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DP2 Merrill のカメラ内 JPEG。 2012/08/23

私は DP2 Merrill を使い始めて 10 日ほどで RAW 専用でしか撮らなくなってしまった。理由は簡単で、SPP で RAW ファイルから抽出できる画像が FINE で撮影したものと全く同じだからだ。つまり SPP で現像する前に非常に短時間で終了する JPEG データの抽出を行えば、撮影時にわざわざ JPEG を SD カードに記録しておく必要は無いと言うことである。現像前に JPEG データの抽出を行うことが面倒だという方がおられるかも知れないが、私は RAW のみでの撮影を強くお勧めする。

田中希美男氏が彼のブログで「JPEGで撮るな、がまんしてRAWで撮れ」と書いている。実際に RAW + JPEG で撮ってみて、カメラ内 JPEG と RAW から現像したものを比較するとその意見はもっともだと思う。

最も違いが大きいのはシャープネスの掛かり方と白飛びである。カメラ内 JPEG(=RAW ファイルに内包されている JPEGデータ)の画像を子細に観察すると、ノイズリダクションがたっぷり掛かっていて、それによって生じた甘さをカバーするためにアンシャープマスクが使われている様な感じであることがわかる。つまり、グレーの中にある黒い部分に少し明るめの縁取りが付くイメージと言えば理解していただけるだろう。

露出オーバーになった部分が JPEG ではあっさりと白飛びする。SPP はそのあたりを実に上手く処理していて、白飛びにはめっぽう強い。RAW で撮影することのメリットを十分に感じることができる。つまり、カメラ内での処理は DP2 Merrill が本来持っている実力を十分に発揮させることが出来ていないと言うべきだろう。

実際にご覧頂くのが一番良いだろう。カラーモードは「ニュートラル」、ホワイトバランスは「晴れ」で露出補正も掛けずデフォルトで写してみた。撮影時のパラメータは全て 0 である。

RAW + JPEG で撮影したカメラ内 JPEG

RAW ファイルから抽出した JPEG データ

RAW ファイルで全パラメータをデフォルトで現像した画像

RAW ファイルからの現像では敢えて何も手を加えていないので、どれほど描写に差があるかをご確認いただけるだろう。ついでに私の好みに現像したものも掲載させていただく。

SPP デフォルトから変更した現像パラメータは、露出 -0.3、シャープネス -1.0、FillLight +0.3、CC 2C+3M
カラーモード「スタンダード」、輝度ノイズリダクション +0.75

ただ、解像感の違いに関してはディスプレイ上に1:1で表示してわかるだけで、A4 サイズ程度のプリントではわからないかも知れない。が、RAW から現像することで、カメラ内 JPEG より豊かな階調が得られることは誰の目にも明らかだろう。

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