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作例をじっくり見る。 その4 2007/02/27

さて、次は SNAP である。私は昔、「スナップ」と言うのは和製英語で、普通は
CANDID と言う。と教わった覚えがあるのだけど、実際には CANDID と言うのは、
スナップ写真のカテゴリーの一つで、技術やカメラの設定などにこだわらずに、
あるがままの自然な様子を撮影に没頭することで写し取ったような写真を言うら
しい。マグナムの写真家にはそう言った傾向のカメラマンが多い。で、「スナッ
プ」だけど、正確な英語でも snapshot と言う。私の作例にある[スナップ Candid]
の表示を変えようかな・・・。

1枚目の撮影者は前出の Carl Rytterfalk(カール・リッターフォーク)さん。
ISO400 での撮影。このような明るい風景ではノイズが目立たないので、ISO400
でも、結構いける。人物の中心部をよく見るとノイズが見えるが、プリントしてみ
ないとはっきりとは確認できないだろう。撮影時にズーミングをする手法で撮影
されている。このような撮影方法を採用する場合にはシャッタースピード優先で
撮ると思うのだが、この撮影者はプログラムオートで撮影している。ただプログ
ラムオートだと ISO400 の場合、F6.3 でのシャッター速度は1/160 秒になるは
ずなのでプログラムシフトを使って、シャッター速度を変更していると思われる。
カメラが雪で濡れなかったか心配である。レンズは12-24mm F4.5-5.6 EX DG
ASPHERICAL HSM で撮影焦点距離は 19mm。現像時にコントラストとシャープ
ネスを上げてあるが、元がブレを表現した写真なので何でもアリだろう。

2枚目の撮影者もカールさん。ISO100 でプログラムオート。この写真もプログラ
ムシフトを使っている。この写真の意図が良く解らない。金網の向こうでうっすら
とぼけている冬枯れの草を撮りたかったのか、金網にまとわりついている霜を
撮りたかったのか?わずかな手ぶれが見られる。レンズはポートレートと同じ
30mm F1.4 EX DC HSM。さすがに F3.2 では周辺部の倍率色収差が目立つ。
撮影時に EV+1.3 の露出補正。現像はオールリセット。写真的にはイマイチの
印象。

3枚目はこれも前出のケンドールさん。私は今回の作例の中ではこの写真が
一番好き。余計な解説はしたくない。

4枚目はローレンス。おそらくスイスの街角。シャッター速度が 1/100 秒と遅い
にもかかわらず、全くぶれていない。何を撮るにも三脚を使う人なので、この写
真も三脚を使っているのだろう。この写真は私が2番目に好きな写真。じっくり
見て欲しい。レンズは 18-50mm F2.8 多分旧タイプ。撮影年月日が2006年9
月だけど、多分これは本当の日付だろう。フォトキナは終わっている。ホワイト
バランスがフラッシュになっているのが面白い。このカメラのシリアルナンバー
は画像識別IDから判断すると 00000018。

5枚目はセンさん。彼女は「カボチャ」フリークではないかと疑っている。非常に
多くの「カボチャ」の写真を撮影している。この写真も彼女のサイトで見たような
覚えがあるが、x530 の作例画像だったかも知れない。現像はオールリセット。
写真的にはあまり面白いとは思わない。この写真の撮影年月日も2006年9月
17日とかなり古い。が、おそらく正しい日付だろう。カメラのシリアルナンバーは
00000004。

6枚目もセンさんの作品。オレンジがおいしそう。SD10 で撮るとオレンジに反
射している太陽の光点にパープルフリンジが出ると思われるが、この写真には
それがない。FOVEON 独特の光点の周囲に発生する紫色の縁取りは克服され
たようだ。しかし、黄色い色のRGB値を見てみるとやはり B が 0 になっている。
このあたりは他のカメラと比較しないと判らないが、正しい色なのかどうかはあ
やしい。まぁ黄色が白になっていないだけ良しとしよう。この被写体で現像が
「オールリセット」なのは立派。カメラのシリアル番号は 01001053、本来なら
出荷製品用の番号だと思う。撮影年月日が 2005年03月16日の 01:16:03 に
なっている。カメラの日付を設定し忘れるとこうなる。(^^;

つづく

[SIGMA SD について]に少し加筆をしました。

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