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SIGMA Photo Pro 6.0.6 が公開された。その2 2014/09/04

ほぼ1ヶ月前、dp2 Quattro のファームウェアがアップデートされた。その時点で DP2 Merrill と SD1 それに dp2 Quattro で雲を写し比べた。その画像を SPP 6.0.6 で再度現像してみた。

絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード
現像条件は全て同じ。彩度 -0.1、シャープネス -1.0、X3Fill Light +0.3。輝度ノイズ 0.25、色ノイズ 0.5。

SIGMA dp2 Quattro @f:6.3 1/500Sec. ISO100 SPP 6.0.6


SIGMA dp2 Quattro @f:6.3 1/500Sec. ISO100 SPP 6.0.5


ディスプレイ上で1:1の表示をさせて比べて初めて判る程度の違いであるが、雲の部分を良~~~く見ると、ホンのわずかではあるが SPP 6.0.6 で現像したものの方が、以前のものより若干解像している。が、DP2 Merrill 並みの描写をするようになったとは言えない。雲の表現力はイマイチである。が、こちらのが自然だという意見も無くはない。

地上の部分はシャープネスとノイズリダクションが共に減少した感じ。素直に解像つつ、細部のディテールの描写が上がった。その代わりにノイズが増えている。

今までは輝度ノイズリダクションを 0.25 で現像する事がデフォルトだったけど、今後は DP2 Merrill 同様、0.5 で良いと感じた。

ビアガーデン現象を無くすことは非常に難しい様な気がする。が、実害が大騒ぎしなければならないほどのものでもないので、今のままでも良いのではないかと思う。A0 サイズにプリントして、あらかじめそのごくわずかなボケが出現するであろう場所を解っていて、詳細にチェックした時に初めて気が付く程度のものだからだ。

今回の改良にしても A3 サイズ程度のプリントではほとんど違いは判らないが、SPP 6.0.6 によって dp2 Quattro の解像感が増して、細部の描写が良くなった事は確かだ。にもかかわらずシャープネスの処理が強くなった印象は受けない。むしろわずかではあるがおとなしくなっている感じ。個人的には SPP 6.0.5 までの描写でもひどいという感じは無かったが、今回のアップデートでさらに好ましいものになったことは確かだ。

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コメント

どうでも良い話ですが、恐らく仰っているのは法令上のリコールの事で、企業の自主的な無償修理等は他のカメラメーカーでも行っていますよ。

投稿: omiya | 2014.09.06 22:25

> Hrt さん

同一のコメントが重複しておりましたので、一つ削除しました。

「リコール」の正しい意味は仰せの通りです。が、世の中にはその常識を持ち合わせていない方が大勢います。

私は他の方の非常識や無知を指摘する事が大好きですが、公の場では放っておくことにしています。

ブログやコメントに書くことは各自の責任においてなされます。間違ったことや非常識なこと、不正確なことが書かれていたとしても、それは書いた人の責任です。

それを放っておくことが正しい事かどうかはわかりませんが、下手に波風を立てるよりは良いのではないかと言うのが私の判断です。

投稿: maro | 2014.09.06 21:09

リコールは安全性に問題がある場合に発動されるもので、カメラでリコールはありません。

投稿: Hrt | 2014.09.06 17:21

> mo さん

私もほぼ同意見です。DP2 Merrill ほどの描写力はありませんが、解像し過ぎの一歩手前で踏みとどまっている感じです。

輝度ノイズリダクション 0.5 あたりが落としどころでしょう。

投稿: maro | 2014.09.05 08:17

> omiya さん

> いや、これは明らかにシャープネス処理をかけ過ぎたときに見られる、コントラストの向上と、エッジの立ち、ノイズの載りだと思うのですが。

私が画像を見て判断して限りにおいてはシャープネス処理をかけ過ぎたときに見られる、コントラストの向上と、エッジの立ち、ノイズの乗りは少なくなっていて、輝度ノイズリダクションの掛かり方を少なくした時に見られる微細な部分でのコントラスト向上とノイズの増加が見られると感じました。

omiya さんが書かれていいる「エッジがきつくなって」の部分は賛同できかねます。

シグマの姿勢云々は私が関知しないところですが、dp2 Quattro が他社のカメラより明らかに優れた解像度を持つカメラである事は確かです。

もちろんより良いものを求める気持ちは同じだと思いますが、許容範囲のあり方が人によって様々ですので、異なる意見が出て来るのも致し方のないことです。

投稿: maro | 2014.09.05 08:15

omiyaさん
6.0.4にアンシャープマスクをかけるより、私には6.0.6の方が好ましく見えます。また、小さな折り返しの続くレンガのパターンだとアンシャープマスクは効果的ですが、それ以外の対象だと、かなり縁取りが目立って見えると思います。6.0.4はそういう傾向でした。
6.0.4の描写にアドバンテージを感じる方は、SIGMAは旧バージョンを伏せてしまうので、消さないように気をつけなくてはですね。

投稿: mo | 2014.09.05 00:25

moさん。
maroさんの作例を拝借しFoveon BBSへ解説写真を掲載してみました。
これを見る限り6.0.6の方は「シャープネスを少なくし、ノイズを塗らずに解像感を出す処理とした」とは、私の目にはどうしても認識できません。
「コントラストが高くなり、エッジがきつくなって、ノイズが増えた」と見えます。45の数字は幾分はっきりしましたが、他の文字はエッジが乱れ輪郭が少々ガタガタしています。
2枚目の写真は6.0.4の方をPhotoshopでコントラストを上げ、アンシャープマスクを強めたものです。ビアガーデンはさすがに治りませんが、6.0.6に近づいた様に見えませんでしょうか。

投稿: omiya | 2014.09.05 00:08

omiyaさん。
旧SPPと新SPP、意外に思われるかも知れませんが、新SPPでは全体のシャープネス処理は弱まっています。旧SPPの現像は、かなり強烈なアンダーシュート(輝度差の境界に暗みをつくる処理です)が特徴的でしたが、新SPPはそれを控えめにしつつ、ノイズを塗らずに解像感を出す処理に変えているようです。色を推定する演算自体をいじっているようで、暗部と明部で処理を変えているのか、同傾向の連続ピクセルで閾値を作っているのかは分かりませんが、いわゆる単なるシャープネス強調(輝度差の境界でオーバーシュート、アンダーシュートの処理をする)とは異なるようです。例のビアガーデンの垂れ幕も、実際に自分で撮影したものを新旧SPPで比較してみましたが、今回の新バージョンで「解決した」と私は思っています。
私はMerrill派で、できればQuattro路線は止めてほしいのですが、現状のベイヤー演算がほぼ正確な色を突き止められているように、恐らくQuattroも実用上問題の無い、恐らくベイヤーを超える正確な色の推定を実現するのだろうと思います。それを良しとするかはまた別の話ですが…。個人的には、電池が30分で切れてもいいから、超高画素の4:4:4画像を短時間で処理できる筐体を出してもらいたいんですけどね…。「リコールに値するのでは」という気持ち、同意はできかねますが、分かります。

投稿: mo | 2014.09.04 23:21

いや、これは明らかにシャープネス処理をかけ過ぎたときに見られる、コントラストの向上と、エッジの立ち、ノイズの載りだと思うのですが。。。maroさんがシャープネスがおとなしくなったと感じるというのは、にわかに信じがたいですが、そうお感じになる方もいるのでしょう。

それから「実害が大騒ぎしなければならない」という方は他にもいるようです。しかし個人の一つの受け止め方としてはそれでも良いかもしれませんが、「小さいサイズであれば気がつかないので」とか「この様な被写体を撮るシチュエーションは少ないから」といった結論は、営利企業の出すものとしてどうでしょう。maroさんも「私は気にしませんが。。。」といった表現とした方が誤解が生じないと思います。そもそもシグマさんはISO9001の認証取得はしていないのでしょうか。。
もしシグマさんがその方針で行くのであれば、企業コンプライアンス上、公言した上で販売すべきことと思います。極論を言えば、実害がないと断言してしまうのであれば、ビアガーデン発生部分だけでなく全ての条件でその現象が見られても、実害はないとも言えてしまいます。極めて個人的な意見としてリコールに値する商品だと思います。

投稿: omiya | 2014.09.04 22:37

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