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色を楽しむ その2 2012/06/07

私のウェブサイトの (ビギナーのためのSIGMA SD講座)には『Photoshop Elements Ver. 3.0 での「現像とレタッチの基礎」』と言う記事がある。タイトルからお判りのように、この記事は呆れるほど古い。

このブログで色に関する記事を連載するに当たって、この記事を新しいものにして行こうと画策中である。私の気力が続けば、2~3週間で全てを更新できるかも知れないが、他にもイロイロとやらなければいけないこともあるので、いつまでに終わらせると言う約束をしないことをお許し頂きたい。

とにかく、今日は昨日お約束した Photoshop Elements でマンセルカラーチャートの「階調」を推奨値に合わせることに専念する。

まず始めにお断りしなければいけないのは、私が使っている(単に製品を持っているだけで、今までインストールすらしていなかった)Photoshop Elements のバージョンが少し古い Ver.9.0 である事だ。現在の Ver.10 は昨年の 10 月 14 日に発売されたが、個人的にはほとんど使っていないソフトウェアだったので、そのままになっている。もし、記事の中でバージョンによる違いがある事を見つけられた方は、誠にお手数様で申し訳ないけど、コメントして頂けるようお願いしたい。私も一応アドビのサイトで 旧バージョンとの違い を読んだので、気を付けるつもりであるが、便利な機能が増えているだけで、基本的な部分には良い意味でも悪い意味でも大きな変化はない様だ。

まず、Photoshop Elements が持っていない機能として有名なのが「トーンカーブ」である。実はこの機能が無いと、今日やろうとしている「マンセルカラーチャートの「階調」を推奨値に合わせる」事が出来ない。「カラーカーブ」を使って試行錯誤をすれば出来なくは無いけど、一日中やっても、RGB をピッタリ合わせることは出来ないかも知れない。

と言うことで、Elements には無い「トーンカーブの調整機能」を追加してしまおう。実はこのトーンカーブ調整機能のプラグインはかなり昔からフリーのプラグインが存在している。Smart Curve と言う。Alois Zingl さん(オーストリア・ウィーン在住)が作った非常に優れたプラグインである。ある意味で本家 Photoshop に備わっているトーンカーブ調整機能より優れているので、わざわざ本家にプラグインしている人もあると聞く。

リンクが貼ってあるページのやや下の方にある smartcurve.zip をクリックしてダウンロードして、解凍したものを Photoshop Elsments の PlugIn フォルダにコピーするだけで、次に Photoshop Elements を開いた時から [フィルター] → [easy.Filter] → [SmartCurve] が使える様になる。今日行う作業では、このプラグインを使用する。


さて、それでは SD1 で撮影したマンセルカラーチャートの階調を Photoshop Elements を使って調整してみよう。材料は昨日撮影してアップした画像の内、全て 0 で現像したものを使う。

画像をレタッチする場合、元の画像が劣化していたのではお話にならない。なので、レタッチをする時には必ず TIFF フォーマットで保存する。

0.レタッチの準備として、上記プラグインをインストールする。昨日2度目の記事でアップした RGB 値が表示されている画像の一番上、「全て 0 で現像」をプリントしておく。あるいは表示されている全ての RGB 値をメモする。なお、Photoshop CS ユーザーの場合は[イメージ]→[色調補正]→[トーンカーブ]で同じ事が、もっと簡単にできる。


1.Photoshop Elements を起動して [ファイル]→[開く]で保存してある画像(SDIM9758.TIF)を開く。


2.一番下の行、全ての無彩色について、マスのやや内側を「長方形選択ツール」を使って選択し、[フィルター]→[ぼかし]→[平均]でマスの中の色を均一にする。これを、白から黒まで6つのマスで実行。


3.[フィルター]→[easy.Filter](一番下にあるはず)→[SmartCurve] をクリック。


4.右上、Channel で Red を選択。赤い線で描かれたトーンカーブ上のやや右上の位置をクリック。(最も右上にあるポイントをクリックしないこと)


5.追加したそのポイントにマウスポインタを乗せて、画面右上の数字が In: 251 Out:243 になる位置までドラッグ。

カラーチャートの一番下の行、左端の「白」は R が 251 で、推奨値は 243 なので、R 251 の値が 243 になるように設定。

6.今ドラッグして in: Out: の値を設定したポイントの少し下をクリックして新しいポイントを追加。

7.追加したそのポイントにマウスポインタを乗せて、画面右上の数字が In: 227 Out:200 になる位置までドラッグ。

カラーチャートの一番下の行、左から2番目「一番明るい灰色」は R が 227 で、推奨値は 200 なので、R 227 の値が 200 になるように設定。


8.5~6を Red で 191 → 160、145 → 122、94 → 85、47 → 52 を実行。


9.Red が終わったら、Green のトーンカーブを表示させて 251 → 243 から始めて 46 → 52 まで実行。


10.最後に Blue のトーンカーブを表示させて 251 → 243 から始めて 45 → 52 まで実行。

全てのポイントを設定し終わったら、右下の [ OK ] をクリックして、SmartCurve を閉じる。


11.これでグレースケールは推奨値に設定された。

12.画像上でマウスポインタがあるピクセル位置の RGB 値を知りたいので [ウィンドウ]→[情報] で「情報ウィンドウ」を表示して、それぞれのマスが推奨値になっている事を確認。もし違っていたら、どこかのポイントが正しく設定されていない事がわかる。

13.グレースケールの補正が終わったら、[ファイル]→[別名で保存] を選んで TIFF で保存する。

なお、Photoshop CS ユーザーの場合は[イメージ]→[色調補正]→[トーンカーブ]でポイントを追加したら、入力値と出力値を数値で入力することで、全てのポイントを正確に設定することが出来る。

疲れた・・・。(^^;

ご質問等ありましたら、遠慮無くコメントしてください。

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コメント

> 通りすがりさん

ん?

おや、確かにそうですね。TIFF ではちゃんと 243,243,242 と122,122,121 になっていますので、 JPEG に変換する時にネグられてしまった様です。

JPEG ファイルでは RGB 値にして±1程度の違いは良くある事です。

投稿: maro | 2012.06.07 22:40

とても興味深い内容です。

最後の調子を整えた画像ですが、大きい画像のRGBを見ると白が243,243,243になっていて、右から3番目の灰色も122,122,122になっています。

昨日の数字と違っていませんか?

投稿: 通りすがり | 2012.06.07 21:48

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