« のんびりオークション。 2011/11/12 | トップページ | スキャナと格闘したのだけど・・・ 2011/11/14 »

懲りもせずに 4x5 で撮影。 2011/11/13

昨日、ken さんから送られてきた大型カメラ用のレンズは7本。

長い方から

RODENSTOCK APO-SIRONAR-N 360mm F6.8
SCHNEIDER-KREUZNACH GOLDEN DAGOR MC 355mm F8
SCHNEIDER-KREUZNACH APO SYMMAR 180mm F5.6 MC
SCHNEIDER-KREUZNACH XENOTAR 150mm F2.8
SCHNEIDER-KREUZNACH APO SYMMAR 150mm F5.6 MC
SCHNEIDER-KREUZNACH XENAR 150mm F4.5
RODENSTOCK GRANDAGON-N 90mm F6.8 MC

である。

さて、ビューカメラで写真を撮るときの面倒臭さを知ってもらおう。

私はビューカメラをこの状態で保管している。横から見るとかなり平らであまり場所を取らない。

前枠と後枠をこのようにひねって・・・

このようにセットする。

前枠を水平にして、蛇腹を乗せて、固定する。 180mm 以上のレンズを着ける場合には標準蛇腹を使う。

蛇腹を後枠に繋いで固定。

これでボディが完成。

レンズを選ぶ。

レンズを取り着けるとこうなる。これは 360mm。

前枠にフードを着けて、シフトダウン。ピント合わせ用のルーペを準備。

冠布を被ってピント合わせ。

ピント合わせが終わったら開いていたレンズを閉じて、シャッターと絞りをセットして、フィルムを準備する。

フィルムが装填されたシートフィルムホルダーを後枠に挿入して、一度シャッターを切る。フィルムホルダーの引き蓋はまだ引かない。シャッターが切れることを確認したら、再度チャージ。フィルムホルダーの引き蓋を引いて、シャッターを切る。レンズが 360mm だと私が写らないので、最後の1枚は袋蛇腹で 150mm。

こんな調子で、レンズを取り替えて本日8カットほど撮影。チョット疲れた。


結果は明日の夜にはわかるだろう。ありがたいことに shanghai-digi さんから今日写したものも見せて欲しいとお願いされたので、明日の夜にはアップしようと思う。レンズによる描写の違いがわかるようならフラットベッドスキャナも捨てたものでは無い。


2チャンネルの SD1 スレッドにも以下のお願いの書き込みをした。 ↓↓↓↓↓

どなたか 4x5 を業務用のスキャナで2千万画素以上にスキャンしただけの
画像サンプルがどこかにアップされているのを知っていたら教えてください。

フラットベッドスキャナがダメという意見には賛成なのですが、その根拠が
どこにあるのか、私自身も判っていないことに今更ながら気がつきました。

そして、 4x5 ポジをフラットベッドスキャナでスキャンしたものを拡大して
見ると、粒子が見えている事にも気がつきました。

1200dpi 程度であれば、10 年前のフラットベッドスキャナでも結構行けてる
と思うのですが・・・

↑↑↑↑↑ ここまで。

とにかくドラムスキャナが良くて、アマチュア用のフラットベッドスキャナが悪いという話は目にタコが出来る程あちこちで見かける。が、1200dpi 程度の解像度で、本当に差が出るのかどうかを知りたい。

大昔、モノクロの引き伸ばしをやっていた頃、プリント時のピントの善し悪しは写真に粒子が見えるかどうかで判断した。引き伸ばし機というのはスライドプロジェクターを下向きにしたものと考えれば良く、当然プリントする際にはピント合わせが必要となる。小さいネガから引き伸ばす時は拡大率が大きくなるためにピントもシビアになる。隅から隅までピントを合わせるにはガラスで挟んでプリントした。そして、プリント時のピントが合っていたかどうかはプリントされたものをルーペで見て、粒子が確認できるかどうかで判断したものだ。

これと全く同じことがスキャナがポジをしっかりスキャンできているかどうかの判断に使える。が、そのための解像度は 2400dpi 程度が必要で、1200dpi では粒子がよく見えない。しかも最近のポジは粒子の鮮鋭度を押さえてあるために、かなり暗い部分でないと粒子を確認できない。

なまじ SD1 の描写力と 4x5 を比較して見ようと考えた事が、これほど手間が掛かるとは夢にも思わなかった。4x5 のポジをサッとスキャンして、「やっぱり 4x5 のが良いですね」となるつもりでいたのだけど、それとは全く逆に 4x5 ってたいしたことはないのかも知れないと感じている自分自身が信じられないというのが本音である。

|

« のんびりオークション。 2011/11/12 | トップページ | スキャナと格闘したのだけど・・・ 2011/11/14 »

コメント

お返事ありがとうございます。
ドラムスキャナとフラットベッドに関しては、その理解でよろしいのではないでしょうか。特に、多分一番気にされているであろう解像力という点においては問題ないと思います。

あと他の方が少し書かれていましたが、スキャニングのときにシャープネスがかかっている場合には切った方が、デジカメ画像との比較において、よりイコールな条件になるのではとも思います。
もう既にされているのでしたら失礼しました。

投稿: ぬぼ | 2011.11.14 23:17

> 青木成光さん

実際に 1/3 の真ん中だけをトリミングして A4 でプリントすれば全紙以上の大きさにプリントしたのと同じになります。

ご自身でお試し頂けますれば実感できると思います。

懲りてはいませんので、近いウチにまたやってみようと思っています。

> ぬぼさん

詳細な情報、誠にありがとうございます。

やはり 1200dpi 程度ではドラムスキャンとフラットベッドではさほど大きな差はないと考えて良いと言うことと理解しましたが、それで良いのでしょうか?

イロイロ調べましたがこの10年、フラットベッドってあまり進化していないようです。

投稿: maro | 2011.11.14 08:30

dpiをbpiと書き間違い、失礼。

投稿: @atakiguchi | 2011.11.14 08:24

「粒子」は、スキャニングの際のシャープ処理の(悪い)結果であって、もともとの粒子そのものではないということはありませんか。

自分は別な趣味で蒐集している1940年代の35mmアグファカラーをGTX900の4800bpiでたくさんスキャンしています。若干性能過剰なのですが、最終的な結果を良くするには4800bpiが必要だと感じています。そして、シャープ処理は切っています。最初は、ああ粒子が見えるんだと思っていましたが、ルーペで見ても確認できず、結局シャープ処理が原因と判断して、切りました。

1940年代のフィルムでもそうなのですから、現代のフィルムが1200bpiごときで粒状性を見せるとなると、ちょっと?です。

投稿: @atakiguchi | 2011.11.14 08:23

いつも記事楽しませていただいています。

私は以前、製版会社でスキャナオペをしていました。
7~8年前ぐらいでしょうか。
ドラムスキャナ・業務用フラッドベッドともどちらも作業したことがあります。

フラットベッドで高倍率の分解をしたことはありませんが、ドラムスキャナとフラットベッドで原理的には解像度での違いがあるとは思いません。フラットベッドで高倍率の分解をしないのは作業上の理由であることが大きいです。プリントされた反射原稿でも、ゴミの付着を嫌ってドラムスキャナを回すということはよくありました。フラットベッドだと構造的にゴミの付着は避けられないので。

ドラムスキャナとフラッドベッドの最大の違いは受光素子の違いであって、それはポジの持つラティテュードでの表現を最大限に生かすことができるかということに結びついてくるように考えています。
業務用スキャナは印刷物の作成のためにあるものですから、目的としては、いかにしてポジに記録されたものを印刷物に再現するか、ということになります。しかし、印刷物のラティテュードはポジよりも圧倒的に狭いので、うまく切り分けてやる必要があります。
もし、通常の適正露出のポジであれば、ライトの調子を残すとかシャドウを潰れないようにとか考える必要がないため、ドラムスキャナであっても、フラットベッドであっても大きく違いは出てきません。
しかし、真っ黒に潰れた箇所の調子を出す必要がある場合、例えば露出超アンダーのポジをきれいに見れるようにするとか、夜景でシャドウの調子を引き出したいとか、そういった場合には、圧倒的にドラムスキャナのほうが優位です。ドラムスキャナで使われているフォトマルチプライヤーは微細な受光量の変化でも感じやすいので、そうした暗い部分や、逆に明るすぎる部分の調子を読み取ることができて表現しやすくなるのです。

もしフラットベッドで高倍率に問題があるようでしたら、それは受光素子の問題ではなく、光学系の問題ではないかと思います。フラットベッドスキャナでは高倍率の分解がされないため光学系がそこまで対応する必要が求められない、従ってそういう設計になっていない、ということは充分考えられます。

スキャンしたときの粒子にこだわるのがよく分かりません。
1200dpiで等倍でスキャンした時に粒子が確認できるとすると、粒子のサイズは21μm程になると思われます。これはちょっと大き過ぎではないでしょうか。
一度、仕事で35mmフィルムを大判ディスプレイ用に分解したことがあり、非常識に拡大しなければならず、その時に画像が粒子状になったことがあります。
拡大率などは覚えていないのですが、丸一晩その画像のためにスキャナを回しつづける必要があったこと、画像のファイルサイズがかなりの大きさになったのを覚えています。
フィルムの階調表現が粒子の密度によってされることを考えると、粒子が見えるほどのスキャニングというのは、むしろフィルムの階調表現を殺すのではないかと思います。
フィルムの階調表現の限界を探るという点では妥当なのかも知れませんが。

とりあえず、私のわずかな知識と経験ですが、お役に立てば幸いです。

投稿: ぬぼ | 2011.11.14 01:52

いつも楽しく拝見しています。
4x5写真大変楽しみです。

是非SD1の最高のレンズで撮ったものとで比較して頂きたいと思っています。
違いがあって当然と思いますが、それってSD1とフィルムスキャナ-の比較なのかな?

どうすればSD1とポジフルムの比較ができるんだろう。
解像度だけの比較なら、もしかして、白黒フィルムで撮影したものを引き伸ばし機で全紙プリントしたものと、SD1で撮影して全紙プリントしたものを比較するのがいいのか?ちょっと違うでしょうね。どうすればいいのでしょう。

何れにしても、今回の4x5のプリント楽しみにしています。
懲りずにまたお願いします。

投稿: 青木成光 | 2011.11.13 23:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« のんびりオークション。 2011/11/12 | トップページ | スキャナと格闘したのだけど・・・ 2011/11/14 »