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SD1 Merrill をテスト その1 2012/03/10

今日の千葉県北西部は午前中が雨。ベランダに多少吹き込んでくる程度の小雨なのだけど、防滴仕様のレンズは持っていないので室内での AF のテスト撮影から始めた。

以前良く撮っていた「チャート風」を SD1 で撮るのは初めて。チャート風は外光を防ぐために窓に貼り付けてある B1 サイズの黒いラシャ紙の上に両面テープを使ってセットするのだけど、窓が結露しているため、紙がビショビショ。その手前にベニヤ板を取り付けて、それにいつものチャート風を貼り付けた。そのベニヤ板をピッチリ垂直にセットするのに30分も掛かってしまった。さらに三脚をセットして位置を何度も計り直し、最後に鏡を中心部に置いてレンズがぴったりど真ん中にある事を確認。テスト撮影のためのテスト撮影をして、最終的なカメラポジションと露出補正値を決める。

まず始めは無印 SD1。MACRO 70mm を着けて f:4.0 にセット。露出は絞り優先AE で EV+0.3。一度自分の手を被写体との間に入れてピントを外し、その後レリーズ半押しで中心部の[*]にフォーカスさせる。2回以上合焦音を聞いたのち、ミラーアップして撮影。この動作を50回繰り返す。次に f:6.3 にセットして AF で 10 枚、MF で 10 枚ほど撮影。

上と同じ事を SD1 Merrill に MACRO 70mm を着けて撮影。その時に思ったことは「Merrill 可哀想に。普通ならちゃんとした被写体を普通に撮影させてもらえるのに、我が家に来たばかりにいきなりこんなつまらない被写体を 70 枚も連続撮影させられている。ごめんね。」

合焦率無印 SD1、A3 サイズ程度であれば 98%。原寸での合焦率。約 80% 十分に良い。ただし、AF 微調整済み。SD1 Merrill A3 サイズ程度で 74%。原寸での合焦率 56%。ただし、未調整。AF の微調整で合焦率が変わるかどうか。後ほど SD1 と同一の調整(-5)を行ってテストして見る。で、AF 微調整をして 50 枚撮影。SD1 Merrill A3 サイズ程度で 74%。原寸での合焦率 56%。同じだった。このあたりは個体差かも知れない。他のレンズで無限遠の AF もテストして見ないと何とも断定は出来ない。私の無印 SD1 はサポートプログラムで送り返したついでに AF の具合を見てもらい、再調整(実は2回目)してもらった個体である事で、かなり良くなっていることは確かだ

実際に撮影したものをご覧頂く。

無印 SD1 (Ver.1.04) + MACRO 70mm F2.8 EX DG @f:6.3


SD1 Merrill + MACRO 70mm F2.8 EX DG @f:6.3

無印 SD1 はファームウェアのアップデートをまだしていないのだけど、この手の被写体では違いは全く判らない。今回のファームウェアのアップデートは AE やAF を良くしたとの事だから、ちゃんと撮影された写真の場合には違いは出ないはずだ。

【追加】

まだ雨が止まない。チョイ小雨の中、ベランダから SD1 Merrill に APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM を着けて試写。相変わらず良く写る。

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コメント

ダーク減算はシャッタースピードが速いときにも(特に高感度では)ノイズ処理の役に立つように思ったりしますが、2.5秒超ですか。ありがとうございます。

投稿: @atakiguchi | 2012.03.12 08:13

ishtar1689さん
実体験に基づいた情報は大変参考になります。
私も星撮りに適した機種であるとは思ってないのですが、山に登って撮ることもあり、機材をSD11台に限定した場合、どの程度まで対応できるのかに興味があります。
貴重な情報をありがとうごいました。

投稿: betuzan | 2012.03.11 05:59

betuzanさん
星撮りの長時間露光ですがSD14での経験ですが60秒を超えるとホットピクセルが増えてくるので難しいと思います。
唯一、F値の明るいレンズ+高ISO(Foveonだと800とか1600?)で写したものをコンポジットして何とかギリギリだと感じてます。
コンポジットでホットピクセルやノイズもキャンセルできますし。
(これでも他の長時間露光できる機種に比べると見栄えは劣ります)
正直、星撮りには向いてないと思いますよ。

横からすみませんでした。

投稿: ishtar1689 | 2012.03.11 01:06

なるほど。
露光時間に応じてダーク減算をするかどうかをしきい値2.5秒でカメラが判断し、ユーザーは選択できないわけですね。
それとご教示のバルブ撮影についての制限事項は読み落としていました。バルブといえども拡張モードで2分までの縛りがあるということですね。
たまに赤道儀で天の川を撮ることがあります。
普段はISO1600の4~6分の露光が必要なのですが。
ISO400で8分の露光に耐えられたらそういう撮影にもぎりぎりで使えるという思惑でした。
ISO800(色的に結構悪化するようですが)にしても、4分の露光ができないとなると。。。
ありがとうございました。

投稿: betuzan | 2012.03.10 22:50

> メルモグさん

三脚とレリーズがない場合は手持ちでも良いとは思いますが、その場合はなるべく高速なシャッターが切れる状態でテストしてください。

> betuzan さん

熱ノイズ除去のために暗雑音を測定して引き算する処理ですね。DS1 に適正な露出が与えられた場合、シャッターが切れ終わってから背面液晶に画像が表示されるまでの時間はほぼ 2.5 ~ 3 秒です。

そしてこの時間はシャッター速度2秒までは変わりません。

しかし、2.5秒以上の遅いシャッタースピードで露光した場合には、そのシャッター速度とほぼ同じくらいの時間+2.5 ~ 3 秒で背面液晶に画像が表示されます。

つまり、SD1 はシャッター速度が 2.5 秒以上長くなった場合にダーク演算の為のデータを取得した後、画像の処理が行われます。

なお、SD1 の最長シャッター速度は「拡張モード」に設定した場合に 120 秒、そうでない場合は 30 秒ですので、それ以上の遅いシャッターを切ることは出来ません。

また、拡張モードが「入」であっても、30 秒を超える長さのシャッターを切ることが出来るのはマニュアルでシャッター速度を「bulb」にした時と、絞り優先 AE でブラケット撮影を行う時のみです。

ですので、ご希望の超スローシャッターのテストは出来ません。

マニュアルの P.50 と P.126 をご参照ください。


> @atakiguchi さん

上記の通りです。

ちなみに SD9/SD10 は1秒、SD14/SD15/DP シリーズは 3.2 秒が暗雑音測定をしない限界です。

投稿: maro | 2012.03.10 20:40

DPはダーク減算中であることが表示から推測できましたが、SDは類似の表示がありません。でも、長時間露光すると処理時間がどんどん長くなるので、やってるんだろうと勝手におもっていました。ほんとうのところどうなんでしょうか。興味あります。

投稿: @atakiguchi | 2012.03.10 19:09

いつもありがとうございます。
SD1のマニュアルをダウンロードしたりWEBを検索して調べた結果の確認なのですが、SD1には長時間露光時のノイズ低減機能(原理的にはダーク減算)は装備されていないですよね?

それと、WEBには数十秒程度の作例は結構あったのですが、これを10分とか30分とかの露光時間で実用になるでしょうか。

ダーク減算ができないとなると素子の熱ノイズがどの程度発生するかが気がかりです。
ダークを別に撮影してPCで処理するという方法もあるのですが、カメラ自体にどの程度の熱耐性があるものか。

もしも可能であれば、ISO400、4分、8分、15分、30分くらいで、レンズキャップをして(光が入射しないようにさらにカメラを黒布等で覆う方がベター)テスト撮影して頂けましたら幸いです。
ただし、センサーはそれなりに発熱すると思います。
無理にとは申しませんので。


投稿: betuzan | 2012.03.10 18:28

テスト撮影レポートありがとうございます
自分の個体との確認はまだできないですが
これを参考に同じようなテストをしてみたいと思います

投稿: メルモグ | 2012.03.10 18:15

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