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ファームウェアで内緒のアップデート? 2012/09/17

シグマでは新フォビオンセンサーで周辺部がシアン被りし易いことを公式には認めていない。また、ファームウェア及び SPP でそのシアン被りを補正する処理を行っていることも公式には認めていない。

なので、もし、SPP 5.3.2 でその補正量を変更したとしても、アップデートの内容としてアナウンスすることはないだろう。今までに一番それで苦労した画像を引っ張り出してきて、SPP 5.3.2 で現像してみた。が、全然変わらなかった。つまり、SPP 5.3.1 で現像したものと SPP 5.3.2 で現像したものは全く同じで、どちらも周辺部が少しシアン被りで中心部が少し赤い。撮影時のファームウェアバージョンを見て、補正量を変えている可能性も無いとは言えないが、チョット意外だった。

ところが、一昨日このブログに掲載した DP1 Merrill と DP2 Merrill で同じ壁面を撮影したものをご覧頂けばわかる通り、中心と周辺部での色ムラはほとんど出ていない。この傾向は特に絞りを開いた時に出やすいことが解っている。f:5.6 は決して「絞りを開いた」状態とは言えないけど、全く気にならない。となるとファームウェアのアップデートで対処した可能性がある。

いずれにしても新フォビオンセンサーの好ましからざる点は私たちユーザーよりシグマ自身が一番わかっているのだから、それらを可能な限りファームウェアやソフトウェアでリカバーしようと努力していることは間違いないだろう。


DP2 Merrill で撮影した写真の解像感があまりにも高いため、現像時にシャープネスをマイナスに振ることが当たり前になってしまったのだけど、DP1 Merrill の場合は DP2 Merrill と比較した場合にほんの少し甘い描写である事が判った。これならば現像時にシャープネスを 0 にしても不自然な感じがしないのではないかと思い、先ほど例に出した DP1 Merrill で撮影した壁の写真をシャープネス 0 で現像し直してみた。

画面全体をご覧頂いてもあまり意味が無いので、中心部と左上隅を原寸で切り出して並べて見た。こうして見ると元々良く解像している部分に関しては、シャープネス 0.5 の差がほとんど判らない。しかし、多少甘いところでは、若干の効果が認められる。しかし、この程度の差でしかないのでシャープネスは 1.0 を単位として加減しないとあまり意味は無いような感じである。もちろん、これを A2 サイズ程度のプリントで見る場合には、ほとんどその差を認めることは出来ないだろう。度々書いているけど、私が使用しているディスプレイ(100dpi)で横位置の画像を1:1で見ると言うことは、左右 119.5cm = ほぼ A0 = A2 サイズの4倍にプリントして見ていることに等しいのだ。


9月も半ばを過ぎたというのに、まだとんでもなく暑い。私の様に人一倍汗をかく体質のユーザーにとって、カメラやレンズが防滴であるかどうかはとても重要だ。(^^;

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コメント

お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。

大変親身なご回答ありがたく拝読しました、デジタルならではの対処方法ですね。
恥ずかしながら、AbobeのソフトはLR3しか持っておりません。近々購入予定のA2サイズ対応プリンターに付属しているはずの、Elementsで実践してみたいと思います。

09/23の記事はとても興味深く、今日の一枚もものすごく良かったです。
ご多忙の中での頻繁な更新に感謝申し上げます。

投稿: テルミン | 2012.09.26 23:10

> テルミンさん

レズが遅れまして、申しわけありません。

50mm 相当の画角で深度を稼ぎ出す技はあると言えばあるし、無いと言えば無い感じです。

対象が風景と言うことであれば、次の技が使えます。

具体的には f:8.0 程度で合焦位置を変えた写真を必要枚数撮影します。普通は3~4枚ですね。

合焦位置を変えると、画角が変わりますので、一番画角の広いもの(通常最も近距離にピントを合わせたものです)を選んで、他のカットをその画像に写っているものと同じ大きさにするために縮小します。

当然、無限遠にピントを合わせたものが一番大きく写っているはずですが、最終的な画素数はその画像を縮小した画素数になるます。つまりわずかにトリミングされると言うことです。

複数枚の画像の大きさを合わせたら、それぞれをレイヤーにして重ね合わせ、ピントが合っていない部分を消しゴムで消し、最終的に全てのレイヤーを統合します。

これは像面湾曲が出てしまった画像に対して行うレタッチと手法は全く一緒です。

具体的な方法がわからない場合は再度コメントしてください。

投稿: maro | 2012.09.22 17:40

maro様

はじめまして。
今年初めからシグマユーザーになったばかりの新参者です。
DP2を中古で買い、その画質に感激しつつも40mm相当の画角が広すぎ(!)、
意を決してSD15+30mmに買い換えて望外の所有感に浸っておりましたが、思わぬことで壁に当たりました。

森の中でパンフォーカスに撮りたいので被写界深度はうんと深くしたく、
でも欲張りに広範にピントを合わせようとすると絞っても足りない感じです(三脚使用、F13くらい)。
それと、なぜかの画面中央にマゼンタ被りが・・。
同じ状況で撮り比べたコンデジのパンフォーカスぶりは、当たり前ですが圧倒的でした。

思案の末、他社製カメラ+シフトレンズ、もしくは大き過ぎないセンサーで高画質のコンデジが自分には相応の機材かと結論したのですが、
新型センサーの名称由来を読むたびに涙腺にきてしまうほどなので、やはり今後も贔屓にしたいと思っています。
あまり需要はないでしょうがシフト/ティルト可のSAマウントとか、m4/3程度のセンサー機など出ないでしょうかね。

大判使いでもあられるmaro様でしたら、50mm相当の画角で深度を稼ぎ出す技などお持ちでしょうか?
大きなニュースが流れている中での個人的な投稿、申し訳ありません。

追伸:私も相当な汗っかきです(笑)。移動中は汗の滴りが気になってすぐにバッグへしまい込みます。

投稿: テルミン | 2012.09.18 15:12

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