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フードとフィルター 2010/07/07

SD15 の話題ばかりが続いたので、少し気分を変えて今日はフードとフィルターについて少し書いてみる。

まずはフードについて。つい先頃シグマが APS-C サイズのセンサーを使用しているデジタル一眼用に 50-500mm HSM のフードを延長するためのアダプターリングを発表した。まだ発売されていない 85mm F1.4 や 70-200mm F2.8 HSM にもこの手のアダプターリングが付属する。

雄さんが「いまさら」とお怒りになっていたが、私も7年ほど前から DG レンズを APS-C サイズのセンサーを持つカメラで使用する際の専用フードあるいはアダプターが欲しいとお願いしている。それくらいフードは重要だ。コーティングが完璧でない場合(完璧なコーティングとはレンズから光が反射しないコーティングである)、レンズに光が当たるとその光は反射する。全てのレンズの表面や裏面で光は反射する。ただし、その影響は光源からの光が直接レンズに当たるような場合に顕著に現れるだけで、それ以外の場合にはあまり気にしなくて良い。

さて、写真に写らない場所に光源がある場合、もしその光源からの光がレンズに直接当たると各レンズの反射によってフレアが発生する。そのフレアは写真のコントラストを著しく低下させる。レンズフードはそういった有害な光がレンズに当たらないようにするためのもので、フードを装着することで問題が起きる場合以外は必ず着けておいた方が良い。それも、可能なら出来るだけ大きくて長く、画面ギリギリのマスクとなるようなものが良い。取り回しや携帯性の問題もあるので何が何でもプロが使うような蛇腹式の大型フードを使うべきとは言わないが、フードには大いに気を遣って欲しい。

なお、フードを装着することで問題が起きる場合と言うのは、内蔵フラッシュの光がフードで蹴られる場合やフードがじゃまして近接撮影ができない場合である。


フィルターに関して、私は多くを語る資格はないかも知れない。なぜなら私自身、フィルターは使わないからだ。かなり前にシグマのユーザーサービスに最前面のレンズに傷などが付いた場合、それを交換する費用について尋ねたことがある。数千円~1万数千円くらいとの事だった。

だからレンズに傷が付いたとしても、その費用はフィルター数枚分である。幸いなことに私はレンズに傷を付けたことは一度もない。なので、私にはプロテクトフィルターは不要である。もちろん、フードを必ず着けているので、それがレンズに傷が付かない理由の一つであることは確かだ。なお、プロテクトフィルターには紫外線をカットする目的もあると言うことだが、元々普通のレンズは紫外線をほとんど通さないので、実用的な効果は無いに等しい。実際にプロテクトフィルターを取り付けた時の写真と取り外した写真を撮って見比べてみることをお勧めする。わずかな時間は掛かるが、お金は掛からない。フィルムの時代はそう言った事を検証するのにお金や時間が掛かったが、今はお金も掛からず、ほんの2~30分もあれば確認できる。

クロススクリーンなどの特殊効果用フィルターは別にして、その他のフィルターの中でたった1枚だけ、持っていた方が良いフィルターがある。PL フィルターだ。直射日光が当たった真っ赤な花を写すときに黄色が乗って来ることがあるが、PL フィルターを使えば、防げる事があるかもしれない。日光が当たっている葉っぱの表面が白っぽくなるのを防ぐこともできる。空の青さを強調することも出来る。そう言った写真をよくお撮りになる方は大きめの PL フィルターを1枚お買いになって、ステップアップリングを使って手持ちのレンズに合わせてお使いになることをお薦めする。

ただし、超広角レンズで PL フィルターを使ったり、垂直に反射してくる光を低減してくれることを期待して PL フィルターを使うのは正しい使い方ではないのでご注意。

「フィルターは一切使用しません。」と掲示板に書いていた高知のプロも PL フィルターだけはお使いになるようだ。

フード達

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コメント

> ken さん
早速のレスポンスありがとうございます。フィルターに関するマニフェスト修正を受け付けました。

ついでに ken さんの「フードフェチ」振りをご披露頂けるともっと盛り上がるかも・・・。(^^;

投稿: maro | 2010.07.07 22:59

ゲ、こんなところで不意打ちを食らっている。
maroストーカーのKENです。
確かに保護用のフィルターは99%使いません。
持ってはいますが、使うのは潮風が吹き付ける時に使う・・・(しぶきが乾いて結晶になるとかなり傷をつけます。)
砂嵐が想定されるとき、雨の中で撮影し、その現場でレンズ前を拭わなくてはならないとき。です・・・
セスナの空撮や山の上からの展望撮影ではソリッドのUVを付けますが、基本的にほかはゼラチンです。(もうほとんど使いませんが・・・)
フィルム時代は風景にPLも使っていましたが、デジタルになって反射を取りたい(押さえたい)時以外はまったく使わなくなってしまいました。
逆に使用頻度が上がったのはNDですがめったに使いません・・・(ゼラチンと混用。)
で、ここに以前のマニフェストを撤回し、デジタル時代をかんがみ、以下のように修正いたします。
「レンズが明らかに危機的状況下に置かれてなお撮影をしなくてはならないときを除いて保護用ガラス製フィルターは取り付けません。」
「撮影結果が明らかに改善されることが予想される場合はそれに応じたフィルターを材質に関係なく最低限使用いたします。」
いかがでしょう・・・?

投稿: KEN | 2010.07.07 22:54

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