出力された仕様書に詳細を付
け加える仕事で、2~3日かけて、約 100 ページの仕様書を完成させる。

問題は、その会社のクーラーが壊れていること。今日の東京地方の予想気温は
35 度・・・。(^^;

解析しなければならないプログラムはノートパソコンにインストールされているので、
あまりに暑いようなら、そのパソコンを自宅に持って帰って作業しても良いと言うこ
となので、仕様書の書き方を依頼主と確認した後、自宅に戻ろうかと考えている。

昨日からヨメさんと「はな」はヨメさんの実家に遊びに行っているので、仕事は、は
かどるだろう。午後になったらレンズのテスト撮影でもして、息抜きをしよう。

明日は会社その1で、ビル間の移動をした部署があるので、プリンタのTCP/IP
アドレスを設定し直し、そのプリンターに接続するための設定を全マシンに対して
行わなければならない。

同じビル内でのフロアー間移動は何もしなくて済むが、ビル間を移動されるとサー
バーやプリンタなど固定アドレスを使っているモノの設定変更が必要となる。

あ、リコーの複合機の TCP/IP の設定方法を勉強していなかった。(^^;

カラー複合機はサーバーが付いているので、そのサーバーの TCP/IP アドレス
を変えれば良いので、心配はない。なまじ、ビル間で VPN を構築しているため
面倒なこともある。

とりあえず、日記風はここまで。

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APO 120-300mm F2.8 EX DG HSM 2006/07/14

下の方でMACRO 150mm F2.8 EX DG を「最高の描写をする」と書いているけ
ど、よ~~~く考えてみたら、150mm と言う焦点距離で、このレンズに勝ると
も劣らない描写をするレンズがあるのを思い出した。

APO 120-300mm F2.8 EX DG である。このレンズは(シグマ製にしては)高
価なレンズなので、つい忘れてしまうけど、ある意味でシグマのフラッグシップ
と言って差し支えないレンズだと思う。もちろん、さらにその上の 300-800mm
があるけど、野生動物や鳥類の撮影など使用目的が限られるレンズなので、
描写力より、その「目的」で選択されるレンズだ。テストをしたことがないので、
善し悪しを語ることはできないけど、去年の夏、ご一緒させていだいたFOVEON
センサー開発者の一人であるディック・メリルさんの奥さんであるSeng さんは
「非常に良いレンズ」と言っていたので、おそらく良いのだろう。(^^;

話を APO 120-300mm F2.8 に戻す。キヤノンやニコンの 300mm F2.8 の約半
分の価格で買える、「サンニッパズーム」であるこのレンズは、非常に高い描写
性能を持っている。正直言ってテスト撮影以外にはほとんど使ったことがないの
で、実用的な使い心地に関しては「一脚か三脚が必須で、手持ちの撮影を長
時間行うためには、相当な体力が必要。」としか言えない。筋力と金力を共にお
持ちの方には、強くお薦めする。舞台撮影を目的として開発されたレンズと言う
わけではないだろうけど、それ以外に適切な使用シーンを思いつかない。逆に
言えば、舞台撮影を行うのであれば、体力と経済力に関わりなく、このレンズを
所有すべきである。

私は舞台撮影を行う予定はないので、おそらくこのレンズを購入することはない
と思うけど、宝くじが当たったら、間違いなく購入する。望遠ズームのリファレンス
となるレンズである。

あ、ぼちぼち 70-200mm F2.8 EX DG MACRO を貸してもらえそうだ・・・。

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再々 APO MACRO 150mm F2.8 EX DG 2006/07/13

今朝、チョット時間があったので、MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM の無限
遠指標のズレをチェックした。F2.8 解放でいつものテスト撮影。いつもテスト
撮影時に中心になるように写しているマンションまでは、ほぼ 100m の距離が
ある。150mm のレンズで 100m の距離はほぼ無限遠である。「ほぼ」と言うの
は、無限遠になるわずか手前が正確な位置と考えるからだ。以前、どなたかが
「無限遠」と言うのはどのくらいの距離を言うのかと掲示板に書かれたとき、
私は焦点距離を 1000 倍した値が、そのレンズにとっての無限遠ではないかと
書いた覚えがある。つまり 28mm のレンズだったら 28m、50mm だったら 50m、
150mm だったら 150m 以上離れていれば無限遠と考えることができる。厳密に
は正しくないかも知れないし、被写界深度の関連もあるので、いい加減な答え
かも知れないが、当たらずとも遠からずだと思う。

いずれにしても、150mm で、絞り f:2.8 にとって、100m は無限遠一歩手
前だと思う。そして、私が Daisuke さんから譲って頂いたレンズで撮影し
た最良画像は、ピタリ無限遠一歩手前で指標を合わせた時のモノだった。一歩
手前というのは曖昧な表現だけど、正確に書くと、無限遠表示線(回る方)の
右端が、レンズの距離指標(回らない方、少し太い線)の右端と一致する位置
である。もっと遠くにピントを合わせると、無限遠表示線(回る方)とレンズ
の距離指標(回らない方、少し太い線)の中心部がピタリ一致する。わずか
0.3mm 程度の差でしかないが、画像は明らかに変化する。

次に AF のテストを行ったが、非常に正確に合焦してくれた。全く問題なし。

以前 Outliner さんから借りた 150mm も非常に良い描写をするレンズで
あったが、このレンズも同じく良い描写をする。

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再び APO MACRO 150mm F2.8 EX DG 2006/07/12

この2つ下のアーティクルで 50mm から 105mm までのマクロの最短撮影距離 =
最大撮影倍率 1:1 の時の実効焦点距離を書いた。ついでなので、マクロ 150mm
と 180mm の最大撮影倍率時の実効焦点距離も書いておく。150mm は 最短撮
影距離が 38cm だから実効焦点距離は 95mm、180mm は 46cm なので、実効
焦点距離は 115mm である。正確には、ここと下で書いた実効焦点距離の計算で
は、レンズの厚み(主点間距離)を無視しているために、本当はもう少し小さな値に
なる。まぁ、等倍撮影において、実効焦点距離が短くなるからと言って大きな弊害
があるわけではないので、大騒ぎするには値しない。

マクロ 150mm は一昨年の暮れに発売された時、すぐにテスト撮影で使っただけで、
実用レベルでしっかり使ったことはなかったので、実はワクワクしている。だけど、何
を撮ろうかと迷っている。

あ、今度の土日と月曜日は仕事を依頼されているのを忘れていた。(^^;

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APO MACRO 150mm F2.8 EX DG 2006/07/12

欲しいことは欲しいのだけど、価格的に高すぎるために、購入に至らないレンズが4本
ある。何が何でも必要という訳ではないのと、お金にゆとりがないので購入には至って
いない。

チョット欲しいレンズというのは、APO MACRO 150mm F2.8 EX DG、APO 70-200mm
F2.8 EX DG MACRO、APO 100-300mm F4 EX DG、120-300mm F2.8 EX DG の4本
である。このうち APO 150mm F2.8 EX DG が我が家へ来た。ご存じの方も多いけど、
私の常用望遠ズームは 55-200mm F4-5.6 DC で、勝負玉は 80-400mm F4.5-5.6
EX OS。だから MACRO 150mm F2.8 は何が何でも必要と言うレンズではない。

しかし、このレンズは現時点で最も良い描写をするレンズだと思うので、望遠系のレン
ズをテストする際に、リファレンスとするのに適している。このレンズでの描写と比較
をすることで、テストしたいレンズがどれほどの描写力を持つかを判断し易くなるだろう。

この比較は以前、ほとんどのレンズで行っているので、再度同じ比較を行う必要性はあ
まり感じていない。が、APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO や後続の望遠ズームと
の比較は是非ともやってみたい。100-300mm F4 EX DG MACRO なんかは、いつ出て
もおかしくないし、もしかしたら 50-150mm F2.8 EX DC MACRO なんてぇ玉も出て
くるかも知れない。150mm vs 18-200mm DC はまだやっていないけど、高倍率ズー
ムと APO MACRO を比較するのはかわいそうなので、とりあえずの予定にはない。

レンズはテスト撮影をするためのモノではなく、撮りたい写真を撮るためのモノなので、
「はな」だけを撮っていたのでは、単焦点 150mm の出番はほとんど無い。せっせとマ
クロ領域の写真を撮影するように心がけなければいけない。でも、花の写真や小動物を
一生懸命に撮りたいと言う気持ちをしっかり持っているわけではないので、チョットもっ
たいない気もする。

眺めれば眺めるほど作りの良いレンズで、HSM も小気味よく決まる。土曜日あたりは
このレンズの描写力に挑戦してみよう。

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MACRO 70mm F2.8 EX DG 2006/07/11

「今までには無かったような焦点距離、F値、撮影距離など、さまざまな新製品」を
今年は出すと、3月のインタビューで社長が言っていた。

あの時点で APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO は発表にはなっていたけれど、
発売はされていなかった。17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO は既に発売されていて、
このレンズもある意味では今までには無かったような焦点距離である。

で、ここへ来て、なんと MACRO 70mm F2.8 EX DG だ。あれ、SLD ガラスを3枚も
使っているのに、APO が付いていない。APO って SLD ガラスを使って色収差を低
減した望遠系レンズだと思っていたのだけど、何か他の基準でもあるのだろうか?

大昔、とあるカメラメーカーのレンズ部門の方に、一番作りやすいのは少し長めの
レンズだと聞いた覚えがある。何らかの理由で 60 ~ 80mm くらいのレンズが最
も作り易いらしい。そして、その作り易い焦点距離のレンズに敢えて SLD ガラス
を使い、フローティングシステムまで組み込んできた。

想像の域を出ないが、描写力という点では、おそらく最高のレンズである可能性が
高い。別の言い方をすれば、シグマが今までに市場に出してきたレンズの中で、
最も良い描写をするレンズなのではないかと推察する。

もちろん、実際にテスト撮影をしてみないとわからないけれど、SD ユーザーにとっ
て最高の描写力を提供してくれるレンズが出現するような予感がある。


昔、一眼レフや大型カメラ用の高級レンズでピントを合わせる場合は、レンズ全体を
フィルム面に対して前後に移動させた。だから、近接撮影においては、レンズ全体が
繰り出されて、実効争点距離は長くなった。

近接撮影においては、フォーカシングの方法により、無限遠にピントを合わせたときの
実効焦点距離(これが通常言われる焦点距離)が変化する。最近の高級レンズでは
AF 時のレスポンスを考慮してか、インナーフォーカシング方式や前玉回転方式が多く
採用されている。

一般的なインナーフォーカシング方式では、レンズ全体を繰り出さずに、レンズ内部の
構成要素を前後に移動することで、フォーカシングを行う。これによりレンズ全体の実
効焦点距離が変わる。インナーフォーカシング方式では、無限遠にピントを合わせた
状態が、一番長い。

つまり、最近のレンズでは、近距離にピントを合わせると、レンズの実効焦点距離は
短くなる。レンズの実効焦点距離は、撮影倍率と撮影距離が示されれば、計算できる。
例えば、MACRO 70mm F2.8 EX DG の撮影倍率 1 における最短撮影距離は 25cm
だから、実効焦点距離は 63mm。MACRO 50mm の場合は、最短撮影距離 18.8cm
だから、実効焦点距離は 48mm。MACRO 105mm だと最短撮影距離 31.3cm で実
効焦点距離は 78mm となる。

だから何?と考えるときもある。通常単焦点マクロレンズにおいては 1:1 の撮影倍率が
普通で、それが一番重要なスペックでその時の実効焦点距離が何ミリであろうが、あま
り関係ないと思う。ただ、ワーキングディスタンスがあまりに短くなるとライティングがしに
くい。さらには、実効焦点距離があまりにも短くなると遠近差が強調された画像になるの
で、チョット問題になるかも知れない。

シグマ史上最高の解像度を持ったレンズとの噂もある。あまりにも良いレンズだと欲しく
なるので困るなぁ・・・。(^^;

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SD のためのレンズ 2006/07/05

シグマ社内では、SD を「レンズ測定器」と呼んでいる。SD9/SD10 は間違いなく、
そう呼ばれるのにふさわしいカメラだと思う。機能的にはイマイチの部分はあるし、
出てくる画像にしても、色相の暴れやノイズの発生などの欠点がある。そういった
足りない部分に片目をつぶって、このカメラを使い続ける唯一の理由が「自然な
描写力」である。

もちろん、解像度、あるいは描写能力と呼ばれる緻密な表現力がこのカメラの大き
な特徴であり、一度その魅力にとりつかれてしまうと、多少の欠点を克服して使い
こなしてやろうという気にさせられる。

それほどの描写力を持ったカメラボディを世に送り出してしまったシグマにとって、次
に行わなければならなかったのは、このボディの描写力に見合うレンズを創ることだっ
たに違いない。

私に言わせれば、このカメラが発売された時点で、このカメラの能力に見合った描写
力を持っていたのは、マクロ3本と 15-30mm だけだったのではないかと思っている。

ところが、今は違う。SD9/SD10 の描画能力に十分答えられるレンズが目白押し。シグ
マのレンズがたったの3年半で、これほどの進化をするとは誰にも予想できなかった
ことだと思う。

おそらくシグマの開発能力、製造能力の著しい向上に SD9/SD10 を売り出したメー
カーとしての責任感があったことは想像に難くない。そして、SD9/SD10 に新しいレ
ンズを装着して、出てくる画像の実写によるテストを通じてさらに磨きをかけていっ
たことも推察できる。

もし、SD9/SD10 がなかったら、現在のシグマレンズのクオリティーは生まれてこな
かったかもしれない。なぜなら、他社のカメラで撮影するのであれば、これほどの
描写力は必要ないと思えるからだ。

APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM、28-70mm F2.8 EX DG、10-20mm F4-5.6
DC HSM、17-70mm F2.8 EX DC、APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM など
はキヤノン、ニコン、タムロンのレンズと比較して遜色がないどころか、最高の描写を
するレンズと言っても良いのではないかと感じる。【注】APO 70-200mm F2.8 EX DG
MACRO HSM に対する評価は、現時点でウェブ上にアップされている他の人が写し
た画像を見ての評価。

社長は今年3月のインタビューで「今までには無かったような焦点距離、F値、撮影
距離など、さまざまな新製品を用意しています。今年は実にいろいろ計画を持ってお
り、多様な提案を行なえるでしょう。」と明言している。今のままでも十分すぎる
ほどの描写力を持っていて、フルラインナップと呼んでも良いシグマのレンズ群に、
この上、何を加えると言うのだろうか・・・。

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少し恥ずかしい病気2 2006/07/04

本日、行こうとする病院が朝8時から受付を開始することをインターネットで確認。
7時45分に家を出て、7時52分に病院に着く。そう、我が家から歩いて6~7分
のところに「社会保険船橋中央病院」はある。インターネットの病院ランキングで
調べたら、ランクは E 。(^^;

あまり評判の良い病院ではない。が、あまり気にしない。何せ家から歩いて通える
唯一の総合病院なので、贅沢は言わない。それに、鼠径ヘルニアは比較的ポピュラー
な病気なので、医者も慣れているだろうという安心感もある。

初診受付の後、名前を呼ばれて受診カードなるものを渡された。これからこの病院で
は、私の病状その他は全てこのカードの番号で管理される。受付後、患者の名前を
「様」付けで呼んでいたのが印象的。この病院のポイントが一つ上がった。

受付後、診察まで約1時間待たされる。まぁ、このくらい待たされるのは普通なのだ
ろう。問診票には「鼠径ヘルニアと思われる」と書いておいたので、あっけなく診察
は終わった。比較的若い男性の先生だったので、患部を見せてくださいと言われても
何の抵抗もなく、淡々と診察を受けた。

ある程度こちらも勉強してから行ったので、非常にすんなり手術、入院が決まり、病
院と私の都合で、手術は8月18日と決まった。前日から入院して欲しいと言うこと
なので、入院は8月17日、退院は19日を予定してもらった。術後の経過が悪い場
合には、3~4日入院していなければ、いけないようだ。

その後、採血、心電図、胸部レントゲンを撮られる。手術のための基本3セットのよ
うだ。10時30分にはレントゲンが終わって、再び外来外科へ戻り、入院の説明を
受けるために、待つこと1時間。11時30分に入院の説明を約10分ほど受けて、
本日の診察、検査代金約 7,500円を支払って、病院を後にした。

次の診察は「なし」で、来月の17日にいきなり入院、手術となる。病院には非常に
多くの高齢者がいたことが印象に残った。

あ、今日はアメリカの独立記念日だ。

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少し恥ずかしい病気 2006/07/03

どうやら、脱腸(鼠径ヘルニア)になってしまったようです。(^^;

起きていると、下腹部、右足の付け根あたりに柔らかい太めのウィンナーソーセー
ジが入っているような、こぶが出ています。手で押すと、引っ込みます。横になっ
ても、引っ込みます。時々、チクチク痛みます。インターネットでイロイロ調べました
が、99.9% の確率で脱腸です。放っておくと最悪の場合、命に関わることもあるの
で、さっさと病院へ行って手術を受けなければなりません。自然に治癒はしないそ
うです。

1~2日で退院出来る程度の手術だそうですが、手術を受けたことのない身には、
チョット怖いです。幸い、同じ病気を経験しているお知り合い(S社の方です)がお
りましたので、アドバイスを受けることが出来ました。

病気と言うほど大げさな物ではないので、内緒にしておこうかと思いましたが、
たまには、こんなネタもおもしろいかなと言うことで、書いておきます。

まだ、病院へも行かないうちに、イロイロ書くのも変な話ですが、自分自身が原因
で病院通いをしたことがないため、イロイロおもしろい体験ができそうです。

乞うご期待。

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大きいことは良いことだ 2006/07/01

4x5 インチのカメラで写真を撮ると、フィルムのサイズが大きいので、同じ大きさ
に伸ばすのでも、拡大率が小さくて済むから、美しい写真が出来る。

もちろん、基本的には正しい。拡大率が小さいために「アラ」が見えない。たとえ
絞り値 f:32 で撮影しても、回折の影響は感じなかった。チョット計算してみれは
わかるけど、f:32 で画像がぼける大きさは約 43ミクロン、切り上げて計算しても
0.05 ミリ。4x5 を A4 サイズに伸ばすための拡大率はわずか 200%、0.05 ミリが
0.1 ミリになるだけで、肉眼では「ボケ」と感じることはない。

同じことを SD10 でやると、拡大率は 1200% になり、0.05 ミリのボケは 0.6ミリ
となり、どこにもピントが来ていない画像ができあがる。この現象(回折)を避け
る手段はない。目立たなくする方法はたった一つ、拡大率を大きくしないこと。
フィルムもデジタルも、ベイヤー型も積層型も関係ない。絞りを小さくすることに
より必然的に発生する光の物理的な振る舞いなので、(多分)防ぎようがない。

特にデジタルの場合、小さな絞りで撮影してしまうと、センサーの画素ピッチが小
さくなればなるほど、ディスプレイ上に撮影された画像を原寸で表示してチェック
するようなときには、どこにもピントが来ていない画像しか出てこなくなる。ベイヤー
型センサーの場合にはローパスフィルターと補間により、元々1ピクセル毎の情報
の独立性(純粋性)はないため、このようなどこにもピントが来ていない状態は普
通の状態。だから、回折によるピンぼけはあまり目立たないかも知れない。が、
SD10 に使用されている FOVEON センサーの場合は、その画像を見慣れた目には、
まるでローパスフィルターが入ったような画像に見えるので、違和感を感じると思う。

で、現時点では、この現象を発生させない手段はたった一つしかない。小さく絞ら
ないこと。せいぜい、使用する f値は 16 まで、それより絞り込むと画像は目に見
えて、ピンぼけになってくる。もちろん、将来的にはセンサーサイズを大きくすること
で良くなると思うが、A4 サイズに伸ばして、f:32 で回折が目立たないセンサー
(フィルム)のサイズは、最低でも 6x7 版である。

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