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無理矢理 ISO400 技を SD14 で 2010/04/07

お気づきの方も多いと思うけど、私は普段使う ISO 感度を SD14 では 50 にしている。DP シリーズでは ISO 100 である。これは DP シリーズで ISO 50 を使うメリットをあまり感じないからだ。つまり、DP シリーズでは ISO 50 のノイズと ISO 100 のノイズはほとんど変わらないと判断しているからだ。

DP シリーズだと ISO 100 でノイズが出るのは非常にコントラストが高い被写体を明るい部分に露出を合わせて撮影した場合の暗部に限られる。しかし、SD14 で ISO 100 の場合は特別高いコントラストがある被写体でなくとも、緻密に描写された暗部にノイズが乗ってくることがある。

となると、無理矢理 ISO400 技は DP シリーズではなく、SD14 で使うべきだと気がついた。

残念ながら今日はどんよりした曇り空で外の景色はいたって低いコントラストである。そこで室内でノイズが解りやすいような被写体を選んで ISO 感度と露出補正値を変えながら撮影してみた。

わざとノイズを出す場合には ISO 100 でも -3.0 の露出補正を掛ければ(つまり ISO 800 で撮影すれば)良いのだけど、今の目的は ISO 100 で撮影した場合であっても発生するノイズを ISO 400 で撮影することで現像時に低減することができるかどうかのテストであるため、露出補正をマイナスに振るのは避けた。が、評価測光・絞り優先 AE で撮影した場合に、暗い部分がかなりアンダーになるような被写体を作っている。

まず、ISO 100 と ISO 400 で露出補正 +2.0 の比較。SPP4.0 で現像する時に ISO 100 はオールリセットで現像し、ISO 400 は露出のみを -2.0 で現像する。ただし、ISO 400 の方は輝度ノイズ低減を最も弱め、色ノイズ低減を最も強めにセットしている。

結果は以下の通りである。

SD14 で無理矢理 ISO400
SIGMA SD14 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM @19mm f:8 1/4 Sec.

ほとんど差がない。と言うより ISO 100 で意外にノイズが少ない。仕方がないので同じ画像を Photoshop で彩度を極端 (+70) に上げてみた。

SD14 で無理矢理 ISO400
SIGMA SD14 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM @19mm f:8 1/4 Sec. Photoshop で彩度 +70

DP シリーズでは差を見いだすことができなかった「無理矢理 ISO400 技」であるが、SD14 では ISO 100 で効果が確認できた。SD14 では ISO 100 で撮影するより、ISO 400 で EV +2.0 で撮影し、現像時にノイズリダクションした方が色ノイズは少ない。

これだけでは今ひとつ面白くないので、さらに一歩踏み込んで、ISO 50 で撮影したものと ISO 400 にセットして露出補正 +1.0(つまり実質 ISO 200)で撮影して現像時に色ノイズを低減したものを比べてみた。この場合はシャッター速度に2段の違いがある。これで画質に大きな差がなければ、SPP4.0 は SD14 ユーザーにとってはとてもありがたいソフトであると言える。

SD14 で無理矢理 ISO400
SIGMA SD14 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM @19mm f:8
ISO 50 は 1/2 Sec. 実質 ISO 200 (ISO 400 EV +1.0) は 1/8 Sec.

嬉しいことに、これもあまり差がない。上と同じに Photoshop で彩度を極端 (+70) に上げてみた。

SD14 で無理矢理 ISO400
SIGMA SD14 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM @19mm f:8 Photoshop で彩度 +70
ISO 50 は 1/2 Sec. 実質 ISO 200 (ISO 400 EV +1.0) は 1/8 Sec.

SD14 で ISO 感度を上げる場合は ISO 200 を選ばずに、ISO 400 を選択して、現像時にノイズリダクションを効かせれば、色ノイズに関しては ISO 50 で写したのとほとんど同じ結果を得ることができる。ただし、輝度ノイズの影響でわずかに解像感は落ちる。


おそらくこれと同じ事を SD15 でやっても同じような結果にはならないだろう。AFE + TRUE II を搭載した SD14 = SD15 は DP シリーズ以上にノイズの発生が抑えらるはずだ。SD15 の ISO 200 で撮影したものが SD14 の ISO 50 とほとんど同じ結果になってくれることを期待する。また ISO 800 にセットすることを躊躇しないカメラになってくれればとても嬉しい。


今日は一日中自宅で仕事をする予定だったのだけど、朝は会社その3に呼ばれ、午後は会社その4に呼ばれた。プログラムの不具合なら私の責任なんだけど、会社その3は入力データを送って来る人が形式を間違えて送って来たため、会社その4はプリンタが一時停止状態になっていたため。確かにどちらも私が行かないと解決できないトラブルだったので、呼ばれたことで文句は言わないけど、私が悪いわけではないので、今ひとつ釈然としない。因果な商売である。

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コメント

> 堂月さん

ナルホド、実戦に使用される軍用機の塗装は地味だと言うことですね。

ISO200 を選ぶよりは ISO400 にしてしまった方が少しだけ良いような気がします。

投稿: maro | 2010.04.12 08:58

maroさん>
興味深い実験ありがとうございます。

晴天時はどうしてもISO50のノイズの少ない撮影を主に選んでますが、曇天なら、いっそISO400まで上げて、シャッター速度の早い状態での撮影で撮っておく、という方法もアリということですね。

たしかにいくらか解像感は下がるようですが、SPP4である程度はカバー出来そうです。

米軍機はどうしてもロービジリティな塗装が多いので、天気がちょっとでも悪くなりますと苦労してます(^^;

投稿: 堂月 | 2010.04.11 10:11

> ブドワールさん

光量が足りない場所で ISO 400 を使うことをあまりためらわなくなった事は良いことだと思います。

投稿: maro | 2010.04.09 21:12

お疲れさまです。
今までISO160とかISO320が使えないのが不満でしたが、とりあえずISO400にして出来るだけオーバーに撮影→現像時に出来るだけ露出をマイナスに、という手間をかけさえすれば、実はほぼ無段階で感度を選べていたようですね。

たしかに同じISO200でもノイズ量にばらつきがあり、「オーバーで撮影して現像時にマイナス補正」というのが良い結果になるというのが経験側で分かっていましたが、これは実質ISO160くらいで撮っているのと同じですよね。

自分の経験ではオート現像でも露出は適正にマイナス補正されますし、そんなに手間もないと言えるかもしれません。
とにかくこの情報のおかげで、ムリに感度を抑えて撮影する必要がなくなりました。すごくうれしいです。
SD15でもこの裏技が使えると良いのですが…まあ今ほどは感度に過敏にならずに済むでしょうから、早く使ってみたいものです(^^;

投稿: ブドワール | 2010.04.08 22:11

> grafx さん

ひっくり返そうが、ボカシフィルターを外そうがベイヤーはベイヤーでしかありません。どう頑張っても偽ものは偽ものでしかありません。

と言うような暴言を吐くのはいけないことですが、早川先生の受け売りで、私の本音です。

投稿: maro | 2010.04.07 21:05

期待させられますね AFE
早く出ないかなぁSD15
645にしろ M9にしろローパスがなければ 随分シャープに写ってます
センサーサイズが違うとはいえシャープだわ^^;
SD30なんてまだまだ先でしょうけど
早く出ないとほかのカメラに決めそうで…

投稿: grafx | 2010.04.07 20:55

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