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桜咲く 2008/03/30

昨日は土曜日というのにお仕事であった。唯一救いなのはお仕事先のすぐ近くに
桜並木があること。

ヨメさんと「はな」の許可を得て、DP1 を持って出た。SD14 と 10-20mm も持っ
て出た。

東京駅八重洲口から日本橋へ抜けるさくら通りという道がある。この道の両側が
その名の通り、桜並木になっている。都会のど真ん中にある桜並木なので、桜の
木の下で宴会をするようなお花見客などはいない。が、町内会の人たちが沿道に
出店などを出し、この通り全体を歩行者天国にして、チョットしたお花見ムード。
いないだろうと思っていたお花見客もしっかりいて、驚いた。

なのでお仕事を始める前に、このさくら通りで DP1 と SD14 で桜を撮影した。
今までは DP1 と SD14 で同じ条件で撮影したのだけど、今回は少し趣を変えて、
SD14 では ISO50、10-20mm の絞り値は f:9.0 で撮り、DP1 は ISO100、f:6.3
で撮影してみた。どちらも私が最良の描写をすると信じている条件だ。

なお、フォーカシングも SD14 はマニュアルで、DP1 はオートにしてある。結果は
[テクニカル]と[スナップ]にアップしたので、興味のある方はご覧頂きたい。


4年ほど前に伊達淳一先生が「桜には SD10」と PC Watch の「デジタルでい
こう!」に書いてくれた。このサイトの[FAQ非公式版]でもリンクを貼ってあり、作例
もいっぱい掲載されているのでご覧になった方も多いだろう。

青い空の下、薄いピンクの花が咲き乱れる様子を綺麗に撮影できるデジタルカメラ
はあまりない。2004年当時は、皆無だったと言っても良いかも知れない。画素数が
あっても空と小さな桜の花の境界をスッキリ写すことは決して易しくない。シャープ
ネスを上げると桜の花の周囲が白くなり過ぎるし、シャープネスを上げないと空と
桜の境界が曖昧になる。

ある意味で未だにフィルムカメラの独壇場と言っても良い。それも 35mm ではダメ
で、最低でもセミ版(645)が欲しい。つまり、フィルムカメラであっても、かなり高い
描写力を要求される被写体だ。

別の言い方をすれば、桜の写真はついディスプレイ上で拡大して見たくなる類の
ものなのだろう。そして、遠くに写っている小さな花が綺麗に写っていることを見て
安心する。それほどの描写力を持ったデジタルカメラはあまり多くない。

幸い SIGMA SD シリーズと DP1 は描写力がウリのカメラだ。各社のフラッグシッ
プを所有している元プロカメラマン mu50 さんも桜を写すときは SD と言う。いつも
のことだけど、やはり細部の描写が魅力のカメラである。


DP1 と SD14 の写し比べをやるときにいつも感じることがある。それは DP1 では
ギリギリのフレーミングができないと言うことだ。明るい場所では液晶モニタの画
面も見づらく、手ブレを警戒するとどうしてもビューファインダーを使いたくなる。本
当は写って欲しくない部分まで写るし、ギリギリ入るだろうと思った部分が入って
いなかったりする。

実際問題として、それほどギリギリのフレーミングが必要なら DP1 は使わないと
いう選択肢もあるが、これほどの描写力を持ったカメラを使えないというのも悲しい。
画像掲示板で T.T さんが紹介してくれた UN のモニタリングPRO 液晶モニター
ルーペを私も一つ買うことにした。


今日は「はな」を連れて桜が綺麗だろうと思って船橋アンデルセン公園へ行って
きた。少し残念だったのは東京駅周辺では満開だった桜の花が五部咲き程度で、
少し寂しかった。

が、今日は 10-20mm を持っていたにもかかわらず、17-70mm をメインで使って、
DP1 と 17mm の画角を比べてみた。結論から言えばほとんど変わらない。一枚
だけ比較したものを後ほど[テクニカル]にアップしておく。

SD14 をメインで使っている人が DP1 を所有することのメリットはただ一つ。28mm
相当の広角が欲しいときにレンズ交換をせずにすぐに撮影可能なこと。ただし、
極端にフレーミングにこだわる人は一眼レフでないことに不満を覚えるかも知れな
い。

確かに慣れてしまえば液晶モニタを見ながらの撮影でも悪くはないが、やはり手ブ
レが起き易い。貧乏人の手ぶれ防止と呼ばれている連写撮影をデフォルトにする
のも一つの手段だ。

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50mm F1.4 EX DG HSM 2008/03/27

何を思ったのか、シグマが 50mm F1.4 を出す。レンズメーカーで 50mm F1.4 を
出しているのは ZEISS だけである。

もちろんこれはシグマ製一眼レフユーザー用に出すに決まっている。と言うのは
冗談で、フォーサーズを除く全てのマウントが出るとアナウンスされている。

これは愚挙なのか、あるいは挑戦なのか?

50mm F1.4 と言えば現在のカメラメーカーで作っていないのはオリンパスだけ。
カメラメーカー4社が純正のラインアップに用意しているレンズである。しかも
あの ZEISS も作っている。

それにしても大きい。今回 PIE で発表されたレンズが完成形だとしたら、フィル
ター径は 77mmである。


PENTAX FA50mm F1.4 34,650円 6群7枚 45cm 220g 49mm 37mm
NIKON Ai AF Nikkor 50mm F1.4D 39,900円 6群7枚 45cm 230g 52mm 42.5mm
SONY 50mm F1.4 52,500円 6群7枚 45cm 220g 55mm 43mm
CANON EF50mm F1.4 USM 55,500円 6群7枚 45cm 290g 58mm 50.5mm
ZEISS Planer T* 50mm F1.4 62,475円 6群7枚 45cm 330g 58mm 45mm
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ??,???円 ?群?枚 45cm ???g 77mm 65mm(?)

上の表は価格の次がレンズ構成、最短撮影距離、重さ、フィルター径、長さである。
お気づきだろうか、シグマ以外のレンズは全ていわゆるプラナータイプだ。なぜ、
シグマのレンズがプラナータイプでないと書けるかというと、PIE で技術者さんにこっ
そり教えてもらったからだ。プラナータイプとは後群の構成が異なるとのことだ。

私たちシグマユーザーのおそらく3人に一人は買うだろう。けれど、他のカメラメー
カーの一眼レフユーザーに買わせるためには、よほどすさまじい性能を持ったレン
ズでなければならない。

もちろん価格は重要だ。決して安い価格で出すべきではない。各社の 50mm F1.4
の2倍くらいの価格を付けるべきだ。上の表はフィルターサイズ順に並べて見たの
だけど、見事に価格順に並んでいる。レンズが大きければ、値段は高くなるのが
普通だ。それで、SA マウント用だけはシグマオンラインショップでの直販のみ、
シグマ製一眼レフの登録ユーザーだけに半値で売る。

もちろん、これも冗談である。が、非常にユニークな構成を持った今までに存在しな
かったモールドタイプ非球面レンズを前提とした光学設計に基づいたとんでもない
レンズだと言うことなので、どの様な描写を見せてくれるのかとても楽しみだ。

PIE の会場で予約してしまったので、発売と同時に入手できることは間違いない、
ZEISS をどなたかにお借りして写し比べてみたいものである。

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PIE 2008 での収穫 2008/03/23

今年の PIE で一つ大きな収穫があった。顔見知りのシグマの光学技術者さんが
会場におられたので、以前から疑問に思っていた事を一つ尋ねてみた。

質問:

AF の精度というのは 100% ボディに依存すると思っていたのですが、過去に2回、
レンズを調整してもらった事で、AF が明らかに良く合うようになったことがあります。
その時にはボディを一緒に送ってはいなかったから、レンズ側の要因によって AF
の合焦精度が変わった事は間違いのない事実です。なぜですか?

答え:

AF システムは通常、画面中心部で測距します。が、一般的に大口径レンズにお
いては画面中心部で測距し、合焦したポイントがそのレンズの最良点とは言えな
い場合があります。そのために、それが必要なレンズでは、ボディが合焦したと判
断した位置から最良点までの差をデータとして持っていて、その差分を自動で調
整します。この差分データが正確でないとボディが正確な合焦点を捕らえても、ピ
ントが狂う場合があります。

ここから下は私の想像で付け加える。

つまり、レンズ(特に大口径なもの)には、あらかじめ、わずかな像面湾曲により
画面全体を考えたときには、ボディが止まれと指定してきた位置から、少しずら
した方が良い場合がある。なので、レンズには、中心部合焦点から、これだけず
らしなさいというデータが組み込まれていると言うことだ。この「これだけ」情報は、
おそらく同じモデル、同じ焦点距離であれば同一だろう。ところが実際には製造
時に個体毎のバラツキが発生するため、もしかすると出荷前に再度、その値を調
整するのかも知れない。

その調整が完全でない場合、あるいは出荷時に再度の調整がされなかった場合
に「このレンズはうまくピントが合わない」となるらしい。

長年の疑問が解けて、非常にスッキリした。


小さな収穫もあった。それは 50mm F1.4 を覗くことができたこと。EOS 5D に着い
ていたのだけど、ものすごく MF がし易く、AF でなくても、十分にピントを合わせる
ことができた。ファインダーを覗いただけで、明らかにこのレンズの画質の良さがわ
かる。

ついでにこのレンズの売りになっている「サジタルコマフレア」に付いて少し書いて
おく。サジタルコマフレアと言うのはレンズの収差の一つである「コマ(コーマ)収差」
が、レンズの中心から円周上にフレアとして出てくるモノを言う。コマ(コーマ)と言う
のは彗星の核の周囲にあるモワッとしたものを指し、特に光点が画面中心から外れ
た位置にあるような夜景を撮った場合に、その光点の周囲に彗星の尾っぽのような
ボケが生じる。画面中心から周辺に向かう線上に出るものをメリジオナル(放射線
方向)コマフレアと言い、まさに彗星の尾の様に見える。それとは異なり画面中心か
らの同心円の円周上に鳥が羽を広げたようにフレアが出る場合がある。これがサジ
タル(同心円)コマフレアだ。

実際にサジタルコマフレアが見える写真が私の作例にある。

30mm F1.4 開放の夜景

30mm F1.4 の画面左端の光点に、見事なコマフレアが出ている。ただ、30mm F1.4
と言う条件を考えると、この程度で収まっているのは優秀である。

通常コマフレアは2~3段絞ることで目立たなくなるが、明るいレンズの開放では
「宿命」と言われるくらいに有名な収差である。幸い近年は非球面レンズの製造
技術が上がって来たため、レンズメーカーがその気になれば、この収差を低減す
ることが可能になった。

50mm F1.4 はまさに開放で使われることを想定しなければいけないレンズなので、
そのあたりに充分の配慮を行ったのだろう。Outliner さんに借りてテストと言って
いたが、つい予約してしまった。(^^;

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SD14 の次は? 2008/03/21

幸か不幸か今年の PIE で SD14 の次機種は発表されなかった。私自身はそれを
期待していない。が、DP1 のノイズの出方が SD14 のそれより少なく見えるので、
SD14 のファームウェアアップデートで DP1 と同等な画質が得られるようになって
欲しいとは思う。もし、DP1 の画質の良さが SD14 とのハード的な違いによるもの
であれば、その成果を現在の SD14 で実現することはできないだろう。

当然、次機種ではそれを反映させるはずだし、運が良ければそれ以上の成果を
上げる事ができるかも知れない。SD14N になるか SD15 になるかはわからない
けど、現実となったわずかなノイズの減少がファームウェアの変更で実現ができ
ないのであれば、TRUE を搭載した SD が出てくる可能性は高い。

DP1 で FOVEON センサーのコントラスト検出方式による AF の精度が非常に良
いことが実証された。いわゆるライブビューの機能を持たせた SD によって、ニコ
ン D3 が持っているようなスタジオモード AF が実現されることも期待する。


50mm F1.4 EX DG HSM がフルサイズ FOVEON センサーへの前準備だとは思っ
てはいないけど、もしそうであれば嬉しい。ただ、フルサイズ FOVEON 搭載機が
出たとしても、価格的にはかなりのものになってしまうと思われるので、買えない
可能性は高い。でも、私たちが SD24 の夢を見るのは自由だろう。(^^;


SD14 への要望は出尽くしているけど、敢えて列挙すれば・・・。

1.露出不足の部分に出るグリーンとマゼンタのノイズを低減して欲しい。
2.連続撮影可能枚数を増やして欲しい。
3.AF の精度を上げて欲しい。
4.ISO1600 での画質を実用的なレベルにして欲しい。
5.内蔵フラッシュにマニュアルモードを付けて欲しい。

すぐに思いつくのはこれくらい。かなり難しい注文かも知れないけど、SD ユー
ザーにとっては切実な願いだと思う。

もちろんボディ内手ブレ補正が搭載されたら嬉しいけど、シグマの場合はニコ
ンやキヤノンと同じレンズ内方式で行くようなので、実現する努力自体してい
ないかもしれない。ニコンやキヤノンが必死で宣伝しているように、手ブレ補正
効果がファインダーで確認できることは大きなメリットだと思う。

デジタル水準器や色収差補正、ディストーション補正、周辺減光補正あたりは
搭載して欲しいけど、まだ当分先の話だと思う。

カメラもどんどん進化している。おそらくこれからも進化は(多分永遠に)続くのだ
ろう。SIGMA SD がどの様に進化して行くか、楽しみであるが、あまりに時間が
掛かりすぎるのが少し悲しい。


今年の PIE で新たに出品されたのは 120-400mm、150-500mm、200-500mm、
50mm F1.4 である。これらの内発売時期が決まっていないのは 200-500mm と
50mm F1.4 。

昔の SMC TAKUMAR 50mm F1.4 やズイコー 50mm F1.4 のサイズを知っている
ので、今回の SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM は異常に大きいと感じる。が、性能
重視で作るとこうなってしまうのだろう。

MACRO 70mm F2.8 EX DG は焦点距離や明るさの割にはレンズのサイズはかなり
大きい。おそらく 15-30mm とか 120-300mm F2.8 等はコンパクト化をあまり考慮せ
ず、描写性能だけを追いかけた結果なのだろう。確かに大きくて重いレンズは敬遠し
たいけど、実際にはかなり良いレンズが多いので、サイズや重さを理由に使わない
のは賢明とは言えないのかも知れない。

それにしても、フィルターサイズ 77mm の標準レンズを作ってしまうシグマの画質最
優先主義は賛否のあるところだろう。が、シグマの光学技術者さんが、設計性能を
上回るレンズだと言っていた。Outliner さんが EOS に着いていたこのレンズを覗い
て、早速予約したとの事なので、彼が入手し次第、お借りしてテストしてみたい。


内緒ですよとは言われなかったので、新ネタを一つ。非常に近い将来 46mm 径の
APO クローズアップレンズがシグマから発売される。DP1 で 20-30cm の撮影距離
に対応するそうだ。通常のクローズアップレンズで起きる色収差を低減するために、
SLD ガラスを1枚使った1群2枚構成のレンズで、以前はシグマでも作っていた高
性能クローズアップレンズだ。なお、他の径での予定はないとのこと。多分、46mm
径でも結構高いのではないかと思う。


各カメラ雑誌の4月号、DP1 の記事だけをパラパラと立ち読み。一言で言えば、画質
に関しては大絶賛。FOVEON と 16.6mm F4 と TRUE のコンピネーションが作り出す
自然で高解像な画質がコンパクトなサイズに凝縮されたことはとてもすごいことだと
思う。

が、5年も前から FOVEON の画質になじんでいる SD ユーザーにとっては、何となく
しっくり来ないものがある。今頃になって FOVEON の高画質を大騒ぎしているのが
滑稽である。いかに各カメラ雑誌が大広告主であるカメラメーカーに気を遣って記事
を書いているのかが良くわかる。シグマから大メーカーとは競合しないカメラが出た
とたんに大絶賛されてもあまり嬉しくない。

DP1 の良いところは非常に明確なコンセプトを持ち、そのコンセプトを実現し、そのコ
ンセプトに共感するユーザーに対して強力なアピールを行っているところにある。人に
よっては使えないと言う人もいるだろうが、シグマが明言している通り、万人向けのお
手軽コンパクトデジタルカメラを作ったわけではないので、買わない人が出てくるのも、
当然であろう。


今回の PIE に関して文句がある。毎度の事なのであきらめてはいるが、新発表の試
作品レンズ数本がカメラに装着して覗けるようになっている。でも、なぜか SA マウン
トではなく、EOS マウントである。確かに EOS マウントは SA マウントの 100 倍くらい
の本数が売れると思う。が、カメラメーカーであることを目標としているシグマが、PIE
に展示する新商品に自社のマウント(展示ウィンドウの中に入れてあるとの事だが)を
用意していないのはチョットお寒い。

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PIE 2008 2008/03/19

今年も PIE が始まった。シグマユーザーになって、フォトエキスポの時代から、
これで6回目の展示会である。

去年の PIE では、「もうすぐ DP1 が出る」みたいな雰囲気があったけど、まさか
これほど時間が掛かるとは誰も予測はしていなかっただろう。いずれにしても、
この PIE を待たずに DP1 がリリースされたことは、良いニュースだろう。

毎年、シグマブースはそれほどの混雑はなかったけれど、今年は結構混雑しそう。
幸い PIE 前に都内のカメラ店には DP1 の現物が触れられる状態で行き渡ったよ
うなので、超混雑は避けられそう。DP1 の画質に感動して、安くなった SD14 が
売れればそれなりの存在感が出てくると期待している。

正直、他の人が SD を使おうが使うまいが、私には関係ないけど、お仲間が増え
るのはとても嬉しい。

今までなら、平日に何とか時間を作って行っていた PIE だけど、今日は忙しくて、
とても行けない。明日は午前中は用事があって外出できないけど、午後なら大丈
夫。おそらく昼過ぎにはカメラ2台をぶら下げて、シグマブースの周りをウロウロし
ていると思う。もし、私を見かけたら、気軽にお声を掛けていただきたい。

50mm F1.4 が展示されていると思うけど、発表されたばかりだから動く状態のも
のはないかも知れない。チョット覗いて見たいけど、おそらく無理だろう。

今日も忙しい一日が始まる。張り切ってお仕事をしよう。

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会社の引っ越し等でかなり多忙 2008/03/17

土曜日は現場取材のため藤沢に行ってきた。金曜日は一日中荷造りに追われ、
その途中にお引っ越しメールの同報発信。夜中まで掛かるかと思っていた荷造
りが午後 7時には終わった。思っていた以上に早く帰って来られたため、土曜
の朝はすんなり起きられた。が、先週は寝不足の一週間であった。

土曜日の取材は会社その3で取引をしている運送業者さんの現場で何か役に
立てるようならシステムの追加、あるいは変更を手伝って欲しいとの依頼(命令?)
を受けて、いやがる運送業者さんの会社へ、無理矢理押しかけて行く格好である。
システムのことを良く理解していない社長が、私がそこへ行くことで何か役に立て
ると判断しての、いわば小さな親切なのだが、あちらにしてみれば大きなお世話
である。それがわかっていても、頼まれれば断るわけにも行かず、午後からはテ
スト撮影をしたかったため、取材用の機材(DP1をテープレコーダ代わりに使う)
を持って、朝の5時30分から起きて藤沢に向かった。

帰る途中、藤沢駅へのバスを待つ間、太陽が画面に入る写真を数枚撮ってみた。
シグマさんが言う通り絞り優先AE、f:4.0 で撮ったらどうなるかは、実際に撮影し
なくても予想は付く。まず、DP1 で f:4.0 だと、最高速シャッター速度は 1/1000
秒である。ISO 100 f:4.0 1/1000 秒で太陽を撮ったらどうなるか?

昼間の太陽が画面に入った時の適正露出はいくつという決まりはない。太陽その
ものを適正露出(太陽の黒点が判別できる露出)で撮ろうとしたら f:22 1/8000 秒
くらいではないかと思う。でも、この露出だと地上の景色は太陽光が直接反射して
いるものすら真っ黒だろう。

地上の景色を太陽を画面に入れた状態で適正露出にするには、自動露出は使え
ない。EV+3.0 までの補正しかできないからである。太陽が画面に入っている状態
で、それ以外の光景を適正露出で撮るには、おそらく、EV+4.0 くらいの補正が必
要だと思う。

実際に土曜日の午後、自宅のマンションから見える太陽をモロに入れて、f:4.0 ~
f:11.0 まで、絞り優先AE で撮影してみたので、[DP1 について]を参照していただ
きたい。ある意味でシグマさんの言う「f:4.0 で撮影してください。」はあながち
間違いではないと言うことはわかった。


昨日は会社その1の引っ越し(荷物の移動)が終わって、新オフィスでルータやら
サーバの設置、設定。物置兼用のサーバールームには運び込まれた荷物があふ
れかえり、今朝、業者さんが来て作業をしなければならないプリンタ室では用紙の
入った箱が山と積まれていて作業スペースがなかった。結局誰もやる人がいない
ので、サーバールームとプリント室をお片付け。夜の9時まで掛かって、とりあえ
ず終了。自分の机や荷物は手つかず。今日も後片付けで一日潰れる予定。

今や会社からインターネットに接続できるかどうかは「重要」を通り越して、業務を
行う上での「生命線」であるため、接続できない状態になることは決して許されな
い。幸い都内での移動であるため、光回線の工事に手違いがなければ、繋がる
はずと言うことで、インターネット及び VPN は何の問題もなくすんなり繋がってく
れた。ホッとしたことは言うまでもない。


DP1 に対する世間の興味が一段落したようで、私のサイトのアクセス数も金曜日
からは 750 カウントになった。今年に入って、1月中は一日平均 270 カウント、
PMA で DP1 を売り出しますアナウンスがあった2月中は一日平均 500 カウント
弱、2月最後の4日間は約 700 カウント、3月は3日をピークに平均 1000 カウン
トを記録している。

SD の新型が出る度に、私のサイトを訪れてくれる方が増えて、DP1 の発売で、
また少し増えてくれそうな感じである。2007 年1年間の1日あたりの平均アクセ
ス数はSD14 の発売があったせいで 445.8 カウントあったが、機種が増えた分、
今年のアクセス数はもう少し増えそうな気がする。1年間で 20 万アクセスと言う
と1日あたりのアクセス数は 548。これくらいの方々が訪れてくれると一層の励
みになる。

それにしても、忙しい。実はカメラ内 JPEG と RAW の写真が同じように見える画
像パラメータはいくつぐらいなのかを調べている。が、まだまとまっていない。おお
むねコントラスト+0.4、シャープネス+0.4、彩度+0.4 くらいなのだけどじっくり見比
べている暇がない。しばらくお待ちいただきたい。


実質的な値下げを行った製品を値下げ以前に購入した人を対象にした特別セールで、
APO TELE CONVERTER 1.4x EX DG を買って、50-150mm でテスト撮影を行ってみた。
が、夜景だったため、あまり差がわからなかった。今週末は同じ条件で昼間の景色を
撮ってみよう。ついでに 80-400mm との比較や再度 80-400mm にテレコンを着けた
時の画像も撮ってみよう。

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そこそこ多忙、イロイロ雑考 2008/03/11

会社その1が引っ越す。そのためこの1週間は結構多忙となる。引っ越しに伴っ
て私が担当している種々の手続きは終わったけど、実際の荷造りはこれからだ。

会社その3も相変わらず忙しい。この記事を推敲して、加筆、訂正をしているのは、
帰りの電車の中。時刻はまもなく明日となる。この記事の日付は 11 日だけどアッ
プできるのは 12 日の午前1時近くだろう。


DP1 のおかげでシグマ製のカメラを使う人たちが増えたようで、とても嬉しい。私
のサイトも相変わらず毎日約 1000 カウントを数えてる。まもなく 555555。

発売前は DP1 に関しては軽く流す程度にしようと思っていたのだけど、あまり
にも私のサイトへのビジターが増えたため、無視できなくなってしまった。カメラ
の出来も予想を上回ってしまったため、これまた無視できなくなった。

DP1 をコンパクトデジタルカメラと考えてしまうとイロイロ不満が出るが、FOVEON
センサーを積んだ小型単焦点高画質カメラだと思えば SD9 を使い始めたときの
ように余分な機能が付いていない分、私のような古いタイプのカメラマンには使
い易いカメラという印象を持たれるかも知れない。

SD14 の時もそうだったけど、DP1 についてのなんだかんだをこの雑記帳に書い
たときには、同じ様な内容を[DP1 について]にも書くことにしているので、両方を
読んでいただいている方には、わずらわしさを感じさせてしまうことを、お許し頂
きたい。雑記帳は時が経つにつれて、簡単には読めなくなってしまうので、両方
に同じ様な事を書いている。


DP1 を使っていてソフト的に付いて欲しい機能がある。それは撮影設定のメニュー
項目の順番をカスタマイズできる機能だ。撮影スタイルは人それぞれなので、今
の順番で特に不満を感じない人もいれば、今の順番に不満たらたらの人もいるだ
ろう。不可能ではないはずなので、実現して欲しいものだ。


DP1 の出現によって SD14 の良さが多くの人に認知されるだろう。少しでも多く
の SD14 が世の中に出回ることは嬉しい。

Outliner さんの撮影会(そろそろ恒例の浜離宮)以外では他の SIGMA SD ユー
ザーに会ったことがない。その理由が高価だからでなく、単にメーカーの知名度が
低いせいで、買う人が少ないからだと言うのはチョットさみしい。

会長の「良いものは必ず売れる」の信念の下、宣伝に可能な限り費用を掛けない
会社なので、一般の方々にはあまり名前が通っていないシグマというブランドが
少しでも知られるようになるのはとても嬉しい。

私自身はユーザーが少ないカメラを使っていることに関して特別な気持ちは何もな
いけど、もっとお仲間が増えて欲しいと思っているのは確かだ。


SD14 やニコン用 HSM 付き DC レンズ、それに 70-200mm F2.8 II EX DG HSM
がかなり安くなった。この5年間、シグマがこれほどの値下げをしたことは記憶に
ない。

おそらく、それらを以前の価格で購入した人達へのお詫びの印と思われる特価
セールがオンラインショップで行われている。あまりの安さに、この前オークション
で買いそびれた(送られてきた品物が DG ではなかった)x1.4 APO テレコンバー
タを買ってしまった。


さて、そろそろこの記事をアップして寝るとしよう。明日は6時に起きなければな
らない。

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DP1 のレンズ 2008/03/09

本日、「はな」とヨメさんと私、3人で比較的近くにあるワーナー・マイカル・シネマ
ズ(昔風に言えば映画館)へ「ドラえもん」を見に行きました。

天気が良かったので、その映画館の周辺で DP1 と SD14 の撮り比べ。家へ帰っ
て来てから、いつもの風景などを撮影。

その際に、いつも負けてばかりいる SD14 に着いている 10-20mm F4-5.6 EX
DC HSM の絞り値を DP1 と同じ f:5.6 ではなく f:8.0 にして一枚撮ってみました。

考えようによっては DP1 の f:5.6 は開放から一絞り絞った値なので、10-20mm
も本当なら、開放から一つ絞った値である f:8.0 にして比較してやらないと可哀想
だと気がついたからです。

考えてみれば 10-20mm F4-5.6 の 16.6 mm での開放値は f:5.6 ですから、今ま
で DP1 との比較では、全部絞り開放で撮っていたわけです。

で、結果はご覧の通り、ほとんど DP1 の描写と同じくらいピッチリ描写してくれま
した。考えてみれば単焦点で F4 の f:5.6 とズームレンズの開放を比べていたの
ですから 10-20mm が負けて当然です。それにしても、16.6mm F4 はすごい
レンズです。現時点で最高の描写をする 10-20mm F4-5.6 の f:8.0 に相当する
わけですから非常に優秀です。


その時どなたかに頼まれていた DP1 を無限遠で使ったときに最も良い描写をする
絞り値を調べました。2度調べて、いずれも同じ値になりました。私が所有している
DP1 で無限遠が一番良い描写をしてくれる絞り値は f:6.3 です。


DP1 の AF は非常に正確です。多少時間が掛かりますが、ちゃんと合焦してくれる
ので、文句は言えません。即座に写真を撮らなければいけないことが想定される場
合にはマニュアルフォーカスにしておいて、目測がお薦めです。かなり被写界深度
が深いので、よほどの近距離でない限りは結構ピントが合ってくれます。

私のようにフレーミングにこだわる人は、ビューファインダーより背面液晶を見ながら
の撮影が必須ですね。水平もビューファインダーを見ながらだと合わせにくいです。

それでも、普通に写真を撮る場合には、ビューファインダーは便利です。

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DP1 用のセミハードキャリングケース 2008/03/08

新宿まで出て、再びヨドバシ本店のカメラ売り場へ行った。この前は一般的な
カメラケースを探したのだけど、今回は全てのメーカーのコンパクトカメラのケー
スを漁った。

その結果、見つけたのがこれ。オリンパス SP-570/560用 本革ケース
CSCH-51。フル装備した DP1 がピッタリ入ります。ただし、いわゆる速写ケース
ではなく、セミハードキャリングケースと考えた方が良いです。

シグマさんにはこの状態で速写可能なケースを作って欲しいと思います。

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ドラキュラ DP1 2008/03/08

[DP1 について]と[テクニカル]でご覧いただけるように、DP1 で太陽を画面に入
れた写真を撮ると、レンズの後玉とイメージセンサーのマイクロプリズムあるい
はセンサー直前にある赤外線カットフィルターとの間で起きている面間反射に起
因すると思われるある種のゴーストが発生する。とりあえず、センサーゴースト
と勝手に名付ける。正式な名称をご存じの方がおられたら、教えて欲しい。

太陽を画面に入れて写真を撮ることはあまりないけど、作例をご覧いただければ
わかる通り、私は朝日とか夕日は良く撮る。ビジターの方々も朝日や夕日なら、
比較的普通の被写体として撮影することがあるはずだ。とりあえず、かなり明る
くなってからの太陽を画面に入れると非常に困った結果になることはわかった。

夕べは午前2時過ぎまで起きていたので、朝日が出た頃はまだ寝ていた。今日
の夕日は撮れるかも知れない。朝日や夕日を撮った時にどれくらいのセンサー
ゴーストが確認できるかはやってみないとわからない。

私の場合、幸い真っ昼間に太陽を画面に入れて撮影することはほとんどない。
10-20mm のゴーストやフレアの出方を見たくて、テスト的に撮影したことはある
けど、風景や「はな」の写真では、太陽を画面に入れることは、ファインダーを覗
いて撮る限りにおいてはほとんどない。

でも、昼間の太陽はそれなりに魅力的なアクセントになるので、都会の風景写
真では、積極的に画面に入れる人もいる。センサーゴーストを「面白い」と言って
喜ぶ人がいるかも知れないが、そのような人は例外で、普通の感覚を持っている
人であれば、「とんでもない!」となるはずだ。

つまり、どう言い訳しても太陽が画面に入った写真を撮ることが好きな人にとって
は「致命的な欠陥を持ったカメラ」と言われても仕方ない。事実、その通りだと思
う。ハード的な問題なので、ファームウェアの改良でセンサーゴーストが低減され
る可能性は、限りなくゼロに近い。

とても気に入った写真が撮れて、そこに写っている太陽の周りにこのセンサーゴー
ストが発生してしまった場合には、レタッチによる救済しか方法はないだろう。
ただし、非常に手間が掛かる。


それとは反対に、こと夜景に関しては新たなノイズを少なく見せる処理によって
SD14 より少し進歩している。過度の露出をすると光点の周囲がセンサーゴースト
によって少しぼけるが、おおむね良好。夜に強くなって太陽に弱くなった DP1。
ドラキュラのようだ。(^^;

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人気沸騰! DP1 2008/03/05

3月1日から今日まで、私のサイトへのアクセスが1日平均で 1,200 件、非常に
増えている。もちろん DP1 のせいであることは間違いないけど、会社でさほど
写真に興味がない普通の方からもこのカメラが欲しいと言われて、とても驚いた。

SD14 ユーザーにしてみれば、今更、高画質と言われても当たり前のことで、驚く
に値しないのだけど、一般の方の SD に対する認知度が低かったせいか、高画
質が話題になっているようだ。

とにかく、現時点で最もユニークなコンパクトデジタルカメラであることは確かで、
シグマというブランド(メーカー)が一眼レフユーザーだけでなく、ごく普通の人達
にも知れ渡ることは、フアンとしては嬉しい。


ヨメさんがインフルエンザにかかってしまい。「はな」を幼稚園に送って行けない
ため、「はな」もお休み。家にいるので、「私のカメラがない!」と泣かれると困る
ので、持ち出せないでいる。(^^;

軽いことはさほど重要なファクターではないと思っているが、小さいことは良いこ
とだと気がついた。やはり街頭スナップなどでは、周囲にカメラを意識される心配
が少ないという点で、気軽にシャッターを押せる。

ブレた場合に画質の低下がすぐにわかるのではないかという心配はやはり当たっ
ていたようだ。ブレ易さに関しては、可もなく不可もなくと言った感じ。シャッターが
このカメラの重さにしては非常に重いと感じる。が、広角レンズであるために普通の
サイズで見る分には、ブレはさほど目立たない。私のように 1:1 で写真を観賞する
のが好きな人にとっては、ブレが気になるかも知れない。

フルオートモード、カメラ内 JPEG で撮影しても、実用的には充分。優秀なデジタル
一眼レフと比較した場合には高感度時のノイズは気になるかも知れない。が、一般
的なコンパクトデジタルカメラとの比較では、間違いなく「ブッちぎり」である。

このカメラの場合、顔認識や手ブレ補正が付いていないことは、マニアックな写真愛
好家向けの仕様と考えることで欠点ではなくなる。むしろ、余計な機能を省いて撮影
者の意図を重視する設計と主張することで、理解してもらえている様だ。

SD14 も同じだと思うのだけど、とにかく画質が全て。今までのコンパクトデジタルカメ
ラの画質に不満を抱いていた方は、是非、このカメラを手にして欲しい。

綺麗な写真が撮れることの喜びと楽しさを教えてくれるカメラであることは保証する。
が、撮影者のスキルが写真に反映されるカメラであることも確かで、時にはフルマ
ニュアルでの撮影にも挑戦して欲しい。結果がすぐにわかるので、写真のお勉強に
は最適である。


DP1 を見ていると、簡単にレンズ交換ができそうな感じがしてくるのは私だけでは
ないだろう。(^^;

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