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MACRO 50mm F2.8 EX DG & SD14 2007/09/17

去年の6月に 17-70mm の描写で十分と判断して、売ってしまった MACRO 50mm
F2.8 EX DG がオークションに安く出ていたので、つい買ってしまった。

MACRO シリーズの中では最も描写が甘いと思われる 50mm であるが、レンズ
テスターとしては、リファレンスとして所有し続ける義務があるような気がする。(^^;

私が実際に購入した価格はわずか 15,500円で、この値段であれば、買っておいても
損にはならないだろう。

早速購入したレンズの性能チェックを兼ねて、SD14 + MACRO 50mm をテストした。
例によって、現在手持ちの 17-70mm、18-200mm、50-150mm と比較してみた。

結果はご覧の通り、何と 17-70mm と 18-200mm はマクロとほぼ互角、50-150mm
はマクロより良い描写をする。こう書くと、いかにもマクロが悪いように聞こえるけど、
実際の画像を見てもらえれば解る通り、決して悪くはない。他のレンズが良過ぎる
と言うべきか。マクロより価格が高いのだから当然と言われれば、確かにその通り
だけど、ズームですらマクロと比較して遜色のない描写をするようになったことに驚
いてしまう。それにしても、50-150mm はすごい。明らかにマクロより良い描写をす
る。以前、SD10 で比較したときにも感じたことだけど、SD14 になって、その差がよ
り明確になった。もう一つの驚きは 18-200mm で、高倍率ズームとは思えない描
写力である。広角端と望遠端では倍率色収差が目立つけど、50mm 近辺ではか
なり良い描写をする。


初めてのデジタル一眼レフが SD14 と言う方がいる。ある意味で私もレンズ交換
式デジタル一眼レフは SD9 が初めてだった。お若い方だと銀塩写真を一枚も撮っ
たことがないと言う方も結構いるのだろう。

私の場合銀塩が結構長かったのと、プロとして写真を撮っていた時代もあるので、
撮影した画像に何も手を加えないでそのまま作品、あるいは写真原稿になると言
う考え方は全く無い。

SD14 は典型的な「素材型」のデータを提供するカメラだと私は思っている。なの
で作品を作る場合は RAW で撮影して、TIFF で出力した後、レタッチを加えて仕
上げるのが普通の使い方だと思っている。

実際問題として、広告制作現場で撮影されるデジタル写真は 100% RAW で撮影
される。報道関係では逆で、多分 100% の画像が JPEG で撮影されるのだろう。
ただ、報道においても印刷という最終工程の前の製版で、写真を色分解して再構
成する作業が含まれるので、原稿となった写真にレタッチを加えることはあるだろう。

だから、カメラが出力したままの JPEG 画像をそのまま他人の目にさらすことは
チョット恥ずかしい。しかも、SD14 の JPEG 画像は「おまけ」と考えているので、
私は RAW で撮影して、SPP で現像した画像をレタッチせずに、掲示するように
努めている。これは私が作る画像が「作例」であるための例外的な作画方法だ
と思っている。本来なら私が「お気に入り」でご覧いただいている様に、可能な
限り手を入れるはずだ。つまり、撮った画像をご自身の表現目的に合わせて、
一生懸命レタッチするのが普通だと思っている。

でも、これは私がそう思っているだけで、そう思っていない人もいっぱいいるの
だろう。

SD14 の出力する JPEG 画像が RAW で撮影して、丁寧に現像され、レタッチさ
れたものと同様の結果をもたらす可能性はゼロに近い。SD14 に限らず、デジタル
一眼レフから直接出力される JPEG 画像が常に最良の結果をもたらすことは理想
ではある。が、その理想が実現されているカメラが存在しているとしても、SD14 は
決してそんなカメラではない。

DP1 の発売に時間が掛かっているのは、おそらくその理想を追求しているから
かも知れない。

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