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知人の嘆き 2010/09/10

私の知り合いでニコンのデジタル一眼レフのユーザーがいる。その方の奥さんは某社のコンパクトデジタルカメラを使っているそうだ。その知人が「子供や奥様方の記念写真を撮ると肌の色や洋服などの色はちゃんと出ているのに、家内のコンパクトデジタルカメラで撮影したものの方が(実際の色とは違っているのに)色が良いと言われてしまう。」と嘆いていた。

それに対して私の答えは「そうだと思いますよ。一般的なコンパクトデジタルカメラは自然な色ではなく、見た人が良いと感じるような色を出すように作られていますから・・・。」である。全てのコンパクトデジタルカメラがそのように作られているかどうかはわからない。が、以前私のヨメさんが使っていたサンヨーの DSC-MZ3 は間違いなくその様なカメラであった。

「色」をどのように表現するのかはとても難しい。とりあえずキャリブレートされたディスプレイを用意して、そのディスプレイに表示される色と RGB 値を参考にして私は色を決めている。幸いにも私がウェブ上に掲載する写真は他の方に依頼されて撮影したものではない。なので私自身が許容できる範囲で色や調子を仕上げれば良い。しかし、「作例」と言うカテゴリーで写真を掲載している場合には、あまり好き勝手な事をやることには抵抗がある。可能な限り Photoshop などのレタッチソフトを使ったりしないことを原則としている。

色に関して最も気にしていないのが[レンズテスト]の画像である。基本的に描写力のみに重点を置いているために、色に関してはほとんどそのまま掲載している。その他のカテゴリーに関してはかなりいい加減。例外はこの数年全然追加していない[お気に入り]と[道ばたの寸景]と[銀座絵日記]。[お気に入り]は私の主観で色を出している。[道ばたの寸景]はなるべく元の色を出そうと心がけていて、[銀座絵日記]は写真の種類によって、遊んだり、元の色を出そうとしたりイロイロである。

とにかく「元の色」自体しっかりと定義することができない。光源が変われば見える色はコロコロ変わる。青空の青に染まった色が正しいのか、夕日に照らされているオレンジ色が正しいのか、グレーカードを用意してカスタムホワイトバランスを採って撮影した色が正しいのか、誰もそれを決めることはできない。

私自身も時にはしっかりと色味を出そうとしたり、見たままの(ホワイトバランスを調整していない)色のままのが好ましいと感じたり、さみしいから目一杯彩度を上げて、弩派手な色にしてみたり、ごくたまにはモノクロにしてみたり。結局、いい加減なのだ。つまり、色のことではあまり悩まないようにしている。

でも、コンパクトデジタルカメラが出してくる健康な肌色にあこがれることもある。カラーモードに「コンデジ」を加えてくれないだろうか?

撮影者が望むのは正しい色ではなく希望する色だから、カメラが正しい色を出しても撮影者がそれを正しいと認識したくないことが問題なのかも知れない。

昨日 SD10 と SD14 と SD15 で露出計のチェックをしてみた。SD10 と SD14 は 2/3 オーバー、SD15 は 1/3 アンダーだった。SD15 でかなりコントラストが高い被写体を撮ってみたけど、カラーモードをニュートラルにして、オールリセットで現像したらたらかなり良い結果になった。つまり最も明るいところが白飛びギリギリの RGB 値になっていたのだ。ただ、白飛びや黒つぶれを気にしすぎるとかなり眠い写真になってしまうので要注意ではある。

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