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何故か多忙。で、 SPP はひどいソフト? その2 2012/12/27

つい3日前まで今日も明日も何も無いはずだったのに、今日はビッシリ一日中仕事になってしまい、明日もしっかり仕事が入ってしまった。仕事が有るのは良いことだけど、予定していたプライベートな作業ができなくなるのが少しだけ悲しい。


さて、SPP の話を続ける。

SPP に無い機能の一つが色別のコントロールである。ライトルームでは HSL(色相:Hue、彩度:Saturation、輝度:Lightness)と名前が付いている。これは特定の色域を微妙に変化させる機能だ。FOVEON センサーで人物を撮影した場合、肌の色がほぼ実際の色に近いものになってしまう。もし露出が不足すると、肌に茶色、黄色、時には緑が乗ってくることがある。特に 14M FOVEON センサーにおいてその傾向が見られる。以前も書いたけど、肌の色に関して私たちは特別な感覚を持っていて、被写体の色が正確に再現されている様な場合でも、その記憶色(理想色?)から乖離した肌の色を不自然と感じてしまう。

黄色の色相をやや赤に振って、彩度を少し落とし、輝度を少し上げると普通の人が肌の色に対して抱いているイメージに近づけることができる。が、そのような調整を SPP で行うことは出来ない。SPP に足りないと思われる機能の一つだ。


シグマが公式に認めていない周辺部のシアン被りも SPP 5.4.1 ではかなり上手く補正されるようになった。が、SIGMA 15-30mm F:3.5-4.5 EX DG ASPHERICAL の様な古いレンズを SD1/SD1 Merrill に装着した場合、このレンズに対する補正値を SPP が持っていないので、かなり露骨な周辺部のシアン被りとなるはずだ。その様な場合に周辺部シアン被りをマニュアルで補正できるようになっていれば古いレンズのユーザーから不満の声が出ることもなくなるだろう。

Capture One では LCC(レンズキャストキャリブレーション)と言う名前で、以前紹介した CornerFix の機能を実現している。幸いなことに SD1/SD1 Merrill では「イタリア国旗症候群」と呼ばれる左側と右側で異なった色がかぶる症状は出ていないが、周辺部のシアン被りはビネッティングのようにキッチリ点対称で出現するわけではないので、その意味ではマスクを作って周辺部の色味を補正する機能は必要かも知れない。あるいは色被りの中心点と被りの開始位置、被りの濃度、色相をユーザーが設定出来るようになっていれば、かなり細かい調整ができるかも知れない。


上記の機能は2つとも SPP が持っていた方が良いと思われるのに、現時点では装備されていない。是非ともこの2つの機能は追加して欲しい。

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コメント

> たけおかさん

Merrill センサーがテレセントリック性に問題があることは明白であり、幸いなことにデジタルであるが故のマスキングによる補正が可能なのですから Cornerfix と同じ方法でボディ及びレンズの個体差や撮影条件による差異をキャンセルする機能を持って欲しいものです。

> かずっちさん

画像掲示板を拝見致しまして、私も昨年の暮れに同じ被写体を撮影していたので、アップしました。

周辺部のシアン被りと言うよりは中心部の赤被りというのが正解かも知れません。それにしても、凄いですねぇ。

投稿: maro | 2012.12.29 11:51

シアンかぶりについてはだいぶファームアップで改善されて通常ではまったく樹にならない状況でした。

が、

先日、夜景撮影時にすごいのが出てきましたので、画像掲示板に現象の例として投稿させていただきました。

この例からも判るように、かなり場合分けをした補正をソフトで行っているようですね。マニュアルで調整できる機能がSPPにはやはり必要な気がします。

投稿: かずっち | 2012.12.28 19:14

maroさんこんにちは!忘年会ではほとんどお話しできませんでしたがまた機会がありましたらお話できれば幸いです。

LCCはrawデータのみ対応でSPPで書き出したTIFFファイルでは使えないのですが、CoenerFixの使い方にあるDNG化を経由すればC1でもいけそうですね。しかし適用先ファイルも毎回DNG化する必要がありなかなか面倒かもしれません。

周辺部の色ずれは個体によって発生の仕方が違う可能性もありますし、maroさんの仰るとおりユーザーがマニュアルでプロファイル作成・適用をできると嬉しいですね。

もちろん補正の必要ないセンサー設計・レンズ設計が理想なのですが。

投稿: たけおか | 2012.12.28 00:13

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