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SIGMA SD は TRUE の夢を見るか? 2008/02/07

「おとうさん」がフォビオン画像掲示板に Mac 版 SPP3.1 と SPP2.3 で現像した
写真をアップしてくれた。確かにノイズが少ない。

私は SD14 を入手してすぐの頃、同じ被写体の連続撮影を行って、暗部に発生
した FOVEON 独特のマゼンタ=グリーン系まだらノイズを 800% に拡大して、
じっくり観察したことがある。

そこでわかったことは、露出が足りない暗部に発生するこのまだらノイズには決
まったパターンがない。つまり、ノイズが発生する位置や量が一定ではない。そ
して、連続で撮影している時間が長ければ長いほどノイズの量は増える。と言う
ことの2点である。

だから私はこのノイズの発生原因はセンサーの感度ムラではなく、いわゆる熱
雑音ではないかと思っている。そして、ソフトウェアでこのノイズを検知して補正
するのは容易ではないとも思っている。

確かにピントが甘い部分に関しては「なめてしまう」処理でノイズを目立たなくす
ることは出来そうだが、ノイズが広い面積で発生している場合は本来の色とノイ
ズによって偏った色の区別を付けることは難しい。

そして、非常に精緻な描写が暗部にある場合は「なめる処理」は採用できない。
高い描写力を失うことになるからだ。

しかし、FOVEON 社はノイズリダクションのアルゴリズムを改良したらしい。ノイ
ズが発生する原因はともかく、発生した場所(ピクセル)と発生した量を特定でき
れば、ソフトウェアによるノイズリダクションは完全なモノとなる。

SPP2.4 で現像された DP1 の作例を見る限りにおいては SD14 の画質、描写力
を維持したまま、ノイズの量を減らすことが可能になったような印象を受ける。

http://dpreview-img.fotki.com/gallery/sigmadp1_preview/originals/sdim0054.jpg

直射日光を受けている白いデッキチェアのトーンと質感を残したまま、影になっ
ている部分の描写にノイズが乗っていない。おそらく ISO50 で撮影したら、こ
の写真の明るい部分は白飛びを起こしているだろう。

DP1(TRUE) に出来ることが SD14 でも出来るという保証はない。が、ファーム
ウェアとソフトウェアの改良によって、ISO50 を常用していたことが「昔の話」に
なるのはそう遠い将来ではないかも知れない。

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