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SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM の写し比べ。 その3 2016/10/26

超望遠域でのブレは半端ではない。普通の撮影では絶対に使えない方法でカメラやレンズを保持してもあまり意味が無いので、何とか三脚と望遠レンズサポートだけでブレを抑える事を考えた。最終的には、三脚の2段目と3段目を使わない、つまり三脚を全く伸ばさないことで何とかブレを抑えることが出来た。

撮影したのは昨日。カメラは SIGMA SD1。撮影時と現像時の設定は全て「絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード」。描写力に関わる現像時パラメータは全てコントラスト +1.0、シャープネス -1.0、色ノイズリダクション 0.50、輝度ノイズリダクション 0.5、倍率色収差補正レンズプロファイル 1.0 で統一してある。

SPP での現像時に焦点距離が同じで、絞り値が同じ物は異なるレンズで写していても、明るさと色調がほぼ同じになるように露出とカラー調整で合わせた。

撮影したのは 150mm、300mm、600mm の各焦点距離である。

まずは 150mm から

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @150mm f:5.0 (6,419,911 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @150mm f:5.0 (6,021,355 Byte)


ピントは画面の中央で合わせてある。どちらも良い描写であるが、やはり Contemporary のが解像している。


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @150mm f:5.6 (6,605,462 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @150mm f:5.6 (6,091,483 Byte)


f:5.0 とほとんど変わらない。全体に描写が良くなっている。全く問題無し。


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @150mm f:8.0 (6,413,449 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @150mm f:8.0 (6,367,330 Byte)


f:8.0 になると回折の影響で全てのレンズの描写がごくわずかではあるが画面全体に渡って甘くなる。そのせいと被写界深度が深くなっていることもあって、ほとんど差の無い描写となっている。


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @300mm f:5.6 (5,888,384 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @300mm f:5.6 (5,671,399 Byte)


ピントは画面のほぼ中央で合わせてある。ほとんど差は無いが Contemporary のが少し良い様な感じ。どちらも絞り開放とは思えない描写である事は確か。陽炎の影響が出ている。


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @300mm f:8.0 (7,989,381 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @300mm f:8.0 (8,272,548 Byte)


ほとんど差は無い。が Sports の描写が f:5.6 より良い。被写界深度が深くなるせいがあるのだけど、画素ピッチが5ミクロンしかないデジタルイメージセンサーにおいて f:8.0 の描写が f:5.6 より良くなると言うのは、絞り効きのするレンズ=収差が多いレンズと言うことになる。フィルムの時代ではこれほどまでに写真を拡大して鑑賞する事は無かったし、「画素」が無かったので、絞り値 f:8.0 で回折によるボケが起きることが認識されることはなかった。


600mmm

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @600mm f:6.3 (4,582,677 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @600mm f:6.3 (4,438,056 Byte)


ピントは画面のほぼ中央やや上、マンションの壁で合わせている。sd Quattro で撮影した時と同じで Spors のが少し大きく写っている。ほとんど差は無いが周辺部の描写に関しては Contemporary のがほんの少し良いが、倍率色収差は Sports のが少ない。


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary @600mm f:8.0 (4,498,881 Byte)


SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports @600mm f:8.0 (4,492,600 Byte)

f:8.0 だとほとんど同じ。実用的には全く問題ないが、今ひとつ良い描写をして欲しいものだ。SD1 だと sd Quattro では全く気にならなかった中心部と周辺部の色被りが気になる。普通は周辺部にグリーンが被って来るのだけど、600mm では周辺部にマゼンタが乗って来ている。周辺部色被りの補正過多が原因か?

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コメント

> momo195 さん

シグマ製レンズ交換式デジタルカメラのユーザーであれば Contemporary で良いのではないかと思いますが、キヤノンやニコンのフルサイズ機のユーザーで風景がメインの場合は Sports のが良いかも知れません。

いずれにしても堅牢性と耐久性において Sports が優位である事は確かだと思います。

投稿: maro | 2016.10.27 07:10

ブレに対しても大変厳密な方法でのテスト撮影参考になります。

拝見した限りの私見ですと、やはり堅牢性と、操作性(直進ズーム的に使って問題ないようですが)以外に Sports の格別の優位性がないように感じました。

Contemporary 売れているんじゃないでしょうか?

投稿: momo195 | 2016.10.26 23:48

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