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SD1 で撮影した写真をプリントしてみた 2011/06/21

今朝、少し早起きしたので同じ被写体を同じレンズ、同じ焦点距離、同じ絞りで撮影した SD1 のものと SD15 で撮影したものを A4 サイズにプリントして比べてみた。x1.7 と x1.5 で結構画角が異なることを発見。

プリントしたものをよ~~~く見比べて見たが、ほとんど差がない。SD15 で撮影したものは 260dpi、SD1 で撮影したものが 450dpi の解像度でプリントされている(私は A4 サイズにプリントする際には 3:2 が綺麗に収まるよう上下左右に 18mm の広い余白を作ってプリントするため)のだけど、私が以前から考えているカラー写真のプリントアウトにおいては 240dpi 以上の解像度があれば十分という事が間違ってはいないことを確認したようなものだ。

おそらく A3 サイズ以上にプリントして比較した場合にはもっと容易にその違いを判断できるだろう。2~3日中に 1/4 サイズにトリミングしたものを A4 でプリントしてみよう。A2 サイズ相当となるので、その差をスキャンしてお見せできるかも知れない。


SD1 はプロ用のカメラかと問われると返事に困る。プロが選択するかどうかは、そのプロがどのような種類の写真を撮影するかで決まってくる。動きものや一瞬のチャンスが重要な被写体を撮影するために SD1 を選ぶプロはいないだろう。

基本的には中判や大型のカメラで撮影する類の被写体に向いている。実態は小型カメラなので、その機動性を活かした風景写真、特に山岳写真には最高の選択となるだろう。ですよね?>三宅さん

昨日書いたように現時点では露出の決定にかなり気を遣わなければいけない状態なので、光を自由にコントロールできるスタジオ撮影なら問題のない描写が得られるはずだ。現時点でスタジオプロがこのカメラを選択しない唯一の理由はティルトやシフトが可能な SA マウントのレンズが存在していないことだろう。


個人的には完全なオーバークオリティーで、これほどの画質を必要とする写真を撮影しなければならない必然性は全く無い。が、以前の SD9 以上にピーキーなカメラなので、どこまでこの SD1 を使いこなせるかという楽しみ(苦しみ?)がある。本来の写真撮影機としての目的とは全く関係のない異常な楽しみ方であることは確かだ。

いずれにしても写真原稿や作品とするためのデジタル画像はレタッチされるのが普通なので、それを考えれば、ノイズに関しては必要以上に気にしなくても良いような気もする。

このウェブサイトを始めたときから今まで、私は常にデジタル写真において最も重要な要素は自然な解像感であると主張している。なぜなら、それ以外はレタッチでどうにでもなるからだ。

写真を作品として仕上げる場合、現実には存在しないもの(ノイズや色収差)をレタッチで消し去ることは許されるだろう。あるいはコントラストや色彩を強調した表現も許されるだろう。ソフトフォーカス的なレタッチも許されるはずだ。そんな風に考えるとたっぷりいじくり甲斐のある素材を十分な画素数で提供してくる SD1 はとても良いカメラのように思えて来る。

もちろんこれは詭弁である。綺麗な写真を手軽に撮影することが非常に難しいカメラであることを承知の上で 60 万円もの大金を払ってこの低性能なカメラを購入しようとする方がいるとしたら私はこう申し上げる・・・あんたも好きねぇ・・・。

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コメント

> scott san

I don't like to use "crop" to trim a picture. When I was young, I used to say "trimming".

Any way you are right. SD1 has many pixels, we should use them for a better picture.

> ミック兄さん

PC カメラコントロールは確かに必要ですね。撮影した画像を即パソコンに取り込んで現像できる機能はスタジオ用デジタルカメラとしては必須と言っても良いと思います。


> 我悪さん

わざわざのコメントありがとうございます。お父上もお喜びのことと思います。傑作をお待ちいたします。

あ、カメラ内 JPEG もかなりいけますよ。露出を少しマイナスに振って、イメージコントロールでシャープネスを少し上げ、コントラストと彩度を少し下げて、カラーモードスタンダードで撮るのがお勧めです。

投稿: maro | 2011.06.22 21:20

こんにちは
お声が掛かったようですので、しゃしゃり出ました。

おっしゃるとおりプロといっても
その撮影スタイルは様々で、
そこで使われるカメラも、様々です。

山、というジャンルならば、
SD1は強力な選択肢になるでしょう。
山カメラを選択する基準として
携行性と画質のバランスはかなり大事です。
SD1のサイズで中型画質ですから、
これはありがたい。
さらに加えれば、防滴ということも、
心強い。
あとはコストパフォーマンス。これは・・・

それから、山であっても、雑誌取材がメインであれば
その際には別なカメラが選択肢になります。

大量撮影、下山後の大量ファイルの速攻受け渡し。
こういった時間制約が加わることも、カメラの選択肢の一つになります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと話が変わりますが
今からおよそ20年ほど前のシグマのレンズは、
小型軽量が絶対条件でした。
設計のトップが山好きで、
携行性が最重視されていました。

往時の24ミリF2.8などはその好例で、
小さく軽く、そして寄れる。
まさに山向きでした。(山では寄れるも重要です)

あのようなコンセプトのレンズが
デジタル時代にリファインされると面白いな、
と思うのですが・・・。(防滴ならさらに嬉しい)

SD1から話がずれました。
この夏には、SD1での傑作をモノにできるはず、
と確信をしているのですが。
どうなることやら・・
せいぜい頑張ってみたいと思います


投稿: 我悪 | 2011.06.22 07:52

maroさん 何時も楽しく拝見しております。
>現時点でスタジオプロがこのカメラを選択しない唯一の理由はティルトやシフトが可能な SA マウントのレンズが存在していないことだろう。
確かにその通りです。
しかしこの問題を解決するにはセンサーのフルサイズ化を待たなければなりませんね。
10mmや12mmのシフトレンズが出れば問題無いかもしれません。
後もう一つ決定的に足りないのはPCカメラコントロールです。
SD1はUSB3.0やFireWire800、もしくThunderboltのような高速インターフェイスが無い為に物理的に実画面でのモニターが不可能です。
ディレクター達に大画面で見せられないカメラはコマーシャルカメラマン達にはなかなか難しいのではないでしょうか?

投稿: ミック兄さん | 2011.06.22 01:59

If anything, the SD1 will allow you to crop like crazy. Just shoot a bit wider than usual. At least that was the advice from a pro reviewing the Sony a850. :)

投稿: Scott Greiff | 2011.06.22 01:32

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