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A4 では小さすぎる・・・。 2009/09/06

皆さんはご自身が使っているディスプレイの解像度をご存じだろうか。横が何ピクセルで縦は何ピクセルと言うのはご存じだと思うけど、実際の解像度 (DPI) を計算してみた事はあるだろうか?

非常に簡単に求まるので、チョットやってみて欲しい。私の場合、写真の制作に使う自宅のデスクトップ型パソコンには NEC の MultiSync LCD2090UXi がつないである。このディスプレイの液晶画面の横幅は 407mm で 1600 ピクセルを表示する。DPI はインチを求めて、その値でピクセル数を割ればよい。407mm÷25.4mm=16 だから私のディスプレイは横幅がぴったり 16 インチである。その 16 インチの長さに 1600 個の点が詰め込まれている。1600÷16=100 だから、私のディスプレイの解像度は 100DPI である。100DPI というのは 1mm に4個の点があると言う事だ。つまり1個の点(ピクセル)のサイズは 0.25mm×0.25mm である。このくらいの大きさがあれば、コントラストの高い部分であればピクセルの境界を確認することが可能だ。

つまり、かろうじて1ピクセルが目に見えている状態である。ディスプレイの解像度は常に一定なので、画像を縮小しようが拡大しようが1ピクセルの大きさは変わらない。斜めの線は常にジャギーである。ピントが合っているかどうかをしっかり確認するにはこれくらいの解像でないと困る。もちろん必要であれば画像そのものを拡大表示させれば良いのだけど、その拡大時にアンチエイリアスの処理をされてしまうと、却ってわからなくなることがある。幸い SPP 3.5 は拡大表示の時にアンチエイリアス処理を行わなくなったため、ピントの良否判定はやりやすくなった。


さて、昨日私が A4 より一回り小さいサイズで 40 枚の写真をプリントしたことは書いた。その際のプリント解像度は 257DPI であった。使用したプリンタはキヤノンの iP8600 なので、300DPI 程度までは正確にプリントできるプリンタである。だから 257DPI でのプリントアウトは(輝度に関しては)正確にプリントされているはずである。ところがディスプレイでは見える1ピクセルで表現されている非常に細い線が見えなくなっているケースがある事に気がついた。虫眼鏡で見ても、ほとんど見えない。1ピクセルは 0.1mmx0.1mm で表現されるので、10 倍のルーペで見れば 1mmx1mm のサイズとなるから、十分に見えるはずだ。

さらに「はな」の最近の写真でデニムのエプロンを掛けている写真があるが、このデニムのエプロンの質感が全く再現されない。のっぺらぼうになってしまう。悲しいので画像をトリミングして 180DPI でプリントしてみたが、やはりデニムの質感をしっかり確認する事はできなかった。

バブルジェット方式の限界なのか DPI 値が大きすぎるのか良くわからない。デジタル画像を正しくプリントするには昇華型のプリンタが最も適しているという話は昔からあるし、業務用のプリンタは昇華型か銀塩型である。とりあえずわかったと思われる事は・・・。

おそらく、現在の FOVEON センサーで撮影された画像を「正確に」プリントアウトするためにはバブルジェット型であれば最低でも A3 程度のサイズでプリントする必要がある。それ以下では最も細かい部分が再現されない。あるいは A4 程度であれば昇華型か銀塩型のプリンタを使って出力し、拡大して鑑賞しなければ最も細かい部分の詳細は見えないのではないだろうか。と言う事である。

もちろん、これは極論であるし、徹底的にテストしたわけではないので 100% の自信はない。そして、写真を普通に鑑賞する場合にはこんな事を考える必要はない。プリントとしての再現性に目一杯こだわるのであれば、と言う話である。さらに、ベイヤー型のセンサーで撮影されたものであれば、1ピクセルを正確にプリントアウトする事にこだわる必要は全くない。ボケている画像を正確に再生してもボケた画像が手に入るだけだから・・・。

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