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SD1 の謎 その3 ノイズ 2011/07/15

SD1 のスペシャルサイトには「光の取り込みの効率性を上げ、ノイズの少ない画像生成を実現。」と書いてある。しかし、従来製品と比較してみても特にノイズが少ないと感じることができない。「感じる」と言うのは曖昧なので実際に試してみた。

下の画像7枚は ISO 感度を 100 から 6400 まで変化させて、本来なら EV+1.0 で撮影すべき被写体を EV-2.0 と言う非常識な露出補正を掛けてノイズを発生させ、現像時に露出のパラメータを +2.0、シャドウ +2.0、FillLight +0.5、ノイズリダクションは両方とも 0 とこれまたノイズが現れやすいパラメータで現像している。

実際の撮影では「露出の補正を失敗している」と判定され、現像でも救いようがないとあきらめざるを得ないレベルのものである。それを無理矢理現像したらどうなるかと言うサンプルである。なので、ノイズまみれになることを目的として撮影し、現像している。一部分のみを切り出そうかと思ったが、全体を見てもらった方が良いと判断して、全画面を掲載する。なお、下に掲載してある画像はノイズが多く発生しているため巨大なファイルとなっている。なので、ダウンロードの際にはかなりの時間が掛かることをご承知願いたい。



ISO100。最低感度でも露出を EV-2.0 して、ノイズを出すための現像をすればこの通り。


ISO200。ISO100 と色ノイズはほとんど変わらないが、輝度ノイズは少し多い。


ISO400。ノイズはかなり目立つが普通に現像すれば十分に許容範囲。


ISO800。普通に現像しても苦しい。私には許容範囲外。


ISO1600。許容範囲外。


ISO3200。論外。


ISO6400。SD1 のだめさ加減を強調したいのだろうか?設定が可能であること自体不思議。



ISO400。上に掲載している EV-2.0 で撮影された ISO400 の画像(実質 ISO1600)を露出のパラメータを +2.0、ノイズリダクションは両方とも最高にして現像したもの。まぁ許容範囲。別の言い方をすれば ISO1600 で普通に撮影したものなら何とか見られると言って良いだろう。


ISO800。上に掲載している EV-2.0 で撮影された ISO800 の画像(実質 ISO3200)を露出のパラメータを +2.0、ノイズリダクションは両方とも最高にして現像したもの。やはり許容範囲外。別の言い方をすれば ISO3200 では撮影したくないと言える。

以上から判ることは SD1 の ISO 感度性能については、「光の取り込みの効率性を上げ、ノイズの少ない画像生成を実現。」と言うのを認めるのは苦しいけど、SPP でノイズリダクションすれば良いので「嘘」と断定することもできないといった程度である。

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コメント

こんにちは
いつも興味深く拝見させて頂いているSD1購入予備軍の一人です。
多くのSDユーザーは緊急時以外余り高感度は多用しないと思うのですが、こうしたシーンでの撮影で何らかの処理を施された見栄えを良くする描写より、通常感度の撮影でのSNの向上を望んでいます、特にシャドウ部の色の再現性が不満でストンと落ちる特性と相まってクリアーさが感じられず常にノイズ感を感じてしまいます。
ノイズとは直接関係ないかもしれませんが、画素ピッチの影響か充分な光量がないポートレート撮影での髪の描写がつぶれ気味な所も不満です。これはβ機に因るメーカーのサンプルギャラリーでも気になっていた点ですが、市販機でも殆ど改善されていない様ですね。他にもバグがあるのに、こういう状態で何故シグマが販売を急いだのか今でも疑問に思っています。

投稿: GM | 2011.07.17 10:12

maroさん

いつも参考にさせていただいています。

さて、今回のテストおよびその記述は読み手によっては誤解を与えかねない(①)上、余りに過酷(②)だと思います。

例えば1枚目、予断無く見た人には、「ISO100でこんなにノイズが…」との印象を与えてしまいますが、本来この作例は「実質ISO400」相当であり(①)、酷くノイズが浮いているのは、現像時にさらに+2持ち上げたシャドー部です。
また、「設定が可能であること自体不思議」とコメントされている7枚目は本来ISO6400ではなく、「実質ISO25600」です。(最後の2枚の説明には「実質ISOxxxx」の記載があるのに、1~7枚目にはないのが残念です。)

たしかDPのテストでもこの場所の作例があったと記憶していますが、これほど意地悪(失礼)なテストでなかったように思います。
愛深き故ということでしょうか・・・

投稿: vagabondplanet | 2011.07.16 06:54

SD15との比較で「少なくなった」という意味だと解釈していましたがどうでしょうか?
例えば適正露出(もしくは同一絞りと速度)で比較した場合どれほど違っているのか。
ISO400ならSD15でもSPPでノイズリダクションを最低にできるので、その条件で比較したものが見てみたいです。

投稿: ka_tate | 2011.07.16 00:16

前にも書きましたが、SD15でホタルや夜光キノコなどを長時間露出(といっても120秒までしかできませんが)で撮影した画像は見るに耐えないことがわかりましたので、そういう撮影のためにベイヤー機を買うことにしました。SD1もダメですね。トホホです。

投稿: Tスター | 2011.07.16 00:01

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