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DP2s が来た 2010/03/31

本日我が家に DP2s が来た。CP+ でかなりイロイロいじくって、当時の DP2 と比較して AF が速くなっていることは確認していたけど、それ以外の点をじっくり比較してみた。

まずは外観で変わっているのは当然ながらモデル名の表示。DP2 のあとに小文字の s が付いている。背面の各ボタンの上や横にボタンの機能がプリントされている。DP2 よりは解りやすい。操作時の迷いが少なくなることは確かだ。
外観ではそれ以外に変わっているところはない。

次はメニュー。DP2s ではダイヤルを SET UP にセットして表示されるカメラ設定メニューに[パワーセーブモード]が加わった。パワーセーブモードを On にすると LCD が自動 OFF されると、センサーなどに供給していた電力も遮断されるようになる。そのため再起動に2秒くらい掛かる場合があるとマニュアルには書いてあった。

DP2s と DP2

なかじーさんは液晶の表示が異なると書かれていたが、あまり実感はない。ただ、DP2 は保護シートが貼ってあり、DP2s には保護シートは貼ってない。

DP2s f:2.8
DP2s f:2.8 1/1000 Sec ISO 100 AF AWB 現像は SPP 4.0 オート

DP2s f:2.8
DP2 f:2.8 1/800 Sec. ISO 100 AF AWB 現像は SPP 4.0 オート


DP2s f:6.3
DP2s f:6.3 1/160 ISO 100 AF AWB 現像は SPP 4.0 オート

DP2s f:6.3
DP2 f:6.3 1/125 Sec. ISO 100 AF AWB 現像は SPP 4.0 オート


DP2s vs DP2 f:6.3
1/400 Sec. ISO 100 AF AWB SPP 4.0 オート

写りもほとんど差はない。開放では DP2s がわずかに良いが、個体差の範囲と思われる。それにしても、とんでもないレンズである。開放と f:6.3 の描写に違いはあるが、あきれるほどわずかである。

通常に使用した場合の差を出すために、全て「オート」で撮影して、両方とも「オート」で現像している。

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上野の桜 2010/03/30

今日は上野に近い会社その4での仕事であったため、ヨメさんと「はな」が付いてきた。自宅を予定より早く出て会社その4に行く前に3人で上野公園を散歩した。桜は8分咲きぐらい。まもなく満開だろう。ヨメさんと「はな」はその後科学博物館へ行き。私は仕事に行った。

仕事場に SD を持って行くのもはばかられるので DP1s と DP2 だけを持って出かけた。仕事が終わったあとで、再び公園を歩いて夜桜を見たが、ライトアップしていなかったため、写真に撮るにはイマイチ。


販売店から連絡があった。DP2s は明日我が家に来るらしい。夕方に到着の予定だったけど、仕事の都合で午前中に着くようにしてもらった。明日の午後には DP2s についてご報告できるだろう。

シグマのユーザーサービス部に聞いた話では DP2 と DP2s はハードウェアとしてはほとんど同じと言うことだ。ただ、ファームウェアは異なっているので、液晶モニタの見え方の違いはそれが原因だろうとのこと。いずれにしても DP2s が到着したら重箱の隅を突っつくような比較をしてみようと手ぐすね引いている。

非公式な話として内部のフィルターが違っているような話を CP+ で聞いたので、逆光時に出ることがある画面周辺部の緑被りを比べてみることを考えている。効果が確認できるのであれば、買いかも知れない。

しかし、どう頑張っても DP2 ユーザーに買い換えを勧めることができるような改良点を見つけることはできないと予想しておく。

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たまにはわがまま 2010/03/29

多分、私はあまりわがままなユーザーではないと思う。FOVEON の画質に惚れた弱みで多少の使いにくさは我慢してしまう。逆に欠点と指摘されている部分に関してはどうしたらその欠点を克服できるかと考えてしまう。ある意味で有るべきユーザーの姿であるとは思う。(^^;

けれど、そんな私でもたまにはわがままを言いたくなる。例えば DP2 の AF だ。確かに今回のファームウェアアップデートによって DP2 の AF 速度は速くなった。が、少し暗い場所でコントラストがあまりないものにピントを合わせようとすると合ってくれないことが多い。

できることなら、もう少し合焦可能な EV 値を下げて欲しい。カタログには AF の動作可能 EV 値範囲の表記がない。今気がついたけど露出計の測光可能範囲すら表記がない。暗いところに弱いカメラであるとの認識はあるのだけど、もう少し暗いところでも普通に使えるカメラになって欲しいと思う。


背面液晶に表示されている画像を見ながらシャッターを押すことに何の抵抗もなくなってしまった。慣れとは恐ろしいものだ。そして、そのたびに気になるのが AF 作動時に画面が固定されること。仕様だからしようがないと言うのはしゃれだけど、もう少し何とかならないだろうか。動かないものを撮影する場合には全く問題ないのだけど、ウチの娘を撮ろうとすると液晶モニタに映る画像のレスポンスが悪いことがとても気になる。

一番欲しい機能はとあるケータイに付いている自動追尾 AF だ。ケータイに内蔵されているカメラでもできるのにコンパクトデジタルカメラができないのは不思議だ。と言ったらシグマの方に動かさなければいけない質量がまるで違うのでとても難しいと言われてしまった。なるほど。ケータイのレンズは小指の爪より小さい。焦点距離もとんでもなく短いので、ほんの少し動かしただけで無限遠から 2cm 位まで合焦点を移動できる。DP2 の場合はモーター音を聞いていると判るけど、結構ウィンウィンと唸りながら動く。確かに動かさなければならない質量は 20 倍くらい違うかも知れない。やはり自動追尾 AF は諦めなければいけないのか・・・。


デジカメ Watch に SD15 ベータ機の外観が掲載された。とてもイロイロな角度から撮ってくれていて、メニューまで全て撮影してくれているためカタログや仕様書に記載されていない機能を4つばかり見つけてしまった。

まずこれは DP2 でも実現されている縦位置情報記録だ。ON/OFF が可能になっているが一般的には ON だろう。日本語表示だと DP2 と違って On/Off ではなく「入」「切」と表示されるようだ。少し野暮ったいけど「入」「切」のが私は好きだ。それに伴って背面モニタに画像を表示させる際に画像を回転させるかどうかの指定ができる。

マニュアルモードで撮影することはあまりないのだけど、外付けストロボをフル発光させた状態で撮影する場合にはシャッター速度でなく、絞り値を変えて露出を調整する。SD14 ではマニュアルモードの場合 C ダイヤル(シャッターボタンの周りにあるダイヤル)はシャッター速度の変更に固定されていたため、[+/-]ボタンを押しながら C ダイヤルを回して絞り値を変えなければならなかった。SD15 ではマニュアルモード撮影時の C ダイヤル回転で絞り値が変化するように設定可能になる。チョット嬉しい。

[UPモードの動作]と表示されたメニューがあって、その横には[シャッターボタン]と表示されている。う~~~n。これは良くわからない。D ダイヤルを UP にするとミラーアップでの撮影になる。今まではミラーアップにしておくとシャッターボタンを1回押すとミラーアップになって、もう1回押すとシャッターが切れる。このメニューはシャッターボタン以外の何かを押すことでミラーが上がるらしい。絞り込みボタンくらいしか思いつかない。いずれにしても、シャッターを押す以外にミラーを上げる方法が追加されるようだ。

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DP2 ISO400 2010/03/28

読書中の「はな」を DP2 ISO 400 で撮影してみた。かなり悪い撮影条件であるが、一応は見られるレベルの仕上がりである。

下にある写真の左側は SPP 4.0 で現像したもの。右はSPP 3.5.2 で現像したものである。今まで ISO 400 を実際の撮影で使うことがほとんどなかった理由は SPP 3.5.2 だと輝度ノイズリダクションがイヤでも掛かってしまうため解像感が低下したからである。

SPP 4.0 では輝度ノイズを低減することなく、色ノイズのみを減らせるようになった。なので、色ノイズのみを低減した状態だとどのようになるかを試した。

はな 1234

SIGMA DP2 @f:3.2 1/10 秒 ISO 400 絞り優先AE WB:Auto AF EV+0.7

輝度ノイズはあるが、十分に許容範囲。解像感を残したまま色ノイズを減らすことができた。FOVEON センサーで問題となるのは色ノイズであって、輝度ノイズは比較的おとなしい。

DP2 で ISO 400 は十分に実用になる。ISO 100 で撮らなければならないとしたらシャッター速度は 0.4 秒となる。これからは必要に応じて ISO 400 を使っても良いと感じた。

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SPP 4.0 2010/03/27

SPP 3.5.2 と SPP 4.0 を比較してみた。

起動時間は全く変わらない。どちらもコンピュータの電源を投入し、起動が完了した状態(CPU アクセスが 0% になるまで待って)から起動させ、メイン画面でサムネイルが画面が完全に表示されるまでの時間を計ってみたが、前回開いたフォルダが同じ場合は全く同じ時間だけ掛かる。

両方とも前回開いていたフォルダ内のファイル数が多いほど多くの時間が掛かる。ただし、コンピュータのバッファメモリ領域に読み込まれたファイルのデータが残っている場合はどちらも瞬時に起動してくる。

CPU メータを見ながらイロイロ操作してみた。マルチコアはほとんど全ての操作で有効に働いているが、SPP 3.5.2 でも通常 OS が受け持つ部分(ファイルからのデータ読込など)はマルチコアで動作している。両バージョンの一番大きな違いは現像処理においてマルチコアが使われているかどうかだ。私は現像プロセスはシーケンシャル(とぎれない一連の流れ)なので、マルチコアはさほど有効ではないだろうと予想していたのだけど、見事に裏切られた。つまり SPP 4.0 では現像処理においてコンピュータはしっかりマルチコアで動作している。その結果、SPP 4.0 での現像処理は SPP 3.5.2 のそれよりも速い速度で実行される。

私がメインで使っているノートパソコン(Core2 Duo L7800 2GH、2G RAM)で現像時間を比較してみた。同じ条件で 10 枚のファイルを現像した場合、SPP3.5.2 は 185 秒、SPP 4.0 は 107 秒。ブッチギリである。比較的遅いマシンを使っている場合でも CPU がマルチコアなら十分に速くなった事を体感できる。

ただ、私の場合 JPEG 抽出を必ず行って画像を選択した後、その画像だけを現像するためあまり現像時間を気にしたことがない。いずれにしても速くなって文句を言う筋合いはない。素晴らしい。

一番の目玉である ISO 400 以上で撮影された X3F ファイルを現像する際に調整可能になったノイズ低減もしっかりと働く。色ノイズ、輝度ノイズ共にちゃんと働く。SPP 3.5.2 の場合は初めから輝度ノイズが 60%、色ノイズも 40% 程度低減されている状態で現像される。いずれにしても、ユーザーが調整できるようになったのは良いことだ。

普通に現像したときの色味は SPP 3.5.2 より明るめで彩度が高い。私的には派手すぎる印象があるが、好ましいものであることは確かだ。ただ、最終的な仕上げはユーザーの好みとなるわけで、その好みをいかに簡単に実現できるかが現像ソフトの使命である。

私は他の現像ソフトも試しに使ってみることがあるけど、誰が何と言っても、SPP が大好きである。その他の詳細については、私のサイトの 「SIGMA SD と DP1/2 について」 をご覧頂きたい。

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DP2 ファームウェアアップデート Bofore After 2010/03/26

DP2 ファームウェア Ver.1.03

アップデート前


DP2 ファームウェア Ver.1.04

アップデート後

明らかに速くなっています。実用上十分な速度と言えるかどうかはビミョーです。

なお、以前のファームウェアでは時計を合わせるときに「秒」がハチャメチャでしたが
今度のバージョンでは OK ボタンを押したときに 0 秒になります。

Was さん、教えてくれてありがとう。

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「s」 って? 2010/03/26

DP1s および DP2s に関して何となくしっくり来ないものがある。ユーザーから見てどちらも中途半端な製品であることが気になる。昨日の夜、帰り道を歩きながら考えた。

「s」を出したのは DP1 および DP2 が予想より売れてしまった結果ではないだろうか?

私はシグマの工場を3回見学している。シグマの工場にはいわゆる組み立てラインがない。カメラやレンズの組み立てはセル生産方式(屋台方式)で行われる。おそらく組み立てながら精度や機能などをチェックする必要があったり、多品種を効率良く組み立てるためであろう。良い点も多いが、同一品種の大量生産には今ひとつ向いていない方式である。

そしてシグマの工場は常に多忙である。つまり「ヒマ」と言うことがない。かなり綿密な製造計画がきっちり立てられていて、それに従って製品が作られる。売れたからと言って生産を追加することが難しい状態なのだ。

DP1 と DP2 は初めから総生産台数が予定されていて、それ以上は作らなかったのではないかと思う。ところが予定数以上に売れてしまった。在庫はもうない。後継機はまだ開発が終了していない。そんな状態で仕方なく作られたカメラが、DP1s と DP2s なのではないだろうか?

周囲の方々から聞いた話では、シグマの会長は製品の改良に関して、少しでも良くなるのであれば直ちにその改良を製品に反映させることがメーカーの重要な使命と考えておられるとのこと。となると、既に開発が完了している改良点を加えていない物を作る事は許されない。

その結果製造されたのが DP1s であり DP2s なのだと一人で納得してしまった。多分、DP1s と DP2s は当初の開発スケジュールにはなかったモデルで、旧タイプの在庫がなくなったために追加で作られたものなのだろう。

だから、気長に待てる人には DP1x と DP2x が出るまで待つことを勧める。しかし、現時点でユーザーでない人には DP1s や DP2s を入手なさることを勧める。残念ながら SD14 では DP1s/DP2s の描写を上回ることはできない。SD15 はまだ出てこない。桜はまもなく散ってしまう。写りの良い交換レンズを1本、先行して買っておくつもりになれば良いのではないだろうか?


別の記事を期待してお読みになった方がおられると思いますが、本日午後4時より8時くらいまで多忙に付き、DP2 の新ファームウェアや SPP4.0 をダウンロードしてチェックすることは午後9時を過ぎないとできません。

DP2 の新ファームウェアに関しては、私のサイトの「SIGMA SD と DP1/2 について」に記事を書く予定です。また、SPP4.0 に関しては作例画像の「テクニカル」にアップする予定です。しばし、お待ちください。

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DP2 ファームウェア 1.04 2010/03/25

明日 DP2 の新ファームウェア 1.04 が公開になる。

私は DP2 をとても気に入っている。しかし、以前も書いたけど AF の速度と液晶モニタは改善されるべきと意見を述べてきた。その内の一つが改善される。CP+ で展示されていた DP2s と DP2 の AF 速度を比べて見たけど DP2s はそれと体感できる程には速くなっていた。

果たして、DP2 の AF がファームウェアアップデートによってどれほど速くなるのか?興味津々である。

皆さんご存じのように私は誰にでも納得してもらえるような形で結果を提示することが大切と考えている。だから、今回のファームウェアアップデートに関しても、アップデート前のレスポンスとアップデート後のレスポンスを動画に撮影することで比較しようと思う。

CP+ の会場と違い自宅で行うのでしっかりとテストできるはずだ。実際の速度に関しては撮影された X3F ファイルの Exif 情報に記録される撮影時間を調べて見ることで、秒単位の差異は確認できる。ただ、DP2 の AF 速度はどうしようもなく遅いと言う程ではないので、6枚をシングルモードで連写してみなければタイムスタンプから算出できるほどの差は出ないかも知れない。

コントラスト検出方式の AF はスイッチが入れられた(シャッターボタンが半押しされた)時にたとえ合焦していたとしても、合焦していると判断することができない。必ず前後にレンズを動かしてフォーカシングエリア内の小さな画像のコントラストが最大になるポイントを探す。どのように AF の合焦点探査アルゴリズムを改良したのかは不明だけど(企業秘密なので教えてくれるはずがない)実際に速くなることは確かだろうから、異なる距離の被写体を交互に写す方法とカメラを固定した場合の速度の違いも調べてみよう。


そして土曜日には DP2s が発売になる。チョットした手違いがあったため、私が DP2s を発売日に入手できる可能性は非常に低い。が、最悪でも一週間後には手元にあるはずだ。

パワーセーブモードでは自動電源 OFF の状態から素早い起動をするために流していた微弱な電流を流さないようになるとのこと。電池の持ちが良くなるのは確かだろうけど、体感できるかどうかは不明。私の DP2 は個体差かも知れないけど、普通に使っていてもバッテリー1本で最低 400 枚は撮れるので特に電池の消耗が激しいとは感じない。また DP 用の充電池 BP-31 はかなり安い価格で売られているので3~4本持っていても良いのではないだろうか?

見た目の違いとして、ボディ背面ボタンの機能が撮影時の機能は白、再生時の機能は赤で表示されている。

それ以外の変更点が今ひとつはっきりしない。噂では AF のモーターやパワーセーブモードのために基板が変わっているとのことだけど、公にはされていない。ユーザーサポートに聞いてみたがハードウェアに関しては変更はないと言われた。ファームウェアを 1.04 にした DP2 の AF 速度は DP2s のそれとほぼ同等とのこと。実際に2台を並べて比べてみればわかることなので、DP2s を入手したら比べてみよう。

デジカメ Watch には「画像処理エンジン「TRUE II」を最適化し、処理速度とAFのスピードを高速化した」となっているので、DP2s はデータの書き込みが少し速くなっている可能性はある。それも調べてみよう。

とりあえず明日の夜はアップデートされたファームウェアでどれほど DP2 の AF が速くなるかのチェックだ。

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DP1s も凄い 2010/03/24

昨日の記事にアップしたシャープネスを少しだけマイナスに振った「はな」が小さく写っている写真と、この下にあるホテルの庭園での写真をじっくり見た。

いずれも DP1s による写真であるが、その描写力には舌を巻いてしまう。これだけのデジタル画像を得ることが出来るカメラはあまりないだろう。写真全体を見ていただければお判り頂けると思うが 他社の35mmフルサイズデジタル一眼の描写と比べても決して負けていない。フィルムで例えればセミ版 (6x4.5) の描写力に匹敵すると思う。

デジタルカメラにとって画素数が重要な描写力を決める要素であることに異論はない。が、あくまでも同じ方式のセンサー同士を比べる場合の話で、こと FOVEON センサーに関しては他社のベイヤー型センサーが作り出すデジタル画像と比較してしまうことには大いに疑問を感じる。画素数の多い少ないで描写力の良否を語る人は多いけど、シグマのデジタルカメラによって撮影された写真をじっくりご覧頂いてからにして欲しいと思う。

残念ながら高感度に弱いとか低照度部に色ノイズが発生しやすいという欠点はある。が、それらの欠点を承知した上で使うのであれば、失望させられることはないだろう。

シグマとしてもより高感度に強い FOVEON センサーを開発していると思うが、その実現はかなり難しいと予想できる。幸いなことに高感度が要求される写真においては高い描写力が要求されるケースは少ない。と言うのは詭弁であって、いかなる被写体においても高い ISO 感度で撮影出来ることが望ましい。DP1s で昨日撮影した写真にしても ISO 1600 が躊躇なく使えるのであれば、そうしていたはずである。多少暗めの場所であっても 1/500 秒が切れるのであれば、さほど手ブレを気にしなくて済む。高い解像感を得ようとすれば、ブレは大敵である。

はな 1231

上の写真を評価するときに「空気感がある」と言う表現を使えるだろうか?実は私は画質を評価するときに「空気感」と言う言葉を使った事がない。なぜなら「空気感」と言う言葉があまりにも抽象的でそれが表す画質をどう理解してもらえるのかがわからないからだ。だからほぼそれに相当すると思われる事を「忠実に記録されたボケがもたらす遠近感」と言わせていただく。絞りをさほど絞らない場合、カメラから同じ距離にある物は同じ様にピントが合うし、それ以外の距離にある物は同じ様にボケるのが写真である。FOVEON センサーはこの当たり前の事を当たり前のように描写する。しかし、シグマ以外のメーカーが作るデジタルカメラに採用されているベイヤー型イメージセンサーではこの当たり前のことをうまく再現出来ないことがある。特にユーザーが撮影時や現像時にシャープネスを掛け過ぎたときにその傾向が強くなる。

改めて DP1s の良さを認識した箱根の旅であった。

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箱根へ行ってきました 2010/03/23

昨日と今日は「はな」にせがまれて以前行った箱根のユネッサンへ行って来た。前回は日帰りで行ったのだけど、「はな」を追い駆け回ることでヨメさんと私が疲れてしまったため、今回は泊まりがけで出かけた。

昨日は 12 時にホテルに着いて、早めに受付をしてもらい、そのままユネッサンへ。午後6時過ぎまでユネッサンで遊んでホテルへ戻った。チョット広めの部屋を取ったためくつろぐことは出来たが、全員疲れていたため、ホテルの大浴場でのんびり温泉した後、早々と寝てしまった。


ホテルでテレビを見ている「はな」


浴衣でくつろぐ「はな」

上の2枚はブレとピンぼけがあるため、作例画像には掲載していない。


今回は SD14 を持って行こうかどうか最後まで迷ったのだけど、前回特に長いレンズが必要と感じなかった事から、DP1s と DP2 のみを持って出かけた。

DP1 や DP2 をメインで使うようになってからは液晶モニタを見ながらの撮影でもかなり注意深く撮影すれば手ブレを最小限に抑えることができることがわかってきた。が、不幸なことに背面液晶で撮影直後に画像をチェックしてもわずかなブレやピンぼけをそれと確認することが難しいため、勢い何枚も撮影することになる。

しかし、フィルムの時代と違って何枚撮影しても資源やお金を無駄にすることはない。だからそれが可能な被写体であれば、納得が行くまで何枚でも撮る。今回アップした写真の中で一番多く撮影しているものは 24 カット。何せカメラを固定できない状態の手持ちでシャッター速度 0.4 秒である。それでも 24 枚も撮ればほとんどブレていないものが撮れることがある。慣れてくると撮影したときの感覚でブレたブレなかったの判定が出来るようになる。慣れとはありがたいものである。

逆に絶対にブレない状態できっちり撮ると、時としてとんでもなく解像感の高い写真になってしまうことがある。木の柵の上にカメラを置いて撮影しているので、ブレの心配は全くない状態での撮影である。この下の写真は作例画像にアップしたものなのだけど、シャープネス 0 では、解像感がありすぎて不自然に見えるため、シャープネスを -0.2 にしてある。

はな 1231

こういった写真を撮る度にレンズが捕らえた画像を FOVEON センサーがいかに忠実に記録してくれているかを実感する。

今回の箱根行きの成果は「DP1/2/1s」と「はな」にアップしたので、ご笑覧願いたい。

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箱根にて 2010/03/22

本日は箱根ホテル小涌園に宿泊。昼間ユネッサン(大浴場リゾート)で遊びすぎてクタクタ。写真の現像と整理も追いつかない状態。

とても疲れているので、本日はこれにて失礼。写真は明日アップします。

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ポラロイド x530 2010/03/21

なかじーさんからポラロイド x530 をいただいた。AC アダプター=バッテリーチャージャーが行方不明と言うことだったけど USB の外部電源用アダプターを繋いだらちゃんと充電も出来、AC アダプターとしても働いた。

これで FOVEON センサーを搭載した民生用カメラが全て揃った。DP2s が来たら、全部を並べて写真を撮って見よう。

どんな写りをするかは、下の画像をクリックして欲しい。各1枚ずつ撮影して、SPP 3.5.2 で「オート」で現像しただけである。


私の知識が正しければ、日本国内では代理店となっていた NHJ と言う会社が倒産してしまったために、正式には発売されなかったカメラだと思う。1/1.8 インチ で 150 万画素。実際にデータを生成するために使われている画素数はその3倍あるので、SD14 を 1400 万画素とするならば 450 万画素のコンパクトデジタルカメラである。

DP1s/DP2 が存在している現時点では、全くその存在意義はなくなっているが、一応3倍ズーム(35mm フルサイズ換算 35-105mm 相当)付きである。

発売前にデジカメ Watch で実写速報が出たのだけど、初期設定(サイズ2倍で保存するカメラ内 JPEG)のままでテストされたため、最低の評価をされてしまったカメラでもある。

実際の写りは好き嫌いの分かれるところだけど、DP シリーズとは比較にはならない。なお、最短撮影距離はレンズの前 1cm である。(^^;


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明日は彼岸の中日 2010/03/20

春分の日とも言う。私が若い頃夢中になった初代コメットさん九重佑三子さんのお誕生日でもある。64歳になるはずだ。


今日は家族3人で父の墓参りに行ってきた。DP2/DP1s も持って行ったのだけど、結局ほとんどのショットを SD14 + 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM で撮影。「はな」と「スナップ」に作例をアップしたので、興味のある方はご覧頂きたい。DP1s/DP2 を持っていたため、必然的に長めの焦点距離でしか使っていない。OS が付いているため、スローシャッターを恐れずに絞り込んでいる。そこそこ綺麗な写真が撮れた。でも、本当に OS が効いているのかどうか良くわからないというのが本音である。なぜならブレブレの写真が結構有ったから。


DP2s があと一週間で発売になる。が、その前日に DP2 のファームウェア 1.04 が公開されて DP2 の AF 速度が速くなると言う。シグマのデジタルカメラを全てコレクションすると決めてはいるが、さすがの私も DP2s を発売日に購入することはためらっている。

実際の写りはほとんど差はないと思うし、ファームウェアをアップデートした DP2 と AF の速度が同じであったら、背面のボタンに対するサインが変更され、パワーセーブモードが付いただけの違いしかない同じカメラをもう一台持つことになるからだ。

DP1 と DP1s の場合はサッポロポテト問題があったので、全く躊躇はしなかったのだけど、今回はチョット悩む。それでも発売日には手に入れないわけには行かない。と思うのは、多くの方々が私が行うであろう DP2 と DP2s の比較を楽しみにしておられるからだ。誰かに頼まれてシグマのテスターをやっているわけではないし、それで報酬を得ているわけでもない。だから、何が何でも発売日に DP2s を入手してテストしなければならないということではない。

う~~~n。

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SIGAM DP と言うカメラ その2 2010/03/19

デジタルになる前はミラーを内蔵していない一眼レフは存在していなかった。が、撮像素子に結像した像を電子的に処理して液晶画面に表示することでミラーのない一眼レフ?が可能になった。SIGMA DP を一眼レフと考える人はいないと思うが、ライブビューで背面液晶モニタに表示された画像を見ながら撮影する事はまさしく一眼レフ的な撮影方法である。最近人気があるマイクロフォーサーズの一眼カメラと同じである。

フォーカシングを AF 機構に任せてしまうのであれば、ファインダーの役割はフレーミングだけとなる。DP で背面液晶モニタを見ながら撮影する際に不便だと思うのは、表示される画面にほんのわずかな時間的な遅れがあることと背面液晶用ルーペを使って画面を拡大して見たときに液晶のピッチが粗すぎて、細かい部分がはっきり見えないことだ。

しかしそれらの欠点は、一般的な撮影においては大きな障害とはならない。困るのは激しく動き回るものを追いかけようとしたときだけである。もともと激しく動くものを追いかけての撮影では AF や厳密なフレーミングは困難なので、MF で置きピンをしておいて、ビューファインダーを使うのが正解である。DP1s の場合は完全ノーファインダーで撮影する事も多い。

ファインダーや液晶モニタを見ずに撮影しても、被写体が動かないものであれば、撮影後の画像をチェックすることで何回でも撮り直しが効く。「道ばたの寸景」の半分以上がその様にして撮影されたものだ。

私は小さくて軽いカメラはブレ易いと思っている。だから DP で撮影するときにはブレに対してかなり気を遣いながら撮影する。何らかの方法でカメラを固定出来る場合は必ずそうしている。そのせいもあるだろうけど、DP で撮影したものは意外とブレが少ない。

何度も書いているが、ミラーがないことでブレが発生しにくいというのも確かだ。SIGMA SD14 のミラーショックはかなり少ない方だけど、ゼロではない。そのわずかなミラーショックがわずかなブレを発生させる。強固な三脚に据えることでそのショックを止めることが出来ると思っていたが、ダメだった。むしろ砂袋や大豆枕のようなショックを吸収し分散させるような物の上にカメラとレンズを置いて撮影する方がブレないと言う話を聞いた。機会があったらテストしてみよう。

で、DP にはそのミラーがない。シャッターが押されたときにカメラ内で発生する機械的なショックは完全にゼロではないが、絞り羽根が絞られるときとシャッターが閉じるときに発生する非常にわずかなものだけである。しかも光軸に対して垂直に、そして均等に働く力であるためにブレを発生させる原因とはならない。

シグマのデジタルカメラに採用されているセンサーが FOVEON でなければ、それほど神経質にならなくても良いのだろう。ベイヤー型のセンサーであれば1ピクセルのブレを検知することは不可能に近い。もし1ピクセルでしか表現できない点があったとしても、それををわざわざぼかしているのが一般的なベイヤー型センサーに着いているローパスフィルターである。ローパスフィルターを備えないベイヤー型のセンサーもあるが、1~2ピクセルにしか結像していない点や線があった場合には正しい色が再現されることは不可能となる。つまり非常に高性能なレンズを使って複雑な色と明暗を持つ被写体のディテールを再現しなければいけない写真を撮ることは諦めなければならない。もちろん、諦めるわけには行かないので、プロ用のデジタルカメラバックは膨大な画素数を持ち、得られた画像をボカして縮小することでこの問題を回避しようと試みている。

ベイヤーの悪口はこれくらいにしよう。とにもかくにも SIGMA DP は FOVEON センサーにとんでもないレンズを組み合わせたとんでもないカメラである。最大の長所は FOVEON センサーを搭載していること。画質は最高で、このカメラから出力されるデジタルを感じさせない素直な描写は唯一無二のもの。SIGMA SD を除く他のカメラでは決して得ることが出来ない解像感が特徴である。その反面シリコンの透過特性に依存した色分解を行っているため、センサーから得られる元の画像は彩度が低い。それを補うためにデジタル画像を生成する際には彩度を高くすることが必須となる。そのため元々彩度が低い暗部に色ノイズが発生しやすく ISO 感度を高くするのが難しい。

ベイヤー型センサーから画像を生成する際には隣り合ったピクセルが極端に異なる値を持つことはあり得ないことを利用してノイズを判別する。そのためピクセル単位での輝度ノイズや色ノイズをソフト的に低減することが可能である。しかし、FOVEON センサーにおいては隣り合ったピクセルでも極端に異なった値を持つことがあるため、ノイズをそれと判断するためにはノイズ特有の色相や周囲の色に注目して処理を行うしか方法がない。

よほど単一画素を大きくしないと低照度に強い FOVEON センサーは作れないかも知れない。ただ、現時点でも実用にならないほどひどいわけではない。低感度時の描写が非常に良いためにそれと比較した場合の高感度画質が悪いと感じるだけだ。今月の初めに「はな」を ISO 800 で撮影した写真は十分に実用になる。しかし、ISO 1600 が十分実用になっているカメラが存在するのも事実で、そのあたりと比較されると辛いものがある。


さて、DP2s があと一週間で発売になる。その一日前に DP2 用のファームウェア 1.04 が公開され DP2 の AF 速度が速くなると言う。となると、DP2s が DP2 と異なる点はパワーセーブモードを持っているかどうかの違いだけなのだろうか?

いずれにしても DP2 がファームウェアのアップデートで AF の高速化が可能で、それを DP2s が発売される前に確認できるようにしたことはシグマの良心である。願わくば DP2 と DP2s の相違点をより一相明確にして欲しい。

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SIGAM DP と言うカメラ 2010/03/18

もし DP1s/DP2 がこの世に存在しなかったら、私は SIGMA SD を唯一のカメラとして使い続けていただろう。しかし、DP から得られる写真を見慣れてしまうと、やや特別なレンズを使いたいと思う時でないと SIGMA SD を持ち出さなくなった。

世の中には(以前の私のように)レンズ交換が出来ないカメラはカメラと呼んではいけないと考える方がいる。私にはその気持ちが良くわかる。しかし、レンズ交換が出来ないからこそ良いカメラであると思えるカメラを使うようになってからは、あっさりと趣旨替えをしてしまった。

一眼レフのメリットはファインダーに見えたままに写真が撮れることだ。ファインダーがちゃんと見えることを重要と考える方には反対されてしまうけど、私は必ずしも現在の形でなくても良いと思っている。SD9 を購入する直前まで私が使っていたカメラは Minolta DiMage 7Hi だ。いわゆるレンズ一体型一眼レフであるが、そのファインダーは EVF(電子ビューファインダー) である。EVF はフォーカシングスクリーンに結像した像を直接見るのではなく、イメージセンサーに結像した像を小型液晶画面に表示して、その液晶画面を見ながら構図やピントを決める。

背面液晶画面を見ながら少し不安定な構え方でシャッターを押すよりはカメラを顔に押さえつけながら写真を撮れるためブレに対しては多少有利だ。しかも EVF の場合はミラーが不要である。ミラーは光学式ビューファインダーにとってはなくてはならないもので、これがあるために一眼「レフ」と呼ばれる。つまり光を反射させてファインダー像を見ながら撮影する。

もちろん。このミラーはレンズからの光をファインダースクリーンへ導くためのものだから、シャッターが切れている間はフォーカシングスクリーンをふさぐ形で上部に跳ね上げられる。(例外:オリンパスペンFシリーズは右側にパタンとなり、キヤノンペリックスと超高速モータードライブ仕様のニコンF2やキヤノンNewF-1ハイスピードは半透過式ミラーであったため、ミラーは動かない。ゼンザブロニカのミラーは下降式で、EC からは2分割ミラーとなった)

夜も更けたので、この続きはまた明日。

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SIGMA SD と言うカメラ 2010/03/17

私はベイヤー型イメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフを所有したことがない。なのでその使い心地などを詳細に語る資格はない。しかし、各カメラメーカーがウェブサイトに掲載している作例画像を眺めることは出来る。それらの画像は各メーカーが最良と考えて掲載している画像であるはずで、カメラを持っていなくてもシグマ以外のベイヤー型センサーを搭載しているデジタル一眼レフによって撮影された良質な画像をチェックする事は出来ると言うことだ。

SD9 が出た頃と比べると最近のベイヤー型センサーが作る画像はかなり良くなった。アマチュアとして写真撮影を楽しむレベルでは全く問題はない。私はシグマ以外のデジタル一眼レフで撮影された画像を A4 サイズでプリントしたことは一度もないけど、A4 サイズ程度にプリントしても十分に鑑賞に耐えるものであると思う。

だから、もし世の中に FOVEON センサーが無かったら、私もシグマ以外のデジタル一眼レフカメラのユーザーになっていただろう。しかし、幸いなことに私がレンズが交換できるデジタル一眼レフを欲しいなぁとウズウズしだした頃に SD9 が出た。

それまではデジタルカメラで撮影した画像は質感(ディテール)の描写が苦手で、シャープネスを掛ければグズグズになり、不自然な色味を調整するためには必ず部分的な選択を行った後で調整しないと全体のカラーバランスが崩れるものであることを画像処理の現場で経験していたためデジタル一眼レフの購入をためらっていた。

当時はウェブサイトに掲載する写真であろうが印刷原稿にする写真であろうがデジタルカメラが出力してきたものをそのまま使うことはほとんど無かった。であるにもかかわらずレタッチに対する画像の耐性が低かったので、おそるおそる触っていた。画像を縮小する際にわざと少しだけぼかしておいて縮小したことさえある。

2002年11月に刊行されたデジタルフォト専科12月号の付録 CD-ROM に収録されていた SD9 で撮影された画像を見てチョット驚いた。肌の質感が描写されていたのだ。それまでのデジタルカメラで撮影されたものは人の肌を滑らかに描写することはあっても、その質感を表現してくれるものではなかった。

全体にやや暗めで、肌の色も健康色ではなかったが、画像全体のカラーバランスと明度を少し変えただけで十分に良い画像となった。しかも、シャープネスを全くいじくらなくても十分な解像感があった。また、ピントが合っている部分から少し外れた部分のボケもフィルムで表現されていたような自然さがあった。

私はこれからは全てのカメラマンがこのデジタルカメラを使うようになるだろうと思った。それほど SD9 によって撮影された画像は(私にとっては)画期的で衝撃的なものだったのだ。にもかかわらずそれから7年以上経った今に至っても FOVEON センサーから出力されるデジタル画像に対する認知度は低く、プロが SD を使っているという話はあまり聞かない。(Outliner さん、Tsubu さん、みみしんさん、村岡さん、押本さん、宮崎さん、その他大勢さんごめんなさい。)

私がプロだったら、このカメラを使うだろうか?と考えてみた。物撮りの世界においては、クライアントが画素数にこだわらずに写真の良し悪しを評価してくれるのであれば使える。しかし、その様なクライアントは少ないし、プロであるにもかかわらず、画素数が画質を決める最も重要で唯一の要素であると信じているデザイナーやアートディレクターは依然として存在している。

報道系カメラマンにとって高感度で発生する色ノイズと低彩度は迷惑だろう。高速連写が必要なカメラマンにとって、秒3コマは十分な速度ではない。風景写真を主とするプロであれば、このカメラを使ってくれるかも知れないが、大型カメラ(4x5)で撮影されたポジの画質と比較されたらとても敵わない。

ニコンやキヤノンの純正レンズで高価な超望遠や滅多に使わないティルト&シフトが可能なレンズはレンタルショップに行けば借りることが出来る。もしかすると SIGMA APO 120-300mm EX DG HSM や SIGMA APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG を貸してくれるレンタルショップがあるかも知れない。ただし、SA マウントは間違いなく置いていない。キヤノンマウントかニコンマウントである。

上記のことを勘案すれば、今の SD ではプロが自ら選択して仕事用に使ってくれるケースは限られている。

つまり、SIGMA SD は画質にこだわるアマチュアカメラマンのためのカメラなのだ。ただ、かなりのプロが仕事用でないカメラとして DP を所有していると言う話は聞いたことがある。つまり、コンパクトデジタルカメラであるにも関わらず、質の良い画像が得られるカメラとしての存在意義を DP は持っている。

私自身の本音としては SD をプロが使おうが使うまいがどうでも良いことで、あまり気にしてはいない。であるが、SD が売れてくれないとシグマがさらなる SD を開発する意欲を失ってしまうかも知れない。いや、それも良いかな?そう、SD はもう止めても良いかも知れない。では何を望むのか?レンズ交換が可能な DP である。ピント合わせ用に EVF を備えたものであればなお良い。もちろん SA マウント用のアダプターを用意してくれる事が前提となるが・・・。

いや、やっぱり普通のファインダーを備えたカメラもやっぱり必要である。となると、次の SD に望む機能は必然的にライブビューと言うことになる。それもミラーアップした状態でシャッターを切ることができるライブビューであることを望む。もちろん電子先幕を採用して欲しいが高速なシャッター速度では露出ムラなどの弊害もあるようで、実現は難しいかも知れない。

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イロイロな雑考 2010/03/16

シグマが儲かっているのかどうか、私は知らない。ただ、このところの全世界的な不景気を考え、円高を考え、シグマの製品が全て日本国内で生産されていることを考えると決して楽ではないと思う。

にもかかわらず交換レンズやカメラをとても良心的な価格で販売し続けている。DP1 が出たときに写真関係の方々がその価格を「安い!」と皆さん口を揃えて賞賛したことは記憶に新しい。にもかかわらず、DP1s や DP2 はそれよりさらに安い価格で売られている。

交換レンズにしてもシグマが製造して販売しているレンズが非常にコストパフォーマンスの高い製品であることは周知の事実だ。だから、ついシグマは儲かっているのだろうかと心配してしまう。ただ、コストパフォーマンスと言うことではタムロンやトキナーも十分に良いと思う。どうしてシグマ以外のカメラメーカが作るレンズはあんなに高いのだろう?


さて、DP3 は出るのだろうか?

私は出ると思う。が、それがどのようなレンズを着けたカメラになるのかが全く読めない。可能性は5つ。

1.超広角 フルサイズ換算 21mm
2.DP1s と DP2 の間 フルサイズ換算 33mm くらい(マクロ付き)
3.少し望遠 フルサイズ換算 65mm くらい(マクロ付き)
4.少し望遠ズーム フルサイズ換算 50-100mm くらい(マクロ付き)
5.標準ズーム フルサイズ換算 28-70mm くらい(マクロ付き)

その他にも考えられるけど、もし DP3 が出るとしたらこの5種類の内のどれかではないかと思う。一番可能性が高いと私が感じるのは3.であるが、2.および1.もありそう。ズーム付きとなるとレンズが大きくなるため、可能性は低い。しかし、開放値にこだわらなければ意外と小さいサイズで出てくるかも知れない。

DP1s と DP2 の特徴は APS-C サイズのセンサーを搭載していることだが、そのセンサーが FOVEON であることのが私は重要だと思う。でも、それ以上に私がすごいと感じているのはそのレンズである。ミラーボックスが無い分フランジバックを無理に長くする必要がないことと単焦点であること、必要以上に開放値を明るくしなかったことの3つが DP に着いているレンズの描写力があれほどまでにすさまじいことの要因である。もちろんシグマの設計技術と製造技術が高いからこそ実現できたレンズである。


昨日、私は DP に着いているレンズを「良すぎる」と表現した。その意味は一眼レフ用交換レンズであの描写力を実現するのは至難の業であろうと言う意味だ。

SD を使ったことがない DP ユーザーでこの記事をお読みいただいている方にご注意。SD15 は DP と同じ FOVEON センサーを搭載しているが、DP と同じレンズは着けられない。私が現時点で自信を持ってお薦め出来る DP とほぼ同じレベルの描写力がある SD15 用のレンズは 50mm F1.4、70mm F2.8、105mm F2.8、150mm F2.8、180mm F3.5、70-200mm F2.8 II、100-300mm F4、120-300mm F2.8 だけである。しかし、これらのレンズでも絞り開放では少し苦しい。1段から2段ほど絞ることをお勧めする。f:9.0 まで絞ることを前提として、倍率色収差を容認する(レタッチで目立たなくすることは出来る)のであれば 20mm F1.8、24mm F1.8、10-20mm F3.5、17-70mm F2.8-4.5、18-50mm F2.8、24-70mm F2.8、50-150mm F2.8 II が使えるだろう。

それ以外のレンズはダメなのか?そんなことはない。ちゃんと写る。しかし、特に画面周辺部の描写を気にする場合は DP ほどカッチリとは写らないことを承知で使わなければいけない。つまり、中心部の描写が重要で周辺部がボケるような構図の写真であればどのレンズを使っても大丈夫だ。もちろん、ピンボケとブレが起きていないことが前提である。ただし、EX でないズームの望遠端だと、中心部であっても多少甘いものがあるので気をつけて欲しい。具体的には私のサイトの「レンズテスト」をご参照願いたい。

なお、上記の「お薦め」にはフィッシュアイ、望遠単焦点、300-800mm、200-500mm F2.8 は初めから含まれていない。テストしたことがないのでわからないからだ。

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SD15 とっても楽しみ 2010/03/15

SD9、SD10、SD14 と使ってきて、たった6枚の連写可能枚数で何度悔しい思いをしただろうか。私の場合動き回る子供を撮影する機会が多かったので、その回数は多かった。

もちろん十分に良い腕をしているのであれば、シャッターチャンスをじっくり待って、最良の時に1回シャッターを切るだけで良い写真を撮ることは可能だ。が、不幸なことに私はそれほど優秀なカメラマンではない。必然的に下手な鉄砲を数撃つことになる。

贅沢を言えば連写速度ももう少し速くなって欲しい。秒速3コマは子供撮りには十分な速度であるがスポーツの類を撮影しなければならない方々にとっては、秒速6枚でも足りないかも知れない。しかし、よく考えてみたら FOVEON センサーから読み出した 20M バイトものデータをたった 1/3 秒で処理してバッファに送る能力はすごい。これ以上の高速化は難しいのではないだろうか。

FUNC ボタンを押して ISO 感度や測光モードの変更が背面モニタを見ながら行えることがサイトやカタログには明記されているのだけど、その扱いが小さくてアサヒカメラ.netの CP+ 動画速報 で初めて知った。とても良いことなのだから写真付きで、しっかり宣伝して欲しい。サイトやカタログには「Fnボタンでは、フラッシュモードやシンクロモードなどの高度な設定が3.0型の大型液晶モニタを見ながらの調整可能に。」と書いてあるだけだ。

あと一つ気になっているのがカタログやサイトに掲載されている背面液晶モニタのメニューで一番上に表示されている「WaitTranslate On」である。何の機能を On/Off するのだろうか?


CP+ で広報の方がプレスの方に新発売されるレンズをカウンターの隅っこで見せていたとき、たまたま居合わせることができて、8-16mm を持たせていただいた。かなり重たそうに見えるのだけど、意外と軽かった。このレンズに関しては既に重さが発表になっている。545g と言うことは 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO OS HSM と同じくらいだ。重さが発表になっていると言うことは試作は完了していると言うことなので、かなり近いうちに発売されると予想している。早ければ来月だろう。

10-20mm が出たときに、これほどの広角は不要だと思ったのだけど、出た後は手放せないレンズになってしまった。8-16mm と言うことは広角端の画角は SD14 だとフルサイズ換算 13.6mm、x1.5 のセンサーを搭載している機種だと 12mm である。はたして、それほどの広角は必要だろうか?

もちろん、答えはわかっている。あれば使うのだ。ただ、望遠側でもたった 16mm しかない。フルサイズ換算だと SD14 の場合 27.2mm。28mm より広角である。DP1 より広角が必要な場合に使うレンズと考えれば焦点距離がかぶらない分、10-20mm よりは合理的である。しかし、DP1 の 16.6mm 程の描写力を持ったレンズを一眼レフ用しかもズームで作ることは非常に難しいのではないだろうか?

私は FOVEON センサーをシグマにとっては諸刃の剣と昔から書いている。FOVEON センサーの解像度はレンズの性能をあからさまにしてしまうからだ。

それと同じようなことが DP に着いているレンズに関しても言える。良すぎるのだ。一般的な(SD を使ったことのない)DP ユーザーであればシグマ製の一眼レフ用交換レンズに対して DP 並の描写力を期待するであろう事は容易に想像できる。そしてそれはレンズ設計者、あるいはレンズ製造部門にとっては非常に実現するのが困難な期待であると思う。

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17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM の比較テスト 2010/03/14

1ヵ月以上シグマに行っていた 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM が戻ってきた。たっぷり MTF をチェックされ、AF の調整をされたらしい。

早速前回と同じ試し撮りを 17mm、35mm、70mm で 240 カットばかり行ったが、ほとんど変わらない結果だった。

つまり初代 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO より悪いと言うのは私の勘違いで、初代もそれほど良いレンズではなかったのだろうか?なので、直接比較してみた。どちらのレンズも AF に不安があったので、MF と AF の両方でそれぞれ6枚ずつ撮影した。皆さんにお見せするのはたった8枚だけど、全部で 300 カット以上撮影している。

結論から言えば、17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM と 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO の描写は大きくは違わない。が、17mm ~ 50mm までは 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO の方が少し良い。70mm になると OS 付きのが良い描写をする。
レンズテストにアップしたのでご参照願いたい。

直接比べてみてわかったことは、初代も周辺部の描写に関してはかなり甘いということ。DP の描写に慣れてしまうと並のレンズでもかなり甘く見えてしまうのだろう。考えてみれば 17-70mm ズームの広角端が明るさより描写力に重点を置いて設計された単焦点レンズより良いわけはないのだ。

f:8.0 ~ f:9.0 まで絞って OS を ON にして普通の風景を撮影してみたけど、最外周の描写に若干の不満は感じるものの、それ以外では問題のない描写をする。実用上は十分に良い。お薦め。

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CP+ に再度行ってきました。 2010/03/13

今日、とても嬉しいことがありました。音信不通だった mu50 さんに CP+ の会場でお会い
することが出来ました。mu50 さんはわざわざ彼の健康状態が良くないことを知っていた私
に、ご無事を知らせていただくために来場してくれました。

mu50 さんは大手術の結果、以前の健康を取り戻されたとのこと、これからは再び戦闘的
ヒトバシラーさんとしてご活躍いただけそうで、とても楽しみです。


さて、今日は朝一で会場に行って、直ぐに DP2s と DP2 を並べて、レスポンスを比べました。

DP2s と DP2 その1 ← YouTube 動画へのリンクです

電源投入から合焦、連写のレスポンスを見てください。設定は方法と
も全く同じ設定になっています。RAW ISO 200 AWB AF ただ、DP2s にセットされ
ていた SD カードは SanDisk Extreme ではないと思います。


DP2s と DP2 その2 ← YouTube 動画へのリンクです

AF のレスポンスを見てください。


SD15 と SD14 その1 ← YouTube 動画へのリンクです

SD15 と SD14 です。設定は両方とも全く同じ。着いているレンズも同じです。連写
モードで2秒間シャッターを押し続けました。SD15 は7枚。SD14 は6枚撮れました。


SD15 と SD14 その2 ← YouTube 動画へのリンクです

SD15 の 21連写です。シャッターを押して 21 枚撮影後すべて保存されるまで約 120 秒です。


17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM が帰って来ました。今日はバタバタなので、ご報告は明日。

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DP2s は AFE の夢を見るか 2010/03/12

昨日、私は AFE について社長にイロイロとお話を聞いた。技術的な事でカタログなどで発表されているものなので公表しても怒られないだろう。で、早速気がついた人がいるようだが、私もすぐに気がついた。DP2x である。

このところシグマはユーザーがとまどう程の速さで DP シリーズを改良している。そして1年前に出たばかりの DP2 にも DP2s が発表された。まだ発売もされていないカメラのその先を考えるのは馬鹿げている。が、DP1x と SD15 に採用されている AFE が DP2s には搭載されていない。となると誰でも DP2s に AFE が搭載された DP2x が出る可能性に思い至るだろう。

DP2 が出たとき DP2 に 16.6mm のレンズが着いた DP1 が出ることは間違いないと感じたのと同じ結論、つまり、非常に遠くはない将来、DP2s に AFE が搭載された DP2x が出るだろうと予想できる。


さて、昨日触れたカメラの印象を列挙しておく。

1.DP2s の AF 速度は間違いなく早くなっている。体感速度は「倍速」。DP2 の AF 速度に不満がある方は買い替える事をお勧めする。ただし、DP2x がいつか必ず出て来る可能性は高い。

2.DP2s のカメラ機能メニュー(ダイヤルで呼び出すメニュー)の LCD 表示時間を 30 秒にセットすると eco モードになる。電源投入時の起動が少しだけ遅くなるが、電池の持ちは良くなるとのこと。

3.SD15 は確かに 21 枚の連写ができた。撮影後 2 秒くらいで撮影した画像がモニタに表示される。動いている実機が誰でも触れる状態で展示されているので、明日はその動画を撮る予定。

4.連写時の速度はほとんど変わっていないけど、わずかに速くなっているような印象がある。明日は SD14 と並べて比べてみよう。

5.SD15 でシャッターを切った感じは SD14 とほとんど変わらない。撮影時のフィーリングはほとんど同じである。

6.カタログやウェブサイトに記載されていないのだけど SD15 には縦位置検出機能が搭載されている。縦位置で撮影後、その画像をモニタに表示させるとちゃんと縦位置で表示される。


なお、昨日の社長独占インタビューで聞いたことを一つ書き忘れたので、追加しておく。

Q7.AFE を入れることで何が変わりますか?
A7.ISO 感度が低い状態ではほとんど変わりませんが ISO 感度が高い撮影での描写が良くなります。ただ、その差はあまり大きくはありません。


さて、シグマからの連絡によれば 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM は明日我が家に帰って来るらしい。明日は再び CP+ に行く予定なので、テスト撮影はできない。が、明後日もそこそこ忙しい。う~~~~n。

明日、私は朝一番に行きます。DP2 と DP2s、SD14 と SD15 それぞれのレスポンスを DP1 のムービーで撮影して、SD14 + 50mm F1.4 でおねぇさん方をいっぱい撮って、1時頃には会場を出る予定です。

午後3時には帰宅できると思いますが、その後 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM のテスト撮影を行います。

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1日目はバタバタ 2010/03/11

10時50分頃会場に着いた。DP2s のひもが付いていない物をお借りして会場内部などを
撮った。自前の SD カードを入れて撮影したけど、その画像を公開することは許されてい
ない。もっと、良くなってくれないと困るレベルではなかったけど、チョット問題もあった。


11時30分に会社その4から電話があって、請求書が出ないので来て欲しいとのこと。昨日、
チェックしたときにはちゃんと動いていたのに・・・。急遽、横浜のみなとみらいからほぼ
浅草に近い稲荷町へ・・・。なぜか4台あるクライアントの内1台だけがちゃんと動いてい
なくて、たまたまそのマシンで請求書を出そうとしたため、うまく行かなかったようだ。
他のマシンは問題なく動いた。わざわざ往復に3時間も掛けて行かなければいけない事態で
はなかった。が、お客さん商売なので文句は言わない。

と言うわけで、3時近くなって再び CP+ に戻った。

会場にあった DP2s を操作した動画

疑問に思っていて事を少し尋ねてみた。

Q1.SD15 にはミラー駆動用のモーターとシャッターチャージ用のモーターが使われてい
     るとカタログやサイトに出ていますが、SD14 も2モーターですよね?

A1.そうです。SD14 も2モーターです。【広報課K氏にお答えいただきました】

Q2.AFE(Analog Front End) って具体的には何ですか?
A2.AD変換用デバイス(電子部品)です。【社長にお答えいただきました】

Q3.どこに入るのですか?
A3.TRUE II の前です。【社長にお答えいただきました】

Q4.AFE が使われているのは SD15 と DP1x だけで、DP2s には使われていないのですか?
A4.はい。DP2s には使われていません。【社長にお答えいただきました】

Q5.と言うことは DP1x は DP2s に16.6mm のレンズを付けだけの物ではないのですね?
A5.はい。違います。DP1x には AFE が使われています。【社長にお答えいただきました】

Q6.それぞれの発売時期は?
A6.未定です。今回発表したいと思っていたのですが、どのモデルも未完成の状態なので
     発表できませんでした。【社長にお答えいただきました】

とにかく、不運な日であった。土曜日にもう一度行く。

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明日から CP+  2010/03/10

仕事が程よく多忙で、それなりに順調。ありがたいことである。おかげで明日はのんびり CP+ を楽しむことが出来そう。

千葉県民としては横浜より東京のがありがたいのだけど、崎陽軒のシウマイが大好物の私としては帰りがけに買ってくるシウマイが明日の夕食になることも決まっているので口元が緩んでいる。


さて、明日はいつも道ばたの寸景を撮影する時に DP1s と DP2 を入れて持ち歩いている Lowepro の EX160 と言う小型カメラバッグを持って CP+ に行く。明日は SD14 は家でお留守番である。

ブース全体は DP1s で撮り、展示物は DP2 で撮る。動いている DP2s あるいは DP1x があったら、AF の速度や連続撮影時の速度などを DP2 の動画で撮影する予定。SD15 は多分ガラスケースの中。駄々をこねれば触らせてもらえるかも知れないが、私はプレスではないので多分ダメだろう。

我が家から会場までは約1時間半くらい掛かる。9時に自宅を出ると、10時30分くらいに着く。シグマのブース以外はほとんど見ないので、3時間もいたら飽きてしまうかも知れない。いずれにしても土日のどちらかでもう一度行くのが毎年の恒例だから、明日は割と早めに帰ってきてしまうかも知れない。

横浜という場所を嫌いではないが中華街以外はあまり行かない。中華街と言っても写真を撮るのではなく、食事をするのが好きなだけだ。あ、途中で抜け出して中華街で食事というのも良いアイデアである。


皆さんご存じのように我が家には小学生がいる。私は比較的時間にあまり縛られない仕事をしているので、朝寝をする気になれば結構遅くまで寝ていられるのだけど「はな」におはようの挨拶をしないわけには行かないので、遅くても7時には起きている。

お馬鹿の割に頭を使う仕事をしているせいで、忙しいときには結構疲れる。現在 22:40、ぼちぼち寝てしまっても良い時間である。

それでは、おやすみなさい。

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CP+ まであと2日 2010/03/09

SIGMA SD9 のユーザーになってから毎年行っている写真機材の展示会、名前は変わっても展示会のありようはあまり大きく変わっていない。特に私はシグマのブース以外を熱心に見て回ることはないのでそう感じるのかも知れない。

シグマのブースで一番大きな変化があったのは「フォトエキスポ」から PIE と名前が変わった 2006 年だった。それまでコンパニオンさんを使っていなかったシグマが初めておねぇさん達をブースに並べた。

しかし、他のメーカーとは異なり、あくまでもサンプルレンズ等を来場者に手渡す係りのような位置づけで、清楚な服装で肌の露出もなく、お色気控えめでとても良い感じである。今年もコンパニオンさん達がいるかどうかはわからないが、ブースの雰囲気を明るいものにしていることは確かで、いないよりはいたほうが楽しい。私も楽しく撮影させてもらえる被写体が増えるのでとても嬉しい。

社員の方々とご挨拶させていただくのも楽しみの一つである。いつも電話やメールでお世話になっている方々と直接お話が出来ることで、よりシグマという会社に対して親近感を覚える。が、会場でここには書けないような話をシグマの社員の方から聞けることは無い。皆さん口が固い。一番気になる新機種の発売日に関しても、公式の発表があるまでは誰も教えてくれない。

このサイトで顔出しをしているせいもあって会場で見知らぬ方から声を掛けられることもある。カメラやレンズの話を同じシグマユーザーと語り合うのはとても楽しい。ただ、私はシグマの製品を褒めることより、けなすことのが多い。弱点を知ってそれを克服する方法を知っていただくことが大切と考えるからだ。

シグマの製品の良い点は皆さんわかっている。だからユーザーになっているのだ。これからユーザーになろうと考えている方には、シグマのカメラやレンズで撮影された画像をインターネット上でも良いから、じっくり見て欲しいと思う。シグマの良さはそれらの画像を見てもらえば、誰にでもわかるはず。

ご自身の目を信じてシグマのデジタルカメラやレンズを購入した方はお仲間である。しかし、私のように画質が良ければその他の点が多少悪くても使いたいと思う人ばかりではない。例えば DP シリーズのレンズが繰り出される音に文句を言う人がいる。デザインに文句を言う人がいる。私にとってはどうでも良いことであるが、カメラを写真撮影のための道具でなく、所有していることの喜びを感じさせてくれる「物」でないとダメだと思っている人たちがいることも確かだ。

私はそれについてとやかく言うつもりはない。カメラに対して何を求めるかが大きく異なっているので、意見や感想が異なるのは仕方のないことだ。もちろん DP シリーズに対しては私ももっと良くなって欲しいと思うことが多々ある。いたって個人的な希望であるが列挙すると・・・

1.レンズの沈胴は不要。電気と時間の無駄遣い。でも、携帯性を重んじる方には反対されるだろう。
2.もっとホールドしやすいサイズと形状。しかし、超小型を良しとする方には反対されるだろう。
3.高 ISO 感度でも色ノイズが出ないように。これは誰にも反対されないだろう。
4.フラッシュにマニュアル発光モードを加えて欲しい。どうでも良いと言われそう。
5.マグニファイアーが使えるくらい液晶モニタ画面のピッチを細かく。これには異論はないだろう。
6.水準器の内蔵。なぜ付いていないのか不思議。
7.手ブレ補正機構の搭載。でも、大きくなるなら要らないと言われるかも。
8.ケーブルレリーズ端子を付けて。これは絶対に付けて欲しい。
9.シンクロターミナルを付けて。アダプターを使えば何とかなるけど・・・。
10.間違えてボタンに触れても設定が変わらないためのロックスイッチ。絶対に付けて欲しい。
11.毎秒5枚で20枚以上の連続撮影可能枚数。もしかすると可能かも・・・。
12.自動追尾オートフォーカス。実は一番欲しい機能。

動画はイマイチ。どうせなら 1920 x 1080 30fps の動画が撮影できたら使うようになるだろう。IDK さんではないけれど FOVEON 画質の動画をフル HD で見てみたい。

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CP+ まであと3日 2010/03/08

パシフィコ横浜で開催される CP+ まであと3日。PMA で最も元気だったと言われた SIGMA の展示が楽しみだ。

事前のアナウンスでは動作状態で触れることが可能なのは DP2s だけのような感じであるが、DP1x と SD15 も動作状態で触れることができるかも知れない。

個人的には開発が発表されているレンズも覗いてみたいけど 50-500mm OS 以外で覗かせてもらえるレンズは無いような気もする。個人的には 50-500mm OS 以外の全レンズが気になる。

しかし、いずれのレンズも年内には発売されるだろうからあわてることはない。撮影に使用するレンズやカメラはあるのだから、あわてず騒がず、発売を待つとしよう。全てを数ヶ月の内に購入できるほど懐は温かくはない。


さて、個人的に一番楽しみなのは SD15 なのだけど、それと同じくらい楽しみなのが実は DP1x だ。DP1s を所有している身としてはこれほど早いタイミングで DP1x が発表され、5月を待たずして発売されるかも知れないことが嬉しいような悲しいような気持ちである。

メーカーとしては後継機の開発を発表するタイミングが遅ければ遅いほど現行機種を売り続けることが可能である。にもかかわらずシグマは SD15 の開発を異常とも言える程早い時期に行った。一昨年の9月である。その開発にこれほどの時間が掛かるとは予想していなかった可能性もあるけど、ただ一種類の現行機しかない状態で、発売の1年半も前に後継機種を発表するメーカーは珍しい。

よく言えば良心的、悪く言えば愚かである。ユーザーはまさか1年半も待たされるとは夢にも思っていないから、ろくろっ首状態になってしまう。さすがの私も今年の桜に間に合わないとは思わなかった。もしかするとゴールデンウィークにも間に合わないかも知れない。文句の一つも言いたくなる気持ちはわかる。

そのくせ DP1x に関しては全く反対の事で文句を言う人がいる。DP1s は何だったの?と言う文句である。もちろん私も同じ事を言わなければいけない。わずか半年で一番欲しかった DP2 + 16.6mm F4 が出てくるとわかっていたら、DP1s を購入することは無かったはずである。もちろん、これは不当な言いがかりで良いおとなが発言すべき意見ではない。新製品が出る度に旧タイプを購入させられたと文句をつける常習クレーマーと何ら変わりない。

しかし、一昨年の3月、実質的な値下げを行った製品(SD14、ニコン用 HSM 付き DC レンズ、70-200mm F2.8 EX II DG HSM)を値下げ以前に購入したユーザーを対象にした特別セールがあったけど、DP1s の登録ユーザーを対象にした DP1x の特別セールが企画される事を期待してしまうのは私だけではないだろう。(^^;

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天気がイマイチ、家でお仕事 2010/03/07

CP+ が近いせいか、このところ私のサイトへのアクセスがまた増えている。シグマのデジタルカメラユーザーが増えることはお仲間が増えることなので、とっても嬉しい。

夕べ、ニコニコ動画で写真家、所幸則氏の放送を見た。シグマの桑山氏が出演しており、楽しい番組であった。一番嬉しかったのは DP1x が動いていたこと。桑山氏の談によれば、CP+ で動いている DP1x を展示できるように開発者達が頑張っているとのこと。

DP2s はほぼ出荷直前サンプルの状態になっていると思うが、動く DP1x に触れることができるかも知れない。それ以上に触りたいのは SD15 だけど、触れたとしてもおそらくその速度を公表することは許されないだろう。

50-500mm は既にキヤノン用が売り出された。前のモデルについて、ハワイの Rick が非常に良いレンズだと言っていたが、日常的なシチュエーションで使うレンズでなはないため、入手する予定は全くない。ただ、興味はあるのでテストサンプルを借りてテスト撮影はするかも知れない。以前、DG になる前の 50-500mm を所有していたことはあるのだけど、十分に良いレンズであった。

ぼちぼち私の 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM がシグマでのチェックと調整を終えて帰ってくるようだ。MTF のチェックでは基準内であるが、撮影された画像は満足の行くものでないとのことでシグマの技術者さんをかなり悩ませたようだ。とりあえず交換ではなく、再組み立てと AF の調整が行われた状態で帰ってくる。

今週中は天候が悪そうなのと、私がさほど暇ではないのでテスト撮影が出来るかどうかは判らない。しかも、木曜日には CP+ が始まる。忙しい週になりそうだ。

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「maroの雑記帳・・・抜粋」始めました 2010/03/06

画像掲示板で Takaya さんが私が1年以上前に行った三脚座およびミラーアップのテストをご存じなかったため、とりあえず「maroの雑記帳 HTML版」から三脚関連の記事だけを抜き出してページを作った。

三脚座、ミラーアップのブレテスト

このページを作った後で、こういった SD や DP に直接の関係がない事柄に関するこの雑記帳で過去に書いた記事はたまたま検索に引っかかりでもしない限り読まれることはないであろうことに気がついた。

なので、私自身が皆さんの役に立つかも知れないと思う過去の記事でこのサイトのどこにも掲載されていないものを集めて「maroの雑記帳・・・抜粋」なるページを作ることにした。とりあえず「三脚座、ミラーアップのブレテスト」に「私の小道具達」を加えた。

maroの雑記帳・・・抜粋

それ以外にこれと言って思いつく記事がない。(^^;


皆さんからのリクエストを募ります。この記事にコメントしてください。

この雑記帳で私が過去に取り上げた事項でまとめて読んでみたい事柄を教えてください。

可能な限りリクエストにお答えします。が、内容によっては他のページに加筆する形で追加するかも知れません。

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ぽかぽか陽気 2010/03/05

仕事の合間に外を見たら良い天気。気温もかなり暖かく DP2 と DP1s を持って「梅」を探しに出かけた。以前から目星を付けておいた梅ポイントを全て廻った。梅以外にも撮ることが出来た。「道ばたの寸景」を2ヵ月ぶりに更新。そのせいで仕事はあまりはかどらなかった。夜と明日にやることにした。

天気予報では暖かいのは今日だけで来週はまた寒くなるらしい。寒いと写真を撮る気力は下がる。その程度のモチベーションしかないのかと言われてしまったら、正直に「その通り」と答える。必死になってとか使命感で写真を撮っているわけではない。楽しいから撮っている。何らかの理由で撮影が楽しいと感じられない状況であれば撮らない。アマチュアの特権である。


ken さんとお会いしたときに、「まともに写真も撮らないでレンズやカメラのテストばかりしている。」と私自身のことを話したら「そう言う人も必要です。」と言っていただいた。感謝である。今年もその意味では楽しい年になりそうである。

シグマのウェブサイトに CP+ に出展のアナウンスが載っている。それによると触れることができるのは DP2s だけかも知れない。動いている SD15 があったとしても、触らせてもらえるかどうか。また、触らせてもらえたとしても、速度などを公開する許可は出ないような気がする。

いずれにしても楽しみである。

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程よい忙しさ 2010/03/04

昨日は会社その1、今日は会社その4。明日は自宅で仕事。やらなければならないことが結構詰まっているのだけど、追われていると言う感じではない。程よい忙しさである。

道ばたの寸景にフアンがいるとは思えないけど、ずいぶんと長いこと写真を追加できていない。原因は忙しかったこともあるけど、それ以上に撮れていないことのが大きい。カメラを持ってふらりと散歩することを止めたわけではない。特にこの1週間は何かを撮ろうと思いながら散歩している。

にもかかわらず全然撮れていない。撮り尽くしたとは全然思っていないのだけど、今ひとつ写したいと思う風景に巡り会わない。以前撮ったものを撮り直してみたけど、やっぱりイマイチ。時間的には多少ゆとりがあるので、週末にはもう少し足を伸ばしてみよう。


今、夕飯を終えて風呂に入って、出てきたところ。お風呂の中でふと思いついたので書き留めておく。

FOVEON センサーの各層は適切な色分離を得るためにその厚みが決められている。その厚みをコントロールすることが出来るのなら、FOVEON センサーの感度を上げることが可能かも知れない。

もちろん単純に厚みを薄くしたのでは色の分離がハチャメチャになる。だから、最上部の B 層の下に Y フィルターを入れる。つまり Y フィルターにより B 成分を吸収してしまうので G 層、R 層には G 成分と R 成分の光しか届かなくなる。そして、G 層の下には R フィルターを入れる。これにより R 層には R 成分を持った光しか届かなくなる。

フィルターが吸収するのは元々不要な色成分を持つ光なので、フィルターを入れた事による有効光の減衰はさほど多くはならないと思われる。さらにフィルターにより色の分離も良くなる。当然 G 層と R 層はフィルターの特性をコントロールすることでその厚みをある程度はコントロールすることが可能になるだろう。

FOVEON センサーの各層の間にカラーフィルターを生成することが可能かどうかを私は知らない。が、もし可能だとすれば色分離用のカラーフィルターを各層の間に生成することで感度、あるいは色の分離性能を上げられるのではないかと思いついた。フィルターが不可能だとすれば、B 層、G 層に色素を加えてしまう手もある。

これはドシロートがフト思いついた「フィルター付き FOVEON センサー」であるが、もしかすると一考の余地があるかも知れない。

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ブレの限界 その2 2010/03/03

手ブレが起きて欲しくないのに手ブレが起きるようなシャッター速度で撮影することは間違っている。そんなときには ISO 感度を上げて、1/焦点距離x2 秒よりも速いシャッターを切れるようにしなければならない。

しかし、ISO 感度を上げたくない場合はどうするのか?現像後にレタッチするのを覚悟するのであれば、また、シャープネスが多少低下しても、わずかな色ノイズが見えたとしてもそれ以上にブレないことが重要な写真を撮るのであれば、ISO 800 を使うことをお薦めする。

それでも十分なシャッター速度を得られないときにはひたすら枚数を撮るしかない。2つ下の記事にアップしてある写真は ISO800 で、シャッター速度は 1/40 秒。DP2 での手持ち撮影としては限界値である。もちろん絞りをあと 1/3 開いて 1/60 秒を切る手もあるけど、絞り開放は何となく抵抗があって、つい絞ってしまう。

さて、ISO 800 でもまるで足りない被写体の場合はどうするか。ただ、写っていれば良いと言うことなら素直にフラッシュを使おう。夜景などの場合は被写体に向かってカメラを置ける場所を探そう。あるいはカメラを押しつけることが出来る街灯とか電柱を探そう。私が良くやるのは塀や電柱などにカメラを押しつけて撮影する方法だ。写したものを確認しながら撮らなければならないが、数分の時間を割けるのであれば有効な撮影方法だと思う。

他社のカメラでは ISO3200 で撮ってもそこそこ見られるレベルの画像が得られるものもある。何のためにそこまでの感度が必要なのかと言う事を言う人もいるけど、私は高い ISO 感度の設定が可能であるのならそれに越したことはないと思っている。

なまじ低感度での描写が良いだけに高感度時の画質の低下に悲しいものを感じるのは確かだ。が、あまり遠くない将来、FOVEON センサーで ISO800 を常用できるようになるのではないかと期待している。

私の場合手ブレよりも被写体ブレで泣くことのが多いので、やはり高い ISO 感度の設定が可能なカメラはうらやましい。

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ブレの限界 2010/03/02

フィルムカメラの時代、手ブレを気をつけなければいけないのは 1/焦点距離 と言われていた。50mm のレンズを着けたら 1/50 秒より遅いシャッターを切るとブレるよと言う意味だ。誰が言い出したのかは知らないけれど、実に適切なアドバイスである。

SIGMA SD の場合は焦点距離の換算値が 1.7 倍になるため、安全を考えると 1/焦点距離x2 と考えれば良い。つまり、50mm のレンズを着けたら 1/100 秒以下の遅いシャッターを切ると手ブレすることがあると考えるべきだろう。

実際に手ブレするかどうかは撮影者の写真撮影に対する熟練度、撮影方法、あるいはその時の疲労度、気配りによって大きく異なる。撮影方法で有効なのはカメラを何かに押しつけるとか、電柱に寄りかかるとか、肘を何かの上に置いて撮ると言ったブレ対策をすることでかなり手ブレを減らすことが可能だ。

私は動かないものを撮影する場合でも、手ブレ対策として常に連写モードで最低3枚は撮る。おそらく皆さんも同じだろう。

もちろん手ブレが起きても、それが表現として有効な場合もあるので、必ずしも手ブレを起こさないように撮影することが正しいとは言えない。しかし、意図的にそれを狙うのでない限り、手ブレは避けるべきものだ。

時々シグマのデジタルカメラはブレ易いと言う人がいるが、それは間違っている。ブレずに撮れたときの解像度が非常に高いため、ほんのわずかなブレでも画質が低下したことを認識できてしまうために生じた誤解だ。

以前、ブレの限界をイロイロ試したことがあったのだけど、その時の結論を述べてこの記事を終わる。「100% の手持ちの場合、気を抜くと何をやってもブレる。」

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やっぱりスゴイ DP1/DP2 2010/03/01

昨日、今まで実用では使ったことがなかった ISO 800 を使って見ようと思い立って家の中で「はな」を DP2 で撮った。照明は室内の蛍光灯だけ。高感度に弱いことで有名な FOVEON センサーからの出力は「オート」で現像しても色が出てこないため、彩度を +1.0 まで上げている。ただでさえ色ノイズが多いのに彩度を +1.0 にしたらそれこそノイズまみれである。

SPP3.5 で現像しただけの状態 DP2 ISO 800 露出 +0.2 彩度 +1.0 FillLight +0.2

上の写真を NeatImage でノイズを取り、Photoshop で髪の毛の部分の彩度を下げたもの

しかし、ご覧頂いた様に NeatImage と Photoshop を使うことでノイズをあまり目立たなくすることはできる。そうして出来た写真はかろうじて許容範囲だろう。SPP4.0 がこれくらいのノイズリダクション効果を出してくれることを祈ろう。


この写真を「はな」にアップしたついでに過去の作例をじっくり見てみた。改めて感じたことは DP1/DP2 で撮影された写真の画質はやはり SD14 のそれを上回ると言うことだ。最も違いを感じるのはレンズの差だ。しかし、この差は喜んで良いのか悲しむべきか悩むところだ。

レンズの描写力に差があると言うことは、SD15 に TRUE II が搭載されているにもかかわらず、DP シリーズと同じ描写を得るためにはそれなりのレンズが必要だと言うことに他ならない。一眼レフと異なりミラーボックスが不要なデジタルカメラにおいてフランジバックを決定する要素はテレセントリック性だけだ。しかし、SD15 に装着可能なレンズは他社のカメラにも使えることを念頭に置いて設計され開発された長いフランジバックを持つレンズなのだ。

長めの焦点距離においてはあまり大きな問題とはならないが、DP1/DP2 の焦点距離 16~24mm 程度では、どうしてもレトロフォーカスタイプとならざるを得ない。レトロフォーカスが悪いと言うわけではないが、シグマの 20mm ~ 28mm F1.8 単焦点レンズのサイズや使われているエレメントの枚数を考えるとミラーボックスがあること=レトロフォーカスタイプレンズを使わなければいけないことで十分な描写力を得ることの難しさを感じる。

特に SD14 で撮影したものと DP1/DP2 で写したものを比較した場合に最も大きな差を感じるのは周辺部の描写と倍率色収差の残存である。なので、SD15 で撮影された写真でさえ同じ焦点距離域では DP1/DP2 の描写を越えることは難しいかも知れない。


SD14 の画質と DP1/DP2 のそれを比べたときに感じるもう一つの差は、おそらく TRUE が受け持っていると思われる撮影者に不自然と感じさせる一歩手前まで最適化されたシャープネス処理に由来するのではないかと思う。しかし、この違いは SD15 では同等の処理が行われるため存在しなくなると思われる。


それと、これは非常に微妙な差異でしかないのだけど、SD14 で撮影した写真にはミラーショックによるブレが影響を及ぼしている可能性を否定することが出来ない。かなり重たく頑丈な三脚にしっかり固定した状態であっても、ミラーアップをしないで撮影すると描写が甘くなることは皆さんご存じの通りだ。

人がカメラをしっかり手で構えている状態とカメラをかなり重たく頑丈な三脚に固定した状態、果たしてどちらがブレにくいだろうか。もちろん三脚に据えた場合である。そして、その場合でもミラーアップをして撮影をしない限り、ミラーショックによるわずかな解像感の低下が起きる。

つまり、手持ちの撮影においてはミラーを跳ね上げて撮影する一眼レフとミラーのない DP1/DP2 ではどちらが微妙な描写力の低下が起きにくいか?答えは明らかだ。

もしシグマ製のデジタルカメラに真のピクセルを生成することが可能な唯一のフルカラーセンサーである FOVEON X3 が使われていなかったら、これほど微妙な描写の差を認識することはできなかっただろう。センサー直前で合焦した像がぼかされ、全ピクセルのデータが演繹によって算出され、補完生成されるベイヤー型センサーではこの差を検知することができるかどうか疑わしい。何度も書いているが、レンズメーカーにとって FOVEON センサーは諸刃の剣である。

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