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オートホワイトバランス 2006/10/13

2チャンネルのシグマレンズスレッドで面白い議論がある。

ことの発端は 18-50mm F2.8 EX DC の色の偏りについてで、「黄色い」という意見
に対して、デジタルでは問題にならないと言う発言があり、それに対して、賛否両論
と言った感じである。

このサイトの「FAQ非公式版」の「お薦めのレンズは?」で私はレンズの色味につい
て意見を書いてある。探して頂くのは申し訳ないので、引用しておくと

なお、私のレンズに対する評価では「色の再現性」について全く触れていません。
これは現在販売されているレンズには評価しなければいけないほどの色の偏りや色
の再現性の良否は存在しないと考えているからです。レンズによる色の偏りは分光
透過率を測定してみればすぐわかることなので、基準から大きくかけ離れたものを製
品として出荷するメーカーは存在しないと考えています。人によってはレンズによる
色の再現性は差があるという方もいます。そして、私はそれを否定しません。が、私
はそれ以上にイメージセンサーによる色の違い、デジタル画像を生成する際の発色、
撮影者の好み等の要因による色の偏りのがはるかに大きいと思っています。さらに、
特にデジタルにおいては、撮影後であっても、適切な露光が行われているのであれ
ば、色の数値化による再現性のコントロールが(必要なハードウェア、ソフトウェア、
ノウハウを持っていれば)可能ですので、私はレンズによる色の偏りを重要視してお
りません。

で、この意見に関してはかなり自信を持っている。なぜならばホワイトバランス調整が
正しく働いた場合には、レンズによる色の偏りは簡単に補正されてしまうことを実験
で確認しているからだ。

光学ガラスやコーティグの特性からして、レンズを透過してきた光は全ての波長で均
一に減衰するわけではない。故にレンズを透過してきた光にはより多く減衰した波長
とは補色になる色味が加わる。レンズの分光透過率を非常に厳密に測定すれば、全
てのレンズでこの色味は異なることが判るだろう。

おそらく厳密なテスト撮影を行って、全く同じ条件で現像したものを画像の RGB 値で
比較すれば、レンズによる色味の違いは簡単に判別できると思う。だた、現実として、
そこまで厳密なテスト撮影が可能かどうかの問題は残る。一番良いのはストロボの
様な人工光源の下でグレーチャートをピンぼけで写しておいて中心部の RGB値を測
定する方法だと思う。

カスタムホワイトバランスやオートホワイトバランスを使ってホワイトバランスを設定した
場合には、その設定が正しく行われたのであれば、レンズの色味はあっさりと補正さ
れてしまう。もし、補正されないようなら、カスタムホワイトバランスやオートホワイトバ
ランスが正しく機能していないと言うことになる。

さすがに夕日に照らされた白い壁をオートホワイトバランスで撮影して白くなるか?
と言う疑問に対して、「なる」と言うのは極端な意見だと思うけど、実際にやってみた
ことがないので、私には判らない。ただ、SD10 で実験してみることは非常に簡単な
ので、やってみようと思っている。

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