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最大撮影倍率の意義。 2017/05/06

田中希美男氏がレンズの仕様に書かれている「最大撮影倍率」に付いて苦言を呈しておられる。

が、「最短撮影距離」や「写界」や「最近接撮影範囲」も問題が無いとは言えないと思う。

ユーザーにとって肝心なのはそのレンズを使った時に撮影可能な一番小さい範囲(最も近づいて撮影した時に写る範囲)がどのくらいなのかだと思う。しかし、当たり前だけど、そのレンズを取り着けたカメラのセンサーサイズによって、その範囲は異なったものとなる。

だけど、最大撮影倍率とセンサーサイズが判っていれば、ユーザーは撮影可能な最小サイズを簡単に求める事が出来る。

例えば、SIGMA sd Quattro H に SIGMA 85mm F1.4 DG HSM を着けた場合、センサーサイズは 26.7×17.9mm で、最大撮影倍率は 1:8.5 なので長辺は 26.7×8.5 = 227mm、短辺は 17.9×8.5 = 144.5mm の範囲を画面いっぱいに撮影できることが判る。

もし、MC-11 を使って SONY α7R に SIGMA 85mm F1.4 DG HSM を着けたのであれば、長辺は 35.9×8.5 = 305mm、短辺は 24.0×8.5 = 204mm となる。つまり、最大撮影倍率は装着されるカメラによって変わる事は無いので、それが示されていれば、どのカメラに着けた場合でも、撮影可能な一番小さいサイズを簡単に求める事が出来る。もし最大撮影倍率が 0.117 倍のように少数で表示されていたら、そのまま割り算(26.7÷0.117 = 228mm)をすれば良い。

田中氏は「つまりですね、デジタルカメラで撮影倍率が「1:8」だとか「0.125倍」だと言ったところで、ぜんぜん意味なさないじゃないか、というのがぼくの意見なのです。 いま、このデジタルカメラ時代にあって、曖昧な「最大撮影倍率」の数値をレンズスペック表(仕様表)に記載するのでなく、最大撮影倍率のときにどれくらいの範囲が写るか、その撮影範囲(被写体範囲)を明らかにするほうがずっと"理にかなっている"ように思う。」と書いておられるが、異なるカメラのセンサーサイズ毎に範囲を記載しなければならず、シグマやタムロンの様なサードパティーにとっては、少々複雑なものになってしまうのではないだろうか。

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コメント

繰り返しの書き込みで失礼いたします。

最短撮影距離と最大撮影倍率が分かれば、実焦点距離が計算できます。
田中さんが例に挙げられたレンズでは、 NIKKOR 70~200mm F2.8 E FL ED VR は 193mm で、SP 70~200mm F2.8 Di VC USD G2 は 134mm ですね。田中さんの実測値とほぼ一致しています。
この数値を見ると、ニコンの設計は頑張ったなと思います。

全群繰り出しレンズは、インナーフォーカスとは逆に接写時の焦点距離は伸びます。例えば、Micro-Nikkor 60mm f/2.8D の等倍撮影時の焦点距離は、110mm です。

投稿: hi-low | 2017.05.07 11:30

梅里さんがご指摘の通り、最大撮影倍率こそ不変値なので仕様に記載すべきですね。
田中さんは、”センサーの画素ピッチ”と”撮影画像のピクセル当たりの長さ”の関係が腑に落ちていないのだと思います。

投稿: hi-low | 2017.05.06 22:53

田中さんは撮影倍率と画像を出力した時の絵の大きさをを混同しているような気がします。maroさんの説明で十分でしょう。センサー上での撮影倍率はカメラ本体の機種による差は差ははないので、同じ焦点距離のレンズを比較するときの仕様の情報としては接写をする者にとっては最短距離での撮影範囲を知る重要な情報となっています。レンズメーカーにとっても復数のメーカーの機種に対応しているレンズの情報としては不変の値なので仕様に表記して当然ですね。
撮影範囲は撮影倍率とセンサーサイズで分かりますよね。

投稿: 梅里 | 2017.05.06 21:01

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