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50mm F1.4 EX DG HSM 2008/05/31

50mm F1.4 EX DG HSM の発売日が発表になった。早ければ来月中には出るだ
ろうと思っていたので、6月 14 日の発売に驚いてはいない。

しかし、お財布が持ちこたえられるか・・・。(^^;

しかも、私が「決して安い価格で出すべきではない。」と書いたせいではないと思
うけど、現行の 50mm F1.4 の中で一番高い価格を付けてきた。びっくり。

あのツァイスですら 62,475 円で実売 48,000 円くらいだから、シグマの 50mm F1.4
はそれとほぼ同じ価格と言うことになる。実売価格だと、ニコンが3万5千円ぐらい
で、キヤノンが約4万5千円だから、おそらくそれより高いことになりそう。

いったい誰が買うのだろう。と思わず心配してしまうけど、どっこい結構売れるので
はないかと思う。

なぜなら、現時点で最高の描写力を持つ 50mm F1.4 だと予測するからだ。

なぜ、SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM が現時点で最高の描写力を持つ 50mm
F1.4 だと予測するのかの理由を以下に列挙する。

1.今年の PIE のシグマブースでお会いしたシグマの光学技術者であるI氏が
「作ってみたら MTF が設計値を上回ってしまいました。」と言っていた。

2.同じく「プラナータイプとは後群が異なっていて、もっと良くなっています。」と
言っていた。

3.他メーカーの 50mm F1.4 は全て変形ガウスタイプ(プラナータイプ)で、全て6群
7枚だが、SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM は6群8枚で、レンズが一枚多い。多
分、前群の1グループも貼り合わせになっていて、昔のガウスタイプに近いのでは
ないかと思っていたが、話では後群が異なるとのことだったので、私の予想は外れ
ている可能性が高い。今のコンピュータを駆使したレンズ設計とマルチコーティング
技術を前提とすれば、レンズの性能は枚数に比例すると考えるのは間違いではない。

4.馬鹿でかい。レンズの実口径が大きいと言うことは無理のないパワー配分と豊
かな周辺光量を約束する。サイズを無理に小さくしないことはレンズの性能の向上
に寄与する。MACRO 70mm F2.8 と 15-30mm が良い例である。

5.価格の設定が高いことはシグマの場合、自信の表れである。

本来のプラナータイプというのはダブルガウスで、横から見ると前群と後群が対称と
なる4群6枚のレンズであった。一眼レフ用にバックフォーカスを長くする必要があっ
たため、実際の各社標準レンズでは変形ガウスタイプと言われる前群が貼り合わ
せなしの3枚、後群が貼り合わせレンズ1組を持つ3群4枚となっていて、全メー
カーの 50mm F1.4 が全て6群7枚で、驚くほど似た構成となっている。

コマ収差を低減したレンズとして有名なノクトニッコール 58mm F1.2 は第一群に非
球面レンズを用い、高屈折率ガラスを使って緩やかな曲面のレンズで構成された
変形ガウスタイプであった。あまりにも有名なレンズなので中古で買っても 30 万
くらいする。ノクトンやノクティルックスを所有している ken さんでも、このレンズは
持っていないらしい。

で、私の大胆予測はこの中古でも 30 万円位してしまうレンズに匹敵する性能を
シグマが目指したと思っている。何せ「コマ収差を極限まで補正」と明言している
くらいだから、是非絞り開放で夜景を撮ってくださいと言っているようなものだ。

30mm F1.4 EX DC HSM のコマ収差も驚異的に少ない。残念ながら 30mm と言
う短い焦点距離のため、完全に収差を取り切れていないけど、これが 50mm に
なったことで、開放で撮ってもコマ収差がほとんど見られないという夢のような
明るいレンズを作ってくれたかも知れないと思うとワクワクする。

明るいレンズ嫌い症候群の私でさえ欲しいと思うのだから、やはり皆さんも食指を
うごめかせていることだろう。ただ、50mm F1.4 と言うのは大昔から普通にあった
レンズなので、確かに明るいレンズではあるけど、こと 50mm に関しては、特別
明るいと感じない。

いずれにしても、天文写真がお好きな方には何が何でも手に入れたいレンズの
筆頭となるかも知れない。

私は今年の PIE で試作品を覗かせてもらったとたんに予約してしまったため、
財布の重さに関係なく、発売日には、このレンズがシグマさんから某販売店を
経由して自動的に送られてくることになっている。

だからイヤでも発売日の夜には我が家からの夜景を絞り開放で試写することと
なるだろう。コシナツァイスのプラナー 50mm F1.4 はチョット使ってみたいけど、
わざわざこのテストのために購入するのも辛い。

ZF が雄さんの内爪用新ニッコール用アダプターリングで使えるのであれば、ZS
にこだわる必要はないのだけど・・・。もしかすると ZK ならそのまま着くかも知れ
ない。

どなたか SD14 にコシナツァイスのプラナー 50mm F1.4 を着けている方がおら
れたら再来週の土日(6月 14 日と 15 日)の2日間だけでも良いのでお貸し願
えないだろうか?


本日も、実はお仕事で東京駅の近くに行っていた。例によって八重洲地下街の
カメラのきむらを覗いたけど、めぼしいものは無かった。購入してテストしただけ
のインダスター 50mm F3.5 とケンコーテレプラスは即、オークションに出品中。
かなり損をすると思うけど数千円なので、授業料だと思えば良い。

シグマのオンラインショップで DP1 用のクローズアップレンズを販売するのは
かなり先の話になりそうだとご担当者から聞いたので、仕方なくヨドバシ Akiba
に寄って、AML-1 と HA-11 をゲット。AML-1 の作りの良さには思わずうなって
しまった。高いと思っているけど、これだけ丁寧に作られていると文句を言う声も
小さくなってしまう。これで DP1 でカラーチェッカーを近接撮影することが可能に
なった。

マルミの 46mm ND8 フィルターも京都から届いた。明日の天気は悪そうなので、
DP1 の太陽を入れたテスト撮影は出来ないかも知れないが、曇天下なら SD14
でやったカラーチェッカーの撮影が出来るかも知れない。

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コメント

ご無沙汰しております。

先日入手した小生のZS・Planar50mm/F1.4でよろしければ、
是非テストでご利用下さい。
テスト撮影した感じではまずまずの固体かな?

ご連絡お待ちしております。

投稿: Y氏in信州 | 2008.06.02 11:46

きゃははは。やっぱり持っていたことがあるのですね。

敢えて 50mm F1.4 を出すのですから、相当にすごい
レンズだと期待しております。

SD では最高のポートレートレンズになることが約束
されたようなものです。

ken さん所有の 55mm F1.2 はお借りしたことがあり
ましたが。すごいレンズだったのを覚えております。

東京の中古屋さんで 18,000 円位なので、欲しくなっ
てしまい、物欲を抑えるのに苦労しました。(^^;

投稿: maro | 2008.06.01 09:32

呼びました?アラジンのランプを擦られたら出ざるを得ませんね!

残念でした、というかもう一ひねりでした・・・
ノクトニッコール58mmF1.2は数年間は持っていました!
で、まだ10万円くらいの時に売りました・・・
理由は、周辺までびしっと写り過ぎて、つまらなかったからです。本当です・・・すごいレンズでした。
でも、どうしても好きになれなかったんです。
確かに綺麗に写るのですが、旧55mmF1.2も所有しており(SD10で使っていました)そっちが好ましかったからです。今も持ってはいます・・・
天体を写すのは、私は28-24くらいで広く写したいので
リニューアルされるといううわさの28mmF1.4も楽しみです・・・これは14万くらいの時に買いそびれました。

あ、長くなりましたが、こんどの50mmは数ヶ月待って買います。すでにニコンの50mmF1.4は二本とも処分しました・・・

私も、レンズデザインから見て大いに期待しています!

投稿: ken | 2008.06.01 02:23

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