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電塾チャートを印刷・・・できず。 2010/08/31

電塾から「電塾CCD解析能力評価用チャート」をダウンロードしたまでは良かったのだけれど、サイズの指定が A3 になっている。我が家のプリンタでは A3 サイズは印刷できない。試しに A4 で印刷してみたら、1ピクセルのピッチが細か過ぎて、きれいに印刷できない。やはり A3 サイズで印刷しないとチャートとしては使えない。会社その1には業務用のカラーレーザープリンタがあるのでそれで印刷することにした。と言うわけで電塾のチャートを撮影するのは少し先の話になりそうだ。


さて、昨日の記事に対して COLE さんから撮影した画像をディスプレイ上に原寸で表示して鑑賞することに対して「ベイヤー配列はそのような目的には作られていない」とのご意見を頂いた。

まったくもってその通りで、今までそのことに気付かずにベイヤー型イメージセンサーの画像を評価していたことを反省している。やはりベイヤー型イメージセンサーによって撮影された画像をディスプレイ上で鑑賞するには適当なサイズ(多分 50%)に縮小しなければいけないと言うことだ。キヤノンやニコンもその事(画像は原寸サイズでディスプレイに表示して鑑賞されることを目的としていないこと)を明確にアナウンスすれば解像していないと評価されることは少なくなるだろう。それとも何らかの手段で明示しているのかしら?ご存じの方がおられたら教えて欲しい。

確かに私自身も他社のカメラで撮影された画像をディスプレイ上で比較する際には一度ダウンロードして、50% の縮小を掛けた後に FOVEON の画像と比較していた。これからはベイヤー型イメージセンサーによって撮影された画像を等倍で表示して評価することは止めようと思う。

ただ、ベイヤー型イメージセンサーからの画像は縮小すると輪郭などが不自然に見えることがある。特にシャープネスがしっかり掛けてある画像にその傾向が強い。多分、縮小されることを前提とする場合にはあまりシャープネスを掛けずに撮影(現像)するのが良いのだろう。もっともこれに関しては FOVEON センサーで撮影された画像でも同様で、シャープネスを掛けた画像を縮小するとやはり不自然に見える。

画像をソフトにする時には何の問題も感じない。しかし、不自然さを感じさせずにシャープ感を加えることはデジタル画像編集ソフトにとってまだまだとても難しいことなのだろう。

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FOVEON センサーに必要なレンズの解像度 2010/08/30

FOVEON センサーを使ったデジタルカメラが描写可能な最小単位は1ピクセルである。これは至極当たり前のことなのだけど、民生用として販売されているデジタルカメラのほとんどに使われているローパスフィルターを搭載しているベイヤー型イメージセンサーを使ったカメラでは描写可能な最小単位を決定することが難しい。

普通4ピクセルと言われているのだけど、ローパスフィルターが理想的に働いたとした場合でも上下左右に1ピクセルずつ光が複製されるので9ピクセルと考えても間違いでは無いような気もする。もちろん中心のピクセルは上下左右のピクセルからも光が当たっているし、ローパスフィルターがきっかり1ピクセル分だけ光をずらしている保証もない。

いずれにしても、ローパスフィルターを搭載しているベイヤー型イメージセンサーでは描写可能な最小単位が1ピクセルで無いことは確かなので、ここでは話題にしない。


ご承知の方も多いと思うけど、ベイヤー型イメージセンサーを好ましくないと思っておられるプロカメラマンがいる。2003年のフォトエキスポで SD9 に関するお話を聞いた時もそうだったけど、一貫してベイヤー型イメージセンサーに疑問を投げかけている電塾塾長 早川廣行先生である。ただ、電塾のウェブサイトが「ハイエンドデジタルカメラユーザーの為のユーザー自身によるWebサイト」であるために、そこで語られている内容のレベルは非常に高い。

また、そこで公開されているテストチャートも一般的なベイヤー型イメージセンサーでは全く解像することが不可能なとんでもないテストチャートである。電塾の鹿野先生から「塾長より、「どうぞご活用ください!」との伝言です。」と許可を頂いたので、近い将来このテストチャートを使ってテストをする予定である。


幸いなことにシグマ製デジタルカメラのユーザーには必要なレンズの解像度は明確である。1ピクセルで表現されなければいけない被写体がちゃんと1ピクセルで表現されるかどうかである。ここ数年に発売されたレンズの中心部だけなら2段ほど絞った状態でその解像力を持たないレンズは無いと思う。MACRO 70mm とか MACRO 150mm であれば周辺部であってもその能力があるだろう。そして DP に装着されているレンズもその能力を持っていると思う。

電塾のテストチャートを撮影した画像をウェブ上に公開する許可も頂いたので、これからしばらくの間ゆっくりとこのテストチャートを写して見ようと思っている。

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三脚を分解して調整 2010/08/29

私が現在メインで使用している三脚は Manfrotto 055CXPRO3 だけど一昨年の11月11日(シグマが FOVEON 社の子会化を発表した日)に我が家に来て以来、並み居る強豪を抑えてメイン三脚の地位を守っている。

購入して2ヵ月目くらいにセンターポール(エレベーター)を留めるネジを力の限り締めたらプチと音がした。それ以来エレベータを引き上げるのにやたら力が要るようになった。脚を開くのにかなりの力が要るのも少し気に入らない。センターポールを水平にセットするとイマイチ締まりが悪く、特定の方向でしかきっちり締まらない。

意を決してセンターポールを外し、三本の脚の付け根に1本ずつあるネジを外した。脚が集中している部分は上下に分かれた。センターポールを留めるネジの内側に入っていたスプリングがピョンと飛び出した。

センターポールがスムーズに上下しなかったのはセンターポールを留めるネジを締め込むに従ってセンターポールを取り囲んでいるセンターポールホルダーに押しつけられる小さな金属のパーツが割れていたためであった。ただ、割れていてもそのパーツ自体の働きが阻害されるわけではない。位置が若干ずれていたようだ。正しい位置にセットして組み立て直したらセンターポールの動きはスムーズになった。ついでに少しだけ軽く脚が開くようにした。

Manfrotto 055CXPRO3 を2年近く使って感じたこと。強度や剛性は十分にあり、全く問題はない。非常に良い三脚である。が、2年の間にセンターポールを水平にセットしたことは2回しかない。つまりこの三脚の特徴の一つであるセンターポールを水平にセットできる機能はどうしても必要なものとは思えない。さらに、私はショートポールも持っているのでローアングルでの撮影も困らない。もし、Manfrotto 055CXPRO3 の購入を検討している方がいたら、私は Manfrotto 055CX3 をお薦めする。5千円ほどしか差がないのでつい高い方を買ってしまうのだけど、055CX3 のが使い易いような気がする。

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オークション出品物を撮影 2010/08/28

小物入れを整理して使う予定がなくなった CF や一脚、雲台、プレートアダプタ等をオークションに出品した。CF 以外の出品物を撮る際に意識的に 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM を使い、三脚を使わずに手持ち OS On で撮影。

焦点距離 50mm で 1/10 秒はブレまくり 50 枚撮影してかろうじて4枚。焦点距離 30mm で 1/50 秒は4枚しか撮らなかったけどブレは無し。70mm でしっかり構えて 1/20 秒はほとんどブレず。50mm で 1/15 を丁寧に撮ったら 20% くらいブレなかった。結局 OS を On にしなくても同じ程度の成功率ではないかと感じた。

相変わらず OS は謎である。


本日我が家に SanDisk Extreme SDHC カード Class10 16GB が到着。早速スピードテスト。以前他のカードでやったのと全く同じ方法。21 連写を開始してからアクセスランプの点滅が終了するまでの時間を測定。105 秒。お、遅い。Green House SDHC Class6 DUAL 16G と同じ速度である。DP2s でも測ってみたが Transend の Class6 16G や GREEN HOUSE の Class6 16G と全く同じ 14 秒であった。同じカードで 8G だと、SD15 では 84 秒、DP2s では 10 秒なのに嘘のようである。

Green House の 8G と 16G ではほとんど同じ速度が出ていたので、容量の違いはあまり気にしていなかったけど、容量によって書き込み速度に差が出ることがあると言う話は聞いた覚えがある。かなり、がっかりした。

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OS で悩む 2010/08/27

ご注意:ここで言う OS とはシグマのレンズ内手ブレ補正機能 Optical Stabilizer の事でパソコンの OS (Operation System) の事ではない。

以前から手ブレ補正機能はあくまでも補助手段で、それに頼り過ぎるのは良くないと良く言われる。確かにその通りだとは思う。しかし、「頼り過ぎ」とはどのような状態なのだろう?また、手ブレ補正機能はどの程度頼りになるのだろうか?

とりあえず行ったテストでは 17-70mm F2.8-4 DC OS HSM で望遠端の 70mm にセットしたときに OS を On にしておいても 1/160 秒で 20% の確率でブレが発生することがわかった。OS を Off にしたときには 30% の確率でブレる。30 回発生していたブレが 20 回に減るのだから手ブレを補正する効果はあるのだろう。

しかし、常識的に考えれば焦点距離 70mm で 1/160 秒は手ブレするかしないかの境目のシャッター速度である。4段もの効果が本当にあるのなら OS を On にした場合には手ブレが起きないことを期待しても良いはずだ。にもかかわらず5枚に付き1枚が手ブレしているのだ。

今度は手ブレがほとんど起きる可能性がないシャッター速度で OS を On にしてテストしてみよう。

もしかすると OS は手ブレが起き易いシャッター速度でしか有効に働かないのかも知れない。もしそうだとしたら、1/250 秒より速いシャッター速度で撮影するときには OS は働きませんとの注意書きがあるはずだが、それはない。また、カメラが固定された状態では OS を Off にしなければならない事が取扱説明書に記載されているが、その理由は説明されていない。

OS は2個のジャイロセンサーからの「動きデータ」をほぼリアルタイムに取得していると思うけど、1秒あたり何回くらい取得しているのだろう。常識的には少なくても1秒間に 1,000 回くらい取得してくれなければ高速シャッター時の手ブレには対応できないことになる。1/1000 秒でも手ブレは起きるのだ。

また、シャッターが切れている間にも OS はジャイロセンサーからのデータを取得しつつ補正用レンズ群を移動し続けるのだろうか?

考えれば考えるほど OS は謎だらけである。

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まだ暑い 2010/08/25

今日もまだ暑かった。午前中は我が家のリフォームがあったので家にいて仕事。午後からお客さんのところへ行って仕事。

チョット疲れたので本日はこれまで。

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OS をテスト 2010/08/25

OS が動作していることはファインダー内の像が普通よりのんびり動くことで確認ができる。なので、OS 自体が働いているかいないかに関しての疑いはない。問題はちゃんと働いてくれているかどうかである。正直言ってどうテストすれば良いのかが全くわからない。

仕方がないので OS On と OS Off でひたすら撮ってみた。使ったレンズは 17-70mm F2.8-4 DC OS HSM で焦点距離は最良の描写をすることがわかっている望遠端 70mm。シャッター速度は 1/160 秒。絞り f:10.0。ピントは MF でテスト撮影をして最良点を見つけた後、テープで固定。単なるブレのテストなので、カメラ内 JPEG FINE で撮影。

上記の条件で無限遠にある風景を OS Off で 100 枚、OS On で 100 枚撮影した。撮影後ブレている画像の枚数を数えた。OS Off が 30 枚、OS On が 21 枚あった。ただし、ここで言う「ブレている」と言うのは三脚に乗せてミラーアップで撮影した全くブレていない画像の中の1ピクセルで表現されている被写体が同じように写っていないものを指しているので、非常に厳しい基準である。原寸で見て一目でブレているとわかるものは全体で8枚、いずれも OS On の画像であった。

SD15 で 70mm は 35mm フルサイズに換算すると焦点距離 119mm。一般的には 1/125 秒より遅いシャッター速度ではブレが発生し易くなるので、気をつけなければいけないとされている。しかし、 1/焦点距離 秒が手持ちの限界と言われていたのはフィルムの時代の話だ。

ご承知のようにデジタルになって、撮影した画像を極端に大きく拡大して鑑賞することが可能になり、しかもそれが FOVEON センサーを内蔵したカメラで撮影されたとなると、古い手ブレ限界シャッター速度は全くアテにならない。正しい計算方法がわからないので、いい加減なことを書くけれど、私の経験から判断して 1/焦点距離 x 5 くらいが SIGMA SD で撮影する場合の手ブレしにくいシャッター速度であると思う。しかし、これはあくまでも「手ブレしにくい」であって、手ブレしないシャッター速度ではない。

つまり焦点距離 70mm であれば 1/350 秒以上のシャッター速度でなければブレが起きる可能性が高いと言うことだ。嘘のように聞こえるかも知れないけど、お時間が有ったらテストしてみて欲しい。

シグマの OS は約4段の手ブレ補正効果があると言う。この意味が良くわからない。ニコンの説明を読むと、もし私が 1/60 秒で手ブレを起こさないのであれば、手ブレ補正機構を備えたレンズを使用したら 1/4 秒のシャッター速度でもブレませんと言う意味らしい。逆に考えると 1/60 秒で写して手ブレが発生しても 1/1000 秒のシャッター速度で撮影した時に発生するブレと同じくらいのものにするということだと思う。

ところが実際には手ブレ補正を On にして撮影した場合、ブレる確率は低いのだけど、ブレたときには露骨にブレる。なぜかは良くわからない。

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OS IS VR MEGA O.I.S VC AS 2010/08/24

レンズ内手ブレ補正機能の名称である。ボディ内まで加えると SSS SR IS となる。

今週の金曜日に発売されるのは 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM の SA マウントだけではない。APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のニコン用も発売になる。このペースだと来月中には APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM の SA マウントが出てくるだろう。

2本目の EX シリーズの OS 付きである。以前私は EX シリーズの OS は難しいのではないかと書いている。理由は単純で OS が EX シリーズの描写性能をしっかりカバーできるだけの精度を確保できるのか疑問であったからだ。

正直今でも OS に対して私は懐疑的である。もちろんその効果を疑っているわけではない。実際に OS が働いている状態はファインダーで確認できるので有効であることは確かだ。しかし、その精度に関しては一抹の不安を覚えている。手ブレを補正した結果が FOVEON センサー上で1ピクセル以内でのブレに収まることが理想だけど、その理想が達成されている証拠はどこにもない。また、それが達成されていない証拠もない。

シグマに限らず手ブレ補正の効果に関しては全てのメーカーの表記(約4段分の補正効果など)がとてもいい加減だと私は感じている。おそらくプロも含めて写真を撮影することに興味がある全ての人が私と同じ感覚を覚えているのではないかと思う。しかし「手ブレ」と言う不定形であやふやなものを相手にする以上仕方のないことかも知れない。

手ブレ補正に関しては企業秘密の中でも最高度のものなのでその仕組みなどは教えてくれないだろう。しかし、できることなら「約4段分の補正効果を発揮」と書いてある根拠くらいは教えて欲しいと思う。

OS やミラーショックによる微ブレなどを考え始めるときりがない。が、何にもせずにわからないままに放置しておくのもしゃくに障る。

まぁ、しばらく悩んでみることにしよう。

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今日もまだ暑い 2010/08/23

あと1ヵ月くらいは暑い日が続くのだろう。お盆休みが終わったというのに世の中はまだ暑い。いよいよ今週の金曜日には SD ユーザー待望の 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM の SA マウントが発売される。キヤノン用が出てから2ヵ月以上遅れての発売である。カメラマン6月号でかなり高い評価をされているが、他社レンズとの比較でシグマ製が優れたパフォーマンスを示すのはいつものことなので、あまり驚かなくなってしまった。

不幸なことに広角端 17mm は DP1/DP1s とほとんど同じ画角である。が、開放値は1段明るい。DP シリーズは SD15 と同じセンサーを内蔵し、専用に設計されたレンズがしっかりと固定されている。さらにセンサーの取り付け位置を一台一台レンズに合わせて最適なポジションになるように調整して出荷しているとのこと。一絞りも明るいズームレンズの広角端がその描写において DP1/DP1s より良いと予想するのは愚かである。しかも、SD 専用に設計されたレンズではない。が、SD ユーザーとしてはつい DP1/DP1s と同等な描写を期待してしまう。

何度か書いているが FOVEON センサー同様 DP シリーズもシグマにとっては諸刃の剣である。シグマが製造し販売するレンズは FOVEON センサーを使って撮影されるので、その能力がむき出しにされる。また、DP シリーズに着いているレンズは非常に優秀なレンズであるため SD ユーザーはこの両レンズの描写力と同じ、あるいはそれ以上のものを SD 用のレンズに期待してしまう。ミラーボックスの長さ分センサーから離れた位置にセットされることを余儀なくされたレンズに DP のそれと同じ性能を求めるのである。DP1/DP1s のレンズはわずか6枚構成、開放値は F4。17-50mm F2.8 EX DC OS HSM は 17 枚ものレンズが使われているズームレンズである 。どちらのレンズが作りやすく、また精度を出しやすいかは素人でもわかる。

可哀想だが 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM にとって、最も強力なライバルは広角端では DP1/DP1s であり、中間では DP2/DP2s であり、望遠端では 50mm F1.4 である。これらのレンズと比較した際にその差がほとんどわからないくらいの描写をするのであれば凄いレンズであると言える。また、現時点で最も高い性能を持つ 18-50mm F2.8 EX DC MACRO と比較した場合にもより優れた描写をしてくれることが期待される。

残念ながら発売と同時に入手することは難しいことが本日判明した。テスト撮影は9月にならないとできそうにない。しばしお待ち願う。

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PL フィルターで遊ぶ 本当に最終回 2010/08/22

本日、かなり良い天気となったため、再び好天時の青空をより青くするのに PL フィルターが有効であるかどうかのテスト撮影を行った。

まずはじめに SD15 に 50mm F1.4 を着けて、以前我が家のベランダからパノラマを写したのと同じ要領で、空のかなりの部分が画面に入るようにして約 160 °の範囲を PL フィルターを装着して撮影した。その後フィルターを外して同じように撮影。その中で一番空の明るさにムラが無く、フィルターを装着した時の写真に写っている青空が最も暗くなっている方向を確定した。その後、再びその方向へカメラを向けて、PL フィルターの角度を微妙に調整しながら 16 カット撮影。その直後にフィルターを外して、同じ方向を撮影した。

つまり、最も PL フィルターの効果が高いと思われる被写体(方向)を最も PL フィルターの効果が高くなる方法で撮影したと思う。

それだけでは今ひとつ面白くないので、本日届いたばかりのマルミの DHG Super Circular P.L.D 46mm 径を DP2s に着けて、同様の撮影を行った。中古で手に入れた 52mm の薄枠 Kenko 製 C-PL フィルターにはコーティングが無かったため、画質にこだわるのであれば、せめてコーティングのある C-PL を入手しなければならないと思い。シグマ純正にしようか、それと同等品と思われるマルミの最高級フィルターにしようか悩んだ末の選択である

さて、結果をご覧頂く。

SD15 50mm フィルター無し

SIGMA SD15 w/50mm F1.4 EX DG HSM @f:8.0 1/500 Sec. C-PL フィルターなし
SPP 4.1.1 にてカラーモード「スタンダード」、「オールリセット」で現像。

SD15 10mm フィルター使用

SIGMA SD15 w/50mm F1.4 EX DG HSM @f:8.0 1/125 Sec. C-PL フィルター使用
SPP 4.1.1 にてカラーモード「スタンダード」、「オールリセット」で現像後、
フィルター無しの写真と地上物の明度を露出パラメータを使って合わせた。
フィルター無しの露出は +0.0 フィルター使用の露出パラメータは -0.4
使用したフィルターは Kenko マルチコートサーキュラー PL

DP2s フィルター無し

SIGMA DP2s @f:8.0 1/320 Sec. C-PL フィルターなし
SPP 4.1.1 にてカラーモード「スタンダード」、「オート」で現像。

DP2s フィルター使用

SIGMA DP2s @f:8.0 1/100 Sec. C-PL フィルター使用
SPP 4.1.1 にてカラーモード「スタンダード」、「オート」で現像。
使用したフィルターは Marumi DHG Super Circular P.L.D

結論:青い空の明るさを PL フィルターを使うことで低減することはできる。しかし、その効果はさほど大きくはない。現像時に彩度等のパラメータを操作した方がよほど効果的でより美しい。もちろん PL フィルターを使用後、現像時に彩度等のパラメータを操作することでより良いものになることも確かだ。

DP2s フィルター無し

SIGMA DP2s @f:8.0 1/320 Sec. C-PL フィルターなし
SPP 4.1.1 にてカラーモード「スタンダード」、「オート」で現像後、彩度などを操作。


最終総括:

PL フィルターは水面やガラス面などから 30~40 度の角度で反射してきた光をカットするには非常に有効な手段となる。しかし、角度が極端に小さい場合や大きい場合にはあまり効果的ではない。塗装されたものや木の葉からの反射も適切な角度であれば効果的に低減することができる。青空に含まれる偏光をカットすることで空の明るさを多少低減することもできるが、フィルターメーカーが宣伝しているほどの効果はない。

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マグニファイングアイピース 2010/08/21

少し前にフォビオン掲示板で雄さんが SIGMA SD にニコンのマグニファイングアイピース DK-21M が使えるとの書き込みをなされた。

実は私は昨年の 10 月に RB67 さんにお願いして RB67 さんが所有していた SD9 と私が安く入手した SD14 を交換してもらった。その SD9 におまけで付いて来たのが DK-21M である。雄さんは「そのまま付く」と書かれていたが、私の感じではかなりきつい。

そのせいかどうか不明なのだけど、取り付け部の左側半分が欠けていた。逆にそのために SD15 に何とか取り付けることができる。取り付けてしまえばきっちりと付いた状態になる。元興寺さんが「着けたり外したりを繰り返すと、緩くなってしまいますのでご注意」と書いてくれているが、おそらくその通りなのだろう。

Nikon DK-21M

Nikon DK-21M 2

眼鏡を掛けていない方ならほとんど問題なく使用できると思うが、私のように眼鏡を掛けているとファインダー内の撮影情報や四隅を確認するのは少し苦しい。


またもう一つのニコンのマグニファイングアイピース DK-17M(実売約¥4,000)を SIGMA SD に取り付けるためのアダプターを雄さんが作って、Outliner さんが販売している。

http://outliner.jp/magnifier/index.html

元々はビクセンのマルチモノキュラーをマグニファイアーとして使う際にファインダーに固定するための「マルチモノキュラー取り付けアダプター」として作られた「マグニファイヤー化キット」にもう一つリングを取り付けて、そこに DK-17M を取り付ける。

マグニファイヤー化キットはアルミ製で¥3,980、プラスチック製が¥2,980。ビクセンのマルチモノキュラーをマグニファイアーとして使うだけならば、このキットがあれば良い。

Vixen Multi Monoculer

このマグニファイヤー化キットに DK-17M を取り付けるためのアダプターリング(¥1,400)を着けて、そのリングに DK-17M を装着する。

実は私はこれも持っている。SD15 のファインダーが 1.2 倍に拡大される。私の様に眼鏡を掛けている人だとファインダー下部の撮影情報がチョット見えにくい。

Vixen Multi Monoculer

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PL フィルターで遊ぶ 最終回かな? 2010/08/20

PL フィルターは水面やガラスからの反射光をかなり消し去ってくれる。光が反射した角度が 30~40 度の場合に最も効果がある。テストでそれは確認できた。それ以外の角度だと効果の程は今ひとつである。水面からの反射をきれいに消し去ってしまうことで却って不自然な感じがする時には PL フィルターの角度を調整してわずかに反射を残すのが良い。

まともな PL フィルターには[▲]か[△]のマークが付いている。私がオークションで安く入手した中国製 C-PL フィルターにはそのマークが付いていなかった。また、ワイド用薄型 PL フィルターの場合は[・]だけのものもある。このマークは PL フィルターを使う際の角度の目安となる。良く言われるのはマークを太陽の方向に向けろと言うことだ。水面からの反射を減らす場合は単純にマークを真上に向ければ良い。そうすることで水平方向の偏光がフィルターによって遮られるからだ。

青空の明るさを抑えて実際より青く見せる効果は空の状態や太陽の角度でかなり変化するらしい。イロイロやってみたけど、空がスコンと抜けるような青空でない場合は今ひとつであった。PL フィルターを使うよりはレタッチしてしまう方が良いかも知れない。いずれにしても、紺碧と言えるほどの青い空になったら再度テストしてみることをお約束する。とても空気がきれいな場所にお住まいの方にテストをお願いする方が正解かも知れない。(^^;

いずれにしても、PL フィルターを使用する場合は、夜景の撮影で確認できた様に良質のコーティングがなされているものをお薦めする。明らかにフレアの出方が異なる。

なお、光を全く通さないもの(ピカピカの金属板など)からの反射は偏光とはならないので、PL フィルターで低減することはできない。

ついでに他のフィルターにも言及する。

プロテクトフィルターに関しては点光源を含む夜景を撮らない限り使用しても問題はないと言える。良い意味でも悪い意味でも普通の被写体を普通に写す限りにおいては、使用してもしなくても画質に何らかの変化が起こることはない。なのでプロテクトフィルターをレンズに着けっぱなしにしておくことに問題はないと思う。ただし、可能な限りフレアを抑えるためには、やはりコーティングがなされているものを使う方が良いだろう。

プロテクトフィルターの中には紫外線をカットするとして売られているフィルターがあるが、光学ガラスは紫外線をそれほど通さない。5枚以上のエレメントで構成されている(=ほとんどの)レンズは紫外線を通さないので、紫外線をカットする目的でフィルターを使うというのは全く意味がない。

何らかの理由で明るい場所での撮影であってもシャッター速度を遅くしたい、あるいは絞りを目一杯開けたいと思うことはあるだろう。そんな時のためには ND4 か ND8 フィルターを持っていると良い。イザと言うときに役に立つかも知れない。

それ以外の特殊効果フィルターを目的に合わせて使用することを問題にしなければならない理由は何もない。特にレタッチで同様の効果を出すことが困難なものは使っても良いと思う。ただ、具体的にどのフィルターがそれに該当するのかは何とも言えない。レタッチソフトもフィルターも日々進歩しているからだ。

フィルターを使うのは「アリ」だけどレタッチをするのは「ナシ」と考える人がいるかも知れない。写真コンテストの条件となるようなことがあるような気もする。どちらも写真を作る課程で人が手を加えると言う意味においては何の違いもないので、おかしな考え方だと私は思う。

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PL フィルターで遊ぶ その8 2010/08/19

本日はまぁまぁの天気。予報では曇りと言うことだったけど昼から空は晴れた。ヨメさんと「はな」がイクスピアリに行くというので、一緒に行った。天気が良くなったために、イクスピアリで DP1s、DP2s で PL フィルターの使用前、使用後を比較撮影した。SD15 は持って行かなかったため、私だけ早めに帰って来て、10-20mm で同じく比較撮影をした。

結果は以下の通り。一応、クリックすれば大きな写真が表示されるようにはしてあるが、むしろ小さめの写真の方が違いが良くわかると思う。

対で比較される写真は全て空(そら)以外の部分が同じ色、同じ明るさになるように現像してある。

DP1s フィルター無し

SIGMA DP1s C-PL フィルターなし

DP1s PLフィルター使用

SIGMA DP1s C-PL フィルター使用

DP2s フィルター無し

SIGMA DP2s C-PL フィルターなし

DP2s フィルター使用

SIGMA DP2s C-PL フィルター使用

SD15 10mm フィルター無し

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @10mm f:9.0 C-PL フィルターなし

SD15 10mm フィルター使用

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @10mm f:9.0 C-PL フィルター使用

SD15 15mm フィルター無し

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @15mm f:9.0 C-PL フィルターなし

SD15 15mm フィルター使用

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @15mm f:9.0 C-PL フィルター使用

SD15 20mm フィルター無し

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @20mm f:9.0 C-PL フィルターなし

SD15 20mm フィルター使用

SIGMA SD15 w/10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @20mm f:9.0 C-PL フィルター使用

完璧な PL フィルター向きのお天気ではなかった可能性はあるが、予想した程の効果は出なかった。ケンコーの作例を見てみると青空だけでなく他の部分の明度も下がっているので、あの作例は嘘である。マルミの作例も半分は嘘くさい。ついでに偽物も作ってみた。元は DP2s でフィルター無しで撮影したものである。空の部分だけを選択して彩度を +20、明度を -40、コントラストを +40 した。

DP2s フィルター無しレタッチ済み

PL フィルターが青空を明度を下げることでより青く表現する効果は間違いなくある。しかし、スコンと抜けるような青空でない場合は撮影者が希望するほどの高い効果はないと言って良いだろう。

空が実際の青空より青くなることが良いのか悪いのかは別にして、綺麗な青空には魅力がある。なので PL フィルターを使って空の青さを強調することを悪いとは言わない。しかし、見えたままの状態を人工的に変更していることに変わりはない。さて、それはレタッチすることで空の青さを強調することと何か違いがあるのだろうか?

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PL フィルターで遊ぶはお休み 2010/08/18

本日も空は青くなく、雲が多くて PL フィルターの青空効果を確認することができなかった。なので、本日も PL フィルターの作例は無しである。

幸い仕事は忙しくない。今日は亀戸に餃子を食べに行って、ついでにサンストリートで少し遊んできた。「はな」はいつものアイスクリームを食べて、トイザらスで遊んで、散水タワーで水遊びをして帰ってきた。

撮り貯めた「道ばたの寸景」を6枚掲載。2枚目は土曜日に PL フィルターを使って撮影した池の写真である。製鉄所の鋼材置き場はかなり素敵な被写体で、そこだけで3~4枚は撮れるのだけど、同じ場所の写真は原則として1枚と考えているので苦しいところである。

銀座絵日記、次は何を撮ろうか思案中。

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PL フィルターで遊ぶ その7 2010/08/17

今日も良い天気である。が、空の青さはイマイチ。PL フィルターの効果を楽しめるほど青くはない。青さに冴えがなく、彩度が低い。ダメだからと言って撮らないよりは撮った方が良いだろうと言うことで撮ってみた。

PL Filter 7

50mm F1.4 @f:5.6 1/1250 Sec. C-PL フィルターなし。

PL Filter 8

50mm F1.4 @f:5.6 1/320 Sec. C-PL フィルター使用

PL フィルターを使用した場合に被写体の明るさは EV -1.7 暗くなる。そして被写体からの偏光が適切な角度で遮られているとさらに暗くなる。PL フィルターを取り付けた後、くるくる回してみて露出がほとんど変化しないのなら、被写体にはあまり多くの偏光は含まれていないと言うことだ。

フィルターを使った方も使わなかった方も AE で撮影しているので、そのまま両方を同じ条件で現像するとほとんど同じ明るさになってしまう。見比べてみると地上の建物の明るさや雲の明るさが異なることがわかる。なので、実際の効果を確認するためには PL フィルター着きで撮影したものとそうでないものの空以外の部分の明るさが同じになるように調整する必要がある。

もし、PL フィルターを使用して撮影された写真の空の色が暗くなっていない場合には・・・

1.フィルターの角度が間違っていた
2.撮影する方向が適切でなかった
3.空の色が十分に青くなかった
4.自動露出調整によって暗くなるべき空が明るくなってしまった
5.現像時に自動的に明るさが調整されてしまった

のどれかであると判断して良い。

今日の場合は空の色が十分に青くなかったのが原因である。

PL フィルターの青空強調効果を有効にするには暗めに現像することが大切である。カメラ内 JPEG を使う場合には露出を EV -0.3 ~ -0.7 くらいに補正することをお薦めする。


なお、本日シグマにフィルターパッケージに Made in Japan の記載があるかどうかを確認した。Made in Japan の記載があるそうだ。つまり、シグマの純正フィルターは間違いなく日本製である。ただし、シグマの工場では作ってはいないとのことだった。(^^;

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PL フィルターで遊ぶ その6 2010/08/16

昨晩、中国製のコーティングがされていない C-PL フィルターと同じく中国製と思われる Kenko のマルチコーティングが施されている C-PL フィルターの写し比べを行った。

撮影した順番は3枚を並べてある順番そのままで、はじめにフィルターなし、次にコーティングなし、最後にコーティングありの順番である。

露出もピントもマニュアルで設定しているので、フィルター以外は条件的には一緒。ただ、シャッター速度が異なる。フィルター付きの方はゴーストをしっかり出したかったので、露出計で測って求めた EV +1.7 より少し多い EV +2.0 としている。画像を繋げる際に中央のコーティング無しが(多分フレアが原因で)少し明るかったため Photoshop で少し暗くした。

いずれにしてもゴーストの明るさ以外に違いはないだろうと思った私の予測は見事に外れて、真ん中の画像にコーティングが無いことに寄るフレアの影響と思われるわずかな甘さが確認できた。正直言ってフィルターの性能の差を認識できるとは思っていなかったので、改めて FOVEON センサーによる描写の凄さを実感した。

もちろんこのわずかな差を重要と考えるかどうかは人によって異なるだろうし、被写体の条件や使用するレンズの性能によっては全く違いを見いだすことが出来ないかも知れない。はっきり言ってベイヤー型のセンサーであれば、多分ゴーストの出方以外の差はわからないと思う。さらに 50mm F1.4 のような非常に描写力の高いレンズでなければその差は明らかにならないだろう。


さて、今日の昼休みに私はケンコーに電話をして(ケンコーはメールによる質問やサポートを受け付けていない)ケンコーのフィルターが日本製でないことを確認した。ガラスは日本製と言うことだがそれ以外は全て国外で加工、製造されている。私自身は日本で製造されていようがいまいが気にしない。テストしてみて結果が良いか悪いかが重要である。それにしては随分と高価なシロモノである。

もうひとつ。今日は仕事で銀座へ出たので、私が昔勤めていた中古カメラ店に寄った。たまたま DP1s と DP2s を持ち、そのカメラバッグの中には4日前に購入した 52mm 径の PL フィルターが入っていた。久しぶりに社長に会って、近況報告などをした後でフィルターを売ってくれた私の後輩さんに「これ C-PL と交換してくれますか?」と聞いてみた。

「いいですよ。」と言うことで、私の 52mm PL フィルターは C-PL フィルターに替わってしまった。予定していた普通の PL フィルターで AF や AE に不都合が出るかどうかと言う実験は出来なくなってしまった。申し訳ない。


そしてもう一つ。今日の天気もやはり空にうっすらと雲が掛かっている「晴れ」であったため、PL フィルターが空を暗くする効果のテスト撮影は出来なかった。明日以降に期待して欲しい。


なお、本日レモン社のジャンクの中に 82mm 径の PL( C-PL ではない)フィルターが 700円で売っているのを発見。思わず買いそうになったが AF がうまく働かないと困るので止めておいた。100-300mm F4 、24-70mm、20mm F1.8 をマニュアルフォーカスでお使いになる方にはお薦めする。


シグマの走狗と言われている私がシグマ純正のフィルターを使わないのも申し訳ないので、46mm と 72mm は純正を購入しようかと考えている。

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PL フィルターで遊ぶ その5 2010/08/15

これは本日2本目の記事なので、今日はじめてご覧頂く方はこの下の記事もお読みいただきたい。

本日、我が家に1枚の C-PL フィルターが届いた。オークションで手に入れた 77mm 径の C-PL フィルターで、CITIWIDE DIGITAL-FILTER とパッケージには書いてあり、中国製である。手に入れた価格は¥1,500。私が中古で入手した Kenko の MC CIRCULAR PL には Made in Japan とは記載されていない(JAPAN だけ)が、¥18,000 の価格が付いている。Kenko は中国に工場があるので、おそらく中国製だと思うのだが、明日にでも確認してみよう。同じ中国製で 10 倍の価格差は納得が行かない。

マルミのウェブサイトには「唯一"国内生産"にこだわり続けるフィルター専門メーカー」と書かれているので、マルミ以外のフィルターは全て国外生産品と言うことだろう。逆に考えれば写真用フィルターに Made in Japan の表示があったら、そのフィルターはマルミ製と言うことになる。ケンコーやシグマのフィルターはどこで作っているのだろう?明日にでもシグマに聞いてみよう。あ、ケンコーはやっているけど、シグマはまだお休みだ。

さて、話を戻そう。

私が昔勤めていた中古カメラ店から 77mm のマルチコーティングをした C-PL フィルターを入手できたのは偶然であった。実はその前にオークションで同じ 77mm の中国製 C-PL フィルターを落札していたのだ。たまたま手に入った同じ C-PL フィルター、しかも片方はマルチコーティング付きで片方はコーティングなし。娘や近所のスナップを撮ること以上にテスト撮影が好きと思われている私としては、比較テストをしないわけには行かない。

以前シグマの DG とそれ以前の同じレンズを比較した際には明らかな差が出たが、たった一枚の平面ガラスにコーティングしてあるかないかでどれほどの差が出るのか、そしてフィルターを使うことで画質にどれくらいの差が出るのかをお目に掛ける。

PL Filter

全体の画像をお見せしてもあまり意味がないので、中心部のみを原寸で切り出して、3枚を繋いだものが上の画像だ。画面のほぼ中心に明るい街灯を持ってきて写した。コーティングがないフィルターはやはりかなり明るいゴーストが出る。マルチコーディングが施してあるフィルターはマルチコーティング独特のグリーンの暗めのゴーストが出る。

また、コーティングがないフィルターを使って写したものは、ほんのわずかではあるが画質が低下している。このあたりが 10 倍の価格差として妥当かどうかは各自の判断にお任せする。ただ、いずれにしてもフィルターは使わないで済むなら、使わないに越したことはない。

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PL フィルターで遊ぶ その4 2010/08/15

本日の千葉県北西部の天気は確かに「晴れ」である。が、PL フィルターによる青空の明度低減効果をテストしたくなる「晴れ」ではない。空全体に薄い雲が掛かっている「晴れ」である。

とりあえず撮って見たのでお見せする。が、PL フィルターの作例としてははなはだ不適切である。

PL Filter

PL Filter

青空を強調するテストと超広角でムラが出るテストは明日以降にお預けである。しばし、お待ちいただきたい。


私が一昨日購入した 77mm 径の C-PL フィルターは Kenko のマルチコートサーキュラー PL である。中古品ではあるがケース付きであった。そして、注意書きも残っていた。その注意書きの一番初めに「広角レンズでは画角が広いため、撮影時の太陽の位置によって、青空にムラを生じることがあります。これは偏光の効くところと効かないところが画面にはいるためです。フィルターを回転しながら、予めファインダーで確認してください。ムラのでない撮影方向を変えることをおすすめします。」(原文のまま)と書いてある。

正しい日本語なら「ムラのでない撮影方向に変えることをおすすめします。」と書かれていなければならない。そして、それが意味するところは「その方向で PL フィルターを使って写真撮影することを諦めてください。」と言うことだ。ところがこの情報は Kenko ウェブサイトのどこを探しても出てこない。フィルターを購入して、その内側の使用方法が書かれた部分の紙を開いたさらに内側に挟み込んである注意書きに書いてあるだけだ。そして Kenko が現在一生懸命宣伝しているのは超広角レンズ用にフィルター枠を特別に薄く作った高級(もちろん高価な)C-PL フィルターなのだ。少なくともフィルターに関する限り私は Kenko と言う会社を好きにはなれない。

しかし、マルミのウェブサイトを見ても PL フィルターの使い方は出ているが広角レンズで使用すると空にムラが出ますとは一言も書いていない。なぜユーザーにとって不都合な情報を積極的に発信してくれないのか不思議である。


前面にフィルターを着けることが可能なシグマのレンズは特別に薄く作られたフィルターを使わなくても、四隅が蹴られないようになっていると聞いた覚えがある。私が現在所有している最も広角でフィルターが装着可能なレンズである 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM に普通の(厚い)マルチコートサーキュラー PL を着けて 10mm にして撮影したのが下の写真だ。

PL Filter

ご覧のように全く蹴られていない。であるにもかかわらずシグマ自身が「超広角レンズの使用でもケラレにくい薄型タイプ」を強調していることが不思議だ。もちろん Kenko の薄型の高価なフィルターを売るためにわざと蹴られるように作られていると疑いたくなるトキナーの超広角ズームレンズにシグマのフィルターを着ける人はいないと思うのだが・・・。

あ、もしかするとニコンのフルサイズでないデジタル一眼に 10-20mm F4-5.6 を着けた場合には、普通の厚みのフィルターでは蹴られるのかも知れない。ご存じの方がいたら教えて欲しい。


この記事をお読みになった方にはバレバレかも知れないが、私は不当に高いフィルターに対して敵意を持っていると言っても良いだろう。もちろんフィルターにコーティングしてあることが悪いとか、汚れが付きにくいとか、水滴が付いても大丈夫とか、超広角用に特別に薄く作られていることを無駄だとは言わない。しかしだからと言って現在のフィルターの価格は容認しがたい価格になっていると感じている。

極端な意見であるけど、粗悪なフィルター(そんなものがあるとして)を使って写した写真と最高級のフィルターを使って写した写真の違いを見分けることが出来るとは思えないのだ。

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PL フィルターで遊ぶ その3 2010/08/14

本日2本目の記事なので、今日始めてご覧頂く方は下の記事もお読みいただきたい。

通常の PL フィルターはハーフミラーを使った測光方式や位相差検出型 AF で使用すると正しい結果が得られないことがあると言うことで、最近はサーキュラ PL フィルターが一般的である。シグマのウェブサイトでも DP 用の PL フィルターは C-PL フィルターになっている。

しかし、私が知る限り DP シリーズにはハーフミラーは使われていないし、AF もコントラスト検出方式なのでサーキュラ PL フィルターでなくても全く問題はないはずだ。実際に、今朝私が DP2s に着けて撮影した PL フィルターはケンコーのウェブサイトでは MF カメラ(=古いカメラ)用として掲載されている通常の PL フィルターである。

もちろん他のカメラでも使う可能性がある場合は C-PL フィルターのが良いと思うが、DP2/DP2s 専用であれば普通の PL フィルターを入手なさることをお薦めする。中古で探せば数百円で入手可能だろう。新品でもマルミなら 1,000円でお釣りが来る

フィルターの品質にこだわる方には DHG スーパーサーキュラー P L-D(¥4,253)をお薦めする。シグマ純正がお好きな方は SIGMA DG WIDE CIRCULAR PL 46mm(¥8,500)をどうぞ。


明日は 58-52 ステップダウンリングを使って MACRO 105mm F2.8 に普通の PL フィルターを装着して、本当に SD15 で AF や AE に支障が出るかも検証してみたい。

今日は「反射光編」を掲載したけど、明日は天気が良さそうなので「青空編」を掲載する予定。

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PL フィルターで遊ぶ その2 2010/08/14

まず始めに PL フィルターが必要だと感じた写真をご覧頂く。

道ばたの寸景・イマイチ

昨日の朝撮った写真である。悪い写真ではないのだけど、ほぼ中央に群れている黒い鯉たちが今ひとつはっきり見えない。PL フィルターを使うことで水面からの反射を抑えて、もう少し水の中が見えるようにしたいと思った。

昨日入手した 52mm 径の PL フィルターにステップアップリングをかませて DP2s に装着。今朝撮影したのが下の写真である。

道ばたの寸景 339

道ばたの寸景 №340


PL フィルターは日本語では偏光フィルターと言う。PL は上の写真を撮影した池のすぐ近くに教会があるパーフェクトリバティー教団とは何の関係もない。元野球選手の清原や桑田とも関係はない。Polarized Light(偏光)の事だ。私は昨日まで「ポラロイドフィルター」だと思っていたが、つい先ほどインターネットで調べて「ポラライズド・ライト・フィルター」であることを知った。(^^;

偏光とは特定の方向を中心として振動する波動を持つ光のことで、水面やガラス面などで反射した光、偏光フィルターを通過した光などが偏光である。私たちが日常的に使っている液晶ディスプレイもこの偏光で表示されている。液晶ディスプレイは偏光板を通過した光(偏光)の明るさを液晶の並び方(方向)を制御することで透過率を変化させて明暗を作り出す。なので、液晶ディスプレイの上に偏光フィルターを置いて回転させると全く光を通さない状態を作る事が出来る。昨日の写真はその状態を撮影したものである。単なる ND フィルター(被写体の明るさを調整するためのグレーのフィルター)では、いくら回してもディスプレイからの光を真っ黒になるほどに遮ることは出来ない。

水面に反射した光は主に水平方向に振動する波動となる。この水平方向にのみ振動している光は垂直方向の光しか通過できないように設置された偏光フィルター(▲印が真上を向いている状態)を通過する際に、かなりの量が偏光フィルターで遮られてしまう。そのため水面に反射している光景は暗くなり、水中がよく見えるようになる。

これが上でお見せした写真を撮影した際の PL フィルターの使い方である。

しかし、PL フィルターの効果は種々の条件で変化する。その効果に変化が起きる要因は「反射する物質」と「角度」である。最も偏光フィルターの効果が顕著に現れるのは平らなガラスの反射を抑えるときである。平らなガラスからの反射は角度が綺麗に揃った偏光となるため、偏光フィルターを適切な角度にセットすることで、ほとんど見えなくすることが出来る。


PL フィルター 1

SIGMA SD15 w/ 50mm F1.4 @f:8.0 1/30 Sec. マニュアル露出

平らなガラスではないが我が家の隣に駐まっている車の中を覗いてみた。どちらが PL フィルターを使った写真かは明白であろう。

PL フィルター 2

SIGMA DP2s @f:4.0 1/60 Sec.

こちらはその反対側に駐まっていた車。空の写り込みは綺麗に消えている。

PL フィルター 3

SIGMA DP2s @f:4.0 1/2 Sec.

一番上の池。水面が平らだと空からの光は綺麗に消えてくれる。

PL フィルターの効果を発揮させるための条件は上の通り、ガラスか綺麗な水面に映っているものは PL フィルターでかなり消し去ることが出来る。ただし、反射している角度が 30~40°くらいである必要がある。

下の写真は同じ車のウィンドウに写っている景色であるが、うまく消えてくれない。これは角度が大きすぎで綺麗に消えない場合である。

PL フィルター 4

SIGMA DP2s @f:4.0 1/15 Sec.

そして、どうやっても消えない反射があることも知っておいて欲しい。反射した光が偏光になるための条件は、反射するものが光を通し、屈折率が大気と大きく異なる場合である。光を全く通さないものに反射した光は偏光にはならない。つまり、塗装のない金属に反射した光は偏光にはならないので、PL フィルターを使っても、その反射像をコントロールすることは出来ない。

PL フィルター 5

SIGMA DP2s f:4.0 1/50 Sec. 下が PL フィルター使用。

本日は PL フィルターで反射光と遊んでみた。

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お盆休みは PL フィルターで遊ぶ 2010/08/13

私はフィルターを使わないけど、持っていないわけではない。各サイズのプロテクトフィルターは一通り(8枚)持っている。が、デジタルではプロテクトフィルターを着けて光源が入る写真を撮るとかなりはっきりしたゴーストが出ることを今から6年ほど前に発見してから一切使わなくなった。それ以外のフィルターはそれこそ一枚も持っていない。

今年の七夕にフードとフィルターについて書いたけど、その際に持っていても良いと思われるフィルターが1枚だけあると書いた。それが PL フィルターだ。実は「道ばたの寸景」でどうしても PL フィルターを使いたい被写体を見つけてしまったため、手に入れることにした。

PL フィルターを通過した後でハーフミラーや偏光を利用したものが光学系に入っていると不都合なことが起きると言うことで、最近はサーキュラ PL フィルター( C-PL フィルター)が主流になっている。ただ、私は本当にそうなのかどうかを実験したことがないので、普通の PL フィルターが AF や AE に本当に悪さをするのかどうかもテストして見たい。DP シリーズでは測光はイメージセンサーのデータだし、AF はコントラスト AF なのでサーキュラではない普通の PL フィルターでも問題はないはずだ。

今日、東京駅での仕事が終わったら銀座へ出て写真を撮ろうと思っていたのだけど、予定を変更して仕事の前に銀座へ出た。写真を撮る前に、安い PL フィルターを手に入れるために昔働いていた中古カメラ店に寄った。ライカ等の外国製の中古カメラが主力商品で、ショーウィンドウに並んでいるのは全て銀塩用のカメラである。が、私が散々吹き込んだせいではないと思うが、1台だけデジタルカメラが置いてあった。DP1s ¥29,800 である。

イロイロ話をした後で、中古の PL があったら売ってくれと言って 77mm 径の C-PL と 52mm 径の普通の PL フィルターを各1枚売ってもらった。値段はナイショ。77mm は 50mm F1.4、10-20mm F4-5.6、17-50mm F2.8、70-200mm F2.8、85mm F1.4 に使える。52mm を買っておけば 46-52 ステップアップで DP に着けることが出来る。49-52 のステップアップリングは以前何かの必要があった時に買ってある。

その後仕事をして、帰りがけにヨドバシアキバに寄って 82-77 ステップダウン、72-77 ステップアップ、62-77 ステップアップ、46-52 ステップアップ、58-52 ステップダウンの各リングを買った。これで手持ちの 49-52 ステップアップリングを加えると私が現在所有している全てのレンズで PL フィルターを使える。

このお盆休みは PL フィルターでイロイロ遊んでみよう。

PL Filter

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夏休み? 2010/08/12

昨日はチョット忙しかったにもかかわらず雲の形が面白かったので、我が家のベランダから約 160 °のパノラマを撮影した。私のサイトでは3作目である。

第一作は SD10 + 105mm で撮影した我が家から南西の方角。第2作は SD14 のテストも兼ねた横浜の港が見える丘公園からのパノラマ。そして3作目が昨日の夏のパノラマである。

パノラマは手間が掛かるけど結構楽しい。皆さんにも是非挑戦して欲しい。コツは5つ。

1.広角レンズは使わない。
2.ちゃんと水平を出す。
3.少しずつずらす。(水平に1/3ずつずらして、真ん中だけを使う)
4.明るさと色調を統一するために露出もホワイトバランスもマニュアルで撮る。
5.画像はコツコツとマニュアルで繋げる。


本日納品の仕事が無事完了。明日も仕事はあるけど、会社その3のサーバーを停止するだけの仕事なので時間は掛からない。月曜日は会社その1が始まるので出社して少し仕事。その後会社その3へ行ってサーバーを起動する。

17日は会社その3の台東営業所で半日仕事をした後、会社その3の本社へ行く。その後の3日間はどうしてもやらなければいけない仕事が無い。少しヒマになるので気分はのんびり。

明日は銀座に出てみようと思っている。

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晴天時、ホワイトバランスの難しさ 2010/08/11

さて、一昨日、昨日と良く晴れた日の街並みをネタにして SPP 4.1.1 で現像を開始するにはどのカラーモードとどの調整設定が良いかを考えてみた。個人的にはカラーモード「スタンダード」で調整設定を「オールリセット」にして現像を始めるのがその後の調整が楽だと感じた。写真全体の調子はそれで良い。敢えて露出などのパラメータを触らなくても十分に鑑賞に耐える。

次は全体の色調だ。

実は良く晴れた日の街並みの色を出すだけならさほど問題はない。ただ、空に雲があり、その雲の色を気にする場合にはかなり難しい選択を迫られる事になる。

下は一昨日お見せしたカラーモード「スタンダード」で調整設定を「オールリセット」で現像したものだ。この時のホワイトバランスは「オート」でカラー調整はリセット状態「0(ゼロ)」である。

SPP411 STANDARD AUTO

上の写真で街並み(地上)はかなり正しい色になっている。画面左下(X=793,Y=1253)にある衛星放送用アンテナの RGB は 249,251,250 できっちりホワイトバランスが採れている。

が、雲を見て欲しい。少し赤いのだ。雲の最も明るい部分(X=963,Y=212)の RGB を調べると 255,250,247 でやっぱりわずかではあるが赤い。実はこの赤い雲は晴れた日にかなり明るい無彩色を多く含む被写体をオートホワイトバランスで撮影した場合に起きる。

ごくわずかではあるがやはり雲の色で赤が一番明るいのは気に入らないので、ホワイトバランスを「晴れ」にしてみた。

SPP411 STANDARD AUTO DAYLIGHT

上の写真の雲の色は 250,249,254 で衛星放送用アンテナの RGB は 245,250,254 である。おそらくこの地上の建物などが青みを帯びている状態は実際の色にかなり近いはずだ。が、人間の脳はこの青みを無意識のうちにキャンセルしている。

昔カラーポジフィルムで風景を撮影した際に悩んだ問題である。好天の空は青い。その青が地上の風景を染める。ホワイトバランスの「晴れ」は SD15 のマニュアルによれば 5400K となっている。そして「日陰」は 8000K である。つまり晴天下の風景は太陽からの直射光と、青空からの間接光がミックスされた状態で照明されていることになる。

人間が感じた色と本当の色は異なる。ホワイトバランスの永遠の課題。どちらが良いのだろう?

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さらにチェックしてみた 2010/08/10

昨日の記事で SD15 と SPP 4.1.1 の組合せで写真を現像する場合はカラーモード「ニュートラル」で調整設定を「オート」にするかカラーモード「スタンダード」で調整設定を「オールリセット」にして現像を始めるのがお勧めであると書いた。

どちらが良いかについては、大きく結果が異なるわけではないので、どちらでも良いと感じた。しかし、同じ仕上がりになるわけではないので、どこがどう違うのかじっくり比べて見た。

見比べてすぐに気がつくのはハイライト部の明るさが異なる事だ。そのため雲のグラデーションの描写に違いが見られる。カラーモード「ニュートラル」で調整設定を「オート」にした方はハイライトがやや暗めで、その分雲のグラデーションは豊かになっている。カラーモード「スタンダード」で調整設定を「オールリセット」にしたものはハイライトが明るめで、雲のグラデーションは今ひとつ。しかし、コントラストはカラーモード「スタンダード」で調整設定を「オールリセット」にしたものの方が高くなっており、私が理想としているわずかな白飛びとわずかな黒つぶれを含んだ可能な限り広い階調が表現されている画像となっている。

また、暗部の階調を見るとカラーモード「ニュートラル」で調整設定を「オート」にした方はやや明るめで好ましいのだけど、暗い部分には今ひとつの暗さが無い。FillLight が使われているかどうかの差であると思うけど、どちらが良いかはまさにケースバイケースである。


シグマからはカラーモードを変更した場合に画像補正の各パラメータに換算してどの程度の変化が起きるのかが公表されていない。本来ならカラーモードを変更した際には画像補正の各スライダーにその変更が反映されて、ユーザーの目に見える形でどこがどう変わるのかが明示されるべきだと思う。つまり、カラーモードを変更したら、その変更によって増減される画像補正の各パラメータの値を変更前の値に加減算して、スライダーをその位置まで動かして変動量がわかるようにして欲しい。これは SPP ユーザーとしての切なる願いである。

さて、それでどちらが良いのか?やはり撮影者が何をどう表現したいかによって最終的な仕上げは異なって来るので、どちらから始めても良いと思う。ただ、従来の(SD15 以外の)トーンを好ましいと感じるのであればカラーモードは常に「ニュートラル」にセットしておくことをお勧めする。

シグマは SD15 ユーザーの層を広げたいと言う意図を持ってカラーモードの変更による仕上がり調子の変化をはっきりと目に見える形にしたのだと思う。が、そうであるならカラーモード「スタンダード」で調整設定を「オート」にした場合の結果は大多数のユーザーが喜んで受け入れられるようなものでなけらばならないと思う。

いずれにしても、面倒ではあるが、一番無難なのはカラーモード「ニュートラル」で調整設定を「オールリセット」であることは確かで、ご自身で写真全体の階調や色を決めたいと思う方は、ここから始めるのが一番良い。SPP 4.1.1 の「オート」はかなりのクセ者である。

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SD15 + SPP 4.1.1 2010/08/09

自動露出制御に多少の問題があった私の SD15 がよい子になって帰ってきた。一昨日、念のためチェックの目的で我が家のベランダからの街並みを撮影した。良く晴れた日で、遠くには山のような形をした雲が湧いていた。時刻は午後2時50分。太陽は左手後ろにある。抜けるような青空で空気も澄んでいた。いつもの通り絞り優先 AEにセットして、ホワイトバランスを「オート」で撮影した。カラーモードは意識して「スタンダード」。

現像時に一瞬迷ったが、とりあえず「オート」で現像してみた。結果は惨憺たるもの。

SPP411 STANDARD AUTO SCREEN

↑ SPP 4.1.1 の画面をキャプチャーしたもの。カラーモード「スタンダード」、調整設定「オート」。

SPP411 STANDARD AUTO

↑ 上記の現像結果


幸い以前にも同じ経験をしていたので、この場合には2つの対処法があることがわかっている。

1.カラーモードを「ニュートラル」にする。
2.「オールリセット」で現像する。

両方を試してみた。

SPP411 STANDARD AUTO SCREEN

↑ SPP 4.1.1 の画面をキャプチャーしたもの。カラーモード「ニュートラル」、調整設定「オート」。

SPP411 STANDARD AUTO

↑ 上記の現像結果

SPP411 STANDARD AUTO SCREEN

↑ SPP 4.1.1 の画面をキャプチャーしたもの。カラーモード「スタンダード」、調整設定「オールリセット」。

SPP411 STANDARD AUTO

↑ 上記の現像結果


どちらがお好みだろうか?

いずれにしても好天の風景を SD15 でカラーモード「スタンダード」で撮影し、現像時に SPP 4.1.1 の調整設定を「オート」で現像するのはお勧めできない。明るくなりすぎる。曇天でコントラストが低くなる場合はどうなるのかが気になったため、本日(曇天だったので)同じ風景を撮影して現像みた。結果的には晴天での結果と変わらなかった。

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マップカメラのトークショーに参加。 2010/08/08

DP と SD を積極的に売ってくれていると紹介されたマップカメラが主催したトークショーに参加した。参加と言っても単にシグマの光学技術部の大曽根部長と光学3課の石井課長のお話を聞いていただけだ。

「ここだけの話」と言うことで始まったので、とんでもない話が聞けるかと思ったが、私の感覚では特に皆さんに公開してはいけないような部分は無かった。が、他社のレンズとの比較画像などはやはり公開してはいけないのだろう。

DP1s と DP2s と SD15 を持って行った。トークショーが始まる前に1時間ほど新宿の街をうろついてスナップを撮影。トークショーが始まると同時に DP1s で録音を開始。途中バッテリー切れに気がつかず全部は録音出来なかったが、かなりの部分を録音した。

プロジェクターを使ってイロイロな画像を見せてくれたが、その画像のほとんどを DP2s で撮影した。(^^;

非公開がお約束なので録音したり撮影したものをお聞かせしたりお見せしたりは出来ないが、楽しいトークショーであった。できるなら年に1~2回はやって欲しいものである。

シグマを語る

↑プロジェクターの画面を写したもの。

でも、これくらいなら怒られないだろうと言う話題を一つだけ。シグマという会社が大手他社と売上や従業員数を比較して、どれくらいのサイズの会社であるかを光学技術部が話題にしたときに、会場が笑いに包まれたことをご報告しておく。


終了後、4人の方からお声を掛けられた。

皆さん暖かい言葉を掛けていただき、本当にありがとうございました。これからも粛々としてシグマをチクチクいじめつつ、ウェブサイトとこの雑記帳を書き続ける事をお約束いたします。(^^;

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結構いっぱい撮ったけど・・・ 2010/08/07

あまりお見せできるようなものは撮れなかった。久しぶりに MACRO 105mm を着けて撮ってみたが、やはり良いレンズである。中古だとかなり安くなるので、最もお買い得なレンズかも知れない。

明日は新宿に出かけてマップカメラが主催するトークショー「SIGMA 唯一無二 DP2/SD15 -フォビオンの真価を語る-」を拝聴しに行く。walz さんに会えるのが楽しみである。

たまには新宿の街をスナップするのも良いかな?

来週はあまり忙しくないので、写真がいっぱい撮れそう。

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さて、明日は何を撮ろう 2010/08/06

明日は一週間ぶりの土曜日だ(当たり前)。早朝から「はな」とヨメさんは鎌倉に行ってしまう。どうしてもこの土日でかたづけなければいけない仕事は無いので、私も一緒に行こうかと一瞬考えた。が、暑い。初夏の鎌倉は若い頃(40年くらい前の話)散々撮っている。私としては夏の鎌倉はあまり好きではない。下手をすると東京より暑くなるからだ。ハイコントラストな鎌倉があまり好きではないとも言える。天気の予報は「晴れ」、鎌倉はパスしよう。


2ちゃんねるの SIGMA SD スレッドに私のハンドル名で書き込んだ人がいる。maro と言うハンドル名は特別珍しいものではないので、文句を言うわけには行かない。まぁ、私の文体の特徴を知っている方なら私らしくない書き方なので、気がついてくれるだろう。

私が2ちゃんねるを見下していると書いた人がいるが、それは間違っている。重要だとも思ってはいないが、見下しているわけではない。私やシグマ、あるいはシグマ製のカメラに対する悪意に満ちたデタラメな書き込みに対して腹を立てることはあるけど相手にするのは大人げないので、なるべく放っておく。それを見下していると思ってしまうのは、そういった書き込みをする人自身が見下されるようなことをしているとの自覚があるからだろう。

FOVEON センサーについて書いてあるのだが、ひどい文章である。

「受光スペクトルの減光」と書いてあるが、これは単に「減光」で良いと思う。

「最下層に位置するRセンサーの受光面積が大きすぎるために感度超過が起こっているような気がしてなりません。」と書かれているが「感度超過になっている」と言う方が日本語としては正しい。ただし、内容は間違っている。もし、「受光面積が大きすぎるために感度超過が起こっている」のであれば、常に感度超過にならなければいけない。実際には被写体に R の要素が多すぎるときに R 層が飽和するだけである。

「赤外領域の赤色という光特性には、モノをよく透過する特性がある、という単純な性質を考えていなかったために起こった設計上の問題」があるのならカラーバランスはハチャメチャになる。

「また、材質も変えられませんね。」と書いているが FOVEON 社の研究課題の一つに「シリコン以外の材料で作ることは可能か?」と言うものがあったとしても私は驚かない。

「これはFOVEONというかシリコンの物理的特性に縛られるので難しいでしょうと言うことです。」何が難しいのかが書かれていない。

「色再現に限ってなら、RGBのCMOSの並びの方が絶対的に有利ですよね。なぜなら、全光現スペクトルを分光して感知する方が、全光スペクトルを同時に感知させようとするものより優れてしまうのは仕方の無いことでしょうね。」日本語になっていない。内容も非論理的。

「全光スペクトルを減衰させられながらRGBセンサーで感知するのですから、スペクトル減光が起こりますね。」「スペクトル減光」って何?

「これを補間するべくソフト・ハード両方で補うのですが、光って均一ではなく、その都度変化してしまうんですね、これが。」???

私はこんなにひどい文章は書けないし、特に一番最後の文は何が言いたいのかさっぱりわからない。


このアーティクルに対して私の「シグマからの受け売り」と評している人がいるが、シグマが「FOVEON センサーは色分離が良くないのでソフト的に彩度を上げて、正しい色を再現しています。」などとコメントしたことは一度もない。また、「そのために露光が不足した部分に色ノイズが現れ易いことが FOVEON センサーの欠点の一つです。」とコメントしたこともない。また、「高彩度で非常に明るい赤や黄色はわずかな露出の過多で飽和します。」とコメントしたこともない。さらに「ISO1600 が使えるようになってはいますが、ノイズだらけの写真になりますので、そのような特殊効果を意図しない場合には使用しないことをお勧めします。」とコメントしたこともない。

しかし、これら事実だ。IDK さんや市川ラボ、あるいは SD、DP ユーザーによって指摘されたこれらの事実を FOVEON ユーザーは知っておいた方が良い。

つまり、被写体に高彩度で明るいものがある場合、その色が写真の要素として重要であるなら、露出を1段以上(場合によっては2段ほど)アンダー目に設定して撮影した方が良い。それ以外の状況で暗部に発生するかも知れないノイズを気にするのであれば、可能な限り(白飛びが起きるギリギリの)オーバー目な露出を選択すべきである。

私たちは FOVEON センサーの構造など知る必要はない。私たちが知る必要があるのはその短所だ。それを知って、その欠点が現れないように、あるいは現れたらレタッチするつもりでシグマ製デジタルカメラを使えば良いのである。

FOVEON センサーの解像力は諸刃の剣である。FOVEON センサーで写されたピントピッタリでブレが起きていない写真を見慣れてしまうと、わずかなピンぼけやわずかな手ブレが見えるようになる。他社のデジタルカメラでは決して感知できないわずか1ピクセルのボケやブレが(比較した場合には)判別できてしまう。

ナイキスト周波数がどうの折り返しゆがみがどうのローパスフィルターが装備されていないからどうのといった理屈を述べる人は FOVEON センサーで写真を撮ったことのない人か、シグマ製デジタルカメラが売れることを恐れている企業から依頼されてそれらしい嘘をネット上にばらまいている人か、他人の不快感を煽ってうさ晴らしをすることに生き甲斐を見いだしている性格破綻者である。

まともに相手にする方がアホらしい。繰り返すが私が相手にしたくないのはその様な人々であって2ちゃんねるに投稿する全ての人々ではない。


ついでに書いておくと、10日あまり使わせていただいたキヤノン EOS 7D はもの凄く良いカメラであると思っている。全ての点で SD15 を上回り、比較するのも気が引ける。私から見た EOS 7D の唯一の欠点は FOVEON センサーが搭載されていないこと。つまり、私にとって EOS 7D はデジタル写真を撮影する道具ではないと言うことだ。

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サイトに手入れ 2010/08/05

今日は仕事をしながら、私のウェブサイトにイロイロと手を入れた。かなりいっぱい変えているのだけど、どこが変わっのか気がつく方は少ないだろう。

朝方、「道ばたの寸景」を撮影。3枚ほど撮れたのだけど、サイトの改造でとても疲れたので、アップは明日。本日はこれまで。

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暑い日の写真 2010/08/04

暑い日には暑い日の写真が撮れる。暑いからと言って写真を撮らなければ、暑い日の写真は撮れない。今朝、会社その1に出勤するにあたって、DP1s/DP2s が入ったバッグを持って行くべきかどうか迷った。が、結局持ってきた。暑い日でなければ暑い日の写真は撮れない。

「銀座絵日記」はフト思いついて始めたため、コンセプトも何もない。これから先も、どうなるかわからない。たった一つ考えていることは「作例」として見てもらうことを考えずに撮り、現像し、掲載するということ。サムネイルなしで写真を掲載するというのはとても非常識なことだと思うが、写真集だってページをめくらなければ次の写真を見ることが出来ないのだから、こんなのもありかなと思っている。多分、このままずっとサムネイル無しで行くと思う。もしかするとタイトルも番号だけで、キャプションもなしにしてしまうかも知れない。作例ではないので敢えて原寸で見られるようにしてあるのもあまり意味はないかも知れない。

現在、イロイロと試行錯誤中。とりあえず横位置は 900 x 600、縦位置は 400 x 600 で表示して、原寸で見たい場合はその中サイズの画像をクリックしてもらうことにした。しかし、少し大きすぎる。一両日中に 810 x 540 と 360 x 540 に変更し、前ページ、次ページのボタンを付ける予定。

なるべく無節操な絵日記になるよう努力したいが、頻繁に写真が入れ替わるのも問題だ。おそらく将来的には「古い絵日記」を作って、ある程度時間が経ったものをそちらにアーカイブするようになるのではないかと予告しておく。

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やっぱり温暖化? 2010/08/03

今年の7月は月の平均気温としては観測史上最高を記録したとのこと。人間の営みが原因の一つであることは確かだと思うが、長い目で見た場合の気候変動も要因の一つかも知れない。かなり微妙なバランスの上に成り立っている私たちの日常生活に少しずつ影響が出てきていることも確かだ。

銀座でいっぱいスナップ。今日も暑かった。

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サーバーが死ぬ暑さ 2010/08/02

平日はエアコンが入っているため、サーバーが暑さでダウンすることはない。が、エアコン無しの休日に暑い部屋で電源が入ったままの状態で置かれていると、電源部のファンがゴーゴーと音を立てて回る。それでもギリギリでセーフな状態が続くのならまだ良い。運が悪いとファンがダウンする。ファンがダウンしたら、電源部の温度センサーが異常を検出して電源を切断する。コンピュータが使用されていない時にダウンするので、データに問題が出る可能性は非常に低いが、月曜日に出勤してきた人がサーバーに接続できない状態に気が付く。そうすると私に非常コールが掛かる。

普通の暑さなら何とかなるが、このところの暑さはまた格別。皆さんの会社でも十分に気をつけた方が良い。夏の休みにはサーバーを落としておくか、エアコンを切らずにおくのが良い。経済的な要素を考慮するのであれば、サーバーを落としておくのが一番良い。幸い今回は再起動で何事もなかったが、今月中の休日にはサーバーを止めておくことを提言しておいた。


昨日の花火の一部は今まで行ったことがなかった方法で撮影している。マンフロットのハイドロスタットボール雲台のフリクッションを調整して、少し力を入れないと動かない状態にしておいて、50mm F1.4 で撮影距離を無限遠に固定。半手持ち状態で花火を追いかけながら撮影した。

SD15 でなかったら(つまり 21 連写が可能でなかったら)撮影できないショットがかなり存在したことは間違いない。それでもバッファフルは起きた。下手な鉄砲をバンバン撃たなければならないカメラマンに必要なのはやはり無限連写が可能なカメラである。(^^;


今日は会社その1に出勤したため帰り際に銀座の夜を少し撮影した。

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中山競馬場の花火大会 2010/08/01

去年は自宅から撮影した中山競馬場の花火大会を今年は会場に出向いて撮影した。「はな」も撮ったのだけど、花火を選択して現像するので手一杯。「はな」は明日、アップする。花火の写真は「スナップ」にアップしてあるので、ご笑覧いただきたい。

私の SD15 が帰ってきた。やはり露出が少しおかしかったようで、調整されていた。競馬場へ持って行く前に我が家からの風景で露出を測ってみたけど、露出計と同じ値を返してくれた。もし、SD15 の露出が極端におかしいと思われる方はシグマに相談なさることをお勧めする。なお、現在シグマからアナウンスされている件とは全く関係はないとのことだ。私もそう思う。

まもなく真夜中。疲れているので、本日はこれまで。

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