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ボケ味。 2006/08/24

調子がイマイチで、昨日いつもの会社に出社して、普通にお仕事をしたのだけ
ど、今日はお休みをいただいた。

MACRO 70mm F2.8 がどこかの雑誌で「絞り羽が9枚なのでボケ味がイマイチ」
と評価されていたことを書いたら、意外に皆さんからの反響が多くて、チョット
驚いている。

本当は掲示板に書かなければいけないのだけど、長くなりそうなので、掲示板
には書ききれないと思う。とりあえず、私の「ボケ味」に関する意見としてここに
書いておくことにした。

もうお気づきの方も多いと思うけど、私がレンズを評価するときに「ボケ味」に関
しては全く触れていない。なぜ触れないかを、だいぶ前に掲示板には書いたの
だけど、ここで改めて書いておく。

まず、「ボケ味」とは何かについて書く。「ボケ味」とはレンズの特性の一つで、
ピントが鮮明に合っていない部分の描写の特徴、あるいは形状を言う。

つまり、写真の中でボケている部分がどのように描写されるかというレンズの
特性(性能)を指す。そして、それは明らかにレンズによって異なる。

ただ、それを特定のレンズに対して、明確な撮影条件(撮影距離、ボケている
部分までの距離、絞り値、ボケている部分が鮮明に描写されたときの形状、主
たる被写体とボケている部分の明度差、色彩差)を明示しないで評価することは
あまり意味のないことで、数枚の写真を撮影しただけで、そのレンズの持つ「ボ
ケ味」の善し悪しを判断することには多くの疑問がある。

もちろん特定の条件下においてボケ味が良い悪いと評価するのであれば、それ
を悪いこととは思わない。が、「ボケ味が良い悪い」と言う判断は何に基づいて行
われているのかが明示されなければならない。つまり、「ボケ味」に関しての客観
的な判断基準はあるのか?と言う点も難しい問題である。

私がボケ味の評価をするとしたら、例によってリファレンスとなるレンズと、評価し
たいレンズを全く同じ条件で撮影して、その2枚の画像を並べて比べる。

まぁ、早い話がいつものレンズテストで行っているのと同じ手法だ。けれど、本格
的にそれをやろうとすると、膨大な量の比較撮影を行わないといけない。なぜなら
ば上に述べたように「ボケ味」は条件によって大きく変わるからだ。

つまり、私はレンズによる「ボケ味」の差が存在していることは肯定するけど、それ
を皆さんに正しく伝える簡単な方法を思いつかないことと、「ボケ味」の善し悪しを
判断する明確な基準を持っていないことの2つの理由により、レンズを評価する
際の材料にはしていない。

さらに、実際の撮影において、ボケ味をコントロールすることは不可能ではない。
そして、デジタル画像について言えば、撮影後であっても、Photoshop SC2 のよ
うな「ボケ味」フィルターを持っているソフトウェアを使うことで、ボケの形状や出方
を変えてしまうことも、不可能ではない。

繰り返します。私は「ボケ味」をレンズの重要な特性の一つと認識はしています。
が、それを正しく評価する方法を見つけることができません。簡単な比較テストで
よろしければ、いつでも行いますが、上記の撮影条件を指定してください。

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