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作例をじっくり見る。 その5 2007/02/28

最後は ARCHITECTURE(建築物)と NIGHT SCENE(夜景)である。

これらの作例の作者はChunsum Johnson Cho(チュンサム・ジョンソン・チョイ)
さん。下の方の名前は判らないが、姓を漢字で書くと「祭」さんだと思う。中国系
アメリカ人である。pbase.com の Sigma User's Gallery の面倒を良く見てくれて
いる。

建築物の1枚目は古いビルの古い非常階段がモチーフ。壁や鉄の質感が良く
描写されている。すごく良いレンズだと思ったら MACRO 70mm だった。撮影日
は1月20日。作例としては適切な被写体であり、しっかり撮影されている。素晴
らしい。写真的にはもう一ひねり欲しいところ。

2枚目はすごい被写体、わずかに甘い感じ。10-20mm で 10mm。F13 は SD14
の画素ピッチからすると回折によってわずかな甘さが見え始めるあたり。それにし
てもすごい描写だ。シャッタースピードは 13 秒。SD はノイズが多いと思っている
人がいるが、緑や赤の暗いフラットな部分が被写体にない場合にはノイズはあま
り目立たない。この写真を見て、13 秒のシャッターが切れると喜んではいけない。
私は SD10 で 30 秒のシャッターを切っても、ほとんどノイズが見えなかった経験
もある。ケースバイケースなのだ。

3枚目もどこかの講堂のような感じ、10-20mm で 10mm。周辺部の描写は F11
でもしゃきっとしないことがある。しかし、これだけ写れば文句はないだろう。

4枚目は Exif を見なくても MACRO 70mm の写真だと判る。ここまですさまじい
煉瓦の質感の描写と、小枝に色収差が現れないレンズは MACRO 70mm だけ
だ。それにしてもチュンサムさんは階段が好きなようだ。写真的にはイマイチだ
けど、作例としての描写力はすごいものがある。ベイヤー型のセンサーではお
そらく表現不能だろう。

5枚目は古い鉄橋。これも 10-20mm の描写力が良く解る写真である。作例とし
ては悪くないけど、やはり写真としてはイマイチの感じがする。建築物の作例に
共通しているのは被写体の選び方が良いと思われること。ただ、丁寧に撮影さ
れてはいるけど、写真としての面白味がイマイチのような印象がある。作例とし
ての役割は十分に果たしているので良しとしよう。


そして最後に夜景である。この夜景の写真も 10-20mm で撮影されている。SD10
であれば、間違いなく点光源の周囲にマゼンタの縁取りが出るはずなのに、この
写真にはそれがない。SD10 であれば歩道や道路にノイズが出現するはずなの
だがそれがない。ただ、ノイズの出方はイロイロな条件に左右されるので一概に
は言えない。


とりあえず、これまでの作例を総括すると・・。

SD14 の画質は良く解った。SD10 との直接比較がないので、何とも言えない。が
単純な感想を一言で言うのなら「ここまで素直な画像が FOVEON から出るのか!」
です。

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作例をじっくり見る。 その4 2007/02/27

さて、次は SNAP である。私は昔、「スナップ」と言うのは和製英語で、普通は
CANDID と言う。と教わった覚えがあるのだけど、実際には CANDID と言うのは、
スナップ写真のカテゴリーの一つで、技術やカメラの設定などにこだわらずに、
あるがままの自然な様子を撮影に没頭することで写し取ったような写真を言うら
しい。マグナムの写真家にはそう言った傾向のカメラマンが多い。で、「スナッ
プ」だけど、正確な英語でも snapshot と言う。私の作例にある[スナップ Candid]
の表示を変えようかな・・・。

1枚目の撮影者は前出の Carl Rytterfalk(カール・リッターフォーク)さん。
ISO400 での撮影。このような明るい風景ではノイズが目立たないので、ISO400
でも、結構いける。人物の中心部をよく見るとノイズが見えるが、プリントしてみ
ないとはっきりとは確認できないだろう。撮影時にズーミングをする手法で撮影
されている。このような撮影方法を採用する場合にはシャッタースピード優先で
撮ると思うのだが、この撮影者はプログラムオートで撮影している。ただプログ
ラムオートだと ISO400 の場合、F6.3 でのシャッター速度は1/160 秒になるは
ずなのでプログラムシフトを使って、シャッター速度を変更していると思われる。
カメラが雪で濡れなかったか心配である。レンズは12-24mm F4.5-5.6 EX DG
ASPHERICAL HSM で撮影焦点距離は 19mm。現像時にコントラストとシャープ
ネスを上げてあるが、元がブレを表現した写真なので何でもアリだろう。

2枚目の撮影者もカールさん。ISO100 でプログラムオート。この写真もプログラ
ムシフトを使っている。この写真の意図が良く解らない。金網の向こうでうっすら
とぼけている冬枯れの草を撮りたかったのか、金網にまとわりついている霜を
撮りたかったのか?わずかな手ぶれが見られる。レンズはポートレートと同じ
30mm F1.4 EX DC HSM。さすがに F3.2 では周辺部の倍率色収差が目立つ。
撮影時に EV+1.3 の露出補正。現像はオールリセット。写真的にはイマイチの
印象。

3枚目はこれも前出のケンドールさん。私は今回の作例の中ではこの写真が
一番好き。余計な解説はしたくない。

4枚目はローレンス。おそらくスイスの街角。シャッター速度が 1/100 秒と遅い
にもかかわらず、全くぶれていない。何を撮るにも三脚を使う人なので、この写
真も三脚を使っているのだろう。この写真は私が2番目に好きな写真。じっくり
見て欲しい。レンズは 18-50mm F2.8 多分旧タイプ。撮影年月日が2006年9
月だけど、多分これは本当の日付だろう。フォトキナは終わっている。ホワイト
バランスがフラッシュになっているのが面白い。このカメラのシリアルナンバー
は画像識別IDから判断すると 00000018。

5枚目はセンさん。彼女は「カボチャ」フリークではないかと疑っている。非常に
多くの「カボチャ」の写真を撮影している。この写真も彼女のサイトで見たような
覚えがあるが、x530 の作例画像だったかも知れない。現像はオールリセット。
写真的にはあまり面白いとは思わない。この写真の撮影年月日も2006年9月
17日とかなり古い。が、おそらく正しい日付だろう。カメラのシリアルナンバーは
00000004。

6枚目もセンさんの作品。オレンジがおいしそう。SD10 で撮るとオレンジに反
射している太陽の光点にパープルフリンジが出ると思われるが、この写真には
それがない。FOVEON 独特の光点の周囲に発生する紫色の縁取りは克服され
たようだ。しかし、黄色い色のRGB値を見てみるとやはり B が 0 になっている。
このあたりは他のカメラと比較しないと判らないが、正しい色なのかどうかはあ
やしい。まぁ黄色が白になっていないだけ良しとしよう。この被写体で現像が
「オールリセット」なのは立派。カメラのシリアル番号は 01001053、本来なら
出荷製品用の番号だと思う。撮影年月日が 2005年03月16日の 01:16:03 に
なっている。カメラの日付を設定し忘れるとこうなる。(^^;

つづく

[SIGMA SD について]に少し加筆をしました。

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作例をじっくり見る。 その3 2007/02/24

さて、次はLANDSCAPE、風景である。

1枚目は下のポートレートと同じ Carl Rytterfalk さんの作品。雪を被った木
の柵。MACRO 50mm による作例である。この作品も現像はオールリセット
で行われている。雪景色をそれらしく描写するためには、露出をオーバー目
に設定する必要があるが、彼は撮影時に EV+1.7 のファクターを掛けている。
撮影モードが P と言うのはチョットセミプロらしからぬ設定ではあるが、ホワ
イトバランスは「曇り」、絞り F5.0 で 1/125 秒で撮影されている。全体的に
眠い調子だが、被写体そのものがかなりコントラストがない被写体なので、
こんなものだろう。写真的にはあまり面白い写真だとは思わない。細い木の
枝がしっかり写っているのは判るが、それだけのような印象である。

2枚目は一昨年の夏に会津で一緒に写真を撮影したことがある SIGMA SLR
Talk Forum の牽引役でもある Laurence Matson(ローレンス・マットソン)が
写した「月」。ローレンスはスイス在住のアメリカ人であるが、アメリカは嫌いだ
と言っていた。職業は翻訳業。シグマで最も高価なレンズ 300-800mm F5.6
での撮影である。ローレンスは3年ほど前にもこのレンズを使って SD10 で同
じような写真を撮っている。 http://www.pbase.com/sigmadslr/image/27436983
今回の作例の方がおとなしい感じ。月の写真はレンズやカメラの性能もさるこ
とながら、撮影時の大気の状態によって大きく描写が変わるので、実は撮影
時間や場所が異なる場合はテスト用の被写体としてはイマイチである。それに
してもどちらも見事な「月」だ。焦点距離は731mm、35mm版だと1242mmに相
当する。F8.0 1/200 秒で ISO100 EV-1.3 のデータを持つ。現像は「オート」で
されている様な感じ。

3枚目はこれも一昨年の夏に会津でお会いした Seng Chahn Merrill(セン・チャ
ン・メリル)さん。私が時々書いているように、FOVEON センサーの開発者、2人
のディックの片方、Dick Merrill さんの奥様である。非常に聡明で愛嬌のある方
で、私も私のヨメさんもフアンである。アジア系の方で、ラオスの出身。SIGMA
SLR Talk Forum では spm のハンドルを使っている。これは彼女の別名が Seng
Phomphanh Merrill だからだ。どちらが本名であるか、私には判らない。いずれ
にしても pbase.com の彼女のギャラリーは Seng Phomphanh になっている。
以前のメールには Seng Phomphanh Merrill と書いてあったけど、3ヶ月ほど前
にもらったメールは単に Seng Merrill になっていた。まぁ、どうでも良い話である。
彼女が撮影する画像には特徴がある。常にきっちり撮るのだ。この写真もそうだ。
レンズは 50mm マクロ。撮影年月日が 2005年3月16日午前 2時30分46秒となっ
ているので、明らかにカメラの日付をちゃんと設定しないで撮影したのであろう。
彼女らしいと思う。露出はマニュアルで設定しているが、それ以外は自動。
FOVEON センサーの解像力を遺憾なく発揮させた写真である。現像は「オールリ
セット」。すごい。

4枚目もセンさんの写真である。いかにもアメリカ的な写真である。チョットシャー
プネスが高すぎる印象があったので Exif を調べたら、やはり +0.3 してあった。
私が「限界」と感じているのが +0.3 で、それ以上のシャープネスは、不自然さ
が表面化してくる。この写真も FOVEON ならではの画像である。レンズは
50-150mm F5.6 1/125秒、現像はリセットから少しいじっているようだ。

5枚目は Kendall Helmstetter Gelner(ケンドール・ヘルムシュテッター・ゲル
ナー)さん。読み方は自信がない。(^^;同じ SIGMA SLR Talk Forumの非常
にアクティブな投稿者だ。写真、及び写真用ソフトウェアのお仕事をしていると
プロフィールには書いてある。が、私はこの方についてはあまり詳細を知らな
い。米国はコロラド州デンバー在住のアメリカ人。この写真は次の6枚目のピッ
タリ 30 分前に撮影されている。この写真の Exif を見るとPhotoshop CS が
使われていることが判る。おそらくゴミ取りをしたのであろう。Photoshop でレ
タッチするとメーカーノートと呼ばれる各メーカーが独自で追加している情報
(SD の場合は現像データや使用したレンズ等のデータ)が見えなくなってし
まう。SPP3.0 では改良されているかと思ったが、変わっていない。10-20mm
による画像であるが、F9.0 で周囲に流れがない。10mm でF9.0 だと、ここま
でパンフォーカスになると言う見本である。

6枚目もケンドールさんの作品。5枚目の彫像をアップで撮影してから 30 分
後に撮影されている。同じレンズで同じ絞り値、細かいところを見ると十分に
解像しているのが判る。ただ、画面に小さな光点が写っていると、レンズのわ
ずかな収差が見えてしまう。FOVEON 独特の小さな光点の周囲に発生するパー
プルフリンジは確認できない。改良されたようだ。雪の質感や遠くの細い枝が
いかにも FOVEON である。この画像には SPP3.0 の Exif が残っている。現
像は「オールリセット」。

つづく

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作例をじっくり見る。 その2 2007/02/20

さて、次はポートレート。初心者さんには判らないかも知れないけど、SD14
の作例画像にはしっかり Exif 情報が記録されている。これのおかげで、
Photoshop を使ったとか、SPP3.0 のまま出力しているとかが判別できる。
ただ、私が使っている Exif Reader 自体が SD14 に正式対応していないの
で SD10 のそれとは大きく変わった Exif の記録方法に一部対応しきれて
いない。が、これは時間の問題だろう。

撮影者は Carl Rytterfalk(カール・リッターフォーク)さん、中国の雲南省昆明
に住んでいるスエーデン人で、お仕事は教師、写真家、デザイナーとなって
いる。最近はあまり dpreview.com では見かけないが、作例に名前を連ねて
いる方々とはお友達で、今年のフォトキナで友人達と交流している姿が彼の
ウェブサイトに掲載されている。彼も純粋なカメラマンと言うわけではなさそう。
Mac ユーザーである。

ポートレートはオルガさんの静物とは対照的な現像処理が行われている。現
像のモードは「デフォルト」で、私流に言えば「オールリセット」、つまりSPP3.0
による現像時に全くパラメータを変更していない。男性のポートレートはどちら
もホワイトバランスはフラッシュであるが、女性のポートレートのホワイトバラン
スはカスタムになっている。レンズは全て 30mm F1.4 で、標準レンズならで
はの適度な深度があり、丁寧に撮影されている。目の反射からバンク型の光
源が使われていることがわかる。撮影条件が整っていれば、現像でのパラメー
タ操作は必要ありませんと言う意味でのサンプルであろう。

唯一ポートレート4だけが例外で、少しだけ現像時に色味などを変更している。
幼児の肌は黄色みが来やすいので、少し青に(4C+3M)振られているのがわ
かる。もしレタッチが許されるのであれば、Photoshop でイエローの色相をマ
イナスに振るほうがより自然になるのだけど、SPPでは色相をシフトさせること
はできない。

30mm F1.4 EX DC HSM の自然な描写力が十二分に発揮されているが、周
辺部での倍率色収差を気にする人がいるかも。

肌の質感が程良く表現されているのが印象的で、マクロで撮影するよりは
わずかに甘い描写となっている。人肌は他社のサンプル画像ではもう少し
きれいに表現されてしまい、リアリティーが損なわれる場合があり、さすがに
SD14 はこのあたりの表現力が絶妙である。私がベイヤー型センサーのカメ
ラでは表現できないと感じている部分のひとつである。

つづく

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作例をじっくり見る。 その1 2007/02/19

さて、ようやく発表された SD14 の作例画像をじっくり見てみよう。

まず、レタッチがしてあることで物議を醸し出した STILL LIFE。まさに「静物」
である。作者は Olga Vasilkova(オルガ・ワシリコワ) さん。ドイツに在住、多
分ロシア系のダンサーである。写真の撮影、販売も仕事としているようでい
わゆるセミプロと言える。彼女自身のギャラリーを見ると、かなり早い時期か
らデジタル一眼レフを使い始めたことがわかる。

番号順に行こう。まずは「オレンジ」。この写真はこの次の「チューリップ」と
同じ手法で撮影されている。多分、炭酸水の中に被写体を沈めて、それを
水槽の外から撮影したものと思われる。一見、被写体に水滴が着いている
ように見えるが、実は気泡である。作例画像と言うよりは作品と呼んだ方が
良い。おそらくご本人の希望で、レタッチした状態のまま、シグマさんが、
その作品性の高さ故、レタッチを承知で掲載したものと思われる。ご覧の
通り、MACRO 150mm の素直な描写が、非常に精緻な世界をそのまま写
し取っている。気泡がキンキンしている様子は FOVEON でなければ捉えら
れなかったかも知れない。また、オレンジの黄色が非常に鮮やかに描写さ
れているが、これも FOVEON ならではと感じた。良い意味でも、悪い意味で
もシグマでなければ表現できなかった写真かも知れない。彩度がかなり高
く修正されている様な印象を受ける。気泡の位置から判断して、実際の画
像は、天地が逆さまではないかと思う。2枚目の「チューリップ」も「オレンジ」
と同様の表現手法で撮影されている。チューリップの赤が黄色っぽくなって
いない点に注目したい。SD10 だったら、もう少し黄色みを帯びた赤になった
のではないかと推測する。やはり泡のシャープな描写がすごい。レンズと
FOVEON のなせる技である。よく見ると水槽の手前のガラスに付着してい
たと思われる泡が、ボケて写っている。おそらく被写体の周囲にも、このボ
ケた泡が写っていて、それを消すためのレタッチだったのだろう。「静物」の
3枚目は「クジャクの羽」だ。この写真はいかにも「作例」と言った印象を受
ける。もちろんクジャクの羽のどこをどの様に撮影するかで作品としての価
値が出てくるのだけど、ここまでまともに写されてしまうと、私でも撮れそう
な印象があり、「作品」とは言いたくない。なぜか、この画像も Photoshop
でレタッチしてあるが、背景のグリーンにノイズリダクションを掛けたのでは
ないかと推察する。ISO200 でこのくらいの明るさしか持たないグリーンを撮
ると、ノイズまみれになるが、そのノイズが全く見えない。FOVEON らしから
ぬ背景である。いずれにしても非常に精緻な描写で、FOVEON の独壇場
と言いたいところだけど、最近のベイヤー型なら、こういった直線的な解像
感は非常に良く表現するので、SD14 ならではの点を探すとすれば、非常
に細かい羽根の描写であろう。

つづく

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瓢箪から駒。 2007/02/17

冗談で言った事が、思いがけず本当に実現するたとえを「瓢箪から駒」と言う。

何が何でも、これ以上の発売延期はないだろうと考えた場合、SD14 が実際
に発売される日付は自ずから見えてくる。早ければ2月21日、遅くて3月
10日である。

2月中の発売はあり得るか。十分にあり得るが、インターネット上の通販
サイトでは3月となっているところが多い。Amazon にははっきり3月10日
と書いてある。シグマさんに尋ねても、正確な日付は教えてもらえなかった
けど、今月中には正式な発売日をお知らせしたいと言った感じだったので、
おそらく2月中の発売開始は無いだろう。

3月初旬はタイムリミットである。そして、3月初旬に販売できると言うこ
とは、今の時点で数千台のマシンができあがっていなければならない。国内
と海外での発売日をずらすかどうかはわからないけど、クリスマス商戦を逃
したシグマとしては、カメラに対する関心が少しでも高まる PMA2007 の開
始と同時に発売したいのではないかと推察する。

今の時点で実際に販売可能な数千台のマシンができあがっていると言うこと
は、これ以上のファームウェアの更新はユーザーに委ねることとなる。某カ
メラメーカーのように発売して即ファームウェアの書き換えが必要と言うこ
とは無いだろうが、我々ユーザーにしてみれば、ファームウェアの更新は決
してイヤなことではない。

まぁ、そんなことはともかくとして、ぼちぼち作例画像がアップされないと
さらに発売延期か?と疑いたくなるので、このあたりが潮時だろうと思い、
「ひょっとすると明日あたり・・・」と書いたのだけど。

と言うことにしておこうかと思ったけど・・・。

本当は一昨日、シグマさんに、調整に出している 70-200mm に関して電話し
た際に「明日、スペシャルサイトを更新します。内容はナイショ。」と言わ
れて、私が「多分、作例画像の公開だろう」と推測して、「ひょっとすると明
日あたり・・・。」と書いたと言うのが事の顛末である。

だから、ken さんが書かれた「確信犯」と言うのは半分当たっている。(^^;

で、サンプル画像を見ての感想だけど、ほぼ予想通り、特別良くもなく、悪
くもなく、で十分に良い画像だと思う。逆に画質だけにこだわるのであれば、
SD10 でもあまり変わらない様な気もする。つまり、SD10 ユーザーが、カメ
ラとしての機能、性能にあまり不満が無いのであれば、無理して SD14 を買
う必要は無いのではないかと感じた。全体的には SD10 の画像より少しおと
なしい感じ。より自然な画像になっていると思うが、あまり画像を見慣れて
いない方は派手な画ほど良いと感じる傾向があるので、ショボイと言う意見
が出てくるかも知れない。私は十分に良い画像だと思う。

で、何を見て欲しいかというとはやり解像力と白から黒までのトーンの豊か
さだ。どうやってもレタッチでカバーしきれないのが自然な質感と白飛び
黒つぶれ。SD14 の画像には自然な質感と、豊富なトーンが備わっている。

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あと3週間くらいで・・・。 2007/02/15

多分、SD14 があと3週間位で発売になる。(と思う)

楽しみと言えば楽しみだけど、発表から時間が経ちすぎたのと、ある程度
いろいろなことが予測できるのでワクワクと言った感じはあまりない。

もうバレていることだけど、昨年末の OFF 会でしっかり触ることもできた
ため、SD10 からは想像できないシャッターの押し心地も知っている。

一番のウリである画質に関しては全く心配していない。と同時に多くの期待
もしてもいない。SD10 の画質はある意味で究極である。センサー上の画素
から、その画素が受けた光の情報が(余計なノイズも乗って来るけど)ほぼ
そのままのデータとして出力される。SD14 のセンサーも各ピクセルのサイズ
は小さくなっているが、最終的な描写力は SD10 のそれと大きく変わらない
と思う。

ただ、SD10 で出ていた露骨な欠点は、おそらく払拭されているだろう。
つまり高彩度な赤や、高彩度な黄色で出ていた色の破綻や点光源の周囲に
発生したマゼンタの縁取りなどは無くなっているか、かなり軽度なモノになっ
ていると思う。そうでなければ、FOVEON 社は怠け者の集団である。

ノイズに関しては楽観はできない。何度も同じことを書いているが、FOVEON
センサーのノイズはかなり特殊な上、ベイヤー型のセンサーが普通は持って
いるローパスフィルターを持っていないため、あるピクセルのデータが周囲の
ピクセルが持っているものと極端に異なっているからと言って、それを直ちに
ノイズであると判断することができないからだ。幸い明度差に対するダイナ
ミックレンジが広いので、輝度ノイズは発生しにくいが、非常にわずかな情報
から正確(と思われる)データを抽出する際には誤差が発生しやすい。特に
G 層からのデータ抽出が難しいようで、マゼンタとグリーンによるまだら模様
が均一で彩度の低い暗部で見受けられる。それと非常に小さい面積しか持
たない B 層の感度ムラによって引き起こされると思われる青い空に現れる
不規則な小さな粒々を連ねたようなノイズ。これらは FOVEON センサーが生
まれながらにして持つ、その物理特性に原因があるため、完全に克服するた
めにはかなりの努力が必要だろう。技術とはできなかったことをできるよう
にすることなので、ある程度は改善されているだろうけど、簡単ではないだろう。

ぼちぼち SD14 のサンプル画像が発表されても良い頃だ。ひょっとすると明日
あたり・・・。

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APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM 再び 2007/02/12

200mm が F5.6 でもイマイチだったのが不思議で、再度テスト撮影をしてみた。

6 倍の高級モノキュラを使って、厳密にマニュアルフォーカスで撮影したら、ちゃ
んと写った。よく調べたら AF がイマイチだった。

50-150mm をテストした時にも感じたのだけど、この2本は特に望遠端で AF
が合いにくい。AF の性能は基本的にはボディに依存するのだけど、レンズに
よっては AF との相性がイマイチであることを体験した。

私にはなぜレンズによって AF の精度が甘くなるのか、全くわからない。が、
実際に他のレンズではちゃんと合うのに、特定のレンズでうまく合わないこと
があると言うことは間違いなく存在する現象だ。

いずれにしても会津に里帰りさせて、AF の調整をしてもらうべく、本日送り出
した。とある方にお預かりして頂いていた APO 80-400mmF4.5-5.6 EX OS
が返って来たので、調整後は里子に出すことが決まっている。

70-200mm はとても良いレンズだとは思うが、私が希望する長さにチョット足
りない。たった 200mm でアノ大きさと重さは嬉しくない。もっと暗くても良いか
ら、もっと長いか、もっと軽い方が良い。

100-300mm F4 EX DG がようやく発売になったので、チャンスがあったらテス
トしてみようと思う。


昨日は鎌倉から江ノ島、再び鎌倉という行程で一日中写真を撮っていたけど、
気に入った写真は 750枚撮って2枚だけ。まぁ2枚もあれば、良い方だと思う
けど、相変わらず下手な写真で申し訳ない。

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APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM 2007/02/04

作例画像のサーバーが不調です。閲覧はできるのですが、アップロードが
できません。

何とかごまかして、各ジャンルの html はアップしたのですど、index.html
で引っかかってしまい。現在 index.html が存在しない状態になっています。

仕方がないので、こんな時のために用意してあるミラーサイトにリンクを張
りました。アメリカにある安いレンタルサーバーなので、チョット遅いのです
が、ご勘弁願います。

一昨日 APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM を入手しました。まだ
保証期間も5ヶ月ほど残っている、新品同様の中古品です。

レンズのテストを兼ねて、昨日お仕事で行った荒川区にある遊園地でスナッ
プ。本日、マクロ的にチューリップを撮影。以前テストした時に望遠端が甘
い印象があったので、特に 200mm をメインで撮影しました。その後、いつ
ものレンズテストで、きちんとテスト撮影。

やはり 200mm は F8.0 以上に絞ってあげないと、描写に甘さがあります。

ややソフトフォーカス的な甘さなので、許容範囲ではありますが、しっかり
した描写を望むのであれば、開放での撮影はお薦めできません。150mm
より短い焦点距離では F5.6 でも完璧と言える程の良い描写をするので、
非常に良いレンズであることは確かですが、望遠端での撮影では絞って
お使いください。

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