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4x5 VS SD1 その2。 2011/11/08

昨日、午後の貴重な1時間30分を使って、再び 4x5 と SD1 の撮り比べをした。少し残念なのは 35mm フルサイズで 28mm 相当になる 4x5 での 90mm、SD1 では約 18.5mm を撮影するときには太陽が雲に隠されてしまったこと。「晴れ」の状態で撮りたかったのだけど、地上はかなり暗くなってしまった。土曜日の撮影では逆に 28mm 相当だけ薄日が差しているので良しとしよう。

取り敢えず一昨日と同じ方法でスキャン(2400dpi → 1200dpi に Photoshop で縮小)したものでご覧頂く。一昨日と異なるのは Phothop で縮小する際にバイキュービックリニア法(シャープ)でなく通常のバイキュービックリニア法で縮小し、スマートシャープを1ピクセル・50% でなく、1ピクセル・100% で掛けていること。こちらのが少し自然であるが、シャープネスの掛かりは少ないようだ。


4x5 w/FUJINON-W 360mm F5.6 @f:22 1/30Sec. ISO100

SD1 w/SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG @f:7.1 1/400Sec. ISO100 AWB MF

描写の差は曇りの時と同じ。SD1+MACRO 70mm の描写力は明らかに 4x5 を凌駕する。が、4x5 のレンズ及びスキャナが異なれば、別の評価になるかも知れない。これほどの大きさでスキャンすると 4x5 と言えどもアラが見えてくると言うことだ。4x5 のわずかな甘さはフレアが原因と思われる。


4x5 w/NIKKOR-W 180mm F5.6 @f:22 1/30Sec. ISO100

SD1 w/SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @33mm f:7.1 1/400Sec. ISO100 AWB MF

こちらも SD1 のが良い描写をしている。4x5 で撮影したものはフレアが確認できる。一応、マルチコーティングされたレンズなのだけど、こういったハイコントラストな被写体では、やや甘くなってしまうようだ。

実は上の写真には大きな誤魔化しがある。17-50mm F2.8 を SD1 に着けて 45mm より短い焦点距離で使うと、f:7.1 でも像面湾曲が確認できる。上の写真は2枚のピント位置が異なる画像を合成したものだ。下にその元の画像を貼っておく。

中心部にフォーカスが来ているもの。


周辺部にフォーカスが来ているもの。


4x5 w/SUPER ANGULON 90mm F5.6 @f:22 1/8Sec. ISO100

SD1 w/SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM @17mm f:8.0 1/60Sec. ISO100 AWB MF

これも SD1 のが良いだろう。ポジフィルムのがラチチュードが狭いため、白飛びを嫌う露出をしたのだが、下の部分が少し暗くなり過ぎて、4x5 であるにも関わらず粒状性が確認できる。


さて、上の写真を、このままの大きさでじっくりご覧頂きたい。4x5 で撮影したものと、SD1 で撮影したもののパースペクティブが異なるのがお判りだろうか?

実は 4x5 は全てダウンシフトして撮影している。カメラの前後左右を地面と水平に設置して、そのままレンズを下にずらす。特に 90mm での撮影では良く判るだろう。この遠近感の制御はアオリが出来るカメラでないと成し得ない技である。

なお、1~2週間のウチに、今回撮影した 4x5 のポジをドラムスキャナ並の精度でスキャンしたものをご覧に入れることが出来そうなので、期待して欲しい。

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コメント

> 青木成光さん

レスが遅くなってスミマセン。

ポジフィルムのラチチュードは +0.5 -1.5 位だと思っていた方が良いと思います。

SD1 は ISO100 で +1.5 -0.5 (ノイズを考慮した場合)で、SD15 は ISO50 で +2.0 -1.0 くらいです。

階調と言うのが何を指すのかが良く判りません。

青木さんが書かれている 256 と言うのは RGB の各色を1色につき 8 ビットで表現したときの1色あたりの明るさを数値で表したもので、0 から 255 までの値となりますので、256 と書かれているのだと思います。

シグマのデジタル一眼は全て撮影時には1色あたりの明るさを 12 ビットで記録しています。値としては 0 から 4,095 までとなります。

しかし、実際には 0 から 3 くらいまではノイズと見分けが付かないため、実質 10 ビットと考えた方が良いでしょう。だからおおむね 1,000 階調くらいです。

ただし、これは1色だけの話です。

実際には RGB の最大の明るさは異なりますので、真っ白が 3,000 と言う訳ではないのですが、値としては単純に足し算をして 3,000 くらいの値になります。

これを白黒で表現すると・・・。う~~~n。難しいですね。やはり 1,000 ステップぐらいと考えるのが妥当でしょう。

ただ、白黒写真を 8 ビットで変換した場合には 0,0,0 から 255,255,255 まで全ての色が同じ値となりますので、やはり階調の数としては 256 階調となります。

非常にデリケートなグラデーションを持っている被写体の場合、256 階調では表現出来ない可能性がありますので、モノクロに関しては 16 ビットで保存するのが良いかも知れません。

白黒フィルムの階調はもの凄く細かいので、場合によっては普通の人が見分けるのは不可能と言われている 12 ビットくらいは欲しいところです。

投稿: maro | 2011.11.11 22:53

先日投稿した青木と申します。今回の記事も大変参考になりました。ありがとうございます。
ポジフィルムのラチチュードは±2.5程度でしょうか。
それと比較するとSD1、SD15はどの程度なのでしょう。
SD1,SD15の階調はどうなんだろう、と疑問に思うんですが。256の階調なのでしょうか。
白黒フィルムがメインで写真を楽しんでいるので、その辺が気になるところです。
私もDP1,DP2で撮影しています。素晴らしいカメラですよね。
いまだにフィルムから抜け出せない私でした。
ドラムスキャナでの写真楽しみにしています。
いつもありがとうございます。

投稿: 青木成光 | 2011.11.09 13:20

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