« 1ピクセルの市松模様 その4 2007/03/19 | トップページ | チョット多忙 2007/03/23 »

1ピクセルの市松模様 カラー版 2007/03/21

下にも書いてあるが、私は1ピクセルの市松模様、カラー版を撮影するつもりは
なかった。おそらく解像しないだろうと言う読みがあったからだ。

なぜって、私が画像掲示板にアップしてある 0.5mm のカラー版市松模様を印刷
して頂ければ、解るだろう。普通に見ても、緑とシアン、赤とマゼンタの市松模様
をはっきりと見ることができない。

もちろん理論的には FOVEON センサーはこの市松模様を描写できなければなら
ない。が、30cm の距離から見て、はっきり見ることができないものを、4.5m の
距離から見てレンズを通して、センサー上の1ピクセルに結像させて、判別可能
なレベルまで正確に色を再現することがたった25万円(ボディ+レンズの価格)
の画像撮影機で可能だとは思えなかった。

正直言って緑と赤、及び緑とマゼンタが解像しているだけでも立派だと思う。

幸い通常の被写体ではあのような規則的なパターンは出現しないし、元々はっ
きりと肉眼で捕らえる事ができないものがはっきり写らないからと言って文句を
言う人もいないだろう。もちろん学術目的や軍事目的の場合は極限の性能をそ
れこそお金に糸目を付けずに追求することは可能だろう。しかし、25万円で買
えるカメラに、そこまでの性能を要求するのはアホである。

実際にその目で見ないと信じられない方もおられる様なので、誠に申し訳ない
が、非常に近い将来、キヤノン 5D + SIGMA MACRO 70mm で同じ1ピクセル
の市松模様を写してみる。「同じ撮影範囲が画面に納まるように」とのご要望
なので、そのような画像も撮るが、SD14 と同じ条件、つまり1ピクセルに市松
模様の四角1個が納まる画像も撮影してみる。

意外に 5D が健闘する事は予言しておくけど、1ピクセルの解像に関しては、
まるでお話にならないことも確かだ。「ピクセルの独立性」という言葉を私は
好んで使うけど、それが意味するところは質感やボケの自然さを表現するた
めにベイヤー型センサーでは多大な画素数を必要とするのに対して、FOVEON
センサーはより少ない画素数でより素直な画像を提供してくれる。

残念ながら FOVEON センサーはノイズや色の偏りなどの欠点も持っているの
で、他のベイヤー型センサーを持つカメラと同じように、単純に撮影しただけで、
撮影者が満足できる画像を出力してくれるわけではない。しかし、その画像か
ら必要とするレベルの出力を得るためのレタッチに対する耐性の高さは、私の
知り合いのプロカメラマンやグラフィックデザイナー達が認めるところで、「何と
なく変」な画像を出力してくる一般用デジタル一眼レフカメラとはひと味違う。

このあたりは実際に自分自身で撮影して、現像してもらわないと理解してもら
えない部分なので、これ以上の説明はしないけど、SIGMA SD は写真、ある
いは画像とかなり長いこと付き合って来た私の感性を納得させることができた
唯一のカメラであるし、未だこれを越える民生用デジタル一眼レフカメラにはお
目に掛かれていない。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82315/14344131

この記事へのトラックバック一覧です: 1ピクセルの市松模様 カラー版 2007/03/21:

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)