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やっぱり凄い DP2 Merrill 2012/08/05

DP2 Merrill の凄まじい解像力に少々違和感を感じつつも、現像で少し甘くすることで自然な感じを出せるようになったと思う。

私の場合、被写体の種類やその写真で表現したいものによって多少の違いはあるけど、色ノイズリダクション真ん中(0.5)、輝度ノイズリダクション 0.75、シャープネス -1.0 で不自然さをあまり感じない気がする。


今日は DP2 Merrill で無限遠の風景を撮った時に最良の描写をする絞り値を調べて見た。ディスプレイに1:1で表示させて、肉眼で確認する限り、f:3.2 から f:7.1 までの描写にはほとんど差が無い。かなり面倒ではあったけど、短時間の間に絞り値を変えて撮影したいつもの風景をほとんど同じ条件で現像して、JPEG ファイルをレベル 12 で保存して、そのファイルサイズを比較した。

f: 2.8 13,963,937
f: 3.2 14,175,624
f: 3.5 14,237,986
f: 4.0 14,504,751
f: 4.5 14,602,523
f: 5.0 14,626,544
f: 5.6 14,466,005
f: 6.3 14,393,492
f: 7.1 14,173,734
f: 8.0 13,926,387
f: 9.0 13,564,021
f:10.0 13,264,854
f:11.0 12,815,265
f:13.0 12,355,749
f:14.0 11,806,212
f:16.0 11,446,414

何度もこの JPEG のファイルサイズによる描写力の比較に関して注意点を書いているが、今回も同様の注意を払って撮影し、現像したものを比較してあるので、ファイルサイズが大きいほど緻密な描写になっていると判断して良いと思う。

JPEG のファイルサイズによる描写力の比較を行う場合には・・・

1.カメラ及びレンズが同じである事。
2.被写体が同一である事。
3.平らな被写体を撮影する事。(画面全体が被写界深度内であればOK)
4.同じ条件で撮影する事。
5.現像のパラメータは全て同じにして、露出のみを変更して、明るさを揃えること。(これが面倒)
6.ノイズの影響を避けるためノイズリダクションを掛けること。

以上の条件を守らないと JPEG のファイルサイズによる比較では判断を誤ることになる。

例えば、f:2.8 のファイルを「オート」で現像するとノイズリダクションは共に 0.5 となり、シャープネスが 0 となるため、ファイルサイズは 15,120,703 となり、他のどのファイルよりも大きなサイズとなる。また、ノイズリダクションを共に 0 にした場合には、シャープネスを -1.0 にしても 16,946,449 になる。ノイズがどれほど JPEG のファイルサイズに影響してくるかが良くわかる。なので、レンズの描写をファイルサイズで比較する場合には、極力ノイズを抑えなければならない。しかし、ノイズリダクションを最大まで上げてしまうと、細部の描写が明らかに甘くなってしまうため、今回の現像は全て上記の条件(色ノイズリダクション 0.5、輝度ノイズリダクション 0.75)で現像し、シャープネスは -1.0 にしてある。

実際の画像をご覧頂こう。


@f:2.8(絞り開放)13,963,937 バイト


@f:4.0 14,504,751 バイト


@f:5.0(JPEG ファイルサイズ最大)14,626,544 バイト


@f:5.6 14,466,005 バイト


@f:8.0 13,926,387 バイト


@f:11.0 12,815,265 バイト

おまけ


@f:2.8 を「オート」で現像(シャープネス 0、ノイズリダクション共に 0.5)15,120,703 バイト

ご覧頂いてお判りの通り、f:2.8 から f:8.0 まで、十分に良い描写をしている。その差を肉眼で確認するにはディスプレイ上に2枚の画像を1:1で表示しておいて、画像を瞬時に切り替えて比較しないと違いを見つけることは難しい。

それにしても暑い。暑さにやられぬよう、気を付けましょう。

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コメント

> あきさん

DP2 Merrill の描写はレンズが良いことの他にもう一つ、デジタル化する時点でユニークな尖鋭化処理がされているような気がして仕方ありません。

一般的なシャープネス処理によって出現する不自然な描写にならない方式でのシャープネス処理ではないかと想像しています。おそらくベイヤー型イメージセンサーでは不可能なアルゴリズムを用いている可能性が高いです。

新 FOVEON センサーでは、計算上(特に波長の長い赤では)f:8.0 で回折の影響が現れるはずで、それが通常のサイズでは認識できるほどではないと言うこともわかりました。

もちろんディスプレイ上に原寸で表示して見比べれば、わかってしまいますが、実用レベルでは問題にならない程度だと思います。

投稿: maro | 2012.08.06 15:51

こんなレンズ見たことないです・・・。

よくある普通のレンズの論評は、
「さすがに開放では甘いが一段絞るときりっと引き締まる」、ですが、
既に開放から周辺までカリカリ。下手なズーム機の出番が無いです。

旧DPのレンズを超えるのは困難だろうなと勝手に思っていたのですが、
シグマの開発陣のドヤ顔が見えそうです。

そして自分の風景撮影で、F8でなんとなく甘い?そんなはずは?
と思っていた疑問が確信になりました。ありがとうございます。

SD1Mに比べ小さいので持ち歩ける機会が増えたことも嬉しいですね。
それを考えると20万でも(無理して)買ってたなあ。シグマ良心的だ。

投稿: あき | 2012.08.06 14:12

> しおんさん

そうです。が、f:2.8 から f:8.0 までは見た目ではほとんど差がないのです。A3 程度のプリントだったら判別が付かないかも・・・。

投稿: maro | 2012.08.06 05:43

最近、f5.6から次はf8なのは、ピークがf5にある、
というご判断もあるのでしょうか?

投稿: しおん | 2012.08.06 01:36

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