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SIGMA Photo Pro Ver.3.6 に望む事 2009/04/30

SIGMA Photo Pro はいわゆる「現像ソフト」である。だから高度なレタッチの機能は持たなくて良いとは思う。レイヤーが扱える必要もない。

しかし、もう少しだけ増やして欲しい機能がある。と言ってもさほど多くはない。たった3つだ。

1.周辺光量の不足を補正できる機能。2.倍率色収差とパープルフリンジを低減する機能。3.現像後の画像を指定したサイズで保存する機能。あるいは JPEG 及び TIFF   をリサイズする機能。

もちろん、オートマチックでなくて良い。確かに Photoshop 等には以上の機能が備わっているので、絶対に必要というわけではないが、あったら便利だ。

さて、SPP 3.5.1 を使っていて、おや?と思う事が少しある。

[メインウィンドウ(サムネイル画面)] で [表示]→[最新の情報に更新 F5] を実行すると、確かに表示されているフォルダ内のファイルの情報は更新されるが、SPPを起動した後、別のソフトウェア、あるいは [マイコンピュータ] を使って新しく作成された新規のフォルダはフォルダツリーに追加されない。ただ、保存先のリストには表示されるので、大問題ではない。しかし、SPP3.5.1 ではドラッグアンドドロップによるファイルの移動や複写ができるので、そのようなときにはチョット不便だ。そんな事をしたいときには SPP3.5.1 のメインウィンドウ左側に表示されているフォルダツリーの中で新たなフォルダを作らなければならない。新たに作成したいフォルダの親になるフォルダを右クリックして、[新しいフォルダ]をクリックすれば [NewFolder]と言う名前のフォルダができる。ただし、このフォルダの名前を SPP 内部で変更する事はできない。[F2]キーを押してもダメである。

Ver.3.5 の [メインウィンドウ] の上部に横並びで表示されていた [画像を表示] と [新規に表示] が Ver.3.5.1 では縦に並んで表示される。敢えて縦に並べて表示しなければならない理由が思いつかない。余分なスペースを取るので、以前の様に横に並べて欲しい。

マニュアルには「メインウィンドウ及びレビューウィンドウの画像枠上部に表示される情報」として「ファイル名、撮影日、撮影時間、絞り、シャッタースピードISO 感度、露出モード、露出補正、焦点距離、記録画素数、ファイルサイズ(MB)」となっているが、実際には「露出補正、記録画素数、ファイルサイズ」は表示されない。また、露出モードの次にホワイトバランス設定が表示される。

Ver.2.3 では現像途中であってもメインウィンドウをクリックして、別のフォルダを開き、その中のファイルを指定して現像待ちキューに追加する事ができたため、フォルダの数に関係なく、多量の画像を連続してオートマチックに現像する事ができたが、Ver.3.5.1 では [進行状況] のダイアログがモーダル(そのウィンドウが表示されている間は他の操作を受け付けない)になっているため、上記の操作ができない。可能であれば、改善して欲しい。

一昨日も書いたが [Jpeg データの抽出] ボタンを [画像の保存] ボタンの隣に加えて欲しい。

ルーペが表示されなくなるときがある。再度、ルーペをクリックする事で表示されたり、しばらく待っていると表示される事がある。

お行儀の悪い操作を行うと SPP3.5.1 が OS から強制的に実行を停止させられることがある。私はあまり問題とは思わないが、気になる人もいるだろう。

とてもうれしい事の一つは、ルーペやレビュー画面で画像を拡大表示したときにアンチエイリアス(境界線を滑らかにしてしまう処理)が行われなくなったこと。ピントの良否が非常に良くわかるようになった。

本日、DP1 と DP2 の描写力を比較するために、初めて SIGMA DP1/2 で「チャート風」を撮影しました。興味のある方は [DP1 と DP2 について] をご覧ください。

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SIGMA Photo Pro Ver.3.0 ありき 2009/04/29

SPP3.0 を知らない人がいる事に気がついた。2007年3月6日に SD14 が発売されSPP3.0 はそれと同時にリリースされた。が、メインウィンドウ(サムネイル画面)での処理があまりにも遅く、ユーザーの評判は芳しくなかった。

機能的には SPP2.1 と比較して印刷機能が付いたり、スライドショーが付いたりと言った部分での機能アップはあったのだけど、一つのフォルダに 500 枚以上のX3F 画像データがあると現像してくれなかったり、メインウィンドウで X3F ファイルを1枚でも削除しようものなら、延々と待たされるというユーザー泣かせのソフトウェアだった。

シグマもこれには手を焼いたと見えて、余分な機能を持っていない SPP2.1 をアップデートして、2007年12月7日に SPP2.3 を正式バージョンとしてリリースした。その後、色の調整を少し変更した SPP2.5 を 2008年4月11日にリリースした。

だから 2008年以降にシグマのデジタルカメラを買った人は Windows 版の SPP3.0を知らないのではないだろうか?

実はこのあたりは良く解っていない。私が今年の3月に入手した SD14 に付属していたソフトウェアインストール CD に入っていたのは SPP2.5 であるから、おそらくWin 版 SPP3.0 を知らないユーザーがいるという推測は間違っていないだろう。

実は SD14 がリリースされたときに、SPP3.0 と以前の SPP2.1 との相違点をこのウェブサイトの [SIGMA SD14 について] に書いている。

その記事を探してお読みいただくのも申し訳ないので、SPP2.5 と SPP3.5.1 の違いを簡単に列挙しておく。

1.調整設定に「ホワイトバランス」が加わった。

2.メイン画面のファイルを複数選択した後、ドラッグ&ドロップでデスクトップなどへ移動、あるいはコピーできるようになった。

3.マイコンピュータから任意のフォルダを開いて、そのフォルダを相手にしたファイル操作が可能になった。

4.単一、あるいは複数の画像を選択した後、右クリックでコンテキストメニューが表示されて選択された画像に対して、いろいろな操作が可能になった。

5.JPEG や TIFF 画像に対して、SPP 流のオペレーションを使った調整が可能になった。ただし FillLight は X3F 専用。

6.レビューウィンドウ(画像調整画面)で画像全体を拡大、あるいは縮小して表示することが可能。ただし、SPP3.0 は拡大率と、拡大位置を記憶して、次の画像も同じ位置を同じ拡大率で表示したが、SPP3.5.1 はしてくれない。

7.[ファイル]→[印刷]の機能が追加された。メイン画面に表示されている画像から全ての画像、選択した画像、マークした画像のいずれかを選んで、印刷が可能。用紙を指定してその用紙に複数枚の写真をプリントする事が可能。

8.[ファイル]→[スライドショー]でフォルダ内の全画像を対象にして、スライドショーが実行できる。

9.[ファイル]→[ファイル名一括変更]で、任意の文字列+数値にフォルダ内の選択された画像のファイル名を変更することができる。が、後に付く数字の桁数は指定できない。

10.カラー調整のポインタを矢印キーで移動する事が可能。

ここまでは SPP3.0 でできていた事である。

11.[ファイル]→[環境設定]が追加された。

12.[ファイル]→[Jpegデータの抽出]が追加された。

13.調整設定に「カラーモード」が追加された。

14.調整設定に「ナビゲーション」が追加された。

以上の4つが SPP3.5.1 で追加された点である。あと1箇所、SPP2.5 ではできたのに SPP3.0 ではできなかった「ホワイトバランスの一括変更」が SPP3.5.1 では復活した。

さて、明日からは SPP の困った点を書き始めよう・・・。(^^;

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SIGMA Photo Pro Ver.3.5.1 2009/04/28

Windows 用 SPP3.5 が、早くも SPP3.5.1 になってしまった。(^^;

まだ小さなバグはあるようだけど、サムネイルの表示などは明らかに早くなっているので、CD からインストールした方はこちらをダウンロードして、インストールなさる事をお勧めする。

ただ、既に SPP3.5 がインストールされていると、「新しいバージョンが入っているのでインストールしません。」とおかしな事を言ってきて、インストールできない。3.5 をインストールしてある方は、アンインストールしなければならない。

私の記事も以降、Ver.3.5.1 を対象にして書く事をご承知置き願いたい。

昨日の [環境設定] だけど、[ファイル]→[環境設定] である事を書き忘れていた。申し訳ない。

SPP3.5 で追加された機能がある。一昨日の記事にもチョット書いたが [ファイル]→[Jpegデータの抽出] である。これは SD14、DP1、DP2 の X3F ファイルに埋め込んであるポストビュー用の JPEG ファイルをそのまま抽出する機能だ。

SPP が Paul Kocsis 氏の開発した X3F Jpeg Extractor の機能を持ったと言う事だ。X3F Jpeg Extractor は抽出した JPEG ファイルが「元のファイル名 + _FULL.jpg」の様な名前で保存されるが、SPP のエキストラクターは現像して保存された JPEGファイルと同じ名前で保存される。どちらも一長一短があり、良し悪しを言う事は難しい。

つまり、SPP で [Jpegデータの抽出] を行う時には特に気をつけなければいけないことが一つある。保存先に指定したフォルダに同名の JPEG ファイルがある場合に [全て上書き] を選択して実行すると、既存のファイルが上書きされる点だ。

[Jpegデータの抽出] を使うときには、始めに JPEGデータを抽出したい X3F ファイルを選択しておかないと全ての画像が対象となる。一般的にはその使い方のが多いだろう。とにかく RAW で撮影したものをざっと現像してしまって、画像ビューアーなどを使って選択するのが一番早い。

[メインウィンドウ(サムネイル画面)] で [画像の保存] を選択すると同じ事ができるが、一枚一枚自動で連続した現像処理を行うのと [Jpegデータの抽出] を行うのでは 10倍以上の時間差がある。なので [Jpegデータの抽出] は多用すべきである。敢えて苦言を呈すれば、[ファイル]→[Jpegデータの抽出] ではなく、[Jpegデータの抽出]ボタンをメインウィンドウに設置すべきだった。改善を要望しておく。

さて、おきまりの出力された画像の比較を置いておく。


Jpeg データを抽出


X3F(オールリセット) で現像


オート で現像

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SIGMA Photo Pro の新バージョン 2009/04/27

今年の PIE で SPP の新バージョンは DP2 の発売前に公開される予定だと聞いたのだけど、DP2 が発売されたにもかかわらず、公開されていない。

DP2 の出力する X3F ファイルは SPP の新バージョン(Win版は 3.5、Mac版は 3.3) でなければ現像できないけど、DP2 にはその CD が同梱されているので、DP2 ユーザーが困るわけではない。

新 SPP が公開されない事で大いに困る人がいるわけではないから、あまり文句は言えないけど、SD ユーザーや DP1 のユーザーの中には、新バージョンを楽しみにしている人もいると思う。

シグマさんに聞いたら、非常に近い将来(もしかすると今日にでも)発表する予定があると言われた。ナイショにしておいてとは言われなかったので、書いておく。(^^;

Win 版の旧バージョン 3.0 ~ 3.1 は ArcSoft が作っていたが、その後にリリースされて現在のオフィシャルバージョンとなっている 2.5 は FOVEON 社が書いていると思われる。

今回の新バージョン 3.5 をどこが作ったのかは不明である。ArcSoft でない事は確かで、某匿名掲示板に書かれていた事は間違いである。

もしかするとシグマが FOVEON 社から 2.5 のソースを入手して、自社で開発した可能性もある。どこが開発したにせよ、2.5 と 3.1 がミックスされてより良いソフトになった様な気がする。

私は Windows ユーザーなので、Mac 版に関してはわからない。もし、Mac ユーザーの方がこの記事をお読みになって、Mac 版 3.3 との相違があっても、ご容赦願いたい。

少し量が多くなりそうなので、とりあえずこの「雑記帳」で新 SPP に関して書いてその後、私のサイトの [DP1 と DP2 について] にまとめることにした。

まず一番始めにようやく他のソフトウェアのように多少のカスタマイズができるようになった [環境設定] について述べる。

とりあえずご覧頂こう。


見ていただけばわかるので、あまり詳しい説明は不要だろう。今までは設定ができなくて不便な思いをした点が、少し解消されている。

スプラッシュスクリーンとは下の画像の事だ。


SPP3.5 を起動したときにディスプレイ中央に表示される。この画面を起動時に表示するかしないかの設定が可能になった。お薦めはデフォルトのまま、チェックを入れておく事だ。なぜかと言うと、最後に開いたフォルダに多量のファイルが登録されていると、サムネイル画面が表示されるまでにかなりの時間が掛かるため、SPP がちゃんと起動したのかどうかが、スプラッシュ画面を表示させないとすぐに確認する事ができないからである。

次の □JPEG上書き警告を表示する に関しては、ユーザーの撮影スタイルで異なる。RAW で撮影する事がほぼ 100% の方はチェックを入れなくても良いと思うが、カメラ内 JPEG でも撮影する可能性がある方は、チェックを入れておいた方が良いだろう。RAW ファイルで撮影する場合は JPEG がいくら上書きされても、オリジナルの RAW ファイルが必ず残っているが、JPEG で撮影した場合、上書きしてしまうとオリジナルファイルが残らなくなるからである。

動画を開くアプリケーションは基本的にメディアプレイヤーで良いと思う。何かDP2 の AVI に対応しているお好きなソフトウェアがある場合には、それにしておいても良いだろう。

X3F ファイルの作業用色空間に関しては何とも言えない。お仕事でこのソフトを使う方は、その環境に合わせても良いけど、原則的には Exif に埋め込まれている色空間を選択しておくのが良いと思う。

「デフォルトの保存先」とは現像した画像を保存するための画面を開いたときに、保存先として表示されるフォルダを指定するための設定だ。私の場合は元画像と同じフォルダに保存する場合が多いので、そのように設定してあるが、とりあえずの保存先を常に同じフォルダにしてあるような方は「最後に保存したフォルダ」を指定しておけばよいだろう。

[環境設定]の設定基準は以上の通りである。

この記事をアップする前にシグマのウェブサイトを見たら「本日より、最新のRAW現像ソフトウェア「SIGMA Photo Pro 3.5.1 Windows版」及び「SIGMA Photo Pro 3.3 Macintosh版 build 1016」のダウンロードサービスを開始いたしましたのでご案内申し上げます。」(^^;

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DP2 vs SD14 2009/04/26

今日は「はな」が遊びに出かけないのを良い事に、ほぼ一日中 DP2 と SD14 の写し比べに時間を使ってしまった。

この前のレンズテストでご覧頂いたように 18-50mm F2.8 EX DC MACRO はかなり良いレンズである。が、DP2 に着いている 24.2mm F2.8 がそれ以上の描写力を持っている事を確認したかった。

結果は私のサイトの [DP1 と DP2 について] にアップしてあるので既にご覧頂いたと思うが、チョット書き足しておこう。

やはり 24.2mm F2.8 はすごいレンズである。じっくり見比べていただければわかる事なので、敢えて書いてはいないけど、描写力において 18-50mm F2.8 EX DC MACRO を上回る。解像度もさることながら、倍率色収差の少ない事は特筆もの。

ズームレンズと単焦点を比べているのだから当たり前と言われてしまうかも知れないが、やはりコンパクトカメラ専用に設計されただけにサイズや重さなどのファクターを考慮に入れれば、ものすごく合理的で安価であるにもかかわらず究極と言っても良い程の性能を出している点を高く評価したい。

DP2 からの出力と SD14 からの出力を比べてかなり驚いたのは色味と明るさが大きく異なる事である。DP1 の時はこれほどの違いは無かった。DP1 はオートで現像してしまえばほんの少し色味が違うなと言った程度の差であったが、DP2 の場合はかなり違う。

同じような結果になるように現像してみてわかった事は色調のバランスは DP2 のが良いと言う事。つまり、露出が適正であれば、SPP のカラー調整だけで全体の色調が揃い、部分的な色味のレタッチをあまりしなくても良さそうだと感じた。

派手な色彩がお好きな方は SPP で「ビビッド」を試してみると良い。彩度が上がるのでチョット派手な写真ができあがる。

階調に関してはハイライトの部分が良く伸びていて、しっかりキャリブレートされたディスプレイで見る分には良いのだけど、プリントした際に明るい部分が飛びすぎるかも知れない。逆に白飛びはしづらくなっているのだけど、明るい部分が 250 近くまでストレートに伸びるので、要注意である。

SPP3.5 の [ファイル]→[Jpegデータの抽出]をやって見たけど、X3F Jpeg Xtractor と同じで、大変便利だ。同じようなカットを多量に撮影した場合には、現像前にこの機能を使って、X3F ファイルに内包されている Jpeg 画像を抽出してしまうと良い。現像時間が信じられないほど短縮される。

おっと、SPP についてはイロイロとありすぎて、まだ全体が見えていない。2~3日中に書くとは思うけど、この雑記帳ではなく、[DP1 と DP2 について] をご覧頂きたい。


本日のテスト風景

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SIGMA DP2 にのめり込む 2009/04/25

DP2 にのめり込むと言うと聞こえは良いが、実際にはアラ探しをしているようなものだ。

私は SD14 や DP1 に関してイロイロと不満がある。が、より良いと感じる画質が得られるカメラを持っていない以上、これらのカメラを使わざるを得ない。他メーカーのフラグシップマシンを使っている写友の方々からも、他社のカメラの画質のが良いと言う話を聞かされた事はない。私に遠慮しているとは思えないので、私は SD14 や DP1 の画質が一番良いと思っている。

だからこそ、SD14 や DP1 にはもっと良くなって欲しい。本気でそう思っている。

2日間 DP2 で撮影しての感想を一言で言えば「とっても良くなった。」である。

あまり良くならなかった点は一つしか見つかっていない。露出がアンダーになったときの暗部に出る色ムラである。この現象は全てのデジタルカメラに見られるので、FOVEON センサー独自の欠点ではない。ただし、このセンサーは演繹による色の類推が不要なため、それによって生じる偽色を低減させるためのローパスフィルターが不要である。それ故、センサー上のピクセルにはレンズが作り出す実像がそのまま投影される。つまり、ローパスフィルターを採用しているカメラの様に像を強制的にぼかしてはいないので、隣り合ったピクセルが全く異なる値を持つ事もあり得る。なのでセンサーから読み出される値がノイズの影響を受けてしまった時にその量を正確に推測する事が非常に難しい。これが FOVEON センサーのノイズ除去アルゴリズムを完全なものとする事ができない原因の一つである。

動かない被写体であれば天体写真で行われているように複数枚数を撮影してノイズを検出することも可能だろうけど、動体の撮影ではその方法も使えない。

撮影する側としては対処法がわかっている(露出の不足を極力避ける)ので、気をつければ良いだけだが、できることならそういった気配りをせずにきれいな写真が撮れるカメラになって欲しいものである。

逆に悪くなった点が一つ。AF の精度が今ひとつ良くない。明らかな不具合もあるので、ファームウェアで直るとは思うけど、良く解らない。最悪多少遅くなっても良いので、より精度の高い測距をして欲しい。

DP1 はバルナックライカ(フィルムをノブで巻き上げる)を使っているような感覚で写真を撮るカメラであったが、DP2 は M 型ライカ(フィルムをレバーで巻き上げる)程度のレスポンスになった。連続撮影枚数に関しての不満はまだあるが、レスポンスに関しては十分に実用的な速度である。

SIGMA DP2、とりあえずの印象を書いておこう。

すごいレンズにすごいセンサー、そしてすごいプロセッサ。それがこんな小さな筐体に収まっている。誰がなんと言おうと、すごいカメラである。

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仕事と DP2 でバタバタ。 2009/04/24

SIGMA DP2 の発売日に何も書かなかったら、きっと後悔する。

DP2 については、私のサイトの [DP1 と DP2 について] に少しの記事とかなりいっぱいのテスト撮影を掲載したので、そちらをご覧頂きたい。

本格的な撮影は明日からだけど一日中雨のようだ。室内で何か撮ってみようかしら。

とりあえず、DP2 の記念写真を一枚。

なお、明日 25 日はお借りしているサーバーが動かないため、ほぼ一日中作例画像が見えないはずだ。最近のレンズテストの画像などがリンク切れを起こすので、見たい方はミラーサイトをご覧頂きたい。

なお、ミラーサイトへのリンクは私のサイトのタイトルに張ってあるが、ここにも置いておく。海外の安いサーバーを使っているためにレスポンスが悪い。ご容赦。

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SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG HSM 2009/04/22

やっぱり、予告してしまったので、100-300mm のサンプル画像を掲載します。

このレンズの最初のモデル APO 100-300mm F4 IF EX HSM が発売されたのは 2001年1月13日と私のシグマレンズデータベースには記録がある。そして、DG に変更されると言うアナウンスがあって約1年後の 2006 年2月 26 日に APO 100-300mm F4 EX DG HSM のキャノン用が発売された。信じられない事だが、シグマ用が発売されたのはさらにその約1年後の 2007年2月 27 日だ。そして、私がこのレンズを入手したのはそれからさらに1年半後の去年の9月である。

なぜこのレンズを入手するのにそれほど時間が掛かったのか?

話は 2005 年の PIE まで遡る。下の写真をご覧頂こう。作例画像のページに PIE 2005 でのシグマブースのスナップがあるが、そこに展示されていた APO 100-300mm F4 EX DG HSM である。


そして、この下にあるのは、現在シグマのウェブサイトにある製品の写真。


さらに、現在私が所有している 100-300mm の写真を下に置く。


お気づきだろうか? この3本は全て同じレンズであるが、鏡胴のデザインは全て異なる。

現在市販されているものは一番下のモデルであるが、このデザインになるまで待っていたのである。つまり一番上は開発発表があった時点でのモデル。真ん中はその後 DG になってもデザインが変更されないまま2年半に渡って販売され続けたモデルである。

現在所有している全てのシグマレンズが一番下のデザインなので、チョットこだわってしまったのが入手までにこれほどの時間が掛かった理由なのである。

このレンズの描写をご覧頂こう。

@100mm f:4.0
@100mm f:4.0絞り開放。かなり良い描写である。

@100mm f:5.6
@100mm f:5.6非常に良い描写である。

@100mm f:11.0
@100mm f:11.0非常に良い描写である。

@200mm f:4.0
@200mm f:4.0絞り開放。かなり良い描写である。

@200mm f:5.6
@200mm f:5.6非常に良い描写である。

@200mm f:11.0
@200mm f:11.0非常に良い描写である。

@300mm f:4.0
@300mm f:4.0絞り開放。かなり良い描写である。

@300mm f:5.6
@300mm f:5.6非常に良い描写である。

@300mm f:11.0
@300mm f:11.0非常に良い描写である。

私がシグマ製望遠ズームの中で最も好きなレンズ。強力にお薦め。

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あ、DP2 が発売される・・・。 2009/04/22

今日は先日テスト撮影をした 100-300mm のサンプルを掲載する予定だったのだけど、明後日が DP2 の発売日であることに気がついた。DP2 についてのあれこれを記述しておかなければ時代に取り残される。

販売店に聞いたら DP2 は明日来るらしい。明日は超多忙状態になることがわかっているので、残念ながら昼間の撮影はできそうにない。発売日の 24 日からのテストになりそう。

いずれにしても、一番初めに撮影するのが太陽であることは決まっている。(^^;

その後、SD14 に 18-50mm を着けて DP2 と同じ焦点距離にセットして同じ条件で同じ被写体を撮影する。週末には「はな」を撮る。DP1 とは画角が異なるので比較撮影はあまり意味がないと思っている。が、レスポンスなどについては数字でご報告申し上げるし、画角がこれだけ違いますという写真はお見せできるだろう。

DP2 の最大の特徴は「安い」と言うことだ。もし現時点でシグマが 24mm F2.8 EX DC と言うレンズを発売したらいくらになるだろう?私の感覚では実売価格で3万円くらいだと思う。そのレンズに FOVEON イメージセンサーや TRUE II、液晶画面を搭載したカメラボディが付いて6万円である。

もちろん DP2 のレンズ自体はもっと安いだろうが SD ユーザーとしてはついそんな風に考えてしまう。DP1 でもそうだったけど、DP2 も高性能な単焦点 24mm F2.8のレンズ付き SD15 を買うつもりになればとても安い買い物である。

カメラバッグの中に入れてしまえば、DP1 や DP2 はほぼ標準ズームレンズ1本分のスペースで収まってしまう。私の様にウェストポーチに入れて置く手もあるだろう。

さて、PIE2009 で触らせてもらった DP2 に対する私の印象はすこぶる良い。プリプロダクトと実機ではどこが変わってるかは不明だけど、あまり大きく変わっているところは無いと予想している。

一番楽しみにしているのはカメラ内 JPEG の画質だったりする。

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色収差の話。 2009/04/21

レンズの収差には単色光で考えた場合に5種類あると言うのが定説である。大昔に、ザイデルさんという人が唱えた分類で「ザイデルの5収差」と呼ばれる。

球面収差、非点収差、コマ収差、像面湾曲、歪曲である。ニコンのサイトにはレンズの収差についての丁寧な解説がある。ご一読を勧める。

レンズをテストしていて私が一番気になるのが上の5収差には含まれない「色収差」だ。他の収差はレンズの絞りを開放に近い状態にして写真を撮った場合に周辺部の甘さとなって現れる。が、通常2絞り程度絞れば許容範囲の描写となる。例外は画面周辺部になるほど顕著に現れる倍率色収差で、これは絞ってもあまり減らない。

非常に明るいものが暗いものの隣りにあって、ピントが合っていると本来は無いはずのマゼンタやグリーンの縁取りが現れる。幸いにしてデジタル画像ならこの倍率色収差をソフト的に低減する事が可能だ。しかし、わずかに描写が甘くなることと、しっかり補正するには結構時間が掛かるため、できることなら無い方が良い。

色収差と一口に言っても、実は2種類のものがある。軸上色収差と倍率色収差である。同じ種類の収差ではあるが、発生メカニズムが異なる。

軸上色収差と言うのは単レンズであれば避けることができない収差である。非常に長い焦点距離を持つレンズにおいては軸上色収差が発生し易くなる。光は波長(色)によって屈折率が異なるため焦点距離が長くなればなるほど焦点も長くなる。波長が比較的短い光(紫外線、紫など)は屈折しやすく、波長が比較的長い光(赤、赤外線)は屈折しにくいために起きる現象である。

つまり、屈折しやすい紫系の光は手前に焦点を結び、屈折しにくい赤系の光は少し奥に焦点を結ぶ。これが軸上色収差だ。

赤外線写真を撮る場合には、赤外線は屈折しにくいため無限遠の風景にピントを合わせるためには少し前ピンにしてあげないとピンぼけとなる。これも波長によって屈折の強度が変わるための現象だ。

しかし、この軸上色収差は屈折作用の異なるレンズを組み合わせることでほとんど目立たなくすることが可能だ。シグマのレンズで APO が名称に付いているレンズは、この軸上色収差を低減するために SLD ガラスで作られたレンズを採用している。SLD とは Super Low Dispersion (超低分散) のことで、波長による屈折の違いが起きにくい硝材である。

基本的には SLD ガラスの凸レンズと屈折率の高い凹レンズを組み合わせて軸上色収差を低減することができる。可視光線域両端に着目して色収差を低減したものをアクロマート、中心の色(緑)にまで気を配って補正したものをアポクロマートと呼ぶ。大昔はガラスの種類でクラウンとフリントを組み合わせるなどと言った(アクロマート)けど、最近は SLD ガラスがクラウンガラスに取って変わって完全色消しレンズ(アポクロマート)と言われる様になった。

実は、最近のレンズで軸上色収差が顕著なレンズは少ない。硝材の屈折率や分散をうまく組み合わせることで軸上色収差は制御可能になったと言っても過言ではない。

にもかかわらず、私たちは写真を見るたびにコントラストが強い被写体が周辺部にあるとそこに色収差を見つけて、少しだけがっかりする。正直言ってコントラストが強い写真には色収差はつきもので、いちいち目くじらを立てていてはきりがないので、すっかりあきらめてしまっている。

なぜ APO レンズを使っているのに色収差が出るのか?

話は簡単で、同じ色収差でも、軸上色収差と倍率色収差は発生するメカニズムが異なるために、SLD ガラスを使っても完全に除去することは難しい。

軸上色収差はまさに光軸上に発生する色収差で、適当な硝材を最適なパワー配分で組み合わせることで限りなくゼロに近づけることが可能だ。が、倍率色収差は像のサイズ(倍率)が色によって異なるために起きる収差なので究極としては非球面の SLD ガラスで作られたレンズが必要になってくる。この手のレンズを作っているのは現時点ではオリンパスだけである。

かなり長い記事になってしまった。明日は 100-300mm を掲載する。

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SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM 2009/04/20

このレンズは MACRO と付いているけど 150mm で F2.8 だからマクロと言うよりは大口径望遠レンズと考えた方が良いような気がする。私の場合マクロ撮影はあまりしないので、このレンズをマクロレンズという感覚で捉えてはいない。でも、昆虫などのようにあまり近づけない被写体を大きく撮るには良いかも知れない。

フローティングインナーフォーカスを採用しているために無限遠の撮影においてもかなりの描写力を発揮する。しかし、MACRO 105mm はフローティング方式を採用していないにもかかわらず無限遠においても十分な描写を発揮するので、宣伝されているほどの効果があるのかどうかは不明である。

と言っても、実際に無限遠の撮影において、非常に良い描写をする事は間違いないので、おそらく無いよりはあった方が良いのだろう。

ポートレートのクローズアップにはお薦めだけど妙齢の女性の場合は肌の質感がしっかり描写されてしまうので、レタッチが必要になる場合が多い。

このレンズの描写をご覧頂こう。

@f:2.8
@f:2.8

絞り開放。かなり良い描写であるが、周辺部がわずかではあるが甘い。

@f:4.0
@f:4.0

全く問題のない描写。

@f:5.6
@f:5.6

完璧。

@f:8.0
@f:8.0

f:5.6 とほとんど同じ。

@f:11.0
@f:11.0

回折の影響が少しだけ見られる。

このように、150mm という長めの焦点距離であるにもかかわらず非常に良い描写をするレンズだ。ここに掲載した他のマクロレンズ同様、全く文句の付けようがない。

なお、画面上部の描写が少し甘いように見えるが、かなりの望遠であるため、空気の揺らぎが映されている。画面下、手前の被写体で描写力を見て欲しい。

APO MACRO 180mm F3.5 EX DG HSM もこのレンズと同様非常に良い描写をするレンズであるが、現在所有していない。近いうちに Outliner さんから借りてこよう。

MACRO 50mm F2.8 EX DG もかなり良いレンズだが、他のレンズが良すぎて、よほどのことがなければ、購入すべきレンズだとは思わない。中古であれば、かなり安く入手できるので、お薦めするが他のマクロほどの描写力は持っていない。

50mm の単焦点が必要であれば、高くはなるが F1.4 を入手なさる事をお薦めする。

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SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG 2009/04/19

今でこそシグマのレンズ名に EX が付いているのが当たり前のようになってしまったが、その EX シリーズの第一号が 1988 年に出た MACRO 105mm F2.8 EX である。

2004 年7月に設計が変更されてエレメントが1枚増えた MACRO 105mm F2.8 EX DG が出るまで 15 年もの長きに渡って販売されたレンズである。ただ、シグマのレンズはユーザーに告知することなく改良される事が多く、おそらく旧 MACRO 105mm F2.8 EX も初期型と最終モデルでは異なっている点があるかも知れない。

つい2ヶ月ほど前に、その旧タイプの超美品を入手したのだけど、やはり DG の方がヌケが良いために手放してしまった。記念写真は撮っておいたので、ご覧になった方もおられるだろう。再度掲載。





左が現行品、右が旧タイプである。

さて、このレンズ、現行品の描写をご覧頂こう。

@f:2.8

@f:2.8

絞り開放。全く問題のない描写であるが、周辺部が少し甘いか?

@f:4.0

@f:4.0

開放よりは良い。全く問題のない描写。

@f:5.6

@f:5.6

完璧。

@f:8.0

@f:8.0

f:5.6 とほとんど同じ。

@f:11.0

@f:11.0

回折の影響が少しだけ見られる。

ご覧のように、マクロ 70mm との差は絞り開放時の描写だけと言って良いだろう。諸収差もきれいに補正されていて、全く文句の付けようがない。非常に良いレンズだ。

なお、画面上部の描写が少し甘いように見えるが、遠距離の被写体を拡大しているため空気の揺らぎによる乱れが写っている。近距離である画面下部の描写でチェックして欲しい。

今日は久しぶりに中山競馬場へ「はな」を連れて行ってきた。皐月賞の日である事はわかっていたが、午後1時には競馬場を出るつもりだったので、気にしなかった。予想していた通りの人出で、「はな」をたっぷり遊ばせて帰ってきた。現在午後2時30 分。皐月賞の発走時間までにはまだ1時間以上ある。

中山競馬場は去年の花火大会以来で、子供の広場で遊んだのは一昨年のダービーの日以来である。

今月初めのポートレート撮影会では 70mm と 150mm しか持って行かなかった。が、今日は 10-20mm、17-70mm、50-150mm、120-400mm で出かけた。被写体が写される事を前提にしている場合と、写される事を前提にしていない場合、さらに背景を取り入れるか入れないかでは、使うべきレンズはまるで異なる。

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SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG 2009/04/18

このレンズの設計者はお若い女性だそうだ。とにかく最高の描写性能だけを目標にサイズやコストなどの制約を外して設計されたと聞いた。プロトタイプを見て、営業からは大きすぎるとの声もあったそうだが、性能のためにそのままの形で製品化されたらしい。

理想的なレンズは絞り込むに従って描写が悪くなる。逆の言い方をすれば、光学上不可避な回折の影響があるため、レンズが完全なものであればあるほど絞り込むことによって解像度は低下する。

もちろん、これは理論上の話であって、実際のレンズでは絞り込む事による諸収差の低減効果があるため、描写性能は良くなる。

フィルムの時代は絞れば絞るほど良くなる様に言われることもあったが、センサーのサイズが小さく、実質的に高い解像度が要求されるデジタルカメラになり、SD14のようなレンズの描写力をそのまま写真にしてしまうカメラによって回折の影響が判別可能になったため、非常に高い描写力が欲しい場合には、必要以上に絞り込むことは良くないことが知られる様になった。

昔なら、f:5.6 で撮影した写真が f:11 で撮影したものより高い描写力を示すことはあり得ないと断言する人もいただろう。が、私がこの一週間でテスト撮影した一連の写真をご覧頂ければわかる通り、ほとんどの場合 f:5.6 のが良い描写をしている。

もちろん、これはテスト撮影で使っている風景の様に全ての被写体がほぼ等距離と見なすことができる場合にのみ言えることで、被写界深度が必要な場合には、回折による描写力の低下を無視してでも、f:16 くらいまでなら絞っても良いと思う。

で、何を言いたかったかというと、MACRO 70mm F2.8 は開放から f;8.0 までほとんど描写が変わらないとんでもないレンズだと言うことだ。

まぁ、とにかくご覧頂こう。

@f:2.8
@f:2.8

絞り開放。既に全く問題のない描写をする。

@f:4.0
@f:4.0

開放よりは少し良い。全く問題のない描写。

@f:5.6
@f:5.6

完璧。

@f:8.0
@f:8.0

f:5.6 とほとんど同じ。

@f:11.0
@f:11.0

回折の影響が少しだけ見られる。

ご覧頂いておわかりの様に、絞り開放 f:2.8 から f:8.0 まで、ほとんど同じ描写をする。私はこんなレンズを見たことがない。敢えて言えば昨日の 50mm の f:2.8以降がこれに近い。

とにかく色収差や諸収差を確認することができない。レンズが無いかのような描写力である。

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SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM 2009/04/17

50mm と言う焦点距離は SD で使うとフルサイズ 85mm 相当の画角となる。望遠と呼べるほどの引き寄せ効果はないので、長焦点レンズと言う人も多い。昔からポートレートの撮影には最適な画角と言われているのはご承知の通りだ。

このレンズは並み居る純正 50mm F1.4 に真っ向から勝負を挑んだ意欲作。サードパーティーが作るとは誰も予想していなかったレンズである。それ故、シグマがレンズメーカーとして、どれほどの力を持っているのかが問われる製品である。

私はこのレンズを発売と同時に入手して、Y氏in信州さんからお借りしたプラナー T* 50mm F1.4 と写し比べを行った。ZEISS と比べても全く遜色がない非常に良いレンズであることに目をみはった。

17-70mm や 18-50mm の 50mm はかなり良い。それらの描写とは明らかな一線を画すデジタルのために生まれてきた 50mm 単焦点レンズの描写をご覧頂く。

@f:1.4
@f:1.4

F1.4 でこの描写はすごい。が、絞りを開放にして、無限遠から少しずつピントをずらしながら撮影するとわずかではあるが同心円状にピントが移動するので、像面湾曲があることがわかる。ただし、十分に許容範囲である。

@f:2.8
@f:2.8
無限遠では マクロ 50mm より良い。F2.8 で既に全く問題のない描写をする。

@f:5.6
@f:5.6
完璧。

@f:11.0
@f:11.0
回折の影響が少し見られる。

このレンズの悪口を言うのはとても難しい。敢えて文句を付けるなら、画面周辺部にわずかな倍率色収差が確認できることくらい。もう一つは SD14 で使用したときに絞り開放でのみ色味が異常になる(シアンかぶり)点だ。これはレンズのせいではなく、SD14 が持つ欠陥の一つだと思うが f:2.8 ~ f:11.0 の画像はオートホワイトバランスで撮影して、カラー調整は 0 だけど、f:1.4 で撮影したものは 6M+8Y にしないと他と同じ色にはならなかった。興味のある方は Exif を見て欲しい。

サイズが異常に大きいことは確かで、昔の SMC TAKUMAR 50mm F1.4 や ZUIKO 50mm F1.4 等と比較するとあきれるほど大きくて重い。「周辺減光やテレセントリック性能にこだわったデジタル対応の標準レンズを作ったらこれほどのサイズになってしまいました。でも、非常に良いレンズなので、どうぞ皆さん使ってください。」と言うシグマからのメッセージが聞こえてくる様だ。

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SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM 2009/04/16

18mm から始まる OS 付き高倍率ズームレンズ。以前 18-200mm OS を所有していたけれど、こちらのが望遠側でわずかに良い描写であったため、交換した。

高倍率ズームに高い描写力を期待するのは間違っているのかも知れないけど、実用上の許容範囲でないと私のようにスッキリした描写が好きなユーザーはあまり使わなくなってしまうだろう。

OS は確かに魅力だし、便利ではあるが被写体ブレまでカバーしてくれる訳ではないので賢い使い方が求められる。高い描写力を求めるのであれば、どうしても三脚が使えないときの非常手段と考えるべきかも知れない。

さて、18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM の描写力をご覧頂こう。

@18mm f:4.0
@18mm f:4.0
広角端、絞り開放。中心部は非常に良い描写。周辺部は甘い。許容範囲外。多くはないが色収差がある。

@18mm f:5.6
@18mm f:5.6
広角端、f:5.6。開放とあまり変わらない。中心部以外はイマイチである。

@18mm f:11.0
@18mm f:11.0
広角端、f:11。周辺部は良くなるが絞りすぎにより、わずかではあるが全体的な描写は甘くなる。色収差がかなり目立つ。

@24mm f:4.0
@24mm f:4.0
絞り開放。周辺部は甘いが、全体的には悪くない描写。ギリギリの許容範囲か。

@24mm f:5.6
@24mm f:5.6
これも、開放とあまり変わらない。少しだけ良い描写。周辺部にわずかな色収差。

@24mm f:11.0
@24mm f:11.0
周辺部でもかなり良い。が、色収差と回折の影響で全体的には少し甘い。

@35mm f:4.5
@35mm f:4.5
絞り開放。良い描写ではあるが、周辺部は少し甘い。ギリギリの許容範囲。

@35mm f:5.6
@35mm f:5.6
絞り開放とほとんど同じ。良い描写だが、周辺部はまだ少し甘い。許容範囲。

@35mm f:11.0
@35mm f:11.0
かなり良い描写だが、回折の影響でごくわずかだが甘い。十分に許容範囲。

@50mm f:5.0
@50mm f:5.0
開放でも F:5.0。当然かなり良い描写。右側が甘い。片ボケか?

@50mm f:5.6
@50mm f:5.6
当然だけど、開放とほとんど変わらず。

@50mm f:11.0
@50mm f:11.0
かなり良い描写。回折の影響が見られる。

@70mm f:5.6
@70mm f:5.6
開放でも F:5.6。当然かなり良い描写。

@70mm f:11.0
@70mm f:11.0
かなり良い描写。全体的には回折の影響で少し甘い。

@100mm f:5.6
@100mm f:5.6
開放でも F:5.6。当然かなり良い描写だが、周辺部はわずかに甘い。

@100mm f:11.0
@100mm f:11.0
かなり良い描写。全体的には回折の影響で少し甘い。

@125mm f:5.6
@125mm f:5.6
開放でも F:5.6。悪くはないが全体的に少し甘い描写。

@125mm f:11.0
@125mm f:11.0
悪くはないが全体的に少し甘い描写。全体的には回折の影響でさらに甘い。

良いレンズと比べてしまうと全体的にはイマイチ。高倍率ズームレンズに良くあるレベルと言える。以前の高倍率ズーム(28-200mm)と比べたらだいぶ良くなってはいるが、やはり高倍率ズームだからこの程度と言われてしまうだろう。

単焦点や2~3倍程度のズームレンズが非常に良くなっているため、つい高倍率ズームにも高い描写力を期待してしまうが実際にはこの程度である。

もちろん、サイズや価格、OS 付きである事、AF の動作がかなり速い事などを考慮すれば、十分に良いレンズであると思う。

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SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO 撮り直し 2009/04/15

3日連続でズームレンズ3本の各焦点距離別、絞り値別の描写力をテストした。

全てのレンズで共通している事がある。広角端・絞り開放で周辺部の描写が最も甘くなることだ。これらのレンズで写真を撮る場合、周辺部の描写を重視するのであれば、広角端・絞り開放の組み合わせを選択することは賢明ではない。逆に周辺部を甘く描写したい場合には積極的に使うべきである。幸い、どのような場合でも中心部の描写は非常に良い。

チョット意外だったのは 18-50mm F2.8 EX DC MACRO があまり良くなかったこと。昨日の記事にも書いたけど、このレンズが出たときに KAHOO さんにお借りしてテストしたのだけど、その時にはもっと良い描写をしていた様に思う。

今日は昨日と打って変わって良い天気だったので、18-50mm F2.8 EX DC MACROのテスト撮影を再度行った。下の画像を全て差し替えたので、興味のある方は再度、ご覧頂きたい。

天気が良くてコントラストが高い分、倍率色収差がはっきり見える様になった。

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SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO 2009/04/14

SD で 35mm フルサイズに換算した場合 31~85mm くらいの画角となる標準ズームレンズである。SD 用を考えるならもう少し広角に寄っていて欲しいと思う。15~40mm でも作って欲しいが、他社用のレンズに比べたら、売れる本数は非常に少ない(2桁以下)だろうから致し方のないところか。

17-70mm と比較されることが多いが、F2.8 通しが必要な方は、こちらを選ぶしかない。

本日も時間的にはテスト撮影が可能だったのだで、お天気が悪かったが、無理矢理撮影してみた。湿気が多いので遠くは霞んでいる。

【※ご注意※以下の画像は翌日に全て撮影し直して差し替えたものです。】
@18mm f:2.8
@18mm f:2.8
広角端、絞り開放。中心部は非常に良い描写。周辺部は甘い。許容範囲外。わずかな色収差がある。

@18mm f:5.6
@18mm f:5.6
広角端、f:5.6。全然問題はない。原寸大で見ると周辺部に許容範囲内の甘さ。

@18mm f:11.0
@18mm f:11.0
広角端、f:11。これも問題がない描写。気になるのはわずかな色収差のみ。例によって、絞りすぎにより、非常にわずかではあるが全体的な描写は甘くなる。

@24mm f:2.8
@24mm f:2.8
絞り開放。周辺部は甘いが、全体的には悪くない描写。ギリギリの許容範囲か。

@24mm f:5.6
@24mm f:5.6
かなり良い描写。周辺部にわずかな色収差。

@24mm f:11.0
@24mm f:11.0
周辺部でもかなり良い。が、わずかな色収差と回折の影響が見られる。

@35mm f:2.8
@35mm f:2.8
絞り開放。良い描写ではあるが、周辺部はかなり甘い。許容範囲外。

@35mm f:5.6
@35mm f:5.6
非常に良い描写だが、周辺部はまだ甘い。ギリギリの許容範囲。

@35mm f:11.0
@35mm f:11.0
かなり良い描写だが、回折の影響でごくわずかだが甘い。十分に許容範囲。

@50mm f:2.8
@50mm f:2.8
開放からマクロ 50mm と良い勝負。全く問題なし。

@50mm f:5.6
@50mm f:5.6
遠距離ではマクロ 50mm より良い描写。完璧。

@50mm f:11.0
@50mm f:11.0
遠距離ではマクロ 50mm より良い描写。回折の影響が少し見られる。

このような方法で 18-50mm F2.8 EX DC MACRO をテストしたのは初めてだけど、私の個体は、水平で撮影したときに広角側で右上隅の描写がかなり悪い。つまり、わずかな光軸ズレがあるようだ。シグマに送ってチェックしてもらうことにした。

以前同じレンズを借りてテスト撮影を行った時にはもっと良かったので、少し残念。まぁ、工業製品に個体差はつきものなので仕方ないが、皆さんもこのようなテスト撮影を行うことで、ご自身が所有しているレンズのクセを調べて見ることをお薦めする。1~2時間の時間さえあれば良い。手間は掛かるがお金は掛からない。もちろん、三脚に乗せて、ミラーアップ、MF で一条件に付き最低6枚撮影し、その中の最良画像で判断して欲しい。

昨日の 17-70mm とこのレンズのどちらを選ぶかと言うことなら、私は 17-70mm を選ぶ。ただし、この差は個体差である可能が非常に高いことを明記しておく。

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SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 2009/04/13

初代 10-20mm に続いては 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO である。このレンズが発売になることを知ったときは、EX が名称に付いていなかったため、私はあまりたいしたレンズではないと決めてかかった。

このレンズ以降、シグマでは開放値が「通し」で無いレンズに EX の名称を付ける事を止めたというのを後で知ることになるのだけど、実にもったいない話である。それほどにこのレンズは良い。何が良いかと聞かれたら、すぐに「価格」と答える。

まず第一に安い。第二に描写力が非常に優れている。第三にその名の通りかなりの近接撮影が可能。第四に SD の標準ズームとしてとても使いやすいレンジである。

順番から行けば、この次の記事では 18-50mm F2.8 EX DC MACRO を取り上げる予定だけど、この 17-70mm の描写力は、その 18-50mm F2.8 MACRO にほぼ匹敵する。

さて、このレンズの描写力を見ていただこう。

@17mm f:2.8
@17mm f:2.8
広角端、絞り開放。中心部は非常に良い描写。原寸大で見ると、周辺部は甘い。許容範囲と言えるかどうかは微妙。わずかに色収差がある。

@17mm f:5.6
@17mm f:5.6
広角端、f:5.6。ほとんど問題がない描写。原寸大で見ても、周辺部の甘さはわずか。シャープな分、少しの色収差が目立つ。

@17mm f:11.0
@17mm f:11.0
広角端、f:11。全く問題がない描写。気になるのは色収差のみ。ただ、絞りすぎでわずかではあるが全体的な描写は甘くなる。

@24mm f:3.5
@24mm f:3.5
DP2 とほぼ同じ画角。絞り開放。周辺部はかなり甘いが、十分に良い描写。

@24mm f:5.6
@24mm f:5.6
DP2 とほぼ同じ画角。f:5.6。周辺部では DP2 に負けるが、非常に良い描写。わずかな色収差が目立つ。

@24mm f:11.0
@24mm f:11.0
DP2 とほぼ同じ画角。f:5.6。周辺部でもかなり良い。が、わずかな色収差と回折の影響が見られる。

@35mm f:4.0
@35mm f:4.0
35mm、絞り開放。全体的に甘さがある。が、許容範囲か。

@35mm f:5.6
@35mm f:5.6
たった一絞りでここまで変わる。ほぼ完璧な描写。

@35mm f:11.0
@35mm f:11.0
全く問題なし。

@50mm f:4.0
@50mm f:4.0
開放からマクロ 50mm と良い勝負。全く問題なし。

@50mm f:5.6
@50mm f:5.6
遠距離ではマクロ 50mm より良い描写。完璧。

@50mm f:11.0
@50mm f:11.0
遠距離ではマクロ 50mm より良い描写。全く問題なし。

@70mm f:4.5
@70mm f:4.5
望遠端、開放。周辺部に甘さを感じる。が、陽炎か?

@70mm f:5.6
@70mm f:5.6
ほとんど問題なし。十分に良い描写。

@70mm f:11.0
@70mm f:11.0
マクロ 70mm と比較しても大きな差がない。全く問題なし。

非常に優秀なレンズである。ディストーション、色収差なども良く抑えられている。広いレンジと実用的には十分に明るいレンズ。実売価格は4万円を切る、コストパフォーマンスは最高と言って良いだろう。

「レンズテスト」にも同じものをアップする予定だけど、今夜はご勘弁。疲れた。

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SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM 2009/04/12

DP2 の発売まで2週間を切った。何がすごいと言って、DP2 に着いているレンズは本当にすごいと思う。

PIE2009 で借りた DP2 で撮影した画像をお見せできないのが残念だけど、とにかくすごいレンズである。誰でもすぐにわかる収差である倍率色収差がほとんどない。単焦点レンズである事とミラーボックスがない事がこれほどの高性能なレンズを可能にしたのだとは思うけど、DP2 を購入予定の方は、大いに楽しみにしていて欲しい。

さて、私はシグマ製レンズしか使えないカメラのユーザーではあるが、あきれるほど多くの種類があるレンズの中からどのレンズを選択すべきかについて散々テストを繰り返してきた。また、これから先も気力と財力が続く限り、私自身の好奇心を満たすために続けて行くと思う。とりあえず、現在使用中のレンズに関する詳細な印象を残しておこうと思った。

まず一番始めは 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM である。おそらく、年内には新しい 10-20mm F3.5 EX DC HSM が発売されると思うが、スペック上は明るさが変わるだけなので、今のうちにこのレンズをチェックしておく事も間違いではないだろう。

もし広角系の写真を撮影なさるのがお好きな方、あるいは必要な方はこのレンジを持っているべきである。SD14 で使用した場合、35mm 換算で 17mm ~ 34mm 相当のレンズとなる。広角系ズームレンズの代表選手と言って良いだろう。

@10mm f:4.0
@10mm f:4.0

絞り開放で、広角端 10mm が最悪の描写である。はがき大程度のプリントであれば十分に許容範囲であるが、原寸大に拡大して見ると、周辺部が甘いと感じるだろう。

@10mm f:5.6
@10mm f:5.6
まだ周辺部には少し甘さが残る。

@10mm f:8.0
@10mm f:8.0
かなり良くなって、ギリギリの許容範囲か?

@10mm f:11.0
@10mm f:11.0
十分に許容範囲。

広角端での周辺部は f:8.0 くらいまではわずかな甘さが残る。ただ、ありがちな汚い感じの甘さではないので、周辺部の描写が重要でない場合は気にならないだろう。

@15mm f:5.0
@15mm f:5.0
開放であるにもかかわらずかなり良い描写をしている。文句を付けるのは難しい。

@15mm f:5.6
@15mm f:5.6
f:5.0 とほとんど変わらないが、やはり少しだけ良い。とても良い描写。

@15mm f:8.0
@15mm f:8.0
全く、問題なし。非常に優れた描写。

@15mm f:11.0
@15mm f:11.0
全く問題なし。非常に優れた描写。

@20mm f:5.6
@20mm f:5.6
開放であるが非常に優れた描写。周辺部ギリギリにわずかな甘さを感じる。

@20mm f:8.0
@20mm f:8.0
全く、問題なし。非常に優れた描写。

@20mm f:11.0
@20mm f:11.0
全く、問題なし。非常に優れた描写。

このように描写力に関しては色収差や周辺減光も含めてほとんど問題を感じない。非常に優秀なレンズである。特筆すべきはディストーションが非常に少ない事。望遠側でごくわずかな糸巻き型であるが、それ以外では歪みが気になることはない。

年内には製造中止になるレンズなので、今の時点で購入するのは待った方が良い。が、上の特性を知った上で、新型が出た後にこのモデルの中古を求めるのが賢明な買い方かも知れない。

このレンズを使いこなす上での留意点は AF の使い方だ。被写界深度が深すぎて、AF が当てにならない。だから、私はこのレンズで AF を使うことは滅多にない。

また、ファインダーを覗いて MF でピントを合わせる事もした事がない。ほとんど目測による MF である。つまり、距離目盛りをこれから撮影しようとするおおよその距離に合わせておいて、そのままシャッターを切る。よほどのドジをしない限り、ピントが外れた事はない。

このレンズを入手したら、ピントリングの無限遠指標と実際に無限遠にピントがくる位置のズレを調べよう。幸い私が所有している 10-20mm では無限遠指標がぴったり合っている。風景写真であれば、その位置で撮影すれば常にピントが来る。AF を使うよりも確実である。

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Let it be. 2009/04/11

私が自分の写真について語ることはあまりない。けど、たまには良いだろう。

私は自分で「写真は下手」と公言している。これは本当にそうだからだ。良い写真と言うのがどのようなものか頭ではわかっているし、他の人の写真を見て、うまいなぁと感じることも多々あるのだけど、イザ自分が写真を撮るときにはごく普通の誰が撮っても撮れる様な写真しか撮ることができない。

なぜ私は写真が下手なのか?

まず第一に私はまじめに写真を撮影すると言うことがどれほど大変な事かをわかっているつもりだ。自分自身が明確な問題意識やどうしても伝えたい何かを持っていない状態で写真を撮ってもそこには何も写ってこない。そして、私自身はそういった類の問題意識やどうしても伝えたい何かを持っていない。

第二に目の前にある情景をカメラで切り取ってその写真によって喚起される情動を他人の心に生じさせるために必要な能力に乏しい。普通の言い方をすればカメラマンとして必要なセンスを持ち合わせていないと言うことだ。

第三に時間とお金がない。徹底的に取り組むべき主題を持っていなくて、カメラマンとしてのセンスもない人間が他人に感動を与えることができる様な写真を撮ろうと思ったら、ひたすら時間を掛け、ひたすら動いて良い被写体を探し、その被写体が最良の状態になるまで待って撮影することで多少は良い写真が撮れるだろう。そのためには時間とお金が必要だ。私にはその両方が十分にない。

最後に、私自身が私の撮った写真として他の方々に見せたくなる写真は比較的おとなしい写真であることだ。もちろん私の腕やセンスが追いつかないことも大きな理由の一つではあるけど、私自身が「素直な写真」を好む傾向が強い。撮影時にもっと独創的な方法やアングルで撮影しなければ面白くないことがわかっていても、敢えてそれをしないで、ごくごく普通に撮ってしまう。そして、私自身はそれを良しとしてしまう。「あるがままに」と言うのが好きなのだろう。

こんな風に屁理屈をこねても、写真がうまくなるはずもないことを承知で書いては見たけど、結局、「だから何?」と言われてしまう様な事しか書けない。

いい加減で開き直ってしまう手もあるけど、このままでは終わりたくないなぁ。でも世の中あきらめが肝心と言うこともあるし・・・。(^^;

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たまには本音 その4 2009/04/10

この雑記帳をお読みいただいている方からのコメントやイロイロ批評掲示板に頂くメッセージに対して敢えてメールでお返事をさせていただくことがある。

内緒と言うわけではないが、私のかなり過激な本音を述べさせていただく場合だ。皆さんが喜ぶので、公開してしまう。

【ホワイトバランスについて】

ホワイトバランスは AWB だろうがマニュアル設定だろうが、色温度指定だろうが正しく働くと期待すること自体が間違いだと思っています。

これは SD14 だけでなく、フィルムも含めたカラー写真の宿命です。

フィルムの時代に一番色味が変わったのはラボによる現像時のばらつき。

デジタルになってまともな色を何もしないで出してくるカメラには未だにお目に掛かったことがありません。

で、色を好き勝手に調整する方法の一つとしては、今の SPP の方法は非常に優れています。

色温度がいかに当てにならないかは、カラーメーターをお使いになってみればわかります。気休めに過ぎません。

私があまり色にこだわらないのは、デジタルにおいてはその気になればどのようにでも色を出すことが可能だからです。

10年もデジタル画像のレタッチをやっているとそんな風に考えるようになります。

一番重要なのは、散々いじくっても画像が破綻しないことです。そして、その意味で FOVEON の画像は最強です。プロのレタッチャーにとって、今やそれが常識となりつつあります。

【「マンフロットカーボン三脚4段を購入したいのだけど」という方に対して】

>携帯性を考慮してPRO4にしようかと考えております。

「携帯性を考慮して4段にする」という意見はよく聞くのですが、スペックを比較していただければお判りの通り、4段は縮めたときの長さが 10cm 短くなるだけで、全高は 5cm 低く、重さは逆に100g 重くなります。携帯性が「重さ」で考慮されるなら3段を選択するのが正しいことになります。

カタログ上の最大荷重はどちらも同じですが、最大荷重が一番細い脚のロックがしならない重さと定義すれば3段と4段で最大荷重が同じと言うことはあり得ないことで、カタログデータは信用できないと言うことです。

昨日、ヨドバシの新宿西口店でマンフロット 055CXPRO4 を見て来ました。やはり4段目の脚はかなり細く、望遠系のレンズでは少し心配です。

>雲台は468MGRC4かお薦めの405か迷っております

これは目的が全く異なるので、ご自身の撮影スタイルで決めて頂くしかありません。

三脚に載せたカメラを手でつかんで、被写体を追いかけながら撮影する可能性があるのなら 405 は選択できません。

携帯性を重視するのであれば 900g の違いは非常に大きいので、迷わず 468MGCR4 でしょう。

非常にデリケートなフレーミングが要求される写真を撮らなければいけないケースが多い場合や水平の傾きを簡単に調整したいような場合には 405 をお薦めします。

正直言って目的が全く異なるため、一概にどちらが良いとは言えません。将来的には両方欲しくなることを予言しておきます。

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「はな」の入学式 2009/04/09

今日は「はな」の小学校入学式でした。

感慨深いです。

校門の前には桜がなかったので、逆光でしたがチョット無理矢理撮影。

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DP2 発売まであと 16 日 2009/04/08

DP1 は難産だった。けれど、DP2 は意外にすんなりと発売に漕ぎ着けた。DP1 でやり残したところを改良して、やや広い画角の標準レンズを着けただけのカメラなのでさほど手間は掛からなかったのだろう。

もちろん、これは冗談だ。本気で書いたら、DP2 の開発者の方に「人の苦労も知らないで、いい加減なことを書いている。」と怒られるだろう。DP2 の開発に携わった方々、本当にご苦労様でした。おそらく、DP1 以上にこのカメラは売れると思います。どうぞ、安心して、引き続き SD15 の開発をお願いいたします。

私の予想がまた外れた。私が予想した実売価格7万円というのはポイント差し引き後の値段だ。つまり、ヨドバシやビックカメラでの売値は 76,800 円くらいだろうと思っていたのである。

もちろん予想より安く出してくれたのは、とても嬉しい。確かに現在 FOVEON 社はシグマの子会社なのだからセンサーの価格自体は(多分)旧株主の儲けを考えなくて良い分、安くなっているのだろう。しかし、シグマは FOVEON 社を大金を出して(多分)買ったのだから、その代金を回収しなければならないはずだ。

どのような経営的判断がなされているのか私には知るよしもない。が、シグマがカメラメーカーであることを大きな声で主張し始めたと考えれば納得が行く。

DP1 が発売されて1年以上の時間が経ったにもかかわらず、他社から DP1 と同じコンセプトを持ったコンパクトデジタルカメラが未だに出てこない。APS-C サイズのセンサーをコンパクトな筐体に納めるだけのことだと思うのだけど、なぜ他社からは出てこないのだろう?

数年前の OFF 会で社長が FOVEON に関してはテレセントリックは大きな問題ではないと言っていたことを思い出した。SD14 に SMC TAKUMAR 35mm F3.5 のような大昔のレンズを着けて撮影した画像を見ても、周辺部の描写や明るさに問題はない。

ローパスフィルターの中にははかなり分厚いものがあるということだ。だからレンズがテレセントリックでないと駄目なのだという話も聞いたことがある。もし、それが正しいとすると、例え小さな筐体を作ったとしてもかなり太くて大きなレンズが着くことになる。つまり、どう見てもコンパクトとは呼べないカメラになってしまう。他社から同じようなカメラが出てこないのはそのあたりに理由があるのだろうか?

もちろんビギナークラスのデジタル一眼が売れなくなると言う営業的な理由もあるのかも知れないが、本当の理由は良くわからない。なぜならビギナークラスのデジタル一眼と一眼レフのセンサーを内蔵したコンパクトデジタルカメラは別物と思うからだ。

ただ、DP2 の画質と比べられてしまったら、よほど素晴らしい機能を持ったカメラでないと売るのは難しいだろう。APS-C サイズのセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラのうたい文句は当然「画質」になるわけで、その画質が DP1 や DP2 に比べて劣っていては困るし、「画質」を「画素数」に置き換えても、現時点で 1千万画素のコンパクトデジタルカメラは存在しているから、一般的なユーザーに対するアピール度が少ないと考えているのかも知れない。

いずれにしても、APS-C サイズのベイヤー型センサーで DP1 や DP2 と同等の画質を出さなければならないとなると、かなりしんどい事になるのではないだろうか?そして、キヤノンやニコンの上層部には未だに画素数がデジタルカメラの画質を決める唯一の要素であると信じている人たちがいるのだろうか?

もちろん、実際にそんなことはないと思う。どのメーカーの技術者も私たちが考える以上に自分たちの製品をわかっていると思うし、何が良くて、何が悪いのか、どこをどうすれば何ができるのかもわかっているはずだ。

にもかかわらず、どこからも出てこない。現在のカメラ業界における謎の一つであることは確かだ。

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キッザニア 2009/04/07

「はな」の就学前の春休みもそろそろ終わる。明後日は入学式である。

と言う事で今日はキッザニア
に行ってきた。キッザニアをご存じない方のために簡単に説明すると「小さい子供が大人の仕事を体験することができるプレイランド」である。

かなりの人気スポットで、入場は予約制。事前に予約を取らないと入場できない。各仕事場は「パビリオン」と呼ばれ、子供達は自分が体験したい職業を選んで、大人の指導の下で実際の仕事を体験できる。

と言っても本格的なのはコスチュームだけで、実際に行う事は「まねごと」の域を出ない。それでも子供達にとってはかなり面白い体験となるため、リピーターが多いという事だ。お仕事をすると「キッゾ」と言う通貨がもらえて、キッザニア内の三越で買い物をする事ができる。貯金もできるし、ATM で引き出す事もできる。一言で言えば「子供のための小社会」と言っても良いだろう。小学校5年生くらいまでなら楽しめそう。

事前にインターネットでたっぷり情報を仕入れて出かけたため、初回にしては上出来で「はな」は6つのお仕事を体験して、90キッゾの収入があり、帰りがけに70キッゾで円定規を買って帰ってきた。

また行きたいか?と聞いたら「うん」と言っていた。

内部の照明がミックス光線で、フラッシュ撮影は禁止されているのでチョット色出しが難しい。特に DP1 は白熱電灯だと色が出にくいので、ノーフラッシュは厳しい。

5枚ほど「はな」にアップしたので、ご覧頂きたい。

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葛西臨海公園の桜 2009/04/06

撮影会の前に葛西臨海公園の桜を撮った。出来は例によってイマイチ。とてもすてきな桜の木があったのだけど、当たり前に撮影する事が精一杯。

その桜を眺めてくれる人を 10 分ほど待ったいたのだけど、皆さんチラッと見て過ぎて行くだけ。一人だけじっくり眺めてくれた人がいたのだけど、顔をこちらに向けていたため撮影できなかった。

画像掲示板でも話題になったけど、肖像権の問題は難しい。公共の場にいる場合、スナップ写真に撮影される程度なら問題はないと思う。が、ウェブサイトで公開された場合、本当に問題がないかどうかは本人しかわからない。

よほど運が悪くない限り、そのような事で損害賠償を請求されるような事はないと思うが、私が撮影した写真で他の方が不愉快な思いをするのは私もいやだ。

ただし、シグマのカメラできれいな写真が撮れているのが不愉快と言う場合だけは例外とさせていただく。

桜も散り始めた。が、今年は鎌倉でまぁまぁの桜が撮れたので、チョット満足。

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ポートレート撮影会終了 2009/04/05

本日(正確には昨日:現在午前2時15分)Outliner さんの撮影会に参加。

今までの撮影会ではレンズをとっかえひっかえして、イロイロなレンズで撮影する事を目的としていたのだけど、今回は 70mm と 150mm のマクロだけで撮影。

ブレがなく、ピントが合っているものを選んで掲載してきたのだけど、今回はピントぴったり、手ぶれなしが多すぎて、選択に時間が掛かりすぎてしまった。

眠い。

撮影会の前に2時間ほど掛けて撮影した葛西臨海公園の桜はまだ JPEG を抽出しただけ。選んで現像している暇がない。

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鎌倉の桜 2009/04/04

今日はヨメさんが実家に遊びに行くというのでついていった。

実家は北鎌倉にあるのだけど、段葛(だんかずら)【鎌倉駅前から鶴岡八幡宮まで続く道路中央にある一段高くなった道】の桜を撮りたくて、鎌倉まで行って、3人で北鎌倉まで歩いた。

段葛の桜は満開に近く、とてもきれいだった。が、普通に撮ったのでは人の頭しか写らない。持って行った一脚を使って、ハイアングルの撮影。一脚でカメラを腕の届く限りに持ち上げておいて、シャッターを切り、一枚ずつ写りを確認しながらの撮影である。チョット面白かった。

それ以外の場所は6~7分咲きと言った感じで、満開まであと2~3日掛かりそう。来週の土日では遅いかも知れない。本当に、桜がなければ春はもう少しのんびり始まると思う。

さて、明日は Outliner さんの撮影会である。撮影そのものは桜が咲いていない海辺で行われるの思うが、葛西臨海公園にはかなりの桜がある。おそらく桜並木は花見客でごった返しているだろう。

ヨメさんと「はな」は月曜日の夕方まで帰って来ないので、明日はのんびり撮影を楽しむ予定。参加の皆さんよろしく。

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DP2 2009年4月24日発売 2009/04/03

ほっとニュースである。

下の記事をアップして、メールを拾ったら、シグマさんから DP2 発売予定日のお知らせが来ていた。

この雑記帳をお読みいただいているほとんどの方はシグマからのメールを受け取るようにしていると思われるので、ホットニュースではないだろうけど、一応、ここに書いておく。

ビックカメラで ¥69,800

ご予約をなされる方は雑記帳のトップのバナーをクリックしていただけるととても嬉しい。(^^;

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18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM 2009/04/03

一ヶ月ほど前に発表された標準ズームである。PIE で展示されている実物を見て、カウンターの下に隠してあったサンプルレンズを手に取って眺めた。

マウントがキヤノン用だったので SA に着けることはできなかった。手にとってすぐに感じたことは、「でかい」と言うことだ。キットレンズと言う先入観でこのレンズを見てはいけないのだろう。

この OS を搭載した 18-50mm がボディと一緒に一番初めに購入されるレンズと位置づけられていることは間違いないと思うが、旧タイプと比較した場合に、あまりにも違いすぎるサイズと重さである。

具体的には 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM とほとんど同じサイズで、重さが約 100g 軽いだけ。2本のレンズを並べたら、望遠端の数字が異なるだけで、見分けが付かないだろう。

しかし、開放値 F2.8 からのレンズであること、手ブレ補正機構が組み込まれていること、インナーズーム、インナーフォーカスであることのメリットを考えれば、サイズは容認できる。おそらく描写力も 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO のそれを考えると、いわゆるキットレンズのレベルは軽く超えていると予想できる。

SA マウントの発売は SD15 と同時ではないかと予想しているが、実際にはもう少し早いかも知れない。キヤノン用の発売予定日が4月 24 日なので、SA マウントはゴールデンウィークの後になりそうだ。

17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO や 18-50mm F2.8 EX DC MACRO を既に所有しているユーザーにとっても、OS が組み込まれた新標準ズームは気になるところである。が、微妙に異なる焦点距離と開放F値で選択に迷うことになりそうだ。

ズーム倍率で選択するなら 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO。望遠端の開放F値で選択するなら 18-50mm F2.8 EX DC MACRO。OS を選択するなら 18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM と言うことだ。

最短撮影距離は 30cm、最大撮影倍率が 1:4.1 なので、名前に MACRO が付いてはいないけど、かなりの接写が可能である。近接撮影ができないという理由でこのレンズを選択しないと言う判断は正しくない。実際にマクロ領域で手持ちの撮影を行って見ると判るけど、手ブレ補正が欲しいケースは多々ある。

17-70mm ほどのレンジはないので、少し長めの焦点距離をレンズ交換無しに使いたい人は 17-70mm も持っていたいところ。50mm の焦点距離で F2.8 を使いたい人も 18-50mm F2.8 と交換するわけには行かない。また 18-50mmF3.5-5.6 DC もその大きさや軽さを魅力と感じているのであれば捨て難い。

そして、標準ズーム領域で手ブレ補正が欲しいと思い、18-125mm 3.8-5.6 DC OS HSM を所有していないのであればこのレンズを買うしかない。私のように 18-125mm OS を持っていても、もし、このレンズの描写力が 18-125mm OS を上回るようであれば、さらに悩むことになる。

あわてて買わなければいけないものではないので、選択肢が増えるのは良いことだと思うけど、選ぶ方にしてみれば大いに迷わされる。

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エイプリールフール+1日 2009/04/02

昨日は記事をエイプリールフールネタで書こうと思ったのだけど、万が一冗談を笑って許してくれない読者がいると困るので、やめておいた。

と言うのは嘘で、本当はエイプリールフールにふさわしいすてきな冗談記事を書こうと努力したのだけど、面白くない冗談記事しか書けなかったので、やめたのである。

私には写真の才能だけでなく、冗談の才能もない。

毎年恒例のDigital Camera.jp
の4月1日特集に今年はツグマが載っていなかった。何か寂しい。

さて、2009 年はこの雑記帳をいっぱい書くことを一つの目標にしている。今のところかなり順調である。実際には記事を更新しなかった日が4日ほどあるが、1日に2回以上アップしている日が8日ほどあるので、1日につき記事一つは書いていることになる。

以前、私のサイトについてご意見を伺ったときに一番多かったのがこの雑記帳をもっと頻繁に更新して欲しいと言うご意見だったので、本人としては結構頑張っているつもりである。

が、面白くない記事を書いても仕方ないので、ネタが見つからないときには無理をしないで、お休みする。

暇を見ては書きためてあったものが、なくなって来たので、これから先もこのペースで更新し続けられるかどうかは不明である。

でも、気力は衰えていないので、まだまだ続けることは出来そうである。

ネタ自体はいろいろある。発表されただけのレンズに対する私の感想とか予想。SD15、SPP3.5 と SPP3.3 などなど・・・。

あ、思い出した。DP2 の発売に先立って、SPP3.5 Win と SPP3.3 Mac が発表される可能性があると言う話を PIE で聞いた。

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新年度。 2009/04/01

新年度である。今年度の先行きはとても暗い。不景気の嵐が吹きまくっている。が、嘆いていても何も良くはならない。頑張ろう。

桜が見頃を迎えている。今週末はしんどいことをしばし忘れて桜を撮ってみよう。5日には Outliner さんの撮影会も控えている。

土曜日は「はな」とヨメさんが鎌倉の実家へ遊びに行くと言うことなので、私も一緒に出かける予定。今年は鎌倉の桜に挑戦である。

DP2 の発売予定日が先月中に発表になるのではないかと予想したが、見事に外れた。私の予想は本当に良く外れる。(^^;

でも、今月中に発表になるのは間違いないと思う。もちろん、これも外れるかも知れない。

海外の通販では 649 ドルで予約を受け付けている。当然、シグマからの仕入れ値が通達されているはずで、それを基にした価格であろう。となると、国内での価格は幾らになるかの予測は付く。

為替レートを幾らで計算するかでかなり幅が出てしまうが、ぴったり1ドル 100 円で計算すると 64,900 円である。会津で作って、アメリカまで運んで、業者の利益が入って 64,900 円だから日本国内ならもう少し安く売ってくれても良いだろう。

もちろん、これは屁理屈であって、不幸なことに実際にそうなる可能性は少ない。なぜそうなのかは私にはわからない。マーケットの規模だとか、販売戦略だとかイロイロな理由で、通常日本国内の価格は米国のそれよりも高くなる。

DP2 を買いたいと思っている人々のほとんどがインターネットに接続可能な人だと思うが、私がここでわざわざ書かなくても、海外での DP2 の価格をチェックする事はたやすい。海外での販売が多いメーカーには嫌な時代になったようだ。

いずれにしても DP2 がオープン価格で売られることは間違いないだろう。そして、その実売価格は、おそらく7万円くらいになるのではないだろうか?

この予想はユーザー希望実売価格なので、実際にはもう少し高くなるかも知れないが8万円以上にはならないと思う。多分、まもなく発売予定日が発表され、それと同時に量販店が予約を受け付けるだろう。

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FOVEON センサー。 2009/03/31

私は元々理工系の人ではない。だからイメージセンサーについての専門的なことは全くわからない。

が、一般的で常識的な事象を科学的に学習したり理解したりするくらいのことはできるつもりだ。

FOVEON センサーの特徴や特性は IDK さんのウェブサイトに詳しく出ているので、そちらを参照していただくとして、私がここで述べたいのは FOVEON センサーを改良することが決して易しいことではない(だろう)と言う事の説明だ。

まず FOVEON センサーがどのようにして色を分離しているかを思い出して欲しい。

シリコンウェハは非常にわずかであるが光を通す。ただ、本当にわずかだ。私はシリコンウェハの実物を見たことがない。ウェブ上の情報によれば、通常シリコンウェハの厚みは最終的なチップがどのような目的のために使用されるかによって異なるが、一般的なウェハ場合、1/2 ~ 1.5mm 位だそうだ。

で、1mm もの厚みを持ったシリコンを光は通過することはできない。シリコンの中を光が進める深さはせいぜい 2/1000 mm、つまり2ミクロンくらいだ。


そして、シリコンの最深部まで届く光は長い波長を持っていなければならない。夕日が赤く見えるのと同じ原理で、波長の長い光ほど遠くまで届く。波長の短い順に色を並べると紫藍青緑黄橙赤となる。このほかに紫外線、赤外線など人の目には見えないセンサーが感じてしまう光もある。

紫外線は石英ガラスなど特殊なガラスでなければ透過できないのであまり問題ではないが赤外線は大きな問題となる。なので、赤外線を感じてしまうカラーイメージセンサーが使用される場合には、必ず赤外線をカットするフィルターが必要となる。

えーと、話を本題に戻す。

FOVEON センサーの物理的な構造は上の図にある通りだけど、実際にはこの上にマスクが掛かっているはずである。一番上に浮いている B 層より一回り小さい穴が開いているのではないかと思う。そして、その小さな穴に向けて、マイクロレンズが光を集めるのである。

マイクロレンズを正確に作り、配置することで開口面積が小さいことはカバーできる。が、どうしても変更することができない部分がある。各層の厚みである。

FOVEON センサーは色の分離をシリコンの光学的な特性(透過率)に頼っているため、各層の厚みを自在に調整することができない。そして、シリコンの中を通った光はかなり暗くなる。その暗い光を測定するためには広い面積が必要になる。

こんな風に考えると、FOVEON センサーを作り出した技術とそこから得られたデータを元にデジタル画像を生成するソフトウェアはとても凄い技術だと思う。

世の中には Blu-ray システムのように驚嘆すべき技術はいっぱいあるけど、私の愛機 SD14 や DP1 に搭載されているセンサーもその一つだと思うと何か嬉しい。

[SIGMA DP1 と DP2 について]にもこれと同じ内容の記事があります。興味のある方はご一読ください。

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