« 今日は・・・もう無し。 2016/07/07 | トップページ | sd Quattro ってどうよ? 2016/07/09 »

ビアガーデンの季節。 2016/07/08

今日も暑かった。私は下戸なので、仕事でお酒を飲む必要がなくなってからは、滅多にお酒を飲むことはない。お付き合いで多少飲むことはあるが、ビアガーデンには 30 年以上行ってない。が、さすがの私でも、今日の様な日にはビアガーデンに行って、キンキンに冷えたコーラをジョッキで飲みたくなる。

今日はイヤイヤ会社その1に行ったのだけど、ただでは転ばない。ほぼ2年前の 2014年7月3日に、私は SPP 6.2.1 のテストのために会社に dp2 Quattro を持って行って、ビアガーデン現象が間違いなく起きる被写体を撮っている。

で、その時の写真の問題の箇所を切り出したものがこれである。

SIGMA dp2 Quattro @f:5.0 1/400Sec. ISO100 EV-0.3
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード
SPP 6.2.1 シャープネス -1.0、ノイズリダクション 真ん中

写真に写っている看板の小さくて黄色い文字「故障の際は、タイムサービス(株)0120-77-8924」だけがかなりボケている。水色の背景に黄色で文字が書かれていると、その文字の輪郭がボケてしまうと言う Quattro センサーのみで出現する不具合である。

これを人呼んで「ビアガーデン現象」と言う。2年前に THE FOVEON BBS で pikipiki さんが教えてくれた。これはこの現象を発見したのが新宿の京王百貨店に下げられた水色の垂れ幕を撮影したところ、黄色で書かれた「ビアガーデン」の文字だけがボケていたからである。そこから、自然発生的にこの名前が付けられた。シグマでもこの現象は承知している。ただし、公式にそれを認めたことは無い。

で、上の写真を SPP 6.4.0 で全く同じ条件で現像して見た。

SIGMA dp2 Quattro @f:5.0 1/400Sec. ISO100 EV-0.3
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:スタンダード
SPP 6.4.0 シャープネス -1.0、ノイズリダクション 真ん中、ディテール 0.33

SPP 6.4.0 ではホワイトバランスをオート(色残し)にしたため、色味が若干異なるけど、どちらもほぼ同じ。これで判るのは SPP のバージョンが上がったからと言ってビアガーデン現象の出方が変わった訳ではないと言うこと。


で、フト思いついて、今日の昼間に同じ看板(2年前とは内容が違っているけど、肝心なところは同じ)を sd Quattro で撮影してみた。



SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art @18mm f:5.0 1/500Sec. ISO100
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:スタンダード
SPP 6.4.0 シャープネス -1.0、ノイズリダクション 真ん中、ディテール 0.33

そして、肝心な部分を切り出したものが下の写真である。

シグマは公式にはビアガーデン現象を認めていない。おそらく、必ずいつかは克服してみせるとの決意があったからだろう。なので、それがほとんど問題のないレベルまで解消できても、声高に喧伝はしない。粛々とこのやっかいな障害と2年の長きに渡って闘ってくれたのだろう。本当にご苦労様でした・・・。

この前の sd Quattro の体感イベントで3年半ぶりくらいにお目にかかった Yoshi さんは毎年ニューヨークに紅葉を撮影するために出掛ける方なのだけど、dp Quattro を持って行って、1ピクセルで表現されるような非常に微妙な紅葉のグラデーションが綺麗に表現されなかったと嘆いておられた。

> Yoshi さん、今年は sd Quattro でお試し頂きたい。

|

« 今日は・・・もう無し。 2016/07/07 | トップページ | sd Quattro ってどうよ? 2016/07/09 »

コメント

maroさん
先日は久しぶりにお会いできて光栄です。
多様なテスト大変参考になります。ビアガーデン現象はかなり改善されたようですね。
SDQは予約して発売日には届いていたのですが、生憎旅行中でした。今日戻り今充電中です。明日からテスト撮影します。
昨年の紅葉撮影はα7RⅡをメイン機としてDPQ4兄弟は余裕のある時のテスト撮影に使用しただけでした。DP0Qの遠景描写では残念な場面もありましたが、DP3Qで撮影した中距離の描写ではFoveonならではの絵もあり感動しました。
今年はアダプターでレンズが共用できることもあり、テスト撮影の結果次第ではSDQメイン、α7RⅡサブの運用もありな予感がします。
正確なピントが得られることと書き込みスピードのアップが実現しただけで本来満足なのですが、あのEVFを見てしまうと可動式にしてウェストレベルで使用できるようにしなかったシグマって本当に不思議な会社だと思います。

投稿: Yoshi | 2016.07.11 21:25

> ka_tate さん

SPP 6.4.0 のアップデート情報に「sd Quattroおよび、dp Quattroで撮影されたRAWデータ現像時の赤の滲みの改善と、ハイライト部の描写を向上させました。」とあります。

今日明日中にチェックしてみますので少々お待ちください。

投稿: maro | 2016.07.09 10:32

ビアガーデンで一番気になるのが赤と黒の組み合わせです。境界線がギザギザになったり、明らかに色が濁っていると感じる事が多かったです。公式の赤いバイクも赤と黒の境界線だけが不自然にぼやけていました。製品版ではどうなっているのか気になります。

投稿: ka_tate | 2016.07.09 10:26

maroさん、いつもありがとうございます。
「ビアガーデン現象」、センサーの構造的問題で克服はさすがに無理だろうと思っていましたが、ちょっと驚きました。
これ、今のファームウェアのdpシリーズで撮るとどうなんでしょう。dp2は出たばかりの時の画質とその後のファームアップを何度かした後では別物の画質になっていると思いますが、今のdpでは改善されているのでは?(基本的に、同じセンサーですし)
Quattroセンサー、最近は撮れた写真の画質には満足していたのですが、どこかでセンサー構造のせいで欠落してうまく再現できていない情報があるのでは・・・とスッキリしていなかったのですが、だいぶ安心しました。

sd Quattro、まだあまり使えていませんが、思ったより軽量だな、と思いました。背面液晶はとても見やすくていいですね(これでバリアングルなら、もっと嬉しかった)。サブ液晶がとっても見やすくて便利です。
それと、SFDモードがQuick setからオン・オフ切り替えが選べるといいなと思いました(今の所できませんよね?)。

そういえば(小雨の降る中でアンブレラホルダーを使って三脚撮影中、涼しい朝)撮影中、急にどのボタンにも反応しなくなり、電池を入れ直してようやく元に戻る、といったことを経験しました。
使い始めて5分後くらい、熱警告なしの状態でした。
まだちょっと挙動が不安定なのでしょうか?

投稿: だびょん | 2016.07.09 05:58

わたしは、「ビアガーデン現象」に象徴される 1:1:4 Foveon の傾向に懐疑的になっていましたので、dp Quattro は見送ってきました。DP Merrill を3台持っていたので必要性を感じなかった事もありますが。

ですが sd Quattro の魅力には勝てず「ビアガーデン現象」くらいは許容範囲かと思って購入しましたが、見事に克服されてた様子でとても嬉しく思っています。

多忙なので、まだ箱から出してもいませんが、土日にはいろいろ試したいと思っています。

投稿: momo195 | 2016.07.09 01:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今日は・・・もう無し。 2016/07/07 | トップページ | sd Quattro ってどうよ? 2016/07/09 »