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周辺部のグリーン被りを補正する その1 2012/06/15

「色を楽しむ」は本日お休み。その代わり昨日梅里さんに教えて頂いた CornerFix を使って見て、かなり良い結果を得たので、ソフトウェアについての詳細な解説をさせて頂く。

まず CornerFix とはどのようなソフトであるかの説明から始める。以下は CornarFix をダウンロードして解凍した後に存在する Documentation.html を開くと表示される ウェブサイトのトップページ を日本語に訳したものである。

CornerFix とは?

CornerFix はデジタル画像に発生するビネッティング(周辺光量不足)を補正します。赤外線カットフィルターを使用したデジタルカメラで広角系レンズを使って撮影した時に起きやすい「シアンコーナー(周辺部の緑被り)」を補正します。下にある2枚のスクリーンショットはライカ M8 に 486 IR フィルターを装着して CV12 レンズで撮影された画像を処理した場合のビフォー・アフターです。さらに、CornerFix はつなぎ合わされたパノラマ画像に見られる単純な周辺光量不足や、ライカ M9 で撮影された画像に見られるような「イタリア国旗症候群」と呼ばれる左側が緑、右側が赤くなる様な複雑な症状をも補正します。

Windows 版


Mac 版


CornerFix は当初ライカ M8 の為に書かれたソフトウェアですが、現在では

● カメラから直接 DNG フォーマットで記録された画像、あるいは
● DNG フォーマットに変換された画像

の両方に対応しています。

例えば、ライカ M8、M9、X1、S2、ソニー NEX、シグマ DP シリーズ、その他のほとんどのデジタル一眼レフなど、つまり CorneFix はあなたが使用しているカメラで撮影された画像を修正することが出来ると言うことです。

特徴

● 複数のビネッティングによって引き起こされる現象「周辺部のグリーン被り」「周辺部のレッド被り」「イタリア国旗症候群」を修正します。
● Mac 及び Windows のバージョンがあります。
● DNG フォーマットに変換することで、ほとんど全てのカメラで撮影されたデジタル画像を修正することが出来ます。
● カメラがファームウェアなどで対応していないレンズを使用する事を可能にします。
● 輝度と色彩を個別に補正することが可能です。
● RAW データ状態での補正が可能なので C1 や Lightroom で使用する事が出来ます。
● 絞りやライティングに関わりなくプロファイルを作成することが出来ます。
● 無料です。GPL の理念で作成されています。一部アドビの再配布可能な著作権を含みます。
● ライカ M8 あるいは M9 で撮影されたファイルに対してメーカーノートを解読して DNG ファイルの EXIF データに補正後の見なし絞り値を書き込ませる設定が可能です。

CornerFix はどのように働くの?

CornerFix はレンズプロファイルを作成するために、始めにグレーカードや白い壁などが撮影された「リファレンスイメージ」を解析します。その後、ユーザーは同じカメラとレンズで撮影された画像を補正するためにそのレンズプロファイルを適用します。つまり、CornerFix は以下の2ステップで正しく働きます。

1.あなたが使用するカメラとレンズの組み合わせでリファレンスイメージを撮影してください。(訳者注:絞り値や撮影距離も同一であればより良い結果になるかも知れません)そして、

2.同じカメラとレンズで撮影された画像に対して作成されたレンズプロファイルを適用します。

CornerFix にはレンズプロファイルのライブラリーはありません。ユーザーがご自身で作成してください。


必要なシステム

● Windows XP, Vista, 7
● Mac X10.4 以降、Intel あるいは PowerPC

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以上が CornerFix がどのようなソフトウェアであるかの概要である。

次にダウンロード先であるが ウェブサイトのトップページ の左側にあるメニューの Downloads と表示されている文字をクリックして、表示されるページの下の方 Download from SourceForge と書かれているボタンをクリックする。

なお、その上にあるオレンジ色のボタンはこの CornerFix プロジェクトに対して寄付をするボタンなので、このソフトウェアが有用であり、多少の寄付はしても良いと思われた方は是非、寄付をしてあげて欲しい。私はまだ有効性が確認できていないので、寄付はしていない。

Download from SourceForge と書かれているボタンをクリックするとさらに数本のソフトウェアの名前が表示されるので、その一番上の CornerFix をクリックする。

最新のバージョン(CornerFix 1.4.2.0)が一番上に表示されているので、その文字列をクリック。

一番上が Windows 用、真ん中がソースファイル、一番下が Mac 用なのでご自身でこのプログラムを改良してみたいと思われる方は真ん中を、普通の Windows ユーザーは一番上を、Mac ユーザーは一番下をクリックしなければならない。

クリックして数秒後にファイルを開くか保存するかのダイアログが出るので、ご自身がしっかり保存場所として認識しているフォルダにダウンロードしたファイルを保存して欲しい。

ダウンロードが完了したら、インストールである。以下はウェブサイトのトップページ の左側にある Installation and upgurade と表示されている文字をクリックして表示される「インストールとアップグレード」と題したページの日本語訳である。


インストール及びアップグレード

CornerFix をインストールするにはまず Windows ユーザーは Windows 用、Mac ユーザーは Mac 用の圧縮されたインストール用ファイルをダウンロードしてください。次の手順はご使用になっているシステムによって変わりますので、以下を参照してください。

Windows

インストール

1.重要:ご使用の Windows が最新のサービスパック、及びアップデートが適用されていることを確認してください。最新のセキュリティーアップデートは Windows Update を参照してください。

2.もし、Windows XP を使っていて、Microsoft .NET Framework Version 2.0 がインストールされていない場合はここからダウンロードして、ダウンロードページの説明に従ってインストールしてください。

比較的新しい PC の場合Microsoft .NET Framework Version 2.0 はインストールされています。

Microsoft .NET Framework Version 2.0 がインストールされていれば[スタート]→[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削除]を開いて、表示されるリストに「Microsoft .Net Framework 2.0」が表示されます。

ご注意:.NET は非常に時間が掛かるダウンロードです。

3.Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package がインストールされていない場合はインストールしてください。(訳者注:普通はインストールされています)

Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package はここからダウンロードして、ダウンロードページの説明に従ってインストールしてください。

4.ダウンロードした CornerFix.zip をダブルクリックして解凍してください。次に解凍された全てのファイルを例えばデスクトップなどに(フォルダーを作って)コピーしてください。(訳者注:私は C:\Program Files に CornerFix と言うフォルダを作って、そこにすべてのファイルをコピーしました。64 bit 版の Windows ユーザーの場合は C:\Program Files(86) にフォルダを作る方が良いでしょう。)

CornerFix を実行するにはコピーした cornerfixw.exe をダブルクリックしてください。


アップデート

アップデートは以下の2ステップで実行してください。ただし、実行には管理者権限が必要です。

1.CornerFix.zip をダブルクリックして解凍してください。次に解凍された全てのファイルを以前のファイルに上書きコピーしてください。 CornerFix を実行するにはコピーした cornerfixw.exe をダブルクリックしてください。

2.もし、Windows 版 CornerFix Ver1.0.0.0 をアップデートする場合は、上に書いてあります通り Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package をインストールしてください。以前のバージョンは Microsoft Visual C++ 2005 SP1 Redistributable Package を使用していたためです。


Mac OS X

インストール

1.重要:ご使用の Mac OS が最新のサービスパック、及びアップデートが適用されていることを確認してください。

2.ダウンロードした CornerFix.zip を解凍してください。

3.CornerFix.app を Applications folder にドラッグしてください。


アップデート

新規インストールと同じ手順です。

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ふぅ。これでインストールが完了。

次に使い方であるが、一番肝心なのは、このソフトウェアは DNG フォーマット形式の画像ファイルのみを扱うソフトである事を忘れないことである。

この CornerFix が読み込んだり書き出したりする画像ファイルは全て DNG ファイルである。

なので、CornerFix を使おうとするシグマ製カメラのユーザーは TIFF ファイルを DNG ファイルに変換しなければなならない。以下は CornerFix ウェブサイトの Convert to DNG を訳しつつ、私が別途説明を加えたものである。


DNG フォーマットへの変換

CornerFixは DNGフォーマットファイルのみを対象としています。DNG 形式は RAW 形式のデータをエンコードするためのオープンスタンダードです。お使いのカメラが DNG ファイルを出力しない場合はデジタル画像ファイルを DNG 形式に変換しなければなりません。変換する方法は一通りではありません。

Adobe Lightroom から読み込んだ画像を DNG 形式を選択して「エクスポート」することにより、あるいは Photoshop では「指定形式で開く」で Camera Raw を選択し、そのまま画面左下の[画像を保存]で保存すれば、保存形式を別途指定していない限り、 DNG 形式で保存されます。

SD15 以後の SD シリーズ、DP2s 以降の DP シリーズのユーザーは最新の無償の Adobe DNG変換プログラムを使用することができませんので DNG コンバーターの使用法や説明は割愛します。


次に CorneFix の使用法である。が、少々疲れておなかがすいた。すき家のうな丼を食べてから、続きを書く。今日はヨメさんと「はな」は学校が千葉県民の日でお休みとなったため、例によって鎌倉の実家に遊びに行っている。寂しい夕食である。

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