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色を楽しむ その1 2012/06/06

幸いにして私はプロではないため、デジタルになってからは色で苦労したことがない。

大昔、プロの時代にはポジフィルムで撮っていたから、フィルターやらフィルムのエマルジョンナンバーやらラボの仕上げなどで結構変動する色に悩まされたこともあったけど、今はそれらの自分では完全にコントロールしきれない要素が無くなった分、かなり気楽に色を楽しめる様になった。

が、実際にはそう言った類いの作品等を発表したり公表したりはしていない。皆さんが私に対して期待しているのはカメラやレンズの性能をストレートに示す作例や条件を揃えてテスト撮影された画像であって、散々レタッチされた作品ではない。

このウェブサイトを始めた時から今日まで、私はデジタルカメラで撮影されたものは素材であると言い続けている。そして、FOVEON センサーによって撮影されたデジタル画像はこれ以上のものは無いと言って良いほどの素材である。何度も同じ事を書くけど、レタッチでどうにもならないのは「自然な解像感」である。他の要素は Photoshop の様な画像編集ソフトを使うことでかなり自由になる。

だから私は解像感やら自然なボケをデジタルカメラに求める。そして、その要求を満たしてくれる唯一のイメージセンサーが FOVEON である。時々、過激な表現をしてしまうけど、私は FOVEON センサーを使って撮影されていないデジタル画像は全部偽物と決めつける。つまり、ベイヤー型イメージセンサーから出力されるデジタル画像は嫌いだと言うことである。

とりあえず、この3日間挑戦していた SD1 によるマンセルカラーチャートを何とか撮影できたので、本日はこれについて少し書いてみよう。

ただ、その前に SPP と SD1 の組み合わせがキッチリ調子を整えると言う目的のためには、今ひとつよろしくないと言うことをお目に掛ける。

撮影は SD1 に MACRO 70mm を着けて周辺光量が不足しないように f:11.0、描写力のテストでは無いので回折は無視。ホワイトバランスも敢えてカスタムホワイトバランスでは無く、オート、露出も絞り優先 AE である。

全て 0 で現像

露出 -0.2、コントラスト -0.8 残りは全て 0

一番下の無彩色部分の白と黒をカラーチェッカーの sRGB 推奨値に合わせた。が、その間にあるグレーが明るすぎる。

露出 -1.1、コントラスト -0.5、シャドー +2.0、ハイライト +2.0 残りは全て 0

周囲のグレーはお約束の 18% 標準反射板である。照明のムラを数値的に取得するために置いてある。カラーチェッカーの推奨値は、この周囲に置いてある 18% 反射板と同じ濃度を持つ、一番下右から3番目のグレーが 122,122,121 になっているので、その値に最も近くなるように明るさとコントラストを補正しつつシャドーとハイライトを調整。両方を最大に明るくしても、白と黒は暗すぎて、推奨値に合わせることが出来なかった。

つまり SD1 で撮影したものを SPP だけでマンセルカラーチャートのグレースケールに合わせようとしても出来ない事がわかった。これが SD14 や SD15 で撮影されたものなら、同じソフトであるにもかかわらずシャドーとハイライトのスライダーを動かした時の可変量や効果が反映される領域が異なるため、比較的簡単に合わせることができる。

腕に自信のある方は SDIM9758.X3F ←このファイル名をクリックして X3F ファイルをダウンロードして、一番下のグレースケールだけで良いので、SPP のみで推奨値に合わせる事が出来るかどうかを試して欲しい。ちなみに、左から 243,243,242、200,200,200、160,160,160、122,122,121、85,85,85、52,52,52 が推奨値である。


本日の色に関する記事はこれまで。明日はこの続きとして、Photoshop Elements を使って全て 0 で現像の画像をマンセルカラーチャートの推奨値に合わせるレタッチの手順を説明し始める。


で、今日は次に見られるのは 105 年後という天体ショー、金星の太陽面通過があった。船橋の天候は曇り。朝はまるでダメだったのだけど、事象が終わる30分ほど前になって、雲が切れ始めた。もしかしたら撮れるかと思って、某レンズメーカーから無理矢理借りた APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM を SD1 に着けて、撮影。

SD1 + APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM @500mm f:8.0 1/1000Sec. ISO100
マニュアル露出、ホワイトバランス「晴れ」、カラーモードはニュートラル、MF。
撮影用アストロソーラーフィルター使用。

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