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SD1 + 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM 2011/06/20

実はこのレンズは SD1 が届いた翌日に一通り撮ったのだけど、露出補正をしなかった為に、救いようのない白飛びのオンパレードとなった。救いようのない白飛びとは、現像時に露出を下げて行くと薄いピンクが乗ってくる DP2x でも経験した白飛びである。

本日、改めて EV-0.7 の補正を掛けて再撮影。それでも白飛びが発生するが、ギリギリの許容範囲。ピンクにはならない。とにかく SD1 は暗部のノイズとハイライトの白飛びが発生し易いため、露出の許容範囲が異常に狭い。コントラストが高めの被写体だと± 0.3 EV と考えた方が良い。

風景写真なら EV-0.7 の補正を掛けておいて、0.3 ステップの5段階オートブラケットで撮影することを強く推奨する。なお、絞り優先AE で同じ被写体を連続撮影しても± 0.3 EV くらいのふらつきがある。シグマの一眼では毎度の事なので驚かないが、以前 EOS 7D を借りて使ったときの安定感とは比ぶべくもない。全く持って雲泥の差である。EOS 7D はミドルクラスの高級機で 15 万円でお釣りが来る。SD1 はその4倍の価格でフラッグシップモデルと言うことになっている。(^^;

全く同じ条件で同じ被写体を撮影した場合、ピントの良否を判定するのに JPEG のファイルサイズを参考にするのだけど、SD1 のカメラ内 JPEG はなぜか全く同じ被写体を連続撮影しても、極端に異なったファイルサイズで記録されるため、同時記録をしている JPEG のファイルサイズを見て、ピントの良否を判定できない。

仕方がないので、同時撮影した JPEG ファイルを全て削除して(残しておくとファイル名の拡張子が大文字の JPG ファイルとなるため、アップロードする際に全て小文字に直すのが面倒だから)撮影した 110 カットを全て一括で再現像。1時間以上掛かったので、その間に昼寝。

各画像は現像時に露出や FillLight、CC で明るさや色味をわずかであるが調整している。本当のフラッグシップマシンなら、同一の現像条件で、全ての写真が同じ露出、同じコントラスト、同じ色味で出力されなければならないと思うが、SD1 においては夢のまた夢だろう。これほどレベルの低いフラッグシップモデルは確かに唯一無二である。

10-20mm F4-5.6 EX DC HSM を各焦点距離、各絞り値でテスト撮影。絞り優先AE、ホワイトバランスはオート、カラーモードはスタンダード。AF のテストも兼ねて、全て AF で撮影。全ての焦点距離、絞りの組み合わせで、ピントリングを左右順番に回してピントを外し、AF で再合焦させながら 10 カット撮影。合焦率は 30%。SD シリーズとしては平均値。フラッグシップモデルとしては完全に落第。

シャッター速度の右に書いてあるパラメータは露出と FillLight。ハイライトとシャドウのコントロールが効かないため(SD1 で撮影した画像のほとんどがハイライト -2.0 で現像している。)仕方なく FillLight で全体の明るさを変えている。露出がどの程度バラついているかの参考にして欲しい。

  @10mm f:4.0 1/1000Sec. +0.3 +0.5
  @10mm f:5.6 1/500Sec. +0.1 +0.3
@10mm f:8.0 1/250Sec. +0.1 +0.3
  @10mm f:11.0 0.0 +0.3

広角端の 10mm。周辺部の描写はかなり甘いが拡大率を考えれば許容範囲か?

  @15mm f:5.0 1/640Sec. +0.5 + 0.5
  @15mm f:5.6 1/640Sec. +0.3 +0.5
  @15mm f:8.0 1/320Sec. +0.2 +0.5
  @15mm f:11.0 1/200Sec. +0.3 +0.3

15mm。周辺部の描写はまぁまぁ、10mm よりは良くなっている。f:8.0 なら十分な描写。

  @20mm f:5.6 1/640Sec. +0.4 +0.5
  @20mm f:8.0 1/250Sec. 0.0 +0.4
  @20mm f:11.0 1/125Sec. +0.1 +0.4

20mm。描写は十分に良い。

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コメント

> 梅里さん

まだまだ改良の余地があると言うことで納得するしかないですね。(^^;

センサーの分解能は確かに凄いです。それ以外の部分では、今ひとつ厳しいものがあります。

投稿: maro | 2011.06.21 00:11

maroさん、確かに安定性から言うとフラグシップ機と言えるかどうか微妙な気がします。
撮影、現像していると安定性のなさがSD9的で、懐かしささえ感じます。
あのころは何とかしてよい写真(普通の写真)を写そうと苦労の連続で、アサイさんの掲示板も露出や撮影法、現像方で創意工夫の話題がにぎわっていたような気がします。
SD1の画像素子はこれまでのフォビオン素子とはまったくの別物で、ジャジャウマなんだと思います。
ニュータイプの素子とそれをコントロールするであろう(して欲しい)シグマさんに期待しています。
当たればすごいSD1,究極のプロ機なのでしょうか?

投稿: 梅里 | 2011.06.20 23:58

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