三脚と三脚座 2007/09/16
三脚で大切なことはしっかりカメラを固定してくれることだ。それができない三脚は
三脚ではない。もちろん使い方によってはしっかりした三脚でも、ちゃんと仕事をし
てくれなくなってしまう場合もある。
基本はさほど難しくはない。しっかり脚を止まるまで開くこと。締め付けが必要な部
分はしっかり締めること。ミラーアップして撮ること。可能であれば、望遠レンズの
三脚座は使わないこと。それだけだ。
重さは重ければ重い程良い。脚は太ければ太い程良い。締め付けはしっかり締ま
る程良い。脚は可能な限り伸ばさないのが良い。エレベーターも可能であれば使
わない方が良い。
もちろん、価格や携帯性の問題があるので、一番重くて頑丈な三脚を買っておけば
良いとは言えない。必要にして十分な強度を持った中で、可能な限り軽く、安い三
脚を買うのが合理的だ。
話は1年以上前にさかのぼる。去年の8月13日に私は大東京華火祭の花火を JR
京葉線、新木場駅の近くから SD10 に 80-400mm F4.5-5.6 EX OS を着けて、焦
点距離 158mm で撮影している。わざわざ探していただくのは申し訳ないので、ここ
に肝心な部分だけをトリミングした画像を掲載する。


SD10 + APO 80-400mm F4.5-5.6 EX OS @158mm f:11.0 2秒
この花火の画像をご覧頂ければすぐにお解りいただけると思うけど、少し説明。
水平に広がって行く花火の流れが波打っている。上下に広がって行く花火の流れは
点滅しているように見える。これはシャッターが切れている2秒の間にレンズかカメラ
が上下に振動した証拠である。で、この2枚が一番ブレが少なかったものだ。(^^;
原因は3つある。一番大きな原因は三脚座を使ったこと。2つめはミラーアップをし
なかったこと。3つめは三脚及び雲台の強度が十分でなかったこと。おそらく典型的
な天秤ブレだと思うのだが、実験で確認したわけではない。
2005 年の1月に望遠レンズを三脚で使用する際、三脚座を使わない方がブレは少
ないことはしっかり実験済なのに、高をくくって、三脚座を使ってしまった。何せ着けて
いたレンズが 80-400mm OS だったので、三脚座を使わないことでマウント部に異常
な負荷が掛かることが怖かったのも確かだ。
シャッターチャンスを重要視するあまり、つい横着をして、ミラーアップをしなかった。
SD10 に 100mm 以上の望遠レンズを着けて、ミラーアップをせずに撮影するのは
やってはいけないことの一つだ。SD14 なら 150mm くらいまでなら大丈夫かも知れ
ないが、実験したことは無いので、何とも言えない。
このどちらか、あるいは両方をしっかり実行していれば、おそらくこのブレは起きな
かったと思う。
でも、三脚及び雲台の強度、正確には剛性が十分であれば、もしかしたら、このブレ
は起きなかったかも知れない。マンフロット 055 を3段まで伸ばして、同じくマンフ
ロットのミディボールヘッドの上にカメラとレンズをセットしている。三脚のカタログ上
の最大負荷は 6Kg。SD10 + 80-400mm OS なら、2.5Kg なので、十分に許容範囲
なのだけど、ある意味で一番難しい天秤ブレを防ぐことはできなかった様だ。
今年の5月に携帯用三脚を新調したのは、心の片隅でこの失敗を気にしていたから
かも知れない。
で、昨夜、遠くの交差点を横切る車のヘッドライトを写してみた。去年の失敗は三脚
とカメラが異なれば防げたのか?
簡単に結果を書いて、証拠写真を載せておく。
答えは「No」。天秤ブレをバカにしてはいけない。10万円も掛けた三脚と、あれほど
ミラーショックの少ない SD14 の組み合わせであっても、いとも簡単に天秤ブレは起
きる。

三脚座使用、ミラーアップなし

三脚座使用、ミラーアップなし

三脚座使用、ミラーアップ

三脚座使用、ミラーアップ

三脚をカメラに直付け ミラーアップなし

三脚をカメラに直付け ミラーアップなし

三脚をカメラに直付け ミラーアップ

三脚をカメラに直付け ミラーアップ
SD14 + APO 80-400mm F4.5-5.6 EX OS @142mm f:9.0 2秒
三脚座って何???
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