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SIGMA dp2 Quattro 不祥事案件その1 暗部の解像度が低い。 2014/07/02

SIGMA dp2 Quattro はシグマを信じてその画質を調べもせずに購入した人々にかなりのガッカリ感を与えているようだ。

現時点でわかっている問題点を一つずつ明確にして行こう。

まず、私の 2014年6月27日の記事 SIGMA dp2 Quattro vs SIGMA DP2 Merrill に対して Hexagon さんから「公園内の一番手前の木の根元を見て頂きたい。ピクセルのレベルでしょうか?」とコメントを頂いた。

これに対して私は「私が「許容範囲」とコメントしたのは、この比較画像を撮影した2日後で、dp2 Quattro の画像で、現像の時の条件をいじくって見た後だった為です。言葉足らずでスミマセン。」とお詫びしている。

いちいち前の記事のサンプルをご覧頂くのも申し訳ないので、同じものをこの下に置いておく。

SIGMA dp2 Quattro f:5.6


SIGMA DP2 Merrill f:5.6


Hexagon さんご指摘の一番手前の木の根元を TIFF で現像し直したものを切り出してニアレストネイバー法 200% 拡大でご覧頂く。

一番上が dp2 Quattro で DP2 Merrill と同じ輝度ノイズリダクション真ん中(0.5)、真ん中が DP2 Merrill、一番下が dp2 Quattro の輝度ノイズリダクション 0 である。後からさらに下に DP2 Merrill のノイズリダクション 0 も付け加えた。

ついでに dp2 Quattro の輝度ノイズリダクション 0 を下に掲載する。

SIGMA dp2 Quattro f:5.6 輝度ノイズリダクション 0


センサーの構造自体が大きく異なるのに SPP で同じ設定を使って現像したものを比較することが正しいかどうかを考察すべきだったと後で気が付いた。が、DP2 Merrill と dp2 Quattro の画像を同じ条件で現像する事にも意味が無いわけではない。それによってセンサーの表現力の違いがわかるのだから無駄であったとは思わない。

シグマでは dp2 Quattro の暗部はノイズリダクションの最適化が不十分なため解像度が低くなってしまうことは解っているらしい。おそらく SPP の改良によって、dp2 Quattro の解像度はもう少し上がると予想しておこう。


明日は不祥事案件その2「ビアガーデン現象」について。ただし、事象を確認しただけで、まだ未解決。解決可能かどうか、じっくり考えて見たい。

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コメント

> Hexagon さん

仰せの通りだと思います。SIGMA dp2 Quattro を入手すべきかどうかを判断して頂くためのお手伝いをしているつもりはありますので、なるべくご希望には添いたいのですが・・・。

ただ、現在の FOVEON は肉眼でははっきり見えないものが写真にする事でとてもよく見えるようになっている事は確かです。

私はそのレベルである程度満足してしまうので、それ以上の追求をしようとは思わないようになって来たみたいです 。

最近はプリントすることが多くなってきたため、ディスプレイで大きく拡大して見ることは単なる「楽しい事」になっていて、それを突き詰めて行くことに重要な意義を見いだせずにいるというのが本音です。

投稿: maro | 2014.07.03 21:09

>陸橋(正確には「跨線橋」)は質感を云々するには遠すぎます。「質感」ではなく「見え方」の問題だと思います。

ここで、皆さんが問題にしているのも「質感」ではなく「見え方」だと思います。このページ内で「質感」と「見え」を検索しても、それはわかります。

撮影者以外は、被写体の実際がどうなっているのかはわかりません。それでも、1mぐらいの距離で跨線橋や木の根っこの部分を写せば、たとえそれが携帯カメラであっても参考になるのではないか、と思ったまでです。

そうすれば、木の根っこの丸いモノがデッカいノイズか、たまたま顔を出したモグラだったのかどうかも判明します。

また、跨線橋の壁面が奇麗になってしまったのは、雨のせいなのか Quattro のせいなのか、それとも Merrill こそがすべて諸悪の根源だったのか、なども判明するのではないか。

要は、在るはずのモノが写っていない、または無いはずモノが写っているということが、疑心暗鬼の元になっているのではないかと。

共通認識がずれたままの論議に終始していたのでは、折角公開して頂いた作例が勿体無いと思ったからに過ぎません。

投稿: Hexagon | 2014.07.03 20:48

まとめレスで失礼します。

> Hexagon さん

私は FOVEON センサーによって撮影された写真が大好きです。なので、何とか自分自身で納得が行く出力をどうしたら得ることが出来るのかを試行錯誤します。

ノイズが多い事で質感の描写が良いような印象になる事は確かで、特に精緻な描写が重要な写真の場合はノイズリダクションを使わないという選択も「あり」だと思います。

幸か不幸か色ノイズリダクションはのっぺりした部分にしか上手く働いてくれません。7月1日にアップした作例で「工事中」と言うのがありますが、手前の歩道は色ノイズのサンプル画像になっています。

レタッチしてしまえば綺麗に消えてしまうのですが、同時に微妙な色味も消えてしまいます。何とも頭の痛い問題です。私自身はこの無彩色部分に出現する色ノイズが FOVEON センサーの最大の欠点だと思っています。


> 渡辺さん

参考にさせて頂きました。

「青春18きっぷ現象」濃紺の上に赤い文字が2~3ピクセル相当で書かれていて、それがほぼ完全にボケています。基本的には「ビアガーデン現象」と同じ原因で発生しているのは間違いないでしょう。単に色の組み合わせが異なるだけです。黒地に赤とか、ピンク地に黒、赤地に黒、グリーン地に赤、水色地にピンク等々。色の組み合わせはいっぱいあるようです。

SD15 の時代に Quattro の 30mm に相当するレンズはありません。敢えて比較するのであれば、DP2x になるかと思います。今度やってみましょうか?

私が DP2 Merrill をあまり使わずに SD1 で多くを撮影していることの理由は DP2 Merrill の不自然な解像感をあまり好きになれないからです。

'Local Contrast Enhancement'処理の違いが見栄えの違いを生んでいるだけではないか?
と言う部分に関しては、全く解りませんとしか言えません。自分で SPP を作って見たいとは思いますが・・・。(^^;


> Mr.J

I did it.


> 茶虎猫さん

私と同じ様な感性をお持ちのようで。心強いです。


> Hexagon さん

陸橋(正確には「跨線橋」)は質感を云々するには遠すぎます。「質感」ではなく「見え方」の問題だと思います。ただ、ノイズが絡むと何となくそれらしく見えてしまうことも有り、難しいですね。


> だびょんさん

正直な気持ちとしては「フレー!フレー!シ・グ・マ」であります。

投稿: maro | 2014.07.03 20:02

>SIGMA dp2 Quattro はシグマを信じてその画質を調べもせずに購入した人々にかなりのガッカリ感を与えているようだ。

まさにその一人だったりします(^^;)。
でも、ノイズリダクション0だと、Merrilの精細感とさほどかわらない感じに見えます(ちょっと安心)。
これで、マゼンダなどの色ノイズをうまく処理してくれれば、そんなにがっかりしなくてもいいかも。
続きの記事も楽しみにしています。

投稿: だびょん | 2014.07.03 17:05

ま、陸橋の側まで行って、一枚撮ってくりゃハッキリするでしょうな。

いや、別にどうしてもやって欲しいと言っているわけでは、ありま…。

Merrill LOOK が大好きです。(^^)

投稿: Hexagon | 2014.07.03 09:34

渡辺さんのコメントはなかなか興味深い考察です。

私の場合、自分の目で見えている以上のものが写っているのがFOVEONの魅力です。センスオブワンダーの世界ですね。

単純に拡大して「こんなところまできっちり撮れてる」とにんまりする楽しみもあります。かつて「カメラマン」誌の「オリモト」氏のコーナーでもそんな記事がありました。

ただメリルは「見えすぎ」で疲れてしまい、結局3台とも手放して今は旧FOVEONです。DP1Q待ちですが、クワトロでは凄く欲しくなるような作例にはまだ出会っていません。

シグマ公式のサンプルがもっと見たいです。
ユニークなフォルムでメリルのときよりも話題になっているにもかかわらず、スペシャルサイトも力の入ったパンフレットもないので、何かしら問題があるのかと勘ぐっています。

投稿: 茶虎猫 | 2014.07.03 09:06

Merill NR 0 is missing

投稿: J | 2014.07.03 04:47

Hexagonさん、maroさん、

> 表面がやたらにキレイになってしまったように見える

これはどうでしょうね?
 
maroさんのこのポストで議論されている’暗部ノイズリダクション'に
かかる解像度低下という現象の他にもう1つ、
Merrill/SPP5or6と、Quattro/SPP6での
'Local Contrast Enhancement'処理の違いに
起因しているのではないか、という議論があります。

出羽の守で申し訳ないが、dpreviewからその議論を引いてみます。

まず議論の端緒はこちらのポストで提示されているMとQの比較画像。
http://www.dpreview.com/forums/post/53943393
http://www.dpreview.com/forums/post/53943856
屋根のタイルに注目。

さて、この画像比較をみて、
「やっぱりMの方が"リアル"で、Qの方はノッペリだ」という評価が適当でしょうか。

1つの議論として、
「'Local Contrast Enhancement'処理の違いが見栄えの違いを生んでいるだけではないか?」
という推測が提示されています。 
あくまで簡単な検証として、Qの画像も、"Merrillっぽく"することはできるYO"
という例示が以下の2リンク。
http://www.dpreview.com/forums/post/53944719 (説明)
http://www.dpreview.com/forums/post/53944813 (画像)

ついでに、もう一度元の比較画像(53943393)の、
黄色い壁と、白いドアの写りの違いを見て頂きたい。
見ようによっては、Merrillの絵は大げさにわざとらしく
陰影模様が強調され、HDRかCGっぽい、Quattroの方がナチュラルだ、
ということはできないでしょうか。
実際に肉眼でみたとして、本当にMerrillのように映ったでしょうか?

ここまでくると、当然の帰結として、
『"FOVEON LOOK"とは何か?』
という命題を考えずにはいられません。

単にMerrillは、『Merrill LOOK』なだけなんじゃないか?

中には、「Quattroは、真のSD15の後継だ!」などと言っている人も
いて、さて、いったい何が「正しい」のか。

maroさん、
1つ興味があるのですが、SD15で撮った同じベランダからの写真で、
今回のQuattroの画像と比較できるものはないでしょうか。

> 陸橋や側道あたりの表面がやたらにキレイになってしまったように見える

が、SD15でどう見えるのか。興味があります。
解像度が違うので単純な比較はできないでしょうが、しかし、
『FOVEON LOOK』についての考察はできるかもしれません。

如何でしょう?

長文失礼しました。

投稿: 渡辺 | 2014.07.03 01:26

maroさん、

Just FYI,

> ビアガーデン現象

既にご存知であったならごめんなさい。
もしかしたら同根現象である可能性のある
「青春18きっぷ現象」というのも話題にあがっています。

http://foxfoto.exblog.jp/22876789/

ただ、これは比較対象となる画像が存在しないので、
ブログ主さんも仰っている通り、もしかしたら
現実にぼんやりとそのように書かれている、
という可能性は否定されていません。

どうなんでしょうね? 面白いですね。

投稿: 渡辺 | 2014.07.02 23:50

いやまあ、ほんのカルイ気持ちで、気になった点をご報告申し上げただけのつもりだったのですが、大変なお手間をとらせて申し訳ない。

右の方にあるホクロが気になるけど、たしかにかなり DP2M に近づきはしますね。いっそう木目細かさも感じられるので、メーカの云う30%もの解像度アップには少し足りないようですが、将来的には期待してもいいのかも。

ただ、雨の影響か右端の陸橋や側道あたりの表面がやたらにキレイになってしまったように見えるのは、NR0 でも戻ってこないでしょうね。

期待したのは解像度ではなく解像感なので、たとえゾンビと言われようとも、そこに在るモノが当たり前に写っている写真が好きです。(^^)

投稿: Hexagon | 2014.07.02 22:56

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