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作例をじっくり見る。 その2 2007/02/20

さて、次はポートレート。初心者さんには判らないかも知れないけど、SD14
の作例画像にはしっかり Exif 情報が記録されている。これのおかげで、
Photoshop を使ったとか、SPP3.0 のまま出力しているとかが判別できる。
ただ、私が使っている Exif Reader 自体が SD14 に正式対応していないの
で SD10 のそれとは大きく変わった Exif の記録方法に一部対応しきれて
いない。が、これは時間の問題だろう。

撮影者は Carl Rytterfalk(カール・リッターフォーク)さん、中国の雲南省昆明
に住んでいるスエーデン人で、お仕事は教師、写真家、デザイナーとなって
いる。最近はあまり dpreview.com では見かけないが、作例に名前を連ねて
いる方々とはお友達で、今年のフォトキナで友人達と交流している姿が彼の
ウェブサイトに掲載されている。彼も純粋なカメラマンと言うわけではなさそう。
Mac ユーザーである。

ポートレートはオルガさんの静物とは対照的な現像処理が行われている。現
像のモードは「デフォルト」で、私流に言えば「オールリセット」、つまりSPP3.0
による現像時に全くパラメータを変更していない。男性のポートレートはどちら
もホワイトバランスはフラッシュであるが、女性のポートレートのホワイトバラン
スはカスタムになっている。レンズは全て 30mm F1.4 で、標準レンズならで
はの適度な深度があり、丁寧に撮影されている。目の反射からバンク型の光
源が使われていることがわかる。撮影条件が整っていれば、現像でのパラメー
タ操作は必要ありませんと言う意味でのサンプルであろう。

唯一ポートレート4だけが例外で、少しだけ現像時に色味などを変更している。
幼児の肌は黄色みが来やすいので、少し青に(4C+3M)振られているのがわ
かる。もしレタッチが許されるのであれば、Photoshop でイエローの色相をマ
イナスに振るほうがより自然になるのだけど、SPPでは色相をシフトさせること
はできない。

30mm F1.4 EX DC HSM の自然な描写力が十二分に発揮されているが、周
辺部での倍率色収差を気にする人がいるかも。

肌の質感が程良く表現されているのが印象的で、マクロで撮影するよりは
わずかに甘い描写となっている。人肌は他社のサンプル画像ではもう少し
きれいに表現されてしまい、リアリティーが損なわれる場合があり、さすがに
SD14 はこのあたりの表現力が絶妙である。私がベイヤー型センサーのカメ
ラでは表現できないと感じている部分のひとつである。

つづく

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