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露出計とストロボ 続き 2007/10/28

ストロボの G.N. を計ってみた。昔からナショPの実際のガイドナンバーは 70% と言わ
れていて、私も以前から本当のことを知りたいと思っていた。

何せ内蔵ストロボ以外で生フラッシュ(ストロボをカメラ位置から直接被写体に当てる
こと)はしたことがないので、正確なガイドナンバーがわかっていても、全く役には立
たない。もっぱらアンブレラか天井バウンスでしか使わないので、実際に撮影して、
絞り値を調整するのが普通の撮影方法である。

が、ストロボを整理しようと考えた時に、フト、実際の明るさが気になった。本当にナ
ショPの G.N. はそれほどいい加減なのか?

で、フラッシュメーターを再度購入して、確かめることになった。このフラッシュメーター
は中古品ではあるけど、以前の持ち主のプロカメラマン氏が今年の6月に基盤を新
品に交換してあると言うことで、スイッチ板の保護シールは貼ってあるままだし、開
けてみたけど、本当に基盤はピカピカの新品状態だった。定常光での測定値はぴっ
たり SD14 と一致しているので、まず間違いなく正しいと思われる。

で、測定の結果だけれど、PE-400 は G.N.28、PE-5651N は G.N.40、そして EF-500
DG SUPER の 50mm における G.N. は 32 という結果が出た。この値は入射光式で
測った値である。

ナショPに関しては、G.N. で 70%しかないことが判明。両方ともかなり古いものなので、
コンデンサーがくたびれている可能性はあるが、公称値よりはだいぶ少ない。実際の
光量で言えば半分である。

で、SIGMA EF-500 DG SUPER であるが、ISO100・50mm での G.N. は 40 と言うこと
になっている。が、実測値は 32 で 80% 程度の出力しかないことになる。

で、この値をアテにして写真を撮るとどうなるか。特に平らなものに対して正面から
の撮影だと2段(4倍)ほど露出過度な写真になってしまう。斜め 15°からだと公称
ガイドナンバー/撮影距離で、ほぼ適正露出になる。つまり、実測値でも斜め 15°
くらいから撮った場合、オーバーになってしまうのだ。

で、実際に 18% 反射板に対して距離1mで 15°の角度からストロボを当てて、その
後ろから撮影して、18% 反射板の RGB 値が 128,128,128 になる絞り値を求めたら、
どのストロボの G.N. も公称値に近くなった。つまり、各メーカーが公称している G.N.
は1mの距離で入射光式フラッシュメーターによって測定される値ではなく、少し強め
の反射光を元にした値であると言うことだ。生フラッシュが人物に対して正面から当
てられた場合には、ほぼ公称値のガイドナンバーで適正となる。

ナショPの実際のガイドナンバーは公称値の 70% と言うのは間違いではないけど、
その話は1mの距離から入射光式のフラッシュメーターで測定した値に基づいて言
われた話。ついでに、その値を元にして絞り値を設定して撮影したら、かなりの露出
過度になってしまう場合が多いことまで実験した人はあまりいなかったらしい。

デジタルだから簡単に実験できるようになった。良い時代になったものだ。

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露出計とストロボ 2007/10/25

SD10 を入手したあたりで、私はそれまで使っていたミノルタのフラッシュメーター
IV を売ってしまった。にもかかわらず、日曜日にオークションで露出計を落札した。
今度はフラッシュメーター V である。

デジタルでは露出計は不要だ。実際に撮影して、ヒストグラムとポストビューを見
れば、露出の適不適は判断できる。使い始めの頃は背面液晶での画像チェックに
自信がなかったため、露出計も使ったのだけど、慣れてしまえば、かなり正確に
オーバーやアンダーを判断できる。

にもかかわらず、何で今更露出計を入手したのか?

2つ目的がある。現在手持ちのストロボが実際はどの程度の明るさなのかを知りた
かったことが一つ。もう一つは ISO50 で撮影するときに白飛びが起きる条件を数値
的に知りたかったことである。もちろん、それがわかったからと言ってどうということ
はない。単なる好奇心である。

私は露出計を反射光で使ったことはあまりない。ほとんどが入射光での測定であっ
た。基本的にはスタジオでストロボを使うケースが多かったため、入射光式の測定
で用が足りた。実際には光の周り具合を調べるために使うことが一番多かった。

ストロボの明るさは入射光式で測定する。ピッタリ1mの距離で測光すれば、それ
が即、ガイドナンバー(G.N.)である。これはナショナルプロフェッショナルストロボの
実測値は良くても 80% と言う話が本当かどうかを確かめるためで、ついでに
SIGMA EF-500 DG SUPER の明るさも測ってみたい。


白飛びの限界値を知るためには、入射光式ではダメで、反射光式で測定した白飛
びしそうな点の明るさと、入射光式で測定した平均的な明るさの EV 差を求めて、
その差がどれくらいになった時に白飛びするのかを調べる。ポジフィルムでは、フィ
ルムの種類にも寄るが、飛ばしたくない一番明るいところを測って、3段落としたと
ころがギリギリのポイントで、それ以上の露出を掛けると、白飛びする。

ただ、逆光の風景で空を基準にしてそれをやると、ほとんどの場合、地上は黒く潰
れてしまう。夜景とか逆光の場合は恐ろしくコントラストが高いので、普通はどちら
か必要な方(明るいところか暗いところ)で露出を決める。もちろん光源の形がわか
るような金属などによる直接的な反射は必ず白飛びするので、そこを基準にしては
いけない。

一昨日は金沢にいた。年に1~2回ある友人からの頼まれ仕事で、宝石を拡大して
テレビに大きく映し出すカメラを3台、店内に設置し、それらからの出力を1台のプリ
ンタへ集中して、プリントアウト出来るようにするための配線、設置作業だ。札幌、
大阪、京都などの写真があるけど、それらは全て、この仕事で行った各地である。

仕事は順調に行って、予定よりかなり早い時間に終わってしまったので、そんな時
のために持って行った SD14 と 17-70mm で仕事場から徒歩20分くらいのところに
ある、兼六園に寄ってみた。

季節的にはチョット中途半端で、紅葉もほんのわずか。せっかくなので有名な灯籠
も撮ってきた。上で書いている逆光の風景も撮って見たが、やはり難しい。

空を出すと地上が潰れ、地上を出すと空が飛ぶ。露出計があってもダメで、どうして
もきれいに撮らなければならない場合は、三脚を立てて、露出を変えながら4~5枚
撮って合成するしかないだろう。ただ、それを自然な感じに見せるのは結構面倒で、
ダイナミックレンジを合成で拡大した写真であることを明示して見せないと、「変」と言
われるのではないかと思う。

ただ、合成に依らない恐ろしくダイナミックレンジの広い写真と言うのはねむくなるの
で、パンフォーカスと一緒で見せたい部分を強調するのが難しい。

いつかアサイさんが手ブレ補正に関して「写真はブレるもの」と書いていたけど、なま
じテクニックを駆使して撮れない写真を無理矢理撮る必要も無いと言えば、ないのだ
ろう。人に頼まれて撮っている写真ではない。(^^;


結局、パナソニックのグリップタイプストロボの現行機種 PE-60SG を買ってしまった。
当然、中古品であるが、他の古い機種よりはるかに高い。が、アクセサリーを含めて、
実売価格の半値程度で変えたので、良しとしよう。

昔のナショPとは電源部が異なっているので、他の PE-400 や PE-5651N とは電源
部の共用は出来ないはず。だが、簡単にバウンスができる単2型電池を使用する高
出力ストロボなので、スレーブで使うことが出来る。1台はあっても良いだろう。

やはり PE-400 2台と PE-5651N 1台が余分である。叩き売ってしまおう。

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受光面積 2007/10/22

以前、画像掲示板に時々投稿してくれる mu50 さんが、キヤノン 1Ds Mark II  と
SD10 を比較してくれたことがあった。彼は MAMIYA ZD も所有している元プロカメラ
マンである。

彼が書いていたことで私がなるほどと思ったことの一つに、画質は撮像素子の大き
さが大きくモノを言うとのことだ。フィルムの場合は常識であるが、この常識はデジタ
ルイメージセンサーにも通じるモノがある。確かにブツ撮りのプロがスタジオで使っ
ているイメージセンサーはフィルムで言うとセミ判くらいの大きさがある。

SIGMA SD シリーズの受光面積は 35mm フルサイズのイメージセンサーとほぼ等
しい。もちろんこれは RGB 各層の面積を足し算した場合の話なので、それは違うだ
ろうと言う人がいるかも知れない。しかし、積層型イメージセンサーの受光面積が実
際のサイズに積層された層の数を掛け合わせたモノであることを否定するのも難し
いだろう。

シリコンの光透過特性を利用して色分解を行っているために、与えられたデータから
RGB の要素を作り出す過程でかなり面倒な演算を行っているようだ。当然、各層か
ら得られたデータをデジタル的に増幅する際のパラメータも単純ではないのだろう。
おそらくそのあたりの難しさと、実際の各ピクセルでの厚みあるいは大きさの差に伴
うバラツキも発生している可能性もある。それらの理由により、色分解に伴い、特に
G のデータにランダムなムラが発生すると思われる。明るい部分ではその差が小さ
いのであまり目立たないが、暗い部分では、そのバラツキがグリーンやマゼンタの
ノイズとして浮き出してくる。

SD10 ではそれほど顕著に現れてこないので、主たる原因はセンサーのピッチサイ
ズ、つまり1ピクセルあたりの受光面積にあるのだと思う。受光面積とピッチサイズ
は実際には異なるが、ここでは仮に同じと仮定して、SD14 と SD10 を比較すると、
SD14 の受光面積は SD10 の 73.8% しかない。約 3/4 である。FOVEON 社はこの
差異をマイクロレンズの集光度を上げ、SPP のノイズリダクションで吸収できるつも
りでいたのだろうが、残念ながらそうは問屋が卸さなかった。

ISO50 と言う救済手段は確かに有効ではあるが、白飛びや高彩度な色彩が破綻
すると言う弊害をもたらす。不要と判断して一度は手放してしまった露出計を再度
購入する羽目になった。もちろん露出を厳密に合わせることで救えるケースは増え
るのだけど、実際には全てオートに任せて撮影する方が便利だ。

もちろんデジタルなので、風景や静物で、時間的にゆとりがある場合なら、微妙に
露出を変えて何枚も撮影すれば良いだけの話なのであまり問題ではない。が、ちょ
こまか動き回る、ノイズの発生しやすい被写体をギリギリの露光条件で撮影するた
めには、ヒストグラムと露出計をにらめっこしながらの撮影になりそう。

他の人に頼まれて、お金を頂いて写真を撮っているわけではないので、多少のピン
ぼけやブレやノイズは、本来ならあまり気にしなくても良いのだけど、作例と言う形
で皆さんに見ていただくからには、最良の写真が撮れるように頑張る必要を感じる。
また、それをとっても楽しんでいることも事実。

悩ましいカメラを楽しむのは本来的には間違いである。なんにも考えずシャッターを
押して、誰にでもきれいな写真が撮れることが今のカメラには求められている。

コンパクトデジタルカメラではかなりそれに近いモノができあがりつつあるような気が
する。デジタル一眼レフも頑張って欲しい。

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体調不良でした。 2007/10/21

先週は、風邪を引いて引きこもっていた。木曜日にはどうしてもやらなければいけない
仕事があったので、チョット無理して会社その1に出社。最低限の仕事をして、帰って
来た。それ以外は家で寝ていた。

先週の平日はほとんど仕事をしなかったため、昨日、今日はせっかくの土日なのに、
お仕事になってしまった。ヨメさんが「はな」を連れて実家に遊びに帰ってしまったた
め、写真も撮れない。(^^;


先週は画像掲示板でピンぼけが話題になっていた。実は私の SD14 も最初は少しピ
ンぼけだった。AF での撮影では問題がないのに、MF だとピントがぼける。この場合
は十中八九フォーカシングスクリーンの位置が合っていない。SD14 をバラしたことが
ないので、断言は出来ないが、SD10 ではフォーカシングスクリーンの位置合わせに
薄い金属板で出来たスペーサーが使われていた。これはマウント基準面からイメー
ジセンサーまでの距離(フランジバック)と、マウント基準面からフォーカシングスク
リーンまでの距離を等しくなるように調整するための部品だ。

理想としてはこのフォーカシングスクリーンの下に敷いてあるスペーサーは不要であ
る。が、このスペーサーを使わないことを前提にカメラ(ミラーボックス)を製造するの
は困難で、ミラーボックス全体を超高精度で製造する技術が要求される。ただ、キヤ
ノンやニコンのフラグシップマシンには、このようなスペーサーは入っていなかった
様な記憶がある。

普通はカメラを組み立てる時に、フォーカシングスクリーンの位置を何らかの方法で
調整する。この工程で何かの不具合かチェック時点での手違いがあると、MF では
ピントが合わないカメラができあがる。

本来あってはいけない不具合だと思う。が、なぜか SD14 では多いようだ。不幸な
ことに SD の場合は他のデジタル一眼レフより容易にピンぼけを確認できる。他の
一般的なデジタル一眼では必須のローパスフィルターが入っていないので、レンズ
による描写がそのまま反映されるからである。当然、フォーカシングスクリーンの位
置に要求される精度も高くなる。

私がカメラ屋さん時代に修理専門の方から教えてもらった許容範囲は +0mm、
-4/100mm だったけど、これは 30 年も前の 35mm フィルムカメラでの話だから、
SD の場合は 1/100mm より高い精度、つまりミクロンオーダーの精度が必要だ
ろう。

数年前のカメラショーでシグマの現社長に「レンズって 1/100mm くらいの精度が
必要なんですよね?」と聞いたら「いいえ、今は 1/1000mm です。」と言われてし
まった。レンズメーカーも大変である。

閑話休題。

MF でピンぼけになる原因はもう一つ考えられる。ミラーの角度だ。SD14 のミラー
角度が調整可能かどうかを私は知らない。が、これが狂っていると、MF だけでな
く AF にも同じだけの狂いが生じる。フォーカシングスクリーンに対して 45°より
大きければ実際のフランジバックより長くなり、フォーカシングスクリーンでピッタ
リ合わせたはずのピントは後ピンになる。逆に 45°より小さければ前ピンになる。
この場合は MF も AF も同じようにピントがずれるはずだ。

MF ではピントが合わないのに、AF だとピントが合うケースは上に書いたフォーカ
シングスクリーンの位置が正しくないときに起きる。逆の場合はフォーカシングス
クリーンの位置は正しいのだけど、AF センサーユニットの取り付け位置か、調整
が正しくない場合である。

当然このあたりのチェック不足、あるいは組み立てミスはとっくに現場にフィード
バックされているはずなので、現在出荷されている個体では、MF が合わないと
言うことはなくなっていなければならない。

私の SD14 もファームウェアを 1.05 にしてから、リモートコントロールを ON にし
たときに電池の減りが異常に多くなる現象はなくなった。が、絞り優先 AE で
撮影しているときに 2~300 枚に付き数枚ほどの割合で、連続して露出が過
度になる現象が発生。シグマさんにはその時のサムネイル画像と X3F ファイ
ルを送って、報告しておいた。

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望遠レンズのブレ防止 2007/10/15

写真に関して、夜でもできることは結構ある。以前、望遠レンズの天秤ブレをチェック
したけど、あれは夜でないとできない。

昨日の記事に書いておいたのだけど、入手したベルボンのレンズサポーターをテスト
してみた。

レンズサポーターそのものは千円もしない。が、それをサポートするためには結構お
金が掛かる。必要以上にお金を掛けたくないので、手持ちのモノを使って、何とかな
るように工夫した。が、スリックのSポールデジタル以外に適当なモノがなかったの
で、これだけは買ってしまった。実売で約 4,500 円である。

私はこのレンズサポーターをこんな風にセットした。まず三脚の足にマンフロットスー
パークランプを噛ます。スーパークランプに太ネジのダボを入れて締める。その太ネ
ジのダボにマンフロットの自由雲台を取り付け、その自由雲台にスリックのSポール
デジタルを乗せる。Sポールデジタルの先端にスリックの小型自由雲台を取り付け、
その自由雲台の先にベルボンレンズサポートを取り付ける。

手持ちのモノを組み合わせたので、お金はあまり掛からなかったけど、何もなくて
これだけ買うと2万円以上になる。全然、安くはない。コストパフォーマンスから言え
ば、一脚を買った方が良いかも知れない。

 


で、肝心の効果と言うと。期待したほどの効果はあった。が、やはりミラーアップを
しないと、ほんのわずかではあるがブレる。今まで遠方の夜景を望遠レンズで撮影
した際に、何か甘いような印象があったのだけど、この方法で撮影すると、レンズの
描写力がキッチリ判る。

300mm 以上の望遠レンズで、三脚を立てて写真を撮る場合は、これくらいのことを
しないと、SD14 の描写力を生かすことはできない。

【追記】

※ご注意※ カーボン三脚でこれをやらないでください。最悪の場合、脚がつぶれます。

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イロイロな追記 2007/10/14

「中心部で 200本/mm くらいの解像度を持つレンズはありそうな気がする。MACRO
70mm なんかは、それくらいの解像度があるかも知れない。」と書いているが、よく
考えてみたら MACRO 70mm の中心部における解像度は 250本/mm さえクリアし
ている可能性がある。実際に誰か計ってくれないかなぁ。

ナショナル PE-5651 でバウンスをやろうとすると恐ろしく面倒なので、何か良い方法
がないかと思案していたけど、私の道具箱を漁っていたら、アクセサリーシューに付け
るサンシェード取り付け棒が出てきた。このサンシェードにアルミ箔を貼り付けると、小
型リフレクターが完成する。しかも PE-5651 のブラケット取り付け部にはめ込む補助
アクセサリーシュー(正確にはセンサーアダプター)まで持っている。チョット面倒で、
大げさなモノになってしまうかも知れないが、使えそう。

木曜日にアキバのヨドバシでベルボンのレンズサポーターなるものを見つけた。一脚
の先端に取り付けて、三脚で保持した望遠レンズの先っぽを支えるのが本来の使い
方。スリックのクランプヘッドとSポールと小さい自由雲台とこのレンズサポーターを組
み合わせると、マンフロットのロングレンズカメラサポートと同じような働きをする。チョッ
ト考えてみよう。あるいは2個所有している、マンフロットのスーパークランプを使っても
良いかな?

昨日は ISO50 で色々なシーンを撮影してみた。やはり逆光状態で平面に太陽光が
反射しているところは白飛びをする。まぁ、ISO100 で撮っても白飛びすることが多い
のだけど、それ以上に飛びまくる。逆光での反射には要注意。

ファームウェア 1.05 にした後、2つばかり気になる不具合が見つかった。絞り優先
AE で撮影していて、100 枚につき3枚くらいの割合で露出が2~3段にオーバーに
なってしまうショットが発生する。ファームウェアのバグか?

もう一つは Outliner さんに教えていただいたのだけど、撮影する画素数を HI と LOW
で切り替えると、全く同じシーンを撮影しても、同じホワイトバランスなのに色味が異
なる。これも、新ファームウェアのバグか?

18-200mm F3.5-6.3 DC OS の手ブレ補正効果は非常に高い。昨日、千葉動物公園
で撮影した写真のシャッタースピードを参照してほしい。もちろんすべて手持ちである。
可能であれば、他の全てのレンズに、この手ブレ補正機構を付けて欲しい。

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画素ピッチを再考 2007/10/09

回折とイメージセンサーの画素ピッチについて、私は今まで「イメージセンサーの画
素ピッチが細かくなると、回折によるボケが判るので、必要以上に細かい画素ピッ
チは必要ない。」と主張してきた。

が、ISO50 と ISO100 EV+1.0 の画質がほとんど変わらないのは当然であると言う
ことを「逆に考えれば」と言う発想の転換を行うことで、自分自身に納得させた。

この「発想の転換」で画素ピッチの問題を考えてみた。f:2.8 で撮影したときの理想
的な解像度は 532本/mm である。実際にそこまで解像する一般的な一眼レフ用レ
ンズは(多分)存在しない。が、中心部で 200本/mm くらいの解像度を持つレンズ
はありそうな気がする。MACRO 70mm なんかは、それくらいの解像度があるかも
知れない。

で、それだけの解像度を記録するための画素ピッチはいったいどれくらいになるのか?

サンプリング定理からすれば 400本/mm が必要である。400本/mm ということは、
画素ピッチにすれば、1.25ミクロンである。つまり、1.25 ミクロン以下の画素ピッチ
を持つセンサーでなければ、200本/mm の解像度を持つレンズの描写力を記録す
ることができないのだ。

つまり、レンズの描写力の下限を見た場合には、細か過ぎる画素ピッチは確かに
必要ないが、本当に良い描写をする比較的明るいレンズの描写力を生かすために
は、とてつもなく細かい画素ピッチが必要だと言うことに、今更ながら気がついた。

これは私自身がレンズの開放値付近の絞り値を使って撮影することがあまりなく、
最良の解像度が得られると思われる f:5.6 から f:8.0 くらいの値で撮影すること
を習慣にしていることと、できるならもっと絞りたいと思っていることが生んだ偏っ
た考え方であった。

最良の描写をするレンズの解像力を正確に記録するためにはとんでもなく細かい
画素ピッチが必要なので、それに伴う感度低下のような弊害が起きないのであれ
ば、画素ピッチはもっと細かくなって良い。

別の言い方をすれば、レンズの描写力を上回る画素ピッチを持ったセンサーがな
ければ、いくら良いレンズを使っても、その描写力を完全に記録することはできない。

チョット考えてみれば、当たり前のことなのに、なんて私はバカなのだろう。

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もっと光を! 結論。 2007/10/08

現在我が家にはグリップタイプのナショナルストロボが5本ある。PE-400 が3本
PE-5651N が2本。

PE-400 は AC でしか使っていないので、電源部なしで売ろうとしたのだけど千円
でも買い手が付かない。500 円に値下げして再出品しているけど、あまりにも安い
し、発送の手間も面倒なのでとりあえず取り下げることにした。

PE-400 は数珠つなぎができるので、3本までは同時に使用可能。接続ケーブル
を買ってくれば、さらに追加も不可能ではない。だから、とりあえずは取っておく。
PE-5651N は最後の1台として接続が可能なので、1台だけ取っておくか、スレー
ブユニットも手に入れたので、積層電池電源と一緒にもう一台あっても使うことは可
能。無理に売っても 2,000 円程度にしかならないので、これもとりあえずは取って
おくことにした。しかし、5本同時に使うことはまずないだろう。

PE-60SG を何とか入手したいと思っていたが、肝心の光量は思ったほど多くはない。
PE-5651N をテストして、確かに EF-500 DG SUPER より約1段明るいことは確認し
た。が、実際に撮影してみたけど、私が望んでいたほど明るくはない。結局 G.N.80
くらいないと、私の望む明るさにはならない様だ。

G.N.80 のカメラに取り付け可能なストロボとなると、ミニカムくらいしか思いつかな
い。まともな個体を入手するのは至難の業なので、あきらめる。

とりあえずの結論は、グリップタイプストロボ1灯で天井バウンスして十分な光量を
確保することはできない。撮影時には PE-5651N をライティングスタンドを使って天
井バウンスにセットし、スレーブで使う。メインはカメラに EF-500 DG SUPER を取り
付けて使う。でも、EF-500 DG SUPER は TTL オートでプリ発光してしまうので、常
にマニュアルで使わざるを得ない。さらに、TTL オートでは、条件によって結果に大
きなバラツキが出ることも判明。カメラの調光補正を使っても、補正しきれない状況
があまりにも多く発生するのでやはりマニュアルで使用する以外には方法はない。

幸いにしてデジタルなので、数枚のテスト撮影を行って、露出を決めるのが一番良い。

直射してでも十分な光量が必要な場合は PE-5651N を外光オートで使うしかない。

いずれにしても、試行錯誤の末、しばらくはこれで行くしかないと結論。

しかし、積層電池は来年の2月で製造中止になる。やはり PE-60SG が一台必要
になりそうな気配は依然として残っている。

【追記】

下の方で、SIGMA EF-500 DG SUPER のマニュアルでの露出変更可能段数を
6段と書いているが、8段の間違え。謹んでお詫びいたします。

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ISO50 その2 2007/10/05

ISO50 の画質が、ISO100 EV+1.0 と同じであることについて、もう少し正確に書か
なければ誤解されるかも知れないと思い、少し補足。

X3F のサムネイル画像はもちろん異なる。ISO100 EV+1.0 のがかなり明るく見え
る。で、私が比較したのは ISO50 をオールリセットで現像したものと、ISO100 EV
+1.0 をオールリセットから露出のみを -1.0 にして現像したもので、理論的には全
く同じ写真にならなければいけない。で、実際にほとんど同じものができあがる。
オールリセットで現像後の TIFF 画像を彩度やコントラストをかなり上げて比較して
も、差異を認めることはできない。

明度、コントラスト、色調、ノイズ等どこを比較しても、一緒である。考えてみれば、
これは当然のことで、一緒でなければ、逆におかしいことになる。

意地悪な言い方をすれば、ISO 感度 50 がセット出来るようになったけど、ISO100
で EV+1.0 するのと全く変わらない画像なので、大改良と言うほどではない。

「オート」で現像しても、本来は同じ結果にならなければいけないのに、ISO100
EV+1.0 のが少し明るくなる。もしかすると SPP は「オート」での現像時に撮影時
の EV 制御値を見ているのかも知れない。

ISO50 を使うことのメリットは何と言ってもノイズが低減されることである。もちろん
低感度なので、早いシャッター速度が必要な被写体や絞り込まなければいけな
い動態撮影には不向きである。

私自身は作例の撮影データをご覧頂ければ判るとおり、4月の下旬あたりから、
ISO100、EV+1.0 をデフォルトにして来たので、正直、あまり感激してはいない。

つい最近まで SD9 をメインで使って写真を撮影されていた「みみしん」さんは数
年前からこの方法で撮影して、低ノイズを実現していた。ノイズ特性については
SD10 が一番良いので、SPP3.0 で現像するのであれば、SD10 では無補正で
も問題はない。

いずれにしても ISO50 で撮影可能な写真を撮るときには、躊躇なく使うべきで
ある。


明日は延期になっていた「はな」の運動会、明後日は友人の家で AV 機器の配線を
手伝うことになっていて、月曜日は天気が悪そう。ということで、急遽本日をお休みに
して、ISO50 をテストした。

結果は「テクニカル」にアップしておくので、そちらを参照して欲しい。危惧したほどの
露出オーバーによる色の破綻や白飛びは発生しない。かなりコントラストの高い被写
体であっても、実用になる。彩度の高い赤や黄色に関しては、ISO100 でも過度の露
出を掛けた場合には破綻することがあったので、基本的には ISO50 でも一緒である。

シグマさんのサイトには「中央重点測光で」と書いてあるが、私は特に意識しなくても
良いような印象を持った。さすがに ISO50 で EV+1.0 にした場合には露出オーバーが
起きるので、気をつけなくてはいけない。

いずれにしても、ISO100 で EV+1.0 よりは ISO50 のが気持ち良い。

あ、肝心なことを忘れていた。ISO50 で撮影すると、ノイズは全然ない。

【追記】

2チャンネルで「オールリセットって何?」と書き込みがあった、SPP で現像してい
る人なら判るはずなので、今まで何の注釈も加えずに使って来たけど、考えてみた
ら私独自の表現であることに気がついた。2つある「リセット」ボタンを両方とも押す
こと。つまり、すべての現像パラメータが「0」の状態を言う。SPP1.1 までは「デフォ
ルト」、SPP2.1からは「X3F」と表記が変わったので、私は「オールリセット」が一番
わかりやすいと思って使っていた。これからも「オールリセット」と表現する。

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ISO50 2007/10/03

SD14 の新ファームウェアが公開された。目玉は何と言っても ISO50。

今朝は日の出前に起こされて、ディズニーランドへヨメさんと「はな」を見送りに行った。

日の出前の茜の空を一枚。地上はまだ暗い。ISO50 で撮影したが、地上にノイズは
見えない。

昨夜は「シグマさんも姑息なことをやるなぁ。」と思っていた。つまり、「ISO50 って白
飛びに気をつけろと書いてあるから、ISO100 で EV +1.0 と同じだろう。」と考えたの
である。

ヨメさんと「はな」を見送ってから、ディズニーランド入り口の公園でテスト撮影。三脚
は持っていなかったので、カメラをダストボックスやテーブルの上に置いての撮影。

やったことは単純。同じ被写体を ISO50 と ISO100 EV +1.0 で写し比べただけ。

結論。ISO50 は ISO100 +EV1.0 とほとんど変わらない。X3F のファイルサイズが数
パーセント小さくなるだけである。もちろん ISO50 で撮影すれば、EV +1.0 の補正は
必要ないので精神衛生上は良い。

「テクニカル」にアップしようかと思ったのだけど、イジワルして止めておく。その気に
なればどなたにでも出来る簡単なテストなので、どうかご自身の目で確認して欲しい。

ただ、今日は曇り空で、極端にコントラストが高い被写体ではなかったため、後日、再
度のテストを行う予定。

あ、肝心の色ノイズについては、どちらにも全くと言って良いほど発生していない。

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EF-500 DG SUPER 2007/10/02 に書いた

Outliner さんから EF-500 DG SUPER がお嫁入りしてきた。今まではデジタルに
対応していない EF-500 ST やグリップタイプストロボでマニュアル撮影オンリー
だったので、かなり進歩した。

想像していた以上に使える。実売価格で ST と SUPER は 8,000 円ほどの差が
あるが、納得。希望小売価格で考えるとかなりの価格差なので、SUPER がえら
く高いものに感じるが、他社の純正と比較すればかなり安い。お薦めかと聞かれ
たら、お薦めしますと答えざるを得ない。

光量は同じなのでマニュアルでしか使わない人にはあまり差は感じられないと
思っていたが、ST の場合は光量が2段階しか変化しないのに対し、SUPER は
6段階の変更が出来るため、かなりデリケートな調整が可能だ。

SD14 の内蔵ストロボを使って SUPER を発光させることが出来るが、SD14 の
プリ発光を止める手段がないので、マニュアル発光のスレーブとしては使えない。
マニュアル発光でスレーブにするためには別途それ自身がマニュアルで発光可
能なストロボを SD14 に接続しておかなければならない。TTL オートで良ければ、
スレーブではなくリモートとして働くので、SD14 の内蔵ストロボをトリガーとして
発光させることが出来る。SD14 のフラッシュ光量調整が反映されるので、オート
で光らせても、十分に使える。

キヤノンのオフカメラシューコードで繋いで使って見たが、全く問題はない。普通に
カメラに取り付けたのと同じに働く。ただ、オフカメラシューコードは望むほどには長
くない。やはり UN から出ているような、ホットシュー用のストロボをシンクロコード
で接続するためのアダプターを使って、マニュアルで接続するのが実用的だ。

SD14 の内蔵ストロボはなぜかうまく働いてくれないことが多いし、絶対的な光量
も十分ではないので、フラッシュ撮影の機会が多い方にはやはりお薦めである。

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