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質問されましたのでお答えします。(本日2本目の記事) 2011/10/30

2チャンネルの SIGMA SD スレッドで私が「屋根写真家」と呼ばれて気にするかどうかと名指しで質問された。

お答え「気にします」。

私は「写真家」では有りません。「屋根撮影大好きじいさん」とでも呼んでください。願望としては「シグマレンズテスター」とでも呼ばれたいです。(^^;

テスト撮影しか行っていない訳ではありませんが、それを好きでやっていることは確かなので、それを揶揄されても全く気になりません。多くの方々が私のレンズテストを楽しんでくれていることがわかっていますので、私自身はそれによって自己顕示欲を満たされるため、ささやかな幸せを感じております。

批判されているように、私のテスト撮影方法では近接撮影での描写やボケ味などが判らないことは確かです。しかし、アマチュアがそのあたりをちゃんとやろうとするととても大変で、そこまでの撮影を行う時間的なゆとりがありません。また、私自身が納得し、皆さんにも納得してもらえる様なテスト方法も思いつきません。

一昨日の記事にも書いていますが、無限遠の風景をちゃんと描写できることはレンズとしての基本的で重要な性能であると考えています。また、無限遠の風景を絞り値を変えながら撮影することで各収差の変動が判りやすくなる事は周知の事実です。皆さんも新しいレンズを入手した際には、無限遠の複雑な風景を探して、じっくり撮って見ることをお勧めします。

ただ、その際には必ず三脚などでカメラを固定し、ミラーアップした後に撮影してください。少なくとも2~30カットほどピントを合わせ直して撮影してみないと、最良のショットは得られないかも知れません。AF のテストを行うので無い限り、フォーカシングは全て MF で行うことも重要です。

いずれにしても、工業製品には個体差がつきものです。私のテスト結果はたまたま私がテストすることが出来たレンズの結果であって、それが全ての同じ製品に当てはまる保証はありません。このウェブサイトを始めた時から同じ事を書いていますが、どうか皆さんご自身で私が行っているテストをやって、ご自身が所有している機材の実力を知ってあげてください。

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SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 その2 2011/10/30

ka_tate さんが送ってくれた SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 と SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG HSM を SD1 で撮り比べ。午前中に1回撮影を行ったのだけど、天気が不安定で遠景が陽炎でユレユレだった。午後早くに曇ってくれたので、再度撮影。曇りだとコントラストが低くなるので、現像でコントラストを +1.0 している。


まずは APO 100-300mm F4 の 300mm 絞り解放。かなり良いが SD1 だとあと少しの描写が欲しい。

こちらは APO TELE MACRO 300mm F4 の絞り開放。色収差はこちらのが少ないが、中心部がごくわずか甘い。逆に周辺部と最遠景はこちらのが良い。ピント位置で差が出たと思われる。


APO 100-300mm @300mm F5.6。かなり良いが周辺部の色収差は少し気になる。

APO TELE MACRO 300mm F4 @f:5.6。コントラストがやや低い。全体的にごくわずか 100-300mm より甘いが、色収差はこちらのが少ない。


APO 100-300mm @300mm f:8.0。かなり良い。

APO TELE MACRO 300mm F4 @f:8.0。甲乙付けがたいが、良~~~く見比べて頂ければこちらのが少し良いのが判るだろう。

描写力はほぼ互角。じっくり見比べないと、その差を見いだすのが難しい。どちらかと言えば APO TELE MACRO 300mm F4 のが色収差が少なくスッキリしている。が、コーティングの差でコントラストが異なるので、逆光には弱いかも知れない。いずれにしても SD1 でも使える事は確かだ。とっても良いレンズである。

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予想外に忙しかった日 2011/10/29

今日は「はな」の小学校でバザーがあったため、家族で出かけた。帰って来た後で昨晩頼まれた資料を作っていたら予想外に時間が掛かってしまい、しっかり5時間仕事をしてしまった。お借りしているニッコールたちを梱包してお返しするつもりだったのだけど、全然手が付かなかった。明日の発送になる事をお許し願いたい。

ka_tate さんからお借りしている APO TELE MACRO 300mm F4 は明日、100-300mm F4 との比較撮影をした後でお返しする。

少し疲れたので、今日はこれまで。

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少し忙しかった日 2011/10/28

レンズテストが一段落と書いたけど、DP1/DP2s のオーナーの方から「もう終わり?」とメールを頂いた。「いえいえ、そこにレンズがある限り、喜んでテスト撮影させて頂きます。」とお返事を書いた。

普通に普通の写真を撮って楽しみたいとの願望はあるのだけど、私はテスト撮影が好きなのだと開き直ることにした。(^^;

確かにその通りなので、「このレンズ試して!」という方は、着払いで良いので、シグマの SA マウントか Nikon マウント、あるいは M42 でも良いので、送って欲しい。

お礼は差し上げられないけど、きっちりいつもの風景を撮影させて頂く。

以前も書いたけど、アマチュアがまともにテスト出来る唯一の方法が無限遠の細かい風景を撮影する事である。もちろん近接での描写も大切だけど、画面の一部分にだけピントが合っていれば良い類いの写真を撮ってちゃんと写らないレンズは滅多にない。もしあったとしても、そんなレンズで無限遠の細かい風景を撮影したら、結果は火を見るより明らかである。

なので、私はレンズメーカーが一番嫌がる無限遠の細かい風景を撮影して描写の良否を判断する。確かに無限遠の風景の描写はレンズの一面を捕らえているに過ぎない。が、画面全体に渡ってしっかりと美しい描写をしてくれるレンズはとても少ない。しかも、SD1 である。非常に高い解像力を持ったレンズしかこのカメラの描写能力を満たすことが出来ない。

デジタル写真をレタッチする際に最も苦手とするのが自然なシャープネスだ。一度ボケたものは、どう頑張っても自然なシャープネスを得ることが出来ない。それ以外のものであれば、Photoshop 等のレタッチソフトで(膨大な時間が掛かる場合もあるが)かなり自由に表現する(誤魔化すとも言う)ことが出来る。

だから私はベイヤー型イメージセンサーで写されたデジタル画像が好きではない。頭から否定するわけでは無いが、どうしても好きになれないのだから仕方が無い。

なまじ昔大きなフィルムを使って写真を撮っていたことが私自身の写真に対する嗜好を決めてしまったのだろう。もう、何十年も大判のカメラを使った撮影を行っていない。SD1 の描写を凌駕するためには 4x5 を持ち出さないとダメだろう。カットシートフィルムホルダーはまだ持っている。後輩に「好きなだけ使ってて良いよ」と貸しっぱなしのビューカメラを取り返して(もう彼も使っていないとのことだから)、4x5 と SD1 を対決させてみるのも面白いかな・・・。

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レンズテストが一段落 2011/10/27

さて、この 10 日間あまり、イロイロなレンズでテスト撮影を行ってきた。それぞれのレンズについての感想をまとめておこう。

まず Nikkor であるが、Ai Mikoro-Nikkor 55mm F2.8 は現在のシグマ製レンズ、50mm 近辺のレンズとしては最高の描写をする 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM の 50mm と比較しても遜色のない描写力を持っている。凄く良いレンズである。

Ai Nikkor 85mm F2 も SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM に迫る描写力を持っている。厳密に比較してしまうとシグマのが良いのだけど、中古市場での価格を考えれば、かなりのお買い得。

Ai Nikkor 35mm F2 はあと一息の印象。悪くはないけどかなり良いと言うには少しだけ抵抗がある。ただ、現在シグマから 35mm と言う焦点距離の単焦点は出ていない。

Ai Nikkor 20mm F3.5 は中古品が安く買えたとしても、あまりお薦めしたくはないレンズである。明らかに SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF のが良い。

PC Nikkor に関してはシフトレンズとしてお使いになるつもりなら、お薦めしない。デジタルでパースペクティブを編集した方が良い結果となる。また、中古市場においても PC Nikkor は他のマニュアルフォーカスレンズと比較して割高であることも、今ひとつお薦めしたくない理由である。

以上のように Nikkor レンズでも欲しくなるようなものがあるのだけど、とても残念なことに SD1 で撮影した場合には、全てのレンズで周辺部に緑かぶりが出る。SD15 でのみ使う分にはマニュアルで露出の設定をし、マニュアルでピントを合わせなければならない不自由さがあるものの、そう言った多少の煩わしさを差し引いても、Ai Mikoro-Nikkor 55mm F2.8 と Ai Nikkor 85mm F2 はお薦めのレンズである。


驚異的な描写を見せてくれた SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 に関してシグマに尋ねたら 1995 年から 2000 年まで販売されていたレンズで、1997 年からは HSM モデルとの併売となったため、時間的にはあまり長いこと売られていたレンズではないとのこと。しかもマウントによって発売開始日時は大きく異なるらしく、SA マウントの APO TELE MACRO 300mm F4 はかなりの短命だったようだ。さらに当時発売されていたシグマ製一眼レフは SA-5 で、ユーザー数が少なかったと思われるため、SA マウントのレンズ自体、わずかな数しか売れなかったことは想像に難くない。間違いなく、レアなレンズである。

現在、シグマでは多くの新規開発を抱えていて、恐らく 300mm F4 に関するプライオリティーはかなり低く、再開発はないかも知れないとのこと。ニコンからは非常に素晴らしい単焦点 300mm F4 が出てはいるが、15 万円以上の価格を考えると手が出ない。シグマの開発予定表に載ってくることを祈ろう。(^^;


KAZUA さん、hirappa さん、ta-tate さん、この度は貴重なレンズをお貸し頂きまして、誠にありがとうございます。今週末にお返し致しますが、お借りしたレンズでまだ試して見たいことがありましたら、コメントしてください。

SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO はそれなりの存在意義はあるのだけど、暗所での近接撮影を主たる目的としないかぎり、強くお薦めしたいレンズではない。その意味において KAZUA さんが常用しておられるのは正解だと思う。

今日の一枚。SD1 + APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM @f:8.0 AF 手持ち撮影

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SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO その2 2011/10/26

2週間前に我が家に来て、即シグマ送りとなった保証書付き、新品同様の最新型 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO が昨日、調整されて帰って来た。私は送り状に「片ボケ」とは書かなかったのだけど、修理伝票には「レンズ解像確認検査(片ボケ)」となっていて、「解像点検及び修正致しました。」となっている。そのまま「基準内」で戻されると思っていたが、調整してもらえたのでとても嬉しい。

SD1 + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
を SD15 + APO TELE MACRO 300mm F4 @f:7.1 で撮影。SPP で現像したまま。

SD1 で撮影。

絞り解放、f:1.8 例によってソフトフォーカス。これがこのレンズの特徴でもある。これはこれでアリかも。


f:2.0 解放とあまり変わらない。


f:2.8 かなり良くなるが、周辺部はまだ甘い。


f:4.0 かなり良いが、周辺部で甘さと色収差が目立つ。調整前の様な描写のムラは無い。ギリギリで許容範囲外。


f:5.6 許容範囲内ではあるが、周辺部は色収差とわずかな甘さでイマイチ。だが、流れるような像の乱れが少ないので見苦しくはない。


f:8.0 十分に良い。ハイコントラストな境目で倍率色収差が目立つのが惜しい。


f:11.0 回折の影響で全体的に少し甘くなる。それ以外は f:8.0 とほぼ同じ。


SD15 で撮影。

絞り解放、f:1.8 SD15 だと解放からかなり良い。周辺部は結構甘い。


f:2.0 解放とあまり変わらない。


f:2.8 中心部は文句なし。周辺部はあと一息。


f:4.0 十分に良い。が、周辺部はわずかに甘い。


f:5.6 かなり良い。周辺は色収差でイマイチだが、像の乱れは無い。


f:8.0 十分に良い。


f:11.0 全体に少し甘くなるが、実用上は十分。


調整されて帰って来た 24mm は、明らかに調整前よりは良いレンズになっている。が、SD1 で使用するとハイコントラストな部分で色収差が目立つ。2003 年に借りてテストした時よりは良くなってはいる。明るさの割には安いレンズなので手軽に大口径を楽しむには良いだろう。SD15 で使用するのであれば許容範囲である。

私の場合、ソフトフォーカスはデジタルで処理すれば良いと考えているし、f:2.8 以上の絞りでは 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM のが良い描写をするので、このレンズを所有し続ける理由を見つけることが出来ない。購入して調整してもらいテスト撮影を行っただけのレンズであるが、オークションに出品することになるだろう。


このレンズにとって不幸なことには 24mm と言う焦点距離にはとんでもないレンズが存在する。DP2x のレンズは 24.2mm で、このレンズとほとんど同じ画角を持つ。ついでに撮影して見た。

f:5.6 完璧。


【未承諾広告】

Yahoo!オークションに出品しました。

<オークションのページは消滅しました>

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SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 2011/10/25

ka_tate さんが送ってくれた SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 を SD1 に着けてテスト撮影。

SD1 + APO TELE MACRO 300mm F4
を SD15 + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO @f:5.0 で撮影。現像後 Photohop で色収差をレタッチ。


f:4.0 絞り開放でこの描写。とても 10 年以上前のシグマ製レンズとは思えない。これは欲しい。


f:5.6 十分に良い描写。


f:8.0 「凄い」の一歩手前。


f:11.0 ごくわずかな回折の影響。


f:7.1 おまけ。手前のボケは我が家のベランダの縁。レンズのせいではない。300mm でこの描写は凄い。

かなり良いレンズである。APO 100-300mm F4 EX DG HSM とほぼ互角。単焦点レンズだから良くて当たり前かも知れないが、300mm 専用で考えるのであれば、こちらのが軽くて取り回しも良い。現在の技術で作ったら、かなり凄いものが出来るだろう。OS 付き、FLD ガラス使用で再開発、再発売を強く望む。

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今日は忙しかった。 2011/10/24

朝から、夜8時過ぎまでビッシリ仕事をしてしまった。今週はそこそこ忙しい。

明日は一日中家で仕事になるはずなので、ka_tate さんから送られてきた SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 をテストする予定。かなり良さげなレンズなので楽しみ。

と言うわけで、本日はさっさと寝ちゃいます。おやすみなさい。

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PC Nikkor 35mm F2.8 そして、シフトレンズの難しさ 2011/10/23

さて、今日も自宅でテスト撮影。その合間に仕事。(^^;

今日のレンズは PC Nikkor 35mm F2.8。昨日と同じパースペクティブ・コントロールニッコールである。今日の撮影は全て 5mm ほどフォールした状態で撮影。

SD1 に PC Nikkor 35mm F2.8 を装着して 5mm ほどフォール。この状態で撮影すると、画面上部がレンズの中心になるため、画面下部はかなり甘くなるはず。そのあたりを勘案しながら評価する。


SD1 で撮影。

SD1 f:2.8 良いとは言えないが、ひどいと言える程でもない。


SD1 f:4.0 意外と悪くはない。


SD1 f:5.6 予想以上。だけど SD1 では許容範囲とは言えない。


SD1 f:8.0 全体的にはギリギリの許容範囲か?


SD1 f:11.0 f:8.0 より少し甘いが、周辺部は良くなっている。


SD15 で撮影。

SD15 f:2.8 全体的に甘すぎ。


SD15 f:4.0 あと2歩。


SD15 f:5.6 周辺があと一歩。悪くはない。


SD15 f:8.0 実用上は十分かな?。


SD15 f:11.0 下の方は f:8.0 より少し良い。

SD15 で絞ってあげれば、使えるレンズだと思う。


さて、PC Nikkor の周辺部が予想していた程良くはなかったことで、このレンズの意義を考えてみた。PC ニッコールはアオリを使うためのレンズである。しかし、アオリを使った時に周辺部の描写が今ひとつ良くない。この程度の描写なら、敢えてアオリを使わずにデジタル的な処理によってパースペクティブをコントロールした方が良いのではないだろうか?

さて、下は SD15 に PC Nikkor 28mm F3.5 を着けて近所のマンショを普通に撮影したもの。絞りは f:11。

この画像を Photoshop を使って、遠近感を補正。やり過ぎると不自然になるので、少しだけ上すぼまり。

そして、この下の画像はレンズを 8mm ほどライズして撮影したもの。


こうして見ると、デジタル一眼で使用されるシフトレンズが非常に高性能なものでなければならない事が良く判る。つまり、この3枚の中の上から2番目のものより良く写らなければシフトレンズとしての存在価値が無くなってしまうからだ。

デジタル的にパースペクティブをコントロールすることは解像感の低下を招く。ただ、ご覧頂いてお判りのように、元のサイズを縮小する方向で編集する場合には、あまり露骨な解像感の低下は起きない。そのさほど解像感が低下していない画像の描写力以上に周辺部が解像しなければ、シフトレンズとしての役目を果たしているとは言えなくなってしまう。

う~~~n。シグマにシフトレンズを作って欲しいと散々お願いしていたけど、こりゃ大変だわ・・・。

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橘製作所製シグマ SA マウント用ニッコールレンズアダプターリング AD08-02 の使用法(本日2本目の記事) 2011/10/22

1.このアダプターリングはニッコールレンズをシグマ製一眼レフに取り付けるためのアダプターリングです。まず、シグマ製一眼レフを用意してください。機種は何でも構いません。

2.アダプターリングを写真の様にカメラボディに置きます。アダプターリングにはレンズを装着する目安となる切り欠きが付いていますが、その切り欠きの位置を判りやすくするために赤くマークしてあります。実際のアダプターリングにはこの「赤」は入っていません。


3.アダプターリングを写真の位置まで右に回します。この位置で一度、アダプターリングは自動的にロックされます。カメラボディのアンロックボタンを押さない限り、左右に回転させることは出来ません。切り欠きの位置が Nikkor レンズの取り付け位置です。

4.アダプターリングに付属しているゲージで、レンズ後方の出っ張りが 9.2mm 以下である事を確認済みのレンズを写真の位置に置きます。カメラボディのマウント面を上にして、水平に置くことでレンズの装着がやり易くなります。レンズが一緒に回らないよう、軽く押さえつつ、且つ、所定の位置にぴったりはまるっていることを確認しながら、カメラボディのアンロックボタンを押して、ロックを解除し、そのまま写真の位置までアダプターリングのみを右に回します。なお、アダプターリングが上手く回らないレンズもあるそうなので、その際に無理矢理回さないよう、お気を付けください。

レンズは上の写真の様にニコン製カメラでは真上に来る指標が、正面から見て右に 40°ほど傾いた位置でカメラに装着されます。

レンズを外すときは、カメラボディのアンロックボタンを押して、アダプターリングのみを3.の位置まで左に回します。と、レンズが取り外せます。レンズを保持していないと、ポロリと落ちますので気をつけてください。カメラのマウント面を上にして、水平の状態でレンズの取り外しを行うことを推奨します。


なお、こんな使い方も出来ます。(^^;

橘製作所のウェブサイトでは既にこのアダプターリングは掲載されておらず、材質とロック位置を改良した AD08-03 になっています。

購入をご希望の方はhttp://www.aa.alpha-net.ne.jp/koko01/ad/ad.htm ←こちらまで。

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PC Nikkor 28mm F3.5 2011/10/22

さて、今日も自宅でテスト撮影。その合間に仕事。

今日のレンズは PC Nikkor 28mm F3.5。PC Nikkor の PC はパースペクティブ・コントロール。つまり「遠近感制御」である。

私の部屋はマンションのかなり高い場所にある。なのでベランダからの風景を撮影する場合、広角レンズで空(そら)をあまり入れないように撮影すると、どうしても見下ろすことになる。

広角レンズで高い場所から見下ろした撮影をするとビルなどは上広がりになる。逆に地面に立ってビルを見上げれば、上つぼまりに見えるのは皆さんご存じの通りだ。


普通に撮影するとこうなる。

まず始めに、被写体に対して垂直を出す。つまりレンズを地面と平行にセットする。


当然、このような写真になる。

次に PC ニッコールを下の写真のようにセットして写すと、その下にある写真が撮れる。


SD1 に PC Nikkor 28mm F3.5 を装着。約 6mm ほどフォール(レンズを下に平行移動)。


上の状態で撮影したもの。左右の建物が地面と垂直に立っていることを確認して欲しい。


ビューカメラ(前フレームと後フレームを蛇腹でつないでいる大型カメラ)が未だにプロカメラマンの必需品となっているのは、この遠近感の補正がアオリを使うことで簡単にできるからに他ならない。レンズを上にシフトするのがライズ、下にシフトするのがフォール。左右にシフトするのがスライドなどと言われる。

ビューカメラを使うことのもう一つのメリットがレンズの光軸をフィルム(イメージセンサー)と垂直でなくすることで焦点面を自由に設定することが可能になる点である。ティルト(上向き下向き)、スイング(左右に回転)と呼ばれる。

もちろん現在販売されている一眼レフ用のシフトレンズは全てティルトも可能で、キヤノンの TS-E レンズ4種類とニコンの PC-E レンズ3種類がある。


今回テストさせて頂いた PC Nikkor にはティルトは付いていない。

さて、PC Nikkor 28mm F3.5 の描写やいかに。

SD1 で撮影。

SD1 f:3.5 中心部はギリギリの許容範囲。周辺部は・・・。


SD1 f:4.0 絞り解放とあまり変わらない。


SD1 f:5.6 中心部だけでなくその周りも良くなっている。周辺部は、まだ甘い。


SD1 f:8.0 全体的にはギリギリの許容範囲外。


SD1 f:11.0 悪くはないが、良くもない。


SD15 で撮影。

SD15 f:3.5 絞り開放にしてはかなり良い。


SD15 f:4.0 f:3.5 とあまり変わらない。


SD15 f:5.6 周辺があと一息だけど、かなり良い。


SD15 f:8.0 実用上は十分。


SD15 f:11.0 例によって、回折の甘さが出てくるが、ダメとも言えない。

おまけ。

PC レンズにして始めて可能となるほぼ完璧なパノラマ撮影。カメラを動かさずに(本当はレンズを動かさないで撮影するのが正しい)レンズを左、中、右にシフトして撮影したものを繋ぎ合わせるとこうなる。わずかに俯瞰しているにもかかわらず、ちゃんと繋がる。残念ながらボディに対するレンズの取り付け位置が本来の位置とは異なる角度になるため、クリック位置では水平が出ないため、シフトの角度がごくわずかずれてしまった。

おまけをレタッチ。

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Ai Nikkor 20mm F3.5 2011/10/21

今日も自宅でテスト撮影。その合間に仕事。(^^;

Ai Nikkor 20mm F3.5 である。

SD15 に装着した Ai Nikkor 20mm を SD1 + MACRO 70mm F2.8 @f:5.6 で撮影。


SD15 で撮影。

SD15 f:3.5 中心部以外はかなり甘い。


SD15 f:4.0 f:3.5 とあまり変わらない。


SD15 f:5.6 中心部は良いが、周辺はかなり甘い。


SD15 f:8.0 う~~~n。良いとは言えない。


SD15 f:11.0 ここまで絞っても周辺部に甘さが残る。

SD15 でこの程度の描写なので、SD1 で撮ることに意義があるかどうか?
でも、実際の撮影は SD1 から始めているので、お目に掛ける。


ここからは SD1 で撮影。

SD1 f:3.5 中心部でもやや甘い。周辺部はヘロヘロ。


SD1 f:4.0 絞り解放とあまり変わらない。


SD1 f:5.6 中心部のみギリギリの許容範囲か?


SD1 f:8.0 周辺部は全然解像していない。


SD1 f:11.0 やはりどうしようもない。不合格。


残念ながら Ai Nikkor 20mm F3.5 はお世辞にも褒められた画質ではない。参考までにギリギリの許容範囲と感じている SIGMA 20mm F1.8 を SD1、f:5.6 で撮影したものを載せておく。


さて、土日はいよいよ PC Nikkor をテストする。が、どちらのレンズもシフト(スライド、フォール、ライズ)のみが可能で、ティルトは付いていない。そして、SD1 に他社のレンズを着けた場合には周辺部にかなりの緑かぶりが発生する。

もし、この緑かぶりが新しい FOVEON センサーのテレセントリック性の問題で発生しているとすると、レンズをシフトした際にはとんでもない量の緑かぶりが発生するはずだ。

そのあたりを含めて、テスト撮影するが、シグマが SD1 用にシフトできるレンズを出せない理由が明白になる。つい、今まで気がつかなかった。もし、シグマが純正でシフトレンズを出した場合には、シフト量をボディに伝えて、それによって発生する緑かぶりを画像データ生成時に補正すると言うマジックが必要となる。可能だろうか?

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Nikkor を SD15 でテスト撮影 2011/10/20

今日は自宅で仕事。その合間に(逆という説もあるが)、昨日お約束した SD15 + Nikkor のテスト撮影を行った。

まずは Ai Nikkor 35mm F2。

絞り開放 f:2.0 ソフトフォーカスではあるが、SD1 で撮影したもの程ソフトには見えない。画素数が少ないことのメリットではある。


f:2.8 中心部は良好だが、周辺部の描写はやはりイマイチ。


f:4.0 かなり良い。が、やはり周辺部には甘さが残っている。


f:5.6 中心部の描写は十分に良い。周辺部もかなり改善される。


f:8.0 実用上は問題ない。かなり良い描写。SD15 の良さは f:8.0 でも回折の影響が起きないこと。


f:11.0 やはり f:11 になるとわずかではあるが、回折の影響が認識できる。


次は Ai Nikkor 85mm F2

絞り開放 f:2.0 やはり少々ソフトフォーカス。


f:2.8 ごくわずかなソフトフォーカス。中心部だとあまり判らない。四隅もさほど悪くないが良くもない。


f:4.0 かなり良い。周辺部の甘さも気にならない程度。


f:5.6 非常に良い。完璧と言える。


f:8.0 完璧。文句なし。


f:11.0 回折の影響で全体がほんの少し甘くなるが、非常に良い描写。

SIGMA 85mm F1.4 で撮影したものと区別が付かない。十分に良いレンズである。

SD15 に Nikkor を装着したときの大きなメリットは周辺部の緑かぶりがほとんど発生しないことである。ニコンマウントアダプターは SD1 ユーザーより SD15 ユーザーにお薦めする。

Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 は SD1 でもあれだけの描写をしているので、敢えて SD15 での撮影は必要ないだろう。非常に良いレンズである。

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Ai Nikkor 85mm F2 2011/10/19

今日は自宅で仕事だったため、昼飯前に Ai Nikkor 85mm F2 でテスト撮影。ピントがなかなか来なくて、3セットずつ2回撮影。その中の最良1セットである。無限遠指標のごくわずか手前がジャスピンであった。

絞り開放 f:2.0 全体的にソフトフォーカス。芯はあるので、ピンぼけでは無い。大口径レンズは軒並みこのような描写になる。F2 の絞り開放にしては十分に良い描写。


f:2.8 わずかなソフトフォーカス。中心部でも少しだけ柔らかい。四隅は今ひとつの描写が欲しい。


f:4.0 かなり良い。周辺部のわずかな甘さが惜しい。


f:5.6 非常に良い。完璧と言える半歩手前かな? SD1 でも問題なく使える。


f:8.0 完璧と言っても良いだろう。文句の着けるのは難しい。


f:11.0 回折の影響で全体が少し甘くなるが、とても良い描写。


SIGMA 85mm F1.4 程ではないが、十分に良いレンズである。SD1 で使うと周辺部に緑かぶりが出てしまうが、SD15 なら問題ないだろう。

と、ここまで書いて、実際に SD15 に Nikkor を着けて撮って見ようと思い立った。

SIGMA SD15 + Ai Nikkor 85mm F2 by SIGMA SD1 + MACRO 70mm F2.8 @f:6.3
横位置で撮った写真を、縦位置にトリミング。約 600 万画素。


そして、この写真を撮って、現像が終わった時に会社その1から SOS の電話。営業管理システムのデータベースサーバーにアクセス出来なくなったとのこと。

で、銀座まで出かけて機嫌が悪いサーバーと対決。PING が通る事もあるけど、通りにくい状態。サーバーを再起動し、NIC のドライバを更新して、予備の NIC に LAN ケーブルを差し替え。ハブやルータも再起動。LAN ケーブルも取り替えて、ハブの接続ターミナルを変更。ここまでやっても直らない。

インターネットには接続できるのに、ローカルな他のマシンからは見えたり見えなかったり。他のサーバーやコンピュータは全く問題なく繋がっているのにこのサーバーだけが、上手く繋がらない。

試しにサーバーの IP アドレスを変えて見たら・・・あら、不思議。何の問題もなくスパスパ繋がるようになった。しかし、コンフリクトが起きているわけではないのに特定の IP アドレスだけが繋がったり切れたりするというのは初めての経験。

直ったから良いけど、原因は不明。どなたか同業者の方で同じような経験をしたことのある方がいて、その原因をご存じなら教えて欲しい。

と言うわけで、Nikkor を DS15 に着けてのテスト撮影は明日以降に持ち越しとなった。よく考えてみたら、SD1 ユーザーより SD15 のユーザーのがはるかに多いのだから、SD15 でテストする方が喜ばれることに今更ながら気がついた。(^^;


今日は ka_tate さんから SA マウントの SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4 が送られてきた。近いうちにこれもテストさせて頂く。

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Ai Nikkor 35mm F2 2011/10/18

今朝、まだ早い内に Ai Nikkor 35mm F2 を SD1 に着けてテスト撮影をした。どの程度の描写をしてくれるのか全く見当が付かない状態なので、私自身とても興味があった。

で、昨日の Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 同様、6セット撮影した中の最良1セットを掲載する。

絞り開放 f:2.0 中心部はかなり良い描写ではあるが、全体的にソフトフォーカス。フィルターサイズ 52mm で 35mm F2.0 は少し厳しいかも。以前 SMC TAKUMAR 35mm F2 をテストしたときにも感じたことだけど、周辺部の描写を上げるためにはもう少し口径が大きい方が良いのかも知れない。が、このあたりは素人の当て推量なので、信じないで欲しい。


f:2.8 ソフトフォーカスと言えるほどではないがキリッと締まっているわけでもない。悪くはないが良くもないと言った感じ。中心部は良好。


f:4.0 かなり良くなる。が、やはり周辺部にはたっぷり甘さが残っている。


f:5.6 中心部の描写は十分に良い。周辺部もかなり改善されている。SD1 でなければ十分な描写と言っても良いだろう。


f:8.0 実用上は問題ないと言える。周辺部のごくわずかな色収差が気になるかも。


f:11.0 収差による画質の低下は見られないが、やはり f:11 になると回折の影響で全体が甘くなる。


画面の中でピントが合っていなければならない領域が小さい場合、特に中心部で良好な描写が得られれば良い類の被写体であれば、このレンズでも全く問題は無い。が、このテスト撮影のように画面全体で精緻な描写を求められる被写体に対しては周辺部だけだけどイマイチのレンズである。要は古いレンズの典型的な例と言っても良いだろう。

SIGMA 24mm F1.8 と同じく、フルサイズだったらとても使う気にはなれないレンズである。ますますフルサイズ FOVEON センサーを作っても意味が無い事を実感した。使えるレンズが無いのだ。

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Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 2011/10/17

KAZUA さんから 送られてきた Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 を出社前にテスト撮影。ピント位置を微妙に(距離環の動きで 0.2mm ほど)変えながら6セット撮った。マクロレンズなのでほんの少しピントリングを動かしただけでフォーカスは大きく変わる。幸い最高と思われるものが撮れたので、それを掲載する。

なお、SD1 は他社製のレンズを取り付けた場合、ボディに設定した絞り値を Exif に記録してくれない。f:2.8 から一絞りずつ絞って、f:16 まで6カット撮影することで、絞り値を特定している。ただ、やはり絞り開放が一番甘いので、写真を拡大してみれば、判別は可能だ。

SD1 に橘製作所の AD08-02 を介して装着された Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8
SD15 + SIGMA MACRO 70mm F2.8 @f:9.0 1.6 Sec. ISO50

SD1 のセンサーはテレセントリック性の高いレンズでないと周辺部に緑かぶりが発生する。SIGMA 製のレンズではあまり発生しないので、カメラに登録されているレンズ情報に基づいて、その緑かぶりを撮影時にデジタル的に補正していると思われる。確証は無いが、他社製のレンズを使用した場合に必ず発生するので、恐らく間違いでは無いだろう。レタッチで補正できない程では無いが多量に撮影した場合にはとんでもなく面倒な作業となることは確かだ。


絞り開放 f:2.8 さすがに銘玉と言われたレンズ、解放からこれだけの写りをする。右下にわずかな流れがあるけど、被写界深度によるわずかなボケもあるので、ダメとは言えない。


f:4.0 四隅にわずかな甘さを感じる程度、非常に良い描写。幸い 35mm フルサイズではないので隅っこでもかなり良い描写となる。もし、SD1 にフルサイズセンサーが搭載されていたら、もっと厳しい評価になるだろう。


f:5.6 ほぼ完璧。SIGMA MACRO 50mm よりは間違いなく良い描写である。17-50mm F2.8 EX DC OS HSM と良い勝負。凄いレンズである。


f:8.0 文句なし。ファイルサイズで比較すると f:5.6 のが緻密な描写となっていることが判るのだけど、見た目ではほとんど同じ。


f:11.0 回折の影響でわずかに甘い。


f:16.0 ここまで絞るとかなり甘くなるのが判る。


素晴らしいレンズである。このレンズに関してはニコンの「ニッコール千夜一夜物語」で詳細に解説されている。とても面白い記事なので、是非ご一読を・・・。

~マイクロニッコールの歴史と真実、そして伝承~第二十五夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8(前編)

~マイクロニッコールの歴史と真実、そして伝承~第二十六夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8(後編)

シグマでもこの程度の「レンズ開発物語」を掲載してくれるととても嬉しい。


さて、本日 hirappa さんから Ai Nikkor 3本と PC Nikkor 2本が送られてきた。どのレンズもあまり使われた形跡がなく、超美品。じっくりテストして欲しいとの事なので、お言葉に甘えてじっくりテストさせて頂く。

SIGMA SD1 + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 @f:8.0 Photoshop で背景(緑かぶり等)をレタッチ。

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SD1 のピントはやはり厳しい 2011/10/16

昨日、浦安男声合唱団のステージを撮影させてもらったが、全て MF で撮影したにもかかわらず、17-50mm および 85mm でピントが甘いものがあって、自分の未熟さを痛感した。もちろん 1:1 に拡大したときに判る程度のピンぼけではあるが、とても恥ずかしいことと感じる。

幸い 500 カット程撮った中の 40 カット程度なので、大失敗ではないが、ピントが外れていることが原因でボツになるのは悲しい。以前撮影したときも全て MF で撮影したのだけど、今回ほどのピンぼけは無かった。やはり SD1 が要求するスキルはかなり高い。50% にして縮小してしまえば解らない程度のピンぼけではあるが何とも悔しい結果である。

それにしても SPP のノイズリダクションをデフォルト(0.5/0.5)以外に設定して多くの枚数を現像するのはとても面倒。現時点では現像時に1枚ずつ設定する以外に方法がない。次のバージョンでは是非ともノイズリダクションの一括設定が可能になるか、設定の保存でノイズリダクションのパラメータも保存するようにお願いしておこう。ノイズリダクションが掛かりすぎるのを防ぐために、500 枚あまりの写真を1枚ずつ現像する事がどれほど時間の無駄であるかを考えて欲しいものだ。昨日の夕方から始めて、約 500 カットの現像がついさっき終わった。全部で5時間くらい掛かったと思う。


KAZUA さんから Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 が送られてきた。橘製作所の AD08-02 でこのレンズをしっかり SD1 に取り付けることが出来た。ガタはほとんど無い。

テスト撮影して驚いたのは SD1 がマニュアルや絞り優先 AE で設定した絞り値を Exif に記録してくれないこと。ボディの絞り値をいくつに設定しても、マウントアダプターを介して他社のレンズを装着している場合には、電源を切る直前にセットされていた絞り値が保持されるようだ。

悔しいので、Exif の絞り値を変えるために、一度シグマ製レンズを装着して絞りを設定し、電源を落とした後、再びアダプターリングを使って Nikkor を取り付ける事を繰り返そうと思った。が、あまりにも面倒なので、メモを取りながら撮影することにした。

あまりにもいい加減に撮ってピンぼけしてしまったので、没。明日の早朝か夕方に再度挑戦。

以前、SMC TAKUMAR 35mm F3.5 で撮影した時にも感じたことであるが、このレンズでも周辺部にあからさまな緑被りが出現する。やはり SD1 に登録されているレンズ情報は AF の差分データだけではなさそうだ。

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浦安男声合唱団の特別演奏会を撮影 2011/10/15

今日は高校の写真部の先輩が所属している浦安男声合唱団の特別演奏会。春に定期演奏会を予定していたのだけど、震災で流れてしまい、半年後に特別演奏会という名目で開催された。

とても素敵な男声合唱を堪能させて頂いた。私のサイトに掲載する許可は得てあるので、一枚だけ。


SIGMA SD1 + 85mm F1.4 @f:5.0 1/50Sec. ISO100

約 500 枚の写真を現像し、選択しなければならない。しかし、とても疲れている。明日は日曜日なのに仕事をしなければならないため、あまり遅くまで起きているわけにも行かない。

申し訳ないけど、今日はこれまで。おやすみなさい。

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SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO 2011/10/14

昨晩、我が家に SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO がやって来た。この ASPHERICAL と言うのは非球面レンズを使用している製品に付加される呼称である。しかし、現在ではディストーションを補正してある広角系のレンズや高倍率ズームレンズには必ずと言って良い程非球面レンズが使われるようになり、あまりにも当たり前になってしまったために、非球面レンズを使用した製品であっても ASPHERICAL の呼称は与えられなくなってしまった。

シグマのフルサイズ用単焦点広角レンズ、私が言うところの三羽ガラスには全て ASPHERICAL の呼称が使われている。2004 年には 19 本もの ASPHERICAL があったが、現在ではこの3本のみである。つまり、このレンズは非球面レンズを使用していることがウリになっていた時代に開発されたものだと言うことである。つい最近 II になった 12-24mm の旧タイプである 2003年11月に発売された 12-24mm F:4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM が一番最後の ASPHERICALで、それ以降に発売された製品では非球面レンズを採用しているものであっても ASPHERICAL の呼称は付加されなくなった。

さて、その SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO で今朝、少しだけ時間を作って例によってテスト撮影。無限遠指標の前後で5枚撮って、ジャスピン位置を割り出し、そのまま各絞り値で撮影。

ほぼ予想通り、SD1 で使うにはかなり厳しい結果となった。前のオーナーがこのレンズを買ってすぐにオークションに出品したのは、これが原因かも知れない。しかし、このレンズは元々近接撮影と開放付近での甘い描写がウリのレンズなので、それ以外の目的でど~のこ~の言うのは筋違いなのかも知れない。

このまま SD1 では使えないレンズとして収納庫に眠らせておくのもイヤだし、これが本当にこのレンズの実力かどうかを確認するために、一度シグマに送って、点検して貰うことにした。ついこの前、20mm を入手した際に片ボケていたのを、シグマで調整して貰って直ったので、今回もよい子になって帰って来るかも知れない。

取り敢えず、調整前と言うことをご理解いただいた上で、本日の試写を見ていただく。


絞り解放、f:1.8 かなり甘い描写



f:2.0 解放とあまり変わらない。



f:2.8 まだ甘い。



f:4.0 中心とやや右よりはかなり良くなって来た。が、解放値 1.8 のレンズなのだからこのあたりで締まってくれないと困る。



f:5.6 中心部だけならかなり良い。周辺は頂けない。



f:8.0 やはり周辺部は今ひとつ。右上、左上、右下、左下の甘さの原因が異なるため、かなり見苦しい。左下は放射方向に像が流れ左上は倍率色収差、右上は描写が甘く、右下はさほど悪くない。センターがずれているような感じである。



f:11.0 ここまで絞っても周辺分は甘く、倍率色収差が目立つ。



f:16.0 回折の影響で全体が甘い。どうにも褒めようのないレンズである。ベイヤー型イメージセンサーを使ったカメラなら何とか使えるのかも知れないが、SD1 では何とも使いようがない。

このレンズをシグマに送っても、恐らく許容範囲で戻ってくるだろう。ひょっとすると、調整されて良くなるかも知れないので念のため、送ってみることにした。

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SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM 2011/10/13

3日程前 photozone で SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM(以下 MACRO 150mm OS)のレビューを見つけた。

http://www.photozone.de/canon_eos_ff/667-sigma150f28oseos

キヤノン5Dで解放から f:11 まで、中心から端っこまですべて MTF50 LW/PH で 2700 を超え、色収差は 0.22 ピクセル以下。歪曲は限りなく 0 に近いとんでもないレンズだとレポートされている。ベイヤー型フルサイズセンサーで解放から f:11 まで画面上の全ての位置で 2700 と言うのは MACRO 70mm F2.8 クラスと言うことだ。

旧タイプの評価(ニコン用)もかなり良かったが、OS 付きは色収差の少なさで旧タイプをしのいでいる。そして私は photozone のレビューをかなり信頼している。つまり、MACRO 150mm OS は OS 無しより良いに違いない。と言うわけで、昨日、雄さんのニッコール → シグマ SA マウントアダプターリングが届くのと前後して、我が家に MACRO 150mm OS がやって来た。

私は画質以外のことはあまり書かないのだけど、この MACRO 150mm OS ではとんでもなく嬉しいことがあったので、それを書いておく。まぁ、下の写真をご覧頂きたい。

撮影データ:SIGMA SD1 + APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM @f:9.0 15Sec. ISO100
暗くなってから LED 懐中電灯で大きな円を描きながら被写体を照らしての撮影。

このところ SD1 にレンズを装着した写真を SD15 で撮ってばかりいたので、今回は逆に SD15 に MACRO 150mm OS を着けて SD1 で写してみた。金色の線から左側がフードである。ご覧の通り、フードとフードアダプターをつないだ長さがレンズ本体の長さと等しいのだ。今まで市販されている交換レンズに付属して来るレンズフードでこれほど長いものは見たことがない。私のようなフードフェチにとっては、とても嬉しい仕様である。


さて、旧タイプとの比較をご覧に入れる。私が所有している旧タイプ SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM は3本目にして得ることが出来た大当たりレンズである。このレンズと比較して負けないのであれば MACRO 150mm OS は本物である。

撮影は SD1。絞り優先AE、ISO100。EV -0.3。カラーモードは「スタンダード」、ホワイトバランスは「オート」。どちらもマニュアルフォーカスで慎重にピントを合わせて6セット撮った中の最高画質である。

現像パラメータは露出以外は全て同一。0 でないのは、曇天のため コントラスト +1.0。
シャープネス -1.0。色ノイズリダクション 0.75。輝度ノイズリダクション 0.25。

旧タイプ f:2.8

OS 付き f:2.8

絞り開放。どちらも解放とは思えない程良い描写。だが、どちらも周辺部はやや甘い。全体的にはOS 付きのが少し良いか?


旧タイプ f:4.0

OS 付き f:4.0

どちらも十分に良い。周辺部もごくわずか甘いだけ。あまり大きな差は無いが、OS 付きのが少し良い。


旧タイプ f:5.6

OS 付き f:5.6

どちらも完璧、凄いレンズ。色収差も見られない。OS 付きのが少し良いかも。


旧タイプ f:8.0

OS 付き f:8.0

これも完璧、甲乙着けがたい。周辺部の描写を見比べてもほとんど変わらない。立派。


旧タイプ f:11.0

OS 付き f:11.0

ついでに f:11.0 も撮影。回折の影響で f:8.0 と比べる全体に少し甘い。が、被写界深度は深くなっているので一概にダメとも言えない。


実は上の10枚は今日の夕方に撮っている。同じものを昨日の昼に撮ったのだけど、天気が良かったため陽炎が出て、遠方の描写が良く判らなかった。今日は曇ってくれたために急遽、撮り直した。比較の結果は全く同じである。

おそらく SD15 で写し比べたらこの差は全く判らないだろう。とにかくどちらのレンズもとんでもないレンズである。なお、どちらの MACRO 150mm も付属の三脚座を使って三脚に乗せるとミラーアップしてもブレるの(昨晩実験済み)で、決して三脚座を使ってはいけない。


【未承諾広告】

MACRO 150mm OS 付きも十分に良いレンズである事が判明したため、本日、旧タイプを Yahoo!オークションに出品しました。安い価格から始めたために、早速入札されてしまっていますが、出来たら、このブログを読んで頂いている方にお嫁入りさせたいと思います。ご覧の通り SD1 でも十分に使えるレベルの当たりレンズですので、興味のある方はご入札頂けますようお願い致します。

<オークションのページは消滅しました>

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ニッコールをシグマ SD に装着 2011/10/12

M42 マウントのレンズを SIGMA SD に取り付けるためのアダプターリングを自主製作してくれている橘製作所の「雄」さんから AD08-02 が送られてきた。

SIGMA SD1 + APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

このアダプターリングはニコン製のレンズを SIGMA SD に装着する事を可能にするアダプターリングである。私の知る限りでは、ニッコール→SIGMA SA マウントアダプターリングはこの AD08-02 が3代目である。初代の AD01 は SD9/SD10 までは存在していた SA マウントの外爪を使ってニッコールレンズを装着可能にするリングであったため、SD14 以降の SIGMA SD には使うことが出来なくなってしまった。私は6~7年前にこのアダプターリングを使って、ken さんや Tsubu さんにお借りしたニッコールとシグマのレンズを写し比べた。そのアダプターリングは今でも大切に保存してある。

外爪がなくなってしまった SD14 が発売されてしばらくして、SD14 で使用可能な AD08 が作られた。が、短期間製造されただけで終了となった。なぜそうなったのかを雄さんに尋ねてはいないけど、長いことニッコール → SIGMA SA マウントアダプターリングが販売されていなかった事は確かだ。

ところが先月の9日に雄さんからフォビオン掲示板に「SDマウントでもニコンマウントのレンズが使えるアダプター出来上がったばかりです」と書き込みがあった。それが AD08-02 である。注文を躊躇していたら、アッと言う間に売り切れてしまい、しばらく注文を受け付けてもらえなかった。が、数日前に「AD08-02 加工終了 販売受付ます」と雄さんのウェブサイトでアナウンスされていたため、急いで注文した。

が、雄さんはさらなる高性能化(高剛性、高耐久性?)を図るために、航空材料用アルミ合金を使って AD08-03 を製作するとのこと。お急ぎでない方はこちらの完成を待つことをお勧めする。が、AD08-02 の購入者には AD08-03 を送料のみで送って頂けるとのことなので、AD08-02 を慌てて買っても損はしない。

と、ここまでは何の問題も無い。が、私はニッコールレンズを一本も持っていないことに気がついた。(^^;


【私を支援して頂けるニッコールレンズオーナーにお願い】

SIGMA SD1 に装着したニコン製レンズの描写力をお知りになりたい方は私に送ってください。出来れば絞り環があるもの(G でないレンズ)が良いです。ただし、誠に申しわけありませんが、事前にメールでご連絡をください。私のメールアドレスはウェブサイトの「プロフィール」に掲載してあります。それと最低でも土日を挟んで4~5日間、出来れば2週間程お借りしても支障が無いものに限ります。どうぞよろしくお願い致します。

もちろん取り付け時には慎重に調べて、爪を削らなければ装着できないようならそのままお返しいたします。つまり、この AD08-02 アダプターリングを使って SIGMA SD に装着可能かどうかをチェックするためだけに送って頂いても構いません。

また、既にAD08-02 アダプターリングをお持ちで、このレンズが使えるとか、使えないと言った情報もお待ち致します。お好きな時に私のブログにコメントしてください。前回のようにまとめて、FAQ 非公式版に掲載致します。

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あとは APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM 等々。 2011/10/11

シグマのウェブサイトには既に OS なしの MACRO 150mm F2.8 は掲載されていない。で、私が所有している MACRO 150mm F2.8 は OS 無しである。が、かなり凄いレンズである。この旧タイプは SLD ガラスのレンズ2枚を使用した 12 群 16 枚。そして新しい OS 付き MACRO 150mm は SLD ガラス3枚を使った 13 群 19 枚である。長さも 14mm 延びて、重さは 225g も増えている。メーカー希望小売価格も3万円程高くなっている。

実売価格は Amazon でも 107,797 円。私が旧タイプを O 氏から譲り受けた価格の倍以上。昨日は 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO をオークションで落札してしまったし、ここで MACRO 150mm F2.8 OS 付きを購入すべきかどうか、迷っている。とりあえず借りてみるか・・・。(^^;


昨日書いたテストしていないレンズには敢えて入れなかった未発売のレンズが後2本ある。だいぶ前に発表になった APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM とつい先頃発表された 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM だ。APO 50-150mm F2.8 OS は今年の2月に CP+ で見ている。70-200mm F2.8 と瓜二つのとんでもないレンズだ。

実際にこの大きさで出てきたら(多分出てくるのだろうけど)、何のために DC だか判らなくなる。それでも写りが良かったら、許してしまう自分が怖い。旧タイプの 50-150mm F2.8 II は持っていたけど、軸上色収差がかなりあったため手放してしまった。ピントが合っているところは非常に良い描写をするのだけど。ボケているハイライト部の周囲にかなり派手目な色が着くので、それが嫌いな人にはイマイチお薦めできないレンズであった。

馬鹿売れした 18-200mm F3.5-6.3(このレンズは現行商品なので過去形で語ってはいけない)に OS を乗せた 18-200mm F3.5-6.3 の改良型である 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM は FLD ガラスを採用。SLD ガラスを1枚だけ使った 13 群 18 枚から一挙に SLD ガラスを2枚、FLD ガラス1枚の 14 群 18 枚に変わった。長さも 12.3mm 短くなっている。メーカー希望小売価格は 1,000 円しか違わないが、実売価格は3万円くらい高くなりそうだ。高倍率ズームは SD15 でも今ひとつ描写が甘いので、SD1 で使うことは全く考えていない。が、このレンズはひょっとするとひょっとするかも知れない。と、希望的観測を書いておこう。


実は仕事が超多忙モードを抜けた。さぁ、イロイロやりたいことが目白押し。趣味で忙しくなるのは大歓迎である。

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SIGMA APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM 2011/10/10

かなり前に 120-300mm OS をテストしたくて「お貸し頂けますでしょうか?」と頼んでおいたのだけど、ようやく貸してもらえた。今週末の舞台撮影にも使える。

SD15 + 85mm F1.4 で撮影。

早速テスト撮影。

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @120mm f:2.8

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @120mm f:5.6

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @200mm f:2.8

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @200mm f:5.6

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @300mm f:2.8

SD1 + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM @300mm f:5.6

凄いレンズである。実はここに掲載しているものの他に f:4.0、f:8.0、および 150mm での撮影を行っているが、近い将来「レンズテスト」にまとめてアップする予定。


私の場合、このレンズが必要なケースはほとんどない。が、舞台撮影とか暗い場所での望遠による撮影を良くなさる方には強くお薦め。決して安いレンズではないが、純正の単焦点と比較しても決してひけをとらないと思う。

いかにもシグマらしい、抜群のコストパフォーマンスを誇れるレンズである。


さて、現時点で発売されていてテストしていないのは 200-500mm F2.8 と MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM と 望遠単焦点、300-800mm F5.6、そしてフィッシュアイ。

MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM は近い将来テストできるかも知れない。その他はご要望があっても、恐らくテストできないと思う。フィッシュアイは私自身が全然興味がないので、どなたかに依頼されない限り、テストはしないと思う。

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2度目の高尾山 2011/10/09

今日は4時間しか寝ていない状態で、高尾山に行った。

「はな」が高尾山に行きたがったのは、山登りをしたいからではなく、駅の近くにあるトリックアートミュージアム再び訪れたかったからである。

私は山に登って、リフトで登山口まで降りてきたところで二人と別れて、帰って来てしまった。何せ睡眠不足で、かなり疲れていたのだ。帰りの電車では爆睡。新宿に出たついでにヨドバシに寄って、シグマのA氏にご挨拶。

2時間程遅れて帰ってきたヨメさんと「はな」を連れて近所の回転寿司屋さんで夕食。現像もそこそこに再び爆睡。

11時30分に起き出して現像。つい先ほどアップ完了。相変わらず写真はイマイチ。写真の善し悪しは別にして、SD1 での撮影方法が解って来た感じ。やはり手持ちはしんどい。

明日は家でのんびりお仕事。おやすみなさい。

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さすがに疲れた・・・。 2011/10/08

たった今、仕事を終えて家に帰り着いた。これから食事をして、寝る。

明日は「はな」が高尾山に行きたいとのこと。朝がとても早い。

と言うわけで、今夜はこれまで。おやすみなさい。

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ファームウェアのアップデートに関して思ったこと。 2011/10/07

今日も帰ってきて食事をしたら、こんな時間になってしまった。12時間前後の労働が4日も続くとさすがに疲れがたまる。で、明日も仕事である。


昼間にシグマのユーザーサービス部に電話して、ファームウェアのアップデートに関して、もっと具体的、かつ詳細なアナウンスをしてくれるようにお願いした。つまり、「オートホワイトバランスの精度の改善を図りました」ではなく、例えば「白熱電灯下で撮影したときのオートホワイトバランスを改善しました」とか「逆光撮影時における評価測光の精度を向上させました」のようにユーザーが体感できるような情報を与えて欲しいと言うことだ。

私のようなひねくれ者がこちらが変わって欲しい点だけをチェックして「何にも変わってないじゃん」と言えないようにして欲しいと言うことである。

おそらくシグマの技術者さんたちは、一生懸命にファームウェアを改良しているのだと思う。その人たちの努力に報いるためにも、シグマはユーザーが良くなった事を判断できる材料を提供すべきである。社員、特に開発部門の方々のモチベーションが一番上がるのはユーザーが喜んだ時である。だから、シグマはユーザーが喜ぶためのインフォメーションを明確な形で伝えてくれなければならないと思う。


そういえばファームウェアのアップデートで良くなったと思える事が一つだけあった。良~~~く見ないと判らないかも知れないが、解像感がほんの少しだけれど改善されている。

下の写真は昨日撮影したものを輝度ノイズリダクションなし、シャープネス -2.0 で現像して、その後 NeatImage のみでノイズリダクションとシャープネスを処理したものである。とても良い感じである。


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朝撮って、夜中に現像。 2011/10/06

今朝、30分くらいの時間で SD1 のファームウェアアップデートのビフォーアフターを撮った。が、朝9時から夜11時近くまで働いていたので、アップはこんな時間になってしまった。

全て SD1 + SIGMA 85mm F1.4 @f:6.3 ISO100。評価測光で絞り優先 AE。カラーモードはスタンダード、AWB、MF。現像はオールリセット。カラーコントロールも 0。シャープネスのみ -1.0。ノイズリダクションは色ノイズ 0.75 で輝度ノイズは 0 である。

SPP5.1 でオーバー目に強くなったのに、ファームウェアはアンダーに露出するようになったみたいだ。評価測光のどこが変わったのかシグマに聞いてみなければ・・・。

ISO3200。何がどう良くなったのか良く判らない。

下はホワイトバランスの比較。

わずかな違いはあるので、何かは変わっているのだろう。

SPP は 5.1 になっても設定の保存でノイズリダクションの設定を保存してくれない。デフォルトが中央なので多量に素早く現像するときには嫌々そのまま現像するけど、機能上の不備である事は間違いない。今回は1枚ずつ、ノイズリダクションを設定して現像している。次のバージョンではノイズリダクションの一括設定ができるようになるか、設定の保存で覚えるようにして欲しい。

明らかにどこかが大きく変わっているという部分が何もない。恐らくこのような曇り空の下の風景ではその違いが出てこない様な部分での変更があったのだろう。全て「~を図りました。」となっているので、一日も早く「実現しました。」と書けるようなアップデートを期待しよう。来年の紅葉までには何とかして欲しいものだ。

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小雨、そして多忙 2011/10/05

朝起きたら雨上がりで遠くが霞んでいた。ファームウェアのアップデートは明日以降に持ち越し。

一番気になっているのは評価測光がどのくらい変わったかである。あまり期待はしていないが、少しはお利口になっていて欲しい。

もちろん評価測光のアルゴリズムがえらく難しいのは解っている。が、画面全体の明るさと明暗の分布によって、画面のどの部分に合わせて露出を決定するのが無難であるかと言うロジックを考えるのが技術屋さんの仕事である。私にでもできそうな気はするが、実際にはかなり面倒な事になるだろう。

さて、テストを行う前に理想的な露出について考えてみた。一つの答えとして、SPP で全てのパラメータを 0 にしたまま、コントラストだけを増減させて、白飛びと黒つぶれが同時に発生したら、あるいは白飛びと黒つぶれが同時に消滅したら、それは適正に露出された写真であるという考え方である。

もちろん極端な被写体、例えば黒バックに真っ白なウェディングドレスを着てスポットライトが当たっている花嫁、明るい海辺でジャンプして空中に浮いている黒人女性の全身ポートレート等で適正露出を出せとは言わない。

が、薄曇りの町並みを高い位置にあるベランダから順光で撮影した場合、空(そら)が画面全体に占める割合によって町並みの明るさが極端に変わってしまうのは困る。以前 SD1 と SD15 で同じテストをしているので、今回もやってみるけど、どうなりますやら・・・。

オット、もうこんな時間。家に帰り着いてすぐに書き始めたのだけど、翌日になってしまった。明日も明後日も多忙。

おやすみなさい。

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SD1 ファームアップ 1.03 2011/10/04

今日、SD1 のファームウェアがアップデートされた。が、つい今し方帰って来たばかりで、疲れている。

オートホワイトバランスの精度の改善を図りました
評価測光の精度の向上を図りました
フラッシュの調光精度の向上を図りました
高感度(ISO3200、ISO6400)における画質の向上を図りました(RAWファイルのみ)
シャープネス処理の最適化を図りました(RAWファイルのみ)
各種バグを修正し、動作安定性の向上を図りました

とのことだ。

AF の精度に関しては何も変わっていないらしい。

早速テストして見たいけど超多忙。明日の朝早起きをしてテストするべきかどうか迷っている。8時20分には家を出ないといけないので、6時くらいには始めたい。が、いつもの風景はやや逆光気味。でも、早朝は曇りあるいは小雨の予想。さっさと寝れば大丈夫かも。


Amazon から2本目のケーブルレリーズが届いた。今月の15日に先輩が参加している浦安男声合唱団のステージ写真を撮らなければいけないので、カメラ2台体制。レリーズは1本しか持っていないので、昨日注文しておいた。

ハルムートさんからこれも2個目のムートグリップが届いた。残り2個となっていたので、いよいよ最後の1個となった。シャンパンゴールドは今ひとつ好きではないが、同じ色だとパッと見て DP1x と DP2x の区別が付かなくなるので、この方が良いかも知れない。

柔らかい金色であるが、使い込んで行く内に多少は渋みが出てくることを期待しよう。


オークションに出している SONNAR 200mm F2.8 の出品に対して質問が来た。

「純正レンズと違い撮影時に、ノイズが多く発生する様に思えます」

何をどう考えたらこのような考えにたどり着くのか私には解らない。これに対する私の答えは

「特定のレンズでノイズが多く発生すると言うことは原理的にあり得ません。ノイズが多く発生する原因は唯一、露出不足にあります。マニュアル露出での撮影時に白飛びギリギリまで露出を多くして頂ければ大丈夫です。」

である。

さて、早起きができたら、明日の朝には新ファームウェアのテストができるだろう。おやすみなさい。

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風邪かな? 2011/10/03

発熱があって、寒気がする。薬を飲んだけど、頭がボケている。夕べの寒さが原因か?

仕事にならないのでのんびり休養。ゆるりと部屋の片付け。歳なので無理はしない。

これから昼寝をします。おやすみなさい。

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SONNAR 200mm F2.8 M42 をテスト 2011/10/02

ツァイスレンズのファンは多い。ひとくくりで語ってしまったらツァイスファンには怒られるけど、解放での甘い描写と絞るに従ってキリッと締まってスコンと抜けた描写をするのが特徴。私のように描写力ばかりを気にする解像度オタクでも、ツァイスのレンズが非常に良いレンズであることを認めないわけには行かない。


SONNAR 200mm F2.8 は多分、このプラクチカマウント(M42)しか存在しない。SD1 に着けて SMC TAKUMAR 200mm F4 と SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG HSM で比較撮影をしてみた。

NC の名人雄さん作の M42 > SA マウントアダプターを使い、全てマニュアルで撮影。露出を固定しておいてマニュアルフォーカス。ピントも固定しておいて、各レンズ絞りを変えて4セット撮影。最良の1セットを全く同じ条件で現像。

撮影時のホワイトバランスは「曇り」、カラーモードは「スタンダード」。露出とピントはマニュアル。
現像は露出(明るさ)のみ各カット毎に調正。コントラスト +1.0、シャープネス -1.0、色ノイズ 0.75、輝度ノイズ 0.25、その他は全て 0 で固定。

SD1 + SONNAR 200mm F2.8 @f:2.8

絞り開放では例によって甘い描写となる。が、芯の無い甘さではない。ソフトフォーカス的な描写である。フレアがある暗い部分にマゼンタが乗っているのは、明るいレンズを解放で撮影したときの色かぶりで SD1 でしか見たことが無い。

SD1 + SONNAR 200mm F2.8 @f:4.0

一段絞ると「かなり甘い」から「やや甘い」に変わる。ベイヤー型イメージセンサーのカメラではローパスフィルターとの相乗効果で「甘い」とは感じないかも知れない。


SD1 + SONNAR 200mm F2.8 @f:5.6

f:5.6 では実用上は十分な描写と言える。が、軸上色収差の補正が今ひとつなのか赤が上手く解像していない。


SD1 + SONNAR 200mm F2.8 @f:8

予想をはるかに上回る写り。実用上は十分。だが、SD1 用としては不十分。


SD1 + SMC TAKUMAR 200mm F4 @f:4.0

大昔に常用していたレンズである。写りはイマイチ。赤い部分に関しては SONNAR よりはっきり写っているのが面白い。


SD1 + SMC TAKUMAR 200mm F4 @f:5.6

f:5.6 でもこの程度。SD15 でテスト撮影をしたときには十分に良いレンズだと思ったのだけど、SD1 だとイマイチ。


SD1 + SMC TAKUMAR 200mm F4 @f:8.0

ようやく何とか使えるかなと言った感じ。悪くはないが、褒めるわけにも行かない。SONNAR 200mm F2.8 のが良い。


SD1 + SIGMA 100-300mm F4 EX DG HSM @200mm f:4.0

非常に高い描写力を持っているにもかかわらず売れ行きが今ひとつだったため、既に生産が終了している 100-300mm である。もしかしたら OS 付きが出るかも知れないが、まだだいぶ先のことになりそうだ。ズームレンズであるにもかかわらず単焦点レンズと比較しても十分に良い描写をする。時代が違うので仕方ないけど、上の2本とは比較にならない程の高い描写力を見せてくれる。


SD1 + SIGMA 100-300mm F4 EX DG HSM @200mm f:5.6

まったく問題のない描写。

SD1 + SIGMA 100-300mm F4 EX DG HSM @200mm f:8.0

まったく問題のない描写。SD1 では f:8.0 まで絞ると回折の影響が出てくるはずなのだけど、あまり感じない。むしろ諸収差が低減されるせいで、f:5.6 より良い描写となっている。f:11.0 では明らかにボケて来るので撮影していない。

【追加】

この記事に対して「通りすがり」さんから「100-300の画像がかなり良いことは解るのですが、まったく問題がないと言える程の解像感はないと思うのですがいかがでしょうか?」とコメントを頂いた。

確かにここに掲載したものだと解像感が足りない。DP シリーズで撮影した様なシャキッとした描写が欲しい。上の写真に「これぞ FOVEON」と言える程の解像感を与えるには SPP だけではダメで、Photoshop などのレタッチソフトの手を借りなければいけない。つまり、素材としては「まったく問題のない描写。」と理解して頂きたい。

さて、SPP で今ひとつ上手く処理されていないと思うのが輝度ノイズとシャープネスである。なので、私は上に掲載した 100-300mm の f:5.6 で撮影したものをシャープネス -2.0、輝度ノイズリダクション 0 で現像し直して、TIFF で保存。それ以降の処理を Photoshop でスマートシャープを掛け、その後ノイズリダクションを行った。その結果をご覧頂きたい。

いかがだろうか?

【未承諾広告】

なお、SMC TAKUMAR 200mm F4 と SONNAR 200mm F2.8 は SD1 で使うには力不足と感じたため本日 Yahoo!オークションに出品させて頂いた。SD14/SD15 で使うのには十分に良い描写をするので、興味のある方に入札して頂ければ幸いである。

<オークションのページは消滅しました>

SMC TAKUMAR 200mm F4

SONNAR 200mm F2.8

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プライベートで忙しかった日 2011/10/01

今日の午前中は「はな」が髪を切りにららぽーとに行き、その後イクスピアリへ移動して毎年恒例の「トリックオアトリートツアー」に参加。

トリックオアトリートツアーは今年から全く異なった方法で行われるようになり、しかも今日は最初の日であったため、かなり大人数の子供たちが参加した。本来ならお店を廻って「トリックオアトリート!」と店員さんに声を掛けることでお菓子がもらえるはずの催しものなのだけど、イクスピアリが予想したよりもはるかに多くの子供たちが参加したため、多数のお菓子をもらえない子供たちが出てしまった様だ。「はな」も9つもらえるはずのお菓子を5個しかもらうことができず、不満そうだった。

イクスピアリで遅い食事をとった後、南島写真家 宮内喜和写真展~SPIRITUAL ISLAND 八重山~を見るために、京橋に向かう。


全ての写真が SIGMA SD で撮られているらしく、極彩色でプリントされた八重山の風景は美しかった。彩度が高い写真をあまり好まない私であるが、良い意味で毒されて帰って来た。

このまえStMAさんから実際の風景は思っているよりもずっと彩度が高いことがあると指摘されたけど、やはり美しい風景を美しく見せるためには実際の見た目より色鮮やかに描くことが必要だと感じた。

私も以降、少々彩度を高めに設定してみようと思っている。が、長年染みついたクセは一朝一夕には直らないかも知れない。


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