音の歪みを目で見る 2007/07/31
何度も書くけれど、普通にスピーカーから音を出して、良い音を聴くことは諦めて
いる。音の良し悪しの判断基準は人によって様々だけど、私の場合はオーディ
オメーカーの視聴室で聴くことができる程度の音を良い音と想定している。つま
り、一般家庭ではまず不可能に近い音である。オーディオ機器の問題以上に部
屋の問題があって、これはもう諦めざるを得ない。スピーカーから出る音はかな
り歪んでいる。その歪みを最低のレベルにするためには、適正な音量で聴く必
要がある。そして一般的なスピーカーの適正な音量は、かなり大きい。なので、
スピーカーから出る音で良質を求めるとご近所のひんしゅくを買うことになる。
もちろん好きな音楽が流れていればそれで良いと言うことも確かで、音量や音
質に必要以上にこだわるのは愚かしい。写真を現像する時に好きな音楽が流
れているのは、良い音でなくても楽しい。でも、LP レコードからデジタル化する
時や気合いを入れて聴きたい時にはやはり音にこだわってしまう。
そんな時にはヘッドフォンを使う。SONY のヘッドフォンはとても気に入った。イア
フォンもとっても良い。ただ、iPod はケータイの着信音が聞こえなくなるために、
使うのを止めてしまった。そのかわりケータイを新しくして、ケータイに 2G のマイ
クロ SD カードを挿して、その中に音楽を入れて聴くようになった。ケータイで聴く
ためには mp3 や m4a のファイルを 3gp に変換しなければならないし、私の買っ
たケータイは 256bit の m4a(3gp) に対応していないのは我慢できるけど、ボリュー
ムを最大にしても、こちらが望むほどの音量にならない。
音にこだわったケータイに変えてしまうかどうか思案中。いずれにしても3ヶ月間
は機種変更ができないそうなので、我慢するしかない。
LP レコードからデジタル化するためにイロイロ試行錯誤している。一番の問題は
やはり歪みである。幸か不幸か同じ曲を CD と LP で持っているために、LP レ
コードから取り出すことができる音の良し悪しを簡単に判断できてしまう。CD を
聞き慣れた耳にはやはり LP レコードから古いカートリッジ(針)を使ってピック
アップした音は歪んでいることが判る。
さらに、15kHz ~ 10KHz くらいの正弦波が録音されているレコードを再生して、
デジタルで録音し、その波形を見てみるとカートリッジの歪みがとても良く判る。
耳で判断できないレベルの歪みでも簡単に目で見えるので、とても面白い。が、
精神衛生上は良くない。(^^;
昔テクニクスの安いプレーヤーには必ずと言って良いほど着いていた EPC-270C
と言うカートリッジがあった。このカートリッジ本体は今でもオークションで買うこと
ができる。針なしなら数百円で買える。このカートリッジの純正交換針の新品が
3,000円以下で入手可能だ。おそらく現時点で最もコストパフォーマンスが高い
カートリッジであろう。丸針だとイマイチ繊細さに欠けるが、元気の良い音を聴か
せてくれる。
実際に2枚ほどレコードを聴いたけど、とても良い。歪みも少なく、実用的には十
分な良い音がする。ただ、私の好みの繊細でスッキリした音ではないため、常用
カートリッジに昇格することはなかった。オークションに現在出品中である。
現時点で最高はやはり SHURE V15/IV である。が、テクニクスの EPC-205C
Type IIL を入手した。しかし、本体は確かに 205C-IIL なのだが、着いている針
はその前のモデル 205C-II のものであった。サードパーティー製の専用針を注
文済で、明日あたり来るだろう。205C-IIL の実力はあなどりがたい。
205C-II の針をそのままにしておくのももったいないので、205C-II の本体を入手
して、組み合わせ、ヘッドシェルに着けてやはりオークションに出してある。
最終的には V15/IV か 205C-IIL のどちらかに決めて、LP レコードのデジタル化
の最終作業に入ろうと思っている。
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