さらなる情報サイトを目指して 2007/08/23
画像掲示板に掲載されている画像の中で、SD14 で撮影されていて本来ならか
なりノイズが出ると思われるのに、それがほとんどないものがある。
なぜだろうと Exif を見たら Digital Darkroom を使って現像してあった。早速15日
間無料試用版をダウンロードして、インストールした。
撮影はしたものの、暗くてピントが合っている部分にノイズが乗ってしまった画像
を現像する際に、色ノイズを除去してみた。全体的に彩度が低下するがノイズも
見事に目立たなくなった。
う~~~n。これはすごい!と喜んで、そのまま保存。SPP で現像したものと見
比べた。あれ、空(そら)の雲が、真っ白。SPP で現像したものでは雲のディテー
ルがしっかり表現されているのに、Digital Darkroom で現像した写真はその雲の
細かいディテールが再現されていない。
自動で現像して、色ノイズのパラメータを触っただけだったので、次に露出やコン
トラスト、明度、トーンカーブなど全てのパラメータを総動員して SPP で現像した
ものと同じ様に仕上げようと試みた。
が、どうやっても雲のディテールは出なかった。ハイライト部の階調を作る際に、
SPP は実際に白飛びしている部分以外の階調を残してくれるのに、Digital
Darkroom はあっさりと白飛びの仲間入りをさせてしまう。
実はこの現象は Kiss Digital X と SD10 で同じ被写体を写し比べた時にキヤノ
ンでは表現されないハイライトのディテールが SD10 では表現されていたのを
思い出させてくれた。出力された画像の差異はカメラ、あるいはセンサーのせ
いだと思ってしまうが、現像処理による差と言うことも十分にあり得ることを実
感した。
特に SPP では Fill Light の機能が、それを 0 にしてもわずかに働いているよう
で、ハイエストライトとローエストライト近辺のデータをリニアに変換はしていない
ようだ。
Fill Light が画像データに対して行う変更は非常に特徴的だ。撮影された画像
のコントラストが高い場合は、明るい部分に関しては、一番明るい部分の値は
変更せずに、そこから少し暗い部分のデータをヒストグラム上で広がる様に、
中間部にトーンを分配する。暗い部分に関しても、一番暗い部分の明るさは変
更しないで、そこから少し明るい部分の階調の幅を広げるような変換を行う。こ
れは、(多分)どのレタッチソフトもやっていない階調操作だ。
まだ Fill Light の振る舞いを正確には把握できていないので、時間を見つけて
イロイロな画像を Fill Light の値を変更しながら現像してみようと思っている。
SD を使い始めて4年半以上の時間が経った、そろそろディープな SD の世界
を探検してみるのも面白そう。また、SD14 が特別に低機能なカメラから、まぁ
使えるレベルのカメラになったことで、入門機として購入してしまう方がいない
とは限らない。
今までほとんど写真の撮影を行ったことがなかった方が SD14 を買ったと仮定
すると、写真撮影の基本的な知識や方法を理解していない状態で、このカメラ
を使うことになる。
私が「ビギナーのための SIGMA SD 講座」で想定したのは、デジタル一眼初
心者レベルで、カメラ初心者ではない。もし、カメラ初心者に対して、SD を使い
こなすノウハウを提供するとしたら、何をどんな風に記述すれば良いのか・・・。
私自身の情報提供者としての能力を試すつもりで、この難題に挑戦してみたい
とも思う。
完成はいつになるか判らないけど、「本当のビギナーのための写真講座」と
「もっとディープな SIGMA SD 講座」を同時に始めてみる。無謀だけれど、お金を
頂いているわけではないので、多少の間違いは大目にみて欲しい。そして、皆
さんのご批評、ご批判、ご意見をいっぱい頂きたい。
「作例画像批評掲示板」を「イロイロ批評掲示板」に昇格させようと思っている。
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コメント
> SPP で現像したものでは雲のディテールがしっかり表現されているのに、
> Digital Darkroom で現像した写真はその雲の細かいディテールが再現されていない。
実はSILKYPIXも、昔のバージョンから同様の現像傾向がありまして、
ハイライトは早めに飛ばしてしまうようであります。
ハイライトのディテールを生かしたいケースでは、どうしてもSPPの出番とあいなります (^o^)
現像機能そのものとしては、フィルライト機能がSPPのほとんど唯一のアドバンテージになりつつある昨今ですが、
それだけというのもなんだかな〜と思います。
SPP3.1での劇的な機能向上に強く期待してしまうところであります。
SPPは一部の機能をのぞいて(ファイルの保存ダイアログなど)、
割合マックライクな操作性を維持している点で非常に好感が持てるソフトなんですが、
いかんせん、MacOSX上では、なんだか古いClassicな(つまりMacOS8とか9とかの)
古いアプリケーションを操作しているような感触が強いところが難点です。
まるでクラシック環境で操作しているような感じ…
SPP3.2あたりでは、OSXのアクアインターフェースに馴染むようなデザインに変えていただきたいと
強く願うのであります。
SIGMA社の関係者さんも大半がMacユーザーと聞き及んでいますので、
是非にも!と思うところです。
投稿 けーざい | 2007.08.26 06:53 午後