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SIGMA dp2 Quattro 不祥事案件 その3 長時間露光でドロドロ 2014/07/04

Today is independence day of U.S.A.

今日は米国の独立記念日である。と毎年書いている。だから何があるというわけでは無い。

さて、SIGMA dp2 Quattro で長時間露光をするとノイズだらけになると言う。確かめるためにいつもの風景を昨晩、暗くなってから撮って見た。

残念なことに最低感度の ISO100 で f:9.0 まで絞ってもせいぜい 30 秒の露出しか掛けられない。それ以上では露出オーバーになってしまう。ご覧頂いてお判りの様に、30 秒でも露出オーバーである。

まずは SPP 6.0.1 で現像したもの。ノイズが解るようにノイズリダクションは最低にしてある。

『夜景』  13,892,129
SIGMA dp2 Quattro @f:9.0 30Sec. ISO100 EV-2.0
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード

あっちこっちノイズだらけ。彩度を上げたらもっとひどいことになる。が・・・

『夜景』  14,462,920

同じ画像である。こちらは「カメラ内 JPEG」。まぁ見られる程度にノイズは無い。

シグマにこの長時間露光によるノイズに付いて尋ねたら、事象は認識できていて、この問題は解決可能と思われると言われた。SPP のバージョンアップによって、もっとまともになるらしい。現時点ではあまり長い時間露光しないように心がけるしかなさそう。

おっと、SPP 6.0.1 でノイズリダクションを効かせるとこうなる。

『夜景』  11,905,479

色ノイズリダクションのみ最大。輝度ノイズは 0。カメラ内 JPEG のがはるかに優秀。色ノイズリダクションは非常に暗い部分の微少なものが低減されているのだけど、普通に見たのではその効果は良く解らない。グリーンとマゼンタのまだら模様は「色ノイズ」ではないようだ。
 
 
 
2ちゃんねるや dpreview.com で私が比較撮影をした SIGMA dp2 Quattro と SIGMA DP2 Merrill の画像の一部が話題になっているとメールで教えてくれた方がいたので、見に行った。

いやはやひどいものである。画像の一部を切り出して、拡大してあるのだけど、その拡大方法がバイキュービック法である。バイキュービック法は拡大時に補間処理が入るので実際の画像にない細部を作り出してしまうため、画質の比較を行うときの拡大方法としては絶対に使ってはいけない拡大方法である。

デジタル画像の一部を拡大して比較する場合には、大きな原則がある。まず、デジタル画像のファイル形式が JPEG でないこと。TIFF が望ましい。そして、拡大する場合には一般的に使用されているバイキュービック法ではなくニアレストネイバー法を使いピッタリ 200% とか 300% で拡大することである。

なので、話題になっている画像(いつものテスト撮影画像)を TIFF で保存したものから当該部分を切り出して、ニアレストネイバー法を使って拡大し、それを PNG で保存した画像をここに掲載しておく。

アパートの戸袋が解像しているかどうかは、この画像を見て判断して欲しい。なお、dp2 Quattro の画像で飛び飛びに解像していないのはモアレが原因である。輝度モアレというのは意外と出ないので、どの様な出方をするのかご存じでない方が多い。下に2枚、輝度モアレが出ている画像へのリンクを張っておく。



どこに輝度モアレが出ているか、探してみて欲しい。輝度モアレが出現するための条件はたった2つ。被写体の規則的なパターンがセンサーのドットピッチ(時には2倍、3倍)にほぼ等しいこと。レンズの解像度がセンサーのピッチ以上であることの2つである。解像度の低いレンズでは輝度モアレは発生しない。もちろんローパスフィルターを使っているベイヤー型イメージセンサーでも発生しない。ローパスフィルター無しのベイヤー型イメージセンサーの場合は輝度モアレより色モアレ(偽色)が発生するためにまずそちらに目が行くのではないかと想像する。もし、ベイヤー型イメージセンサーを使ったカメラで輝度モアレが発生している画像をご存じの方がおられたら教えて欲しい。

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コメント

> @1008988 さん

3.2 秒以上というと長時間露光後にダークノイズを取得してノイズリダクションが(自動的に)掛かるシャッター速度ですね。ダークノイズ取得時には背面液晶に砂時計が表示されるので、それと判ります。

カメラ内 JPEG ではそれほどひどいことにならないようなので、ダークノイズ取得をした後の RAW データに対する SPP の現像方法(ノイズリダクション)に問題があるのでしょう。改善の余地はあると思われます。

ファームウェアに原因が無いとも断言できませんが、アップデートを待ちましょう。

投稿: maro | 2014.07.07 14:06

はじめまして。
情報ありがとうございます。

長時間露光の現象、私も発売日の夜から悩んでおりました。検証したわけではないので遭遇したケースだけですが、3.2秒から既に発生しており、2.5秒で発生していないことからそれ以下にしようと判断しております。

投稿: @1008988 | 2014.07.07 13:06

>maroさん
MacOS 10.9.3は評判が悪いみたいですね。
うちの環境では、iTunesとiPad類の動機が怪しいことが多い以外は、他には困っていなかったのですが・・・。
今から以前のバージョンに戻すのはしんどいので、しばらくはWin版で現像してみます。

>Hexagonさん
再起動やアクセス権修復、OnyXなどでもだめだったのですが・・・あれ、10.9.4が出ていますね。
後でアップデートして試してみます(でも、期待薄・・・)。

投稿: だびょん | 2014.07.05 11:24

> だびょんさん
SPP 6.0.2
ほぼ同じ環境ですが、起動はできています。
Mac mini 2.6GHz Intel Corei7 16GB/OS10.9.4 (13E28)
ただし、Fusion Drive です。

たまに、「ファイルI/Oエラーが発生しました。ハードディスクまたはリムーバブルメディアを確認してください。」というトボケたエラーが発生して起動できなくなりますが、システム再起動後には、また起動します。この点は、SPP 6.0.1 となんら変わっていません。

エラー直後にあえて再起動せず、別アカウント(たとえばゲスト)でログインして、アプリが起動できるなら、ローカルアカウント内に不正なテンポラリファイルでも作られている可能性がありますね。とりあえず、アクセス権の再構築と、OP+COM+P+R ぐらいでいかがでしょう。

投稿: Hexagon | 2014.07.05 00:32

> だびょんさん

ご愁傷様です。私が行っている会社その1には Mac が 40 台あるのですが、ついこの前アップデートした 10.9.3 のマシンは不具合が多いとのことで、全て 10.8.5 に戻してしまったため、10.9.3 での検証が出来ません。

シグマにお問い合わせください。

Boot Camp と言う選択肢もあるかも・・・。(^^;

投稿: maro | 2014.07.04 22:31

maroさん、いろいろな検証、ありがとうございます。
長時間露光の現象、知りませんでした。

さて、SPP 6.0.2が公開され、早速ダウンロードしてみましたが・・・やっぱり私のMac (OS10.9.3、Mac mini 2.6GHz Intel Corei7 16GB)では起動できません(涙)。

投稿: だびょん | 2014.07.04 22:09

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