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あと一週間。 2013/02/15

DP3 Merrill があと一週間で発売となる。私は DP2 Merrill がシグマ製デジタルカメラの中では最も解像度の高い描写をすると感じているのだけど、CP+ で DP3 Merrill を使用したことがある方々は、それを超えていると言う。

フランジバックを必要以上に長くする必要がないレンズの場合、50mm 単焦点はさほど難しいレンズではないと言われている。それを最新の設計、製造技術を駆使して作り上げたものが DP3 Merrill に装着されているレンズだ。

シグマの DP3 Merrill のサイトに掲載されている作例画像を見る限り、とんでもないレンズであることは間違いない。Merrill センサーの解像度を全画面に渡ってクリアしていることも確かで、究極の描写力と表現しても差し支えないだろう。

ポートレートに向いているレンズではあるが、妙齢の女性を Merrill センサーで撮影した場合、よほどの美肌の持ち主でない限り、肌の質感を柔らかくレタッチすることが必須となる。


社長が Twitter で SPP 5.5 の公開は21日とつぶやいていたので、来週の木曜日には SPP 5.5 を使うことが出来る。DP3 Merrill のためにソフトフォーカススライダーが付いていたら面白いけど、さすがにそれはないだろう。

DP Merrill あるいは SD1/SD1 Merrill でポートレートを撮影したことがある方はご存じだろうが、人の肌というのは全然つるつるではない。特に顔の皮膚は我々が望むほど美しくはない。Merrill センサーはそれをちゃんと写してしまう。しかし、デジタルであるが故、ソフト化することはたやすい。でも、SPP でシャープネスを -2.0 にしても、まだ写りすぎている。輝度ノイズリダクションを最大にすれば、さらに柔らかくなるが、それが SPP で行える最大のソフト化である。

CP+ でイベントコンパニオンのお嬢さん方を撮影させて頂いたが、その中の1枚を下にアップする。

イベントコンパニオンのお嬢さん
SIGMA SD1 + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM @50mm f:2.8 1/30Sec. ISO200 EV+0.7
色補正以外は全て 0、ノイズリダクションは真ん中で現像。

お肌は比較的綺麗な方なのだけど、SD1 で撮影すると肌の質感をしっかりと描写してしまうため、あまり美肌には見えない。

露出 -0.2、FillLight +0.3、シャープネス -2.0、輝度ノイズリダクション最大。

ディスプレイ上で大きく拡大して見ると、肌の描写がかなり異なる事が判るだろう。A4 サイズでプリントして比較して見たが、やはりソフト化した方が、ざらざら感が少なくなる。肌の感じもソフト化した方のが滑らかな感じである。やはり女性は柔らかく表現する方が良い。

ちなみに、CP+ でのスナップにアップしてあるのは、さらにレタッチを加えてある。探して頂くのも申し訳ないので、ここにもアップしておく。


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コメント

> 渡辺さん

他のデジタルカメラでは高 ISO 感度で撮影した場合の暗部に発生する色ムラですが、FOVEON センサーでは ISO100 であっても、暗部に出てしまうことがあります。

特に露出が極端に不足した場合には救いようがない場合があります。

FOVEON センサー自体は決してダイナミックレンジが狭いわけではありませんが、この色ムラやカメラ内 JPEG における白飛びを勘案すると、実用上のダイナミックレンジは狭いと言われても仕方ありません。

このあたりが「じゃじゃ馬」と形容される一因でもあります。
もう一つの「じゃじゃ馬」と言われる要因は、この記事で取り上げた「写りすぎること」で、ごくわずかなピンぼけやブレが簡単に確認できてしまう非常に高い解像度です。

良く写りすぎることが時には不幸を招くと言って良いでしょう。

投稿: maro | 2013.02.16 20:40

maroさん、丁寧にお答えいただいてありがとうございました。

色ムラ、でいろいろ検索してだいたい把握しました。foveonを敬遠する方の言い分に、「低ISOでこれはない」というその、低ISOで、の部分の意味を今理解しました。私自身の無知が恥ずかしい。

SPP・レタッチでのリカバリーテクニック、楽しみにします。(^^)

投稿: 渡辺 | 2013.02.16 11:38

> 渡辺さん

いわゆる「色ムラ」です。このグリーンとマゼンタの色ムラは、露出が足りていない暗部に必ずと言って良いほど出現します。

私が常に露出をオーバー目に掛ける理由がこの色ムラで、FOVEON センサーの最大の欠点ですが、FOVEON 特有と言うわけではなく、ベイヤー型イメージセンサーでも見られる現象です。

特に気を付けるのは黒髪の女性を写した時で、たっぷり露光しないと髪の毛にこの色ムラが多量に出現します。彩度を上げるととても目立ちますので、ポートレートなどでは彩度を下げなければならなくなります。

SPP で目立たなくする方法やレタッチの方法は、今日のブログのネタにさせてください。

投稿: maro | 2013.02.16 08:12

はじめまして、渡辺と申します。いつもmaroさんのポストを参考にさせていただいております。

不躾で誠に恐縮ではありますが、シグマのカメラで写真をとったとき、時折見られる"緑・紫のシミ模様"について、maroさんのご見解をどうしてもお伺いしたく、投稿させていただきました。

ここで言う"緑・紫のシミ模様"は、maroさんが過去のポストで複数回取り上げている”周辺減光による、中央マゼンタ・周辺グリーン被り"(最近ではシャンパングラスの例)とは、少々毛色の違うものだ、という認識から、意識的にこのような表記をしています。

maroさんの撮影された画像から例をあげますと、CP+で撮影された女性が来ている、「黒いセーター」に浮き出た緑のシミ模様がそれです。このポストの黒いセーターにも確認できます。

またもう少し見やすい一例として、
http://maros-images.sakura.ne.jp/other/cpp2013_56.jpg
をひかせください。 セーター下部、白いスカートとの境界付近に、見やすい状態で緑のシミが確認できます。

先に、「周辺減光による、中央マゼンタ・周辺グリーン被りとは毛色が違う」と書きましたのは、この緑のシミ模様が、必ずしも「周辺に」出るということでもなく、またその模様もずっとランダムだからです。

黒いセーターは黒く映るべきで、このような緑シミは期待するものではない、というのが私の理解です。
maroさんにお伺いしたいご意見は以下3点です。

(1) なぜこのような緑・紫のシミが映るのか
=> 過去すでにmaroさんが検証済みである、あるいはSIGMAの方他識者とお話をされて
すでに理由が明らか、ということであればお伺いしたく。

(2) このような緑・紫のシミの出現を抑え、黒いセーターを期待通り黒く映すには、現場でどのような
 撮影TIPSが考えられるか。
=> 私もCP+には足を運び、同じ方々をDP2Mで撮影しました。
 フラッシュ(EF-610)を使用した場合、結果は多少なりともよくはなります。
 しかし私は、現段階ではこの緑・紫シミが、「露出アンダーの時"のみ"におこる」という考えを
 支持する確証を持っていません。

(3) あとからレタッチでなんとかする方法はあるか
=> 私はこれは難しいだろうという印象を持っています。


長々と申し訳ありませんでした。
maroさんは今、公私に大変お忙しいとのこと。
仮にリプライをいただける場合でも、お時間のできたとき、ゆっくりで結構です。

では、失礼いたします。

投稿: 渡辺 | 2013.02.16 01:23

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