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作例をじっくり見る。 その5 2007/02/28

最後は ARCHITECTURE(建築物)と NIGHT SCENE(夜景)である。

これらの作例の作者はChunsum Johnson Cho(チュンサム・ジョンソン・チョイ)
さん。下の方の名前は判らないが、姓を漢字で書くと「祭」さんだと思う。中国系
アメリカ人である。pbase.com の Sigma User's Gallery の面倒を良く見てくれて
いる。

建築物の1枚目は古いビルの古い非常階段がモチーフ。壁や鉄の質感が良く
描写されている。すごく良いレンズだと思ったら MACRO 70mm だった。撮影日
は1月20日。作例としては適切な被写体であり、しっかり撮影されている。素晴
らしい。写真的にはもう一ひねり欲しいところ。

2枚目はすごい被写体、わずかに甘い感じ。10-20mm で 10mm。F13 は SD14
の画素ピッチからすると回折によってわずかな甘さが見え始めるあたり。それにし
てもすごい描写だ。シャッタースピードは 13 秒。SD はノイズが多いと思っている
人がいるが、緑や赤の暗いフラットな部分が被写体にない場合にはノイズはあま
り目立たない。この写真を見て、13 秒のシャッターが切れると喜んではいけない。
私は SD10 で 30 秒のシャッターを切っても、ほとんどノイズが見えなかった経験
もある。ケースバイケースなのだ。

3枚目もどこかの講堂のような感じ、10-20mm で 10mm。周辺部の描写は F11
でもしゃきっとしないことがある。しかし、これだけ写れば文句はないだろう。

4枚目は Exif を見なくても MACRO 70mm の写真だと判る。ここまですさまじい
煉瓦の質感の描写と、小枝に色収差が現れないレンズは MACRO 70mm だけ
だ。それにしてもチュンサムさんは階段が好きなようだ。写真的にはイマイチだ
けど、作例としての描写力はすごいものがある。ベイヤー型のセンサーではお
そらく表現不能だろう。

5枚目は古い鉄橋。これも 10-20mm の描写力が良く解る写真である。作例とし
ては悪くないけど、やはり写真としてはイマイチの感じがする。建築物の作例に
共通しているのは被写体の選び方が良いと思われること。ただ、丁寧に撮影さ
れてはいるけど、写真としての面白味がイマイチのような印象がある。作例とし
ての役割は十分に果たしているので良しとしよう。


そして最後に夜景である。この夜景の写真も 10-20mm で撮影されている。SD10
であれば、間違いなく点光源の周囲にマゼンタの縁取りが出るはずなのに、この
写真にはそれがない。SD10 であれば歩道や道路にノイズが出現するはずなの
だがそれがない。ただ、ノイズの出方はイロイロな条件に左右されるので一概に
は言えない。


とりあえず、これまでの作例を総括すると・・。

SD14 の画質は良く解った。SD10 との直接比較がないので、何とも言えない。が
単純な感想を一言で言うのなら「ここまで素直な画像が FOVEON から出るのか!」
です。

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