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SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM 2011/11/18

今日は大阪駅前へ友人からの頼まれ仕事で出張。KAZUA さんから発売されたばかりの SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM をお借りして SD15 でチョット、スナップ。半年ぶりくらいに「スナップ」に作例を追加。

昨日は SD1 でテスト撮影をしている。元来、高倍率ズームはその利便性や携帯性で選択されるレンズであって描写力を問うことはナンセンスである。が、どの程度写ってくれるのかはやはり興味がある。

まず驚いたのはその大きさ。とても小さい。そして軽い。本当のお手軽レンズである。この大きさで 11 倍ズーム。記念写真やスナップには1本持っていても良いと思わせるサイズである。

SD1 ではなく SD15 でテストすべきなのかも知れないが、意地悪な私は敢えて SD1 で写してみた。全て絞り優先 AE であるが、SD1 の場合こういった被写体ではかなりオーバーになるため EV -0.3 ~ EV -1.0 の補正を掛けている。AWB はオート。現像は全ての画像のハイライトが飛ばないよう、最暗部がベタ黒にならないよう露出とコントラストを調整している。FillLight は全て +0.3。輝度ノイズリダクションは 0、色ノイズリダクションは 0.5、シャープネスは -1.0 で統一してある。

絞り値はとても意地悪なことに全てのレンジで解放と f:5.6 及び f:8.0 で撮影。望遠側は f:5.6 ははしょってある。例によってしっかりした三脚に据えて、ミラーアップで撮影。当然 OS は OFF。全て MF でかなりピントの山が掴みにくいレンズだったので、ご覧に入れている1枚あたり 10~20 カットほど撮影している。

18mm 絞り開放。中心部は良いが、周辺部は倍率色収差と甘い描写のサンプル状態。高倍率ズームの最広角端で絞り開放なら、この程度で良しとしなければいけないとは思うが・・・。

18mm f:5.6。中心部は呆れるほど良い。が、周辺部との格差が激しい。

18mm f:8.0。SD1 で絞り f:8.0 は計算上では回折の影響が現れる絞り値ではあるが、見かけ上はほとんど判らない。暗いレンズなので、f:8.0 での描写もご覧頂く必要を感じた。中心部は完璧と言って良い。が、周辺部には流れと色収差がかなりある。SD15 ならギリギリの許容範囲。他社の一眼レフでは中央部で道路の質感がしっかり描写されているのは判らないかも知れない。


24mm f:4.0 絞り開放。画角的には 24mm なのだけど、Exif には 25mm と記録される。絞り開放でも中心部はごくわずかな甘さがあるだけで、十分に良い。周辺部はかなり甘いが、流れがないのであまり見苦しくはない。


24mm f:5.6。中心部はかなり良い。が、周辺部はまだ甘い。色収差も目立つ。

24mm f:8.0。SD1 だと周辺部はイマイチだが、SD15 なら許容範囲だ。中心部は非常に良い。糸巻き型の歪曲がある。


35mm f:4.5 絞り開放。画角的には 35mm なのだけど、Exif には 33mm と記録される。絞り開放でも中心部はごくわずかな甘さがあるだけで、十分に良い。周辺部はモケモケ。


35mm f:8.0。f:5.6 ははしょって、f:8.0。中心部だけ見たら完璧。SD15 なら周辺部も良さそう。SD1 だと周辺部はギリギリでアウト。


50mm f:5.0 絞り開放。画角的には 50mm なのだけど、Exif には 53mm と記録される。絞り開放でも中心部はごくわずかな甘さがあるだけで、十分に良い。周辺部もかなり良いがギリギリで許容範囲外。SD15 なら問題なし。糸巻き型の歪曲がかなり目立つ。


50mm f:8.0。最外周以外は合格。SD15 なら周辺部も良さそう。実用的には十分に良い。


100mm f:5.6 絞り開放。画角的には 100mm なのだけど、Exif には 101mm と記録される。中心部はごくわずかな甘さがあるだけで、十分に良い。周辺部もかなり良い。許容範囲。SD15 なら問題なし。糸巻き型の歪曲がかなり目立つ。


100mm f:8.0。最外周も悪くはない。実用上は十分。SD15 なら全く問題ないだろう。画面全体を見たときにはこのレンズの最良画像だと思う。が、中心部だけなら広角域のが良い。


200mm f:6.3 絞り開放。中心部でも甘い。周辺部も甘い。高倍率ズームの望遠端の典型。中心部の描写は最も甘い。


200mm f:8.0。解放と比べれば良い。が、それだけ。全体的な甘さを承知でポートレートなどに使うには良いかも知れない。が、画面周辺部の色収差は要注意。


広角側の中心部の描写が予想をはるかに上回って良かった事以外はほぼ予想通り。FLD ガラスを使っても高倍率ズームの色収差を低減することは難しいようだ。

Exif での焦点距離の表示が気になったので 18mm から約 1mm ずつズームリングを回して 60 枚ほど撮影。その時に Exif に記録された焦点距離は 18,22,25,29,33,39,45,53,63,73,86,101,120,141,164,200 であった。これ以外の焦点距離は表示されない。もう少し細かく設定して欲しいと思うのは私だけではないだろう。

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コメント

> KAZUA さん

全ての写真が隅々までシャープに写っていなければならない訳ではないし、中心部の解像感は非常に高いものがあります。

もの凄くコンパクトに作られていますので、旅のお供には良いと思います。

投稿: maro | 2011.11.19 19:16

>maroさん
お忙しい中をレンズテスト有難う御座いました。

やはりSD1には力不足で不相応なレンズですが、
これ一本しか持っていけないって旅の友として
暫くは手放さずに手元に置いておきます。

投稿: KAZUA | 2011.11.19 17:43

> しおんさん

旧タイプを SD1 で撮影していないので何とも責任ある回答は難しいのですが、少しだけ良くなっている感じです。

投稿: maro | 2011.11.19 17:36

このレンズ、
フォーサーズ用(SD15より小さなセンサー)で
あれば、なかなか良いかもしれませんね。。

旧18-200osと比較すると、
maroさんの印象としてはどんな感じでしょうか?

投稿: しおん | 2011.11.19 16:31

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