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許容範囲 2007/09/18

久しぶりに MACRO 50mm F2.8 を使って、チョット嬉しかった。このレンズはシグマ
のマクロレンズの中では最も柔らかい描写をするレンズで、f:8.0 くらいまで絞らない
とカリカリにはならない。かといって開放ではダメダメというわけでもない。

マクロと名前が付いているのだから、もっと良い描写であることを期待する人は多い
と思う。でも、私は一度は手放したこのレンズを再度入手して、このわずかな甘さを
見直した。ボケ味について語ることは私の主義に反するのだけど、このレンズはボケ
がきれいだと感じる。

お仕事で SD を使っている某カメラマン両名とも、このレンズに対する評価は「他のマ
クロと比較して甘い」とおっしゃる。つまり、そんなレンズである。

ダメとは言い切れないのがせめてもの救いであるが、今、改めて私はこのレンズが好
きだと言える。お薦めか?と問われたら、正直とまどうけど、それなりに良いレンズだ
と思う。

別の言い方をすれば「描写に関して若干の甘さはあるが、私にとっては十分に許容範
囲」である。

この「許容範囲」がとてもクセモノで、数値などで示せる場合は良いのだけど、感覚的
にこの「許容範囲」を使う場合には、原則として「私にとっては」を前に付け足さなけれ
ばならない。なぜなら、他の人にとっては、明らかな許容範囲外かも知れないし、「非
常に良い」かも知れないからだ。

なるべく客観的であろうと心がけてはいるのだけど、シグマのファンであるため、カメラ
やレンズに対する評価が甘くなる。私自身の性格や道具に対する考え方も反映される
ので、私の意見が即、正しい意見であるはずもない。

でも、私が何かを評価する場合には可能な限りその評価を導き出したソースを提示す
る様に心がけている。どうか、私の評価があなたにとって受け入れられるモノかどうか
を評価を導き出すに至ったソースで確認して欲しい。

そして、大いに違っていると感じた場合には、何らかの方法で私にフィードバックして
頂ければ幸いである。

↑今日のソース

MACRO 50mm F2.8 EX DG に限らず、イロイロに評価されるのが SD14 だ。私はこ
のカメラをやはり「許容範囲にはある」と評価する。私も含めて、多くの人が書いてい
るように、欠点が多いことも確かだ。ただ、私にとっては「致命的な欠点はないカメラ」
である。もしそうだったら、私はさっさと売り払って、SD10 を使う。

SD14 に関して、私自身が感じている最大の欠点は暗部に出現する色ノイズである。
特に露出が足りなかった場合に髪の毛などに出てくる色ノイズは大いに困る。そのた
めに作例に掲載しなかった写真は多い。だから、4月中旬くらいから私は EV +1.0 を
デフォルトにしている。白飛びするより暗部のノイズのが困る。実際問題として、これ
でかなり症状は緩和される。

私は銀塩時代には微粒子を求めてコダクローム25を多用したため、ISO50 であって
も特に低感度とは感じない。でも、ISO400 のフィルムを常用してきた人にとっては許
容範囲外のとんでもないカメラに思えるだろう。

発色の問題にしてもそうだ。現時点でデジタルカメラにまともな発色を求めるのは無
理という感覚が私にはある。フィルムの時代でも、最終的な色は製版所に任せざる
を得なかったため、色のコントロールに必要以上の時間を掛けることは無かった。カ
ラープリントを自分でやっていた時代もあるけど、常に安定した色を出すことは至難の
業で、お金と時間の無駄遣いに終わった。

だから SD14 の発色がおかしいと思っても、それが当たり前と言う感覚があるため、
それを致命的な欠陥とは思わない。「はな」の肌色にこだわるなら、サンヨーのコン
パクトデジタルカメラのがよっぽどきれいな色で出してくる。ただ、その色は本当の
色ではない。本物よりずっと健康的でピンキーな肌色である。もちろん子供のスナッ
プには、それで良いのだ。せめて SPP に他の現像ソフトが持っているような「肌色
レタッチ」機能でも付いてくれると嬉しいのだが・・・。

結局、私は多少自分自身に対するごまかしを交えつつも SD14 には致命的な欠陥
はないと思っている。もしかしたら、自分自身にそう思いこむように、し向けているの
かも知れないが、SD14 以上に魅力を感じるカメラがあったとしても、とりあえずはこ
のカメラとしばらくは付き合わざるを得ない。

とにかく、このカメラで写したいものが写したいように写った時の喜びはひとしおである。

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コメント

Thank you.

Unfortunately, I don't have an enough time to write this in English.

You can post anything, anytime.

投稿: maro | 2007.09.19 08:59

maro-san,

Please do keep writing about your experiences! I look forward to each entry.

Wonderful insights into Sigma cameras, lenses and Japan in general. Koishii-nihon... It's been about eight years since I left Japan having lived there for nearly 10...

Tanoshimini yomitsuzukima---su.

Best, Scott

投稿: Scott Greiff | 2007.09.19 02:01

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