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乗り鉄三昧。 2017/08/24

このところ暑さがぶり返しているためか、少々元気なしである。

日曜日は息子と一緒に船橋市にある鉄道の駅を巡るスタンプラリーのために京成線、東武野田線(東武アーバンクライン)、北総線、新京成線、東葉高速鉄道の各駅を廻って、スタンプ集め。

本日は東海道線(横浜—国府津間)「開業130周年記念スタンプラリー」で、保土ケ谷、戸塚、藤沢、平塚、大磯、国府津の各駅を廻ってきた。

写真は日曜日に行った駅で、我が家に最も近い駅と私もユー君も初めて行った駅での記念撮影。メインは α6000 でビデオを撮っているのだけど、たまにはスチルも撮らなければと思い SIGMA dp0 Quattro を持って行った。

『近くの駅にて』
SIGMA dp0 Quattro @f:6.3 1/100Sec. ISO100 EV-0.3
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:ポートレート


『初めての駅にて』
SIGMA dp0 Quattro @f:5.0 1/20Sec. ISO100
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:ポートレート

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変なバグ。 2017/08/18

KAZUA さんが Twitter に「sdQHをVer.1.0.2へファームアップした際にファームアップ時に装着していたレンズで撮影した場合のみカメラ内JPEGのEXIF上のレンズ名が文字化けするバグが発生する場合があり、SIGMAさんへ報告済みです。」とアップしている。

私が8月6日に SIGMA sd Quattro H のファームウェアをアップデートした際に取り着けていたのは 50mm F1.4 DG HSM | Art だったので、早速ここに掲載したその翌日に 50mm で撮影した「きなこ」の写真をチェックしてみた。

確かにカメラ内 JPEG ファイルの Exif Raw Data には グチャグチャに文字化けしているデータ  が記録されている。正しくは 50mm F1.4 DG HSM | Art 014 でなければならない。

これは先日公開された sd Quattro 及び sd Quattro H のファームウェアアップデートの中にあった「カメラ内RAW現像を行ったJPEG画像のEXIFに記録されるレンズのモデル名が文字化けする現象を改善しました。」と関係があるような気がする。

私の様にカメラ内 JPEG を全く使わないユーザーには問題とはならないし、拙作の SIGMA Exif Reader ではカメラ内 JPEG の Exif を読む際にもメーカーノートに記載されている内部的なレンズコードからレンズ名を参照するので、文字化けは起こらない。

ファームウェアには各レンズのレンズ名と何らかのデータが登録されていて、レンズ名は焦点距離に 16 バイト、F 値の部分に 16 バイト、修飾部に 32 バイト、シリーズ・発売年に 16 バイトを使って記録されていて、カメラ内 JPEG やカメラ内 RAW 現像の際にはこのデータからレンズ名文字列を作成して、Exif Raw データに記録しているのだろう。何らかの原因でこのデータを参照する為のポインタがファームウェアアップデートの際に装着されていたレンズの部分だけ書き換えられてしまったのだろう。この現象を修正するにはファームウェアの再度のアップデートが必要となるが、重篤なエラーではないので、しばらく放置されるかも知れない。

さっきも書いたけど、X3F ファイルから現像された JPEG の場合はこのレンズ名は Exif Raw には登録されないので、気にしなくても良い。

今夜は久しぶりに蒸し暑い。おやすみなさい。

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SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art vs SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM 2017/08/17

昨日は SIGMA dp0 Quattro と dp2 Quattro を持って、仕事に出掛けたのだけど、やはり一日中小雨が降っていて、結局何も撮らなかった。ヨメさんの誕生日だったので、銀座でささやかな誕生日のプレゼントを買って帰宅。ブログを書き始めたら、ヨメさんがスマホのメモリーが足らなくなったと言う事で、内部メモリーから画像を micro SD カードに移して、内部メモリーを空け、ついでに Android OS をマシュマロからヌガーにバージョンアップ。

私は iPhone に慣れているので、自分用のスマホは iPhone にしたのだけど、ヨメさんと「はな」は AQUOS が良いとのことで、Android である。micro SD カードが使えるのが魅力であるが、ケータイにデータを貯め込むことに抵抗がある人(私)にとっては iPhone の 32G バイトは十分な容量である。

さて、本日は薄日も差す曇天。ヨメさんと「はな」をららぽーとに残して、一人 135mm F1.8 と 50-150mm F2.8 の写し比べの為に早々に帰宅。遠方に少し陽炎があったので、ピントをずらしながらテスト撮影。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:2.8 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:2.8 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカスは奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:2.8 フォーカスは奥

50-150mm の f:2.8 は(絞り開放なので)周辺光量の不足が目立つ。また、絞り開放なのに 50-150mm ではピントの移動が良くわからない。つまり、周辺部がしっかり描写されていないと言う事。

決して悪いレンズではない 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM と比べてみて、135mm F1.8 HSM | Art がどれほど凄い描写をするレンズであるのかが如実にわかる結果となった。絞りを絞って行くにつれて、どこにピントを合わせたかが、わかりにくくなって行くのだけど、他の絞りでも同じ事をやったので(無駄と知りつつ)掲載させて頂く。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:4.0 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:4.0 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:4.0 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:4.0 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:4.0 フォーカスは奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:4.0 フォーカスは奥

当然、f:2.8 よりは良い描写となる。135mm は被写界深度を考慮に入れなければ、f:5.6 よりも良い描写をしている。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:5.6 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:5.6 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6 フォーカスは奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:5.6 フォーカスは奥

やはりここまで絞ると 50-150mm も非常に良い描写となる。が、135mm と比べてしまうと今ひとつに見える。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:8.0 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:8.0 フォーカスは手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:8.0 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:8.0 フォーカスは中央


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:8.0 フォーカスは奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM @135mm f:8.0 フォーカスは奥

フォーカス位置による描写の差はほとんど判らない。ほぼ全景が被写界深度の中に入っている感じ。ではあるが、135mm の奥に合わせた画像を見ると、奥の部分が精緻に描写されているため、手前部分がわずかにボケているのがわかる。


SIGMA 135mm F1.8 DG HSM を4回ほどテスト撮影したが、EISA Awards 2017-2018 での部門賞は伊達じゃない。現時点で最高、究極と表現しても文句は出ないだろう。とんでもなく凄まじいレンズである。

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本日は雨天なり。 2017/08/15

72年前の8月15日、関東地方は暑い日だったらしい。

135mm と 50-150mm の写し比べをしようと画策していたのだけど、今日の船橋市は時々止むけど、ほぼ雨が降り続いた一日であった。

毎週火曜日は午後からヨメさんがパート。なので、子供達の昼食と夕飯は私が作る。今日のメニュー、昼はサーモンのバター焼き。夜は鶏の唐揚げと豆腐の味噌汁。子供達が喜んで食べてくれるのが嬉しい。

明日もこのあたりは雨模様のとの事。たまには SIGMA dp Quattro を持って銀座を撮ってくるか・・・。

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今日も Windows Update と格闘。 2017/08/14

先月は Windows Update でエラーが発生してしまうマシン7台を修復したが、非常に手間と時間が掛かる作業で、少々うんざりした。しかし、よく調べてみると Windows Update が働いていないマシンが 20 台ほどある事がわかり、今日はその内の3台を片付けた。

会社その1で稼働している Windows マシンのバージョンは 7、8.1、10 と3種類あり、各バージョンによって Windows Update を正しく働かせる為の処理が異なる。一番簡単なのは 10 で、Creators Update を実行してしまえば良い。ただ、HDD が内蔵されているマシンだと、3時間ほど掛かる。そして、Creators Update を行った後に再度 Windows Update を実行し、必ずエラーになるので、再実行のボタンをクリック。2度目か3度目で正しくアップデートされる。

Windows 7 と Windows 8.1 の場合はアップデート2本を Windows Update サービスを停止しておいて、LAN に接続しない状態でインストールした後に、アップデートを実行すれば大体直る。Microsoft から公式に発表されている Windows Update のエラーを修正するツールを使って直ったものは残念ながら一台もなかった。


そんなこんなで、本日もたっぷり疲れてしまった。おやすみなさい。

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墓参りと餃子とスカイツリー。 2017/08/13

今日は一家総出で我が家の墓参り。亀戸へ出て菩提寺に行って、例のごとく亀戸餃子をイヤと言うほど食べた。家族全員、亀戸餃子は大好物。一皿に5個乗っかっている餃子を大人二人、中学生一人、幼児一人で16皿たいらげた。食べ物のメニューは餃子だけ。後は飲み物。

今でこそ一皿 250 円するが、私が父親に連れられて通い出した頃は 45 円だった。私の父親と先代の親父さんが小学校の同級生だった縁で始まった亀戸餃子通いも 50 年になろうとしている。凄く美味しいと言うよりはいくら食べても飽きの来ない味と言うべきだろう。皮が薄くて、中身がぎっしり詰まっている。

味に特徴がないことが特徴で、とにかく沢山食べられる。餃子好きには一度試してもらいたい。

ユー君はすっかり乗り鉄になってしまった。月に2~3回は遠乗りに出掛けるが、その時に持って行くのはシグマ製のカメラではなく、ソニーの α6000 である。で、スチルはほとんど撮らない。もっぱらビデオの撮影に使っていて、我が家に帰って来てから、すぐに録画したものを再生して楽しむ。

ユー君は今日、生まれて初めて東武亀戸線に乗った。私は江東区で生まれて育ち、中学生の頃は亀戸駅から足立区にある叔母の家に遊びに行くのに、この東武亀戸線に乗って、曳舟へ行き、曳舟から東武伊勢崎線(現在は東京スカイツリーライン)に乗り換えて竹の塚で降りていたので、この起点から終点までわずか5駅の東武亀戸線はとても懐かしい。私自身もこの電車に乗ったのは20年ぶりくらいである。

ユー君が東京スカイツリーに行きたがったので、曳舟から隣のとうきょうスカイツリー駅に行き、ソラマチでショッピング。「はな」はソラマチが初めてだったのだけど、その規模の大きさに驚いたようで、スマホで情報を検索した後、MAX BRENNER CHOCOLATE BAR と言うカフエに行きたいとの事だったので、私がソラマチのマップで探し出し、連れて行った。が、そのカフエの真ん前がそらまち広場と言う場所で、ユー君は地面から吹き出す噴水に大喜び。ビショ濡れになって(念の為に着替え一式は持っているので)遊んで、大満足したようだ。つまり、お姉ちゃんのおかげで水浴びを楽しむことが出来たのである。「はな」は見つけたカフェがあまりにも大人向けだったため、店には入らずに隣のかき氷屋さんで、かき氷を買い、ユー君を見張りながら、かき氷タイムを楽しんだ。

帰りはユー君が京成線に乗りたいというので(先々週、上野動物園に行くのに京成線を使ったので、気に入ったらしい)京成押上から、高砂で乗り換えて海神まで各駅停車でのんびりと帰って来た。

最近の休日はこんな風に過ごすことが多くて、スチル写真はほとんど撮っていない。

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SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 再び。 2017/08/12

このレンズは四月にシグマ本社で行われた「新製品体感イベント 2017 spring」での試写を含めれば3度目のテスト撮影となる。あらかじめお断りしなければならないのは、私が入手した個体は片ボケがあって、200mm 以下の焦点距離では中心から右端に行くに従って極端に描写が甘くなる傾向がある。

もちろん全てのこのレンズにこうした傾向があるとは思えないし、シグマに送って補正してもらうことも出来るだろう。なので、右端の描写に関しては片目をつぶってご覧頂くか、生ぬるく見守って欲しい。いつになるかは断言できないけど、適切に処理された後で、再度テスト撮影を行うことをお約束しておく。

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @100mm f:5.0

開放値 F5.0 が得られる焦点距離は至って狭い。135mm にすると、開放値は F5.6 となってしまう。何ミリまでが F5.0 をキープするかは確認していないけど、少しでもズームすると F5.0 ではなくなると思って間違いない。描写は最短焦点距離の絞り開放という条件を考慮に入れなくても(右端を除けば)かなり良い。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @100mm f:5.6

中心から左側は非常に良い描写である。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @100mm f:8.0

sd Quattro H(sd Quattro も)絞りを f:8.0 まで絞ると回折の影響が(f:5.6 と比べると)認識出来る。ごくごくわずかではあるが全体に描写が甘くなってしまう。が、被写界深度は深くなるので、レンズのアラは目立たなくなる。恐ろしく凄まじい描写をするレンズ(Art の単焦点レンズ)でなければ、パンフォーカスが目的の場合に f:8.0 まで絞るのは「有り」だろう。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @200mm f:5.6


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @200mm f:8.0

100mm と比べて被写界深度が浅いので合焦している範囲は狭いが、描写力そのものはかなり良い。実用的には全く問題はない。右端の片ボケもあまり目立たなくなる。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @300mm f:6.3


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @300mm f:8.0

300mm での開放値は F6.3 となる。欲を言えばもう少し粘って欲しいところである。が、描写自体は悪くはない。300mm でこれだけ写れば文句はないだろう。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @400mm f:6.3 1/500Sec.

望遠端である。かなり頑丈な三脚を使っているのだけど、SIGMA sd Quattro H のフォーカルプレーンシャッターから発生する振動を完全に抑え切れてはいないようだ。1/500 秒のシャッター速度でも、ごくわずかいブレているようだ。薄日が差してきて、遠くの景色が陽炎のため、グチャグチャになっているのが良く判る。望遠端で絞り開放を考慮すれば、合格点だろう。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @400mm f:8.0 1/320Sec.

被写界深度は深くなっているが遠景が今ひとつなので、描写が上がっているようには見えない。わずかなブレも発生しているようだ。レンズの描写力は決して悪くはないと思うのだが・・・。

一日も早く、SIGMA sd Quattro (H) が先幕電子シャッターの機能を備えることを切に望む。ただし、SFD モードではファーカルプレーンシャッターが閉じた後の振動がその次にシャッターが切れるまでに収まるとは思えないので、邸ショックシャッターモードが必要となるだろう。

なお、sd Quattro の超望遠域におけるブレに関しては昨年の10月に記事にしてある。今日のある方はご参照頂きたい。

超望遠レンズでのブレ。 2016/10/28

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SIGMA 135mm F1.8 と 100-400mm F5-6.3 @135mm 再び。 2017/08/11

昨日は疲れていて、早い時間に寝てしまった。誠に申し訳ない。

今日は朝から SIGMA のウェブサイトが全てのブラウザ(FireFox、Chrome、Safari、IE、Edge )で同じエラー「データベース接続確立エラー」を出して、接続不能になっている。サイトメンテナンス中との事で、繋がらなくなる可能性があるとアナウンスされていたが、せっかくの夏期休暇中なので担当者さんが可哀想。

さて、一昨日お約束した 135mm F1.8 と 100-400mm F5-6.3 の 135mm でのテスト撮影をご覧頂く。撮影日は7月30日。現像は全て本日、SPP 6.5.4 で GPU 高速化を使用しない状態での現像である。幸か不幸か、私の環境では CPU のみと GPU 高速化での現像に目視で確認出来る差は無いのだけど、そうでない環境の方もおられるので、敢えて CPU のみで現像している。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @135mm f:5.6

100-400mm の右端には明らかな片ボケが見られる。シグマに送り返して、再度テスト撮影を行う予定。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:8.0


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 100-400mm F5-6.3 | Contemporary @135mm f:8.0

悪い描写とは言えないが、135mm F1.8 の描写と比較してしまうと今ひとつ。やはり f:8.0 だとわずかではあるが全体に描写が甘くなる。

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今日は午前様。 2017/08/09

たった今、仕事から帰宅。午前0時を過ぎて帰宅することは滅多に無いのだけど、午後8時過ぎから Windows 10 の Creators Update を i5 の HDD マシンで始めてしまったのが原因である。

営業職の方々などはお仕事の一環としてお酒を飲む残業をしなければならない場合もあるのだろうが、私の様にシステムの開発やら、マシンのメンテナンスやらが仕事だと(幸いなことに)お酒を飲む必要が全く無い。

お酒に対する欲求が全く無いので、私はこの5~6年1滴のお酒も飲んでいない(はずだ)。家の外で飲まないことははもちろん、家の中にも料理用の日本酒以外、お酒は置いていない。

だから何というわけでは無いが、私の帰宅が遅くなるのは会社での仕事に時間が掛かった時だけである。食事もコンピュータがせっせと働いている間に済ませてしまうようにしている。

そんなわけで本日は写真の話題が無い。明日は 135mm F1.8 と 100-400mm F5-6.3 の比較を再びお目に掛ける予定である。

おやすみなさい。

(現在は10日の午前0時32分だけど、9日の日付でアップする)

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室内でのオートカラーバランス。 2017/08/08

蛍光灯の下で「きなこ」を撮影。

『お控えなすって!』(きなこ 35)
SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM @f:1.4 1/30Sec. ISO100 EV-0.3
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:スタンダード

明らかに良くなったとも言えないが、以前よりはカラー補正の量が少なくなったのは確かである。

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本日は多忙。 2017/08/07

チョット、忙しい。先々週の日曜日に ka_tate さんが翻訳してくれた山木社長のインタビューを紹介させて頂く。

シグマCEOが24-70mm Art、14mm Art、シネレンズ、ソニー、野球について語る

おやすみなさい。

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SIGMA sd Quattro H のファームウェアをアップデート。 2017/08/06

まず、アップデート前の状態を起動時間、AF の速度、室内撮影でのホワイトバランス、フラッシュの TTL 調光精度に絞って、イロイロ撮影。その後ファームウェアをアップデート。

SPP 6.5.3 ではファームウェアアップデート後の X3F ファイルは現像出来ないようなので、SPP も 6.5.4 にバージョンアップ。

撮影したファイルを全て HDD にコピーした後、SD メモリカードを sd Quattro H で初期化。けーざいさんが Twitter に「ところでシグマのsd Quattroのファームウエアアップデートファイルってカメラ側でメモリフォーマットしても消えずに残ったままになるのですね・・・」と投稿された件を確認。私の sd Quattro H でファームウェアアップデート後に「カードの初期化」を実行したところ、ファームウェアの .BIN ファイルやを含めて全てのファイルが消えていた。一枚も撮影していない状態では CDIM フォルダすら作成されていない。けーざいさんの個体の不具合か、勘違いだと思われる。


で、SIGMA sd Quattro H のファームウェアアップデートでアナウンスされた中で確認出来たのは

1.AF の速度が若干速くなったこと。合焦精度は元々あまり問題ないので向上しているかどうかは不明。動かない被写体を静止したカメラで撮影する場合にピンぼけを経験した事は無い。

2.X3F、X3Iのファイル構造を変更し、処理速度の高速化を図りましたと言う点に関しては、良く判らない。現像のことを言っているのであれば、よけいに時間が掛かるようになっている。X3F ファイルの保存時間に関しては、もしかしたら速くなっているのかも知れない。

3.起動時間は間違いなく速くなっている。

4.屋内撮影時のオートホワイトバランスの色再現性が向上しているかどうかは、不明。蛍光灯の下ではイマイチだったし、ミックス光源だと、どうしようも無い。もちろん、これはどのカメラでも一緒だろう。

5.JPEG形式画像のノイズ処理のアルゴリズムが改善されたとしても、カメラ内 JPEG なので、RAW から JPEG を生成する人には関係ないと思う。

6.メーニューで設定しなければならないが、フォーカスフレームボタンを押すことなく、直接セレクターボタンを押してフォーカスフレームを移動させることができるようになった。至極便利。今回のファームウェアアップデートでは最も高く評価したい点である。

7.ISOオート撮影時のシャッタースピードの下限を設定できるようになった。個人的には ISO オートは使わないので、良いことだとは思うが、私にはどうでも良いこと。

8.パワーグリップPG-41のFUNCボタンに「LV拡大表示」を割り当てできるようになったことは今回のファームウェアアップデートで二番目に高く評価したい点。

9.画像再生時に撮影情報をサブモニターに表示できるようになった。今回のファームウェアアップデートで三番目に高く評価したい点。

10.ELECTRONIC FLASH EF-630 SAおよび、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG SUPER SA-STTL、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG ST SA-STTL、ELECTRONIC FLASH MACRO EM-140 DG SA-STTLとの組み合わせにおける調光精度が向上したかどうかは、良く判らない。以前だったらかなりのオーバーになるような状況でも、さほどオーバーにはならなかったので、改善された見るべきだろう。ただ、以前と同様、バウンスライティングだとアンダーになる傾向は変わっていない。

11.SFD(Super Fine Detail)モードに設定中、バッテリー残量が少なくなると警告を表示し、撮影できないように仕様変更された点は、まだ検証できていない。が、検証不要だろう。


12.カメラ内RAW現像を行ったJPEG画像のEXIFに記録されるレンズのモデル名が文字化けする現象は、私自身カメラ内RAW現像はテストでしか使った事が無いので、どうでも良い。

13.「カード内にX3Iファイルを含む状態で、マーク画像の操作を行うとフリーズする事があるバグを修正しました」と「シャッターボタン半押しを繰り返すと、まれにフリーズする現象を修正しました。」に関しては経験した事が無いので判らない。直っているのだろう。



上の2枚はファームウェアアップデート前。




ファームウェアアップデート後。


X3F ファイルのバージョンが 4.1 から 4.2 になった。拙作の SIGMA Exif Reader に影響が出るかと心配したけれど、Exif まわりに関しての変更はなかったようで、これに伴う SIGMA Exif Reader のアップデートは無い。

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アップデートもせずに幕張の花火。 2017/08/05

幕張ビーチ花火フェスタ 2017 がご近所であったので、ろくに下調べもせずに家族総出で行って来た。有料席で無いと防風林が邪魔をして海岸で開催される花火大会としてはイマイチ。もしかすると無料の席でも、ちゃんと調べれば良い場所があったのかも知れないが、アタフタと出掛けたのと家族優先だったので、ただ写っているだけの写真になってしまった。帰りの電車がもの凄く混むことが予想できたので、途中で帰って来てしまったことも、良い写真が撮れなかった原因でもある。強く反省。orz

dp2 Quattro、sd Quattro H、SPP のバージョン全てがアップデートしていない状態である。

『花火 2017 その1』
SIGMA dp2 Quattro @f:8.0 1Sec. ISO100
マニュアル露出、MF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:風景


『花火 2017 その2』
SIGMA dp2 Quattro @f:8.0 1Sec. ISO100
マニュアル露出、MF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:風景


『花火 2017 その3』
SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM @f:8.0 1Sec. ISO100
マニュアル露出、MF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:風景


『花火 2017 その4』
SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM @f:8.0 1Sec. ISO100
マニュアル露出、MF、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:風景

来年は江戸川の花火大会に行こう。

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ドド~~~~ンとアップデートの嵐。 2017/08/04

本日、以下のアップデートが公開された。過去にこれだけの種類のアップデートが同時に公開されたことは無い。シグマ史上最大のアップデートである。

SIGMA Photo Pro 6.5.4、SIGMA dp Quattro シリーズファームウェア、SIGMA sd Quattro Hファームウェア、SIGMA sd Quattro ファームウェア。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary キヤノン用および、SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-Eファームウェアもアップデートされたが、シグマ製デジタルカメラユーザーには関係の無いアップデートなので、ここでは触れない。

いきなりダウンロードして、アップデートしてしまっては比較が出来なくなるので、旧ファームウェアでアップデートされる部分を意識しながらテスト撮影を行い、その後アップデート。そしてアップデートされた事項についてのチェックをしながら撮影。感じた事をメモメモ。

さて、SIGMA dp Quattro シリーズファームウェアのアップデートは

・DNGファイルをアドビ システムズ 株式会社のAdobe Photoshopで現像した際、画像の右側にノイズが発生する現象を改善しました。

とのこと、個人的には DNG ファイルでの保存は行わないので、暇が出来た時にアップデートしよう。


SIGMA sd Quattro H のファームウェアアップデートは

・Contemporary 、Art、SportsラインのSGVレンズ使用時のAF速度を約10%~30%高速化し、合焦精度の向上を図りました。
・X3F、X3Iのファイル構造を変更し、処理速度の高速化を図りました。
・起動時間の高速化を図りました。
・屋内撮影時のオートホワイトバランスの色再現性の向上を図りました。
・JPEG形式画像のノイズ処理のアルゴリズムを改善しました。
・フォーカスフレームボタンを押すことなく、直接セレクターボタンを押してフォーカスフレームを移動させることができるようにいたしました。
・ISOオート撮影時のシャッタースピードの下限を設定できるようにいたしました。
・パワーグリップPG-41のFUNCボタンに「LV拡大表示」を割り当てできるようにいたしました。
・画像再生時に撮影情報をサブモニターに表示できるようにいたしました。
・ELECTRONIC FLASH EF-630 SAおよび、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG SUPER SA-STTL、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG ST SA-STTL、ELECTRONIC FLASH MACRO EM-140 DG SA-STTLとの組み合わせにおける調光精度の向上を図りました。
・SFD(Super Fine Detail)モードに設定中、バッテリー残量が少なくなると警告を表示し、撮影できないように仕様変更いたしました。
・カメラ内RAW現像を行ったJPEG画像のEXIFに記録されるレンズのモデル名が文字化けする現象を改善しました。
・カード内にX3Iファイルを含む状態で、マーク画像の操作を行うとフリーズする事があるバグを修正しました。
・シャッターボタン半押しを繰り返すと、まれにフリーズする現象を修正しました。

と多岐にわたる。チェック項目が多すぎてこのアップデートを検証するだけでも半日くらい掛かりそう。


で、SIGMA sd Quattro のファームウェアアップデートは

・X3F、X3Iのファイル構造を変更し、処理速度の高速化を図りました。
・起動時間の高速化を図りました
・屋内撮影時のオートホワイトバランスの色再現性の向上を図りました。
・JPEG形式画像のノイズ処理のアルゴリズムを改善しました。
・フォーカスフレームボタンを押すことなく、直接セレクターボタンを押してフォーカスフレームを移動させることができるようにいたしました。
・ISOオート撮影時のシャッタースピードの下限を設定できるようにいたしました。
・パワーグリップPG-41のFUNCボタンに「LV拡大表示」を割り当てできるようにいたしました。
・画像再生時に撮影情報をサブモニターに表示できるようにいたしました。
・ELECTRONIC FLASH EF-630 SAおよび、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG SUPER SA-STTL、ELECTRONIC FLASH EF-610 DG ST SA-STTL、ELECTRONIC FLASH MACRO EM-140 DG SA-STTLとの組み合わせにおける調光精度の向上を図りました。
・SFD(Super Fine Detail)モードに設定中、バッテリー残量が少なくなると警告を表示し、撮影できないように仕様変更いたしました。
・カメラ内RAW現像を行ったJPEG画像のEXIFに記録されるレンズのモデル名が文字化けする現象を改善しました。
・一部の手ブレ補正OS機構搭載レンズを装着した際、オートパワーオフの作動時間が設定よりも1分長くなる現象を修正しました。
・DNGファイルを現像した際、画像の右側にノイズが発生する現象を改善しました。

とのこと、私は SIGMA sd Quattro は手放してしまったので、このアップデートの検証は出来ない。

そして最後に現像ソフト SIGMA Photo Pro 6.5.4 のアップデートである。

・SIGMA sd Quattro (Ver1.06)および、 SIGMA sd Quattro H(Ver1.02)のRAWデータ(X3Fファイル/X3Iファイル)に対応しました。
・SIGMA sd Quattro H(Ver1.02)のRAWデータ(X3Fファイル)の現像処理において、ハイライト部の色再現性を向上させました。
・SIGMA Photo Pro起動時にバージョン情報と、レンズ情報の更新を通知する機能を追加しました。

とのこと。

今夜はシグマのサイトがかなり混雑しているようなので、ダウンロードは明日の明け方に行う。とりあえず、おやすみなさい。

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SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art 再撮影。 2017/08/03

天候と私の都合がうまく合わずに、延び延びになっていた 135mm と 100-400mm の再テスト撮影を日曜日に行った。とりあえず SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art をご覧頂く。前回は各絞り値で1枚のみ掲載したけど、今回はフォーカス位置を少しずらしたものを複数枚掲載させて頂く。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:1.8 フォーカス位置は一番手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:1.8 フォーカス位置はやや手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:1.8 フォーカス位置はほぼ真ん中


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:1.8 フォーカス位置は一番奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.0 フォーカス位置はやや手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.0 フォーカス位置はやや奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカス位置は一番手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカス位置は真ん中


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:2.8 フォーカス位置は奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:4.0 フォーカス位置はやや手前


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:4.0 フォーカス位置は奥


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6 フォーカス位置はやや手前(公開済)


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:5.6 フォーカス位置は奥(公開済)


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f:8.0 フォーカス位置は真ん中


SIGMA SD Quattro H に 135mm を着けて撮影された写真をディスプレイ上に1:1で表示させてその写り具合をチェックする時には被写界深度を考慮しなければならない。今回、同じ絞り値で複数枚掲載させて頂いた理由は、信じられないほどの浅い被写界深度に対応するためである。

昔の 35mm フルサイズを基準にした被写界深度表はフィルム(イメージセンサー)上での許容錯乱(ボケていないと判定される)円の直径を 0.03mm としていた。が、SIGMA SD Quattro H の1ピクセルは 0.004mm の幅で並んでいる。なので、ディスプレイに1:1で表示された画像を観察する場合、ディスプレイ上の1ピクセルを判別出来る視力を持っている方にとっての許容錯乱円はイメージサークル上での1ピクセルの幅、つまり 0.004mm と言うことになる。少しだけ甘くして許容錯乱円径を 0.005mm とした場合、被写界深度がどの程度になるのか計算してみよう。0.005mm は少し厳しすぎるのだけど、理論値としてお許し頂く。信じられないほど浅い被写界深度となるはずである。

許容錯乱円径が判っている場合の被写界深度計算には Ke!san サイトでカメラの被写界深度の計算を使う。135mm f:2.0 と f:5.6 での被写界深度を撮影距離(ピント位置)200m と 400m で算出してみた。

135mm f:2.0 距離 200m 前方被写界深度 19.78m 後方被写界深度 22.65m 被写界深度 44.43m
135mm f:2.0 距離 400m 前方被写界深度 71.99m 後方被写界深度 112.50m 被写界深度 184.49m

135mm f:5.6 距離 200m 前方被写界深度 47.00m 後方被写界深度 88.71m 被写界深度 135.71m
135mm f:5.6 距離 400m 前方被写界深度 152.25m 後方被写界深度 637.72m 被写界深度 789.97m

画面に写っている一番遠い被写体は 2km 以上離れている。中央、少し右奥に見える「ANABUKI サーパス船橋山手」と書いてあるマンションまでの距離はほぼ 800m。135mm f:5.6 で 400m 先にピントを合わせても、わずかにボケる計算である。

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JPEG のファイルサイズ 2017/08/02

昨日の記事の続きである。

チョット、気にして頂きたいのが JPEG 10、JPEG 12、TIFF からの Photoshop による JPEG 化の3パターンで、JPEG ファイルのサイズの差が異なる点である。

JPEG 10 では 0.134 %、JPEG 12 では 0.376 %、TIFF から JPEG 12 で保存したものでは 0.185 % とファイルサイズの異なり方に差がある。これは SPP が JPEG 圧縮を行う際に GPU 高速化と CPU のみで異なる計算方法を採っていて、圧縮率の違いによってその差が変動するようなアルゴリズムを使っているからなのかも知れない。

TIFF に保存する際には JPEG 圧縮は使っていないので、それ以前の現像処理においても GPU 高速化と CPU のみでは異なる計算方法、あるいは GPU の計算精度に依存する差が発生しているものと思われる。

しかし、JPEG 10 における差は TIFF から JPEG 12 で保存したもののそれよりも小さい。早い話が JPEG 10 で現像した場合、GPU 高速化で現像した結果と CPU のみで現像した結果を見た目で判別することは非常に難しい。(私には区別が付かないことを白状しておく)


で、今日は昨日書いた X3F ファイルを現像した結果、JPEG のファイルサイズがより大きくなる場合を実際にご覧頂く。

まずは昨日の4枚目と同じもの。CPU のみで現像し JPEG 12 で保存。

ファイルサイズ:28,020,384 バイト

以下の画像は、その下に記述してある現像パラメータの違い以外は上のものと全く同じ条件で現像してある。

ディテールを1ノッチ上げたもの。ファイルサイズ:28,236,909 バイト(差は 216,525 バイト、+ 0.772%)


シャープネスを 0.1 上げたもの。ファイルサイズ:28,357,266 バイト(差は 336,882 バイト、+ 1.202%)


輝度ノイズリダクションを1ノッチ下げたもの。ファイルサイズ:28,609,118 バイト(差は 588,734 バイト、+ 2.101%)


カラーノイズリダクションを1ノッチ下げたもの。ファイルサイズ:28,791,557 バイト(差は 771,173 バイト、+ 2.752%)


倍率色収差補正を OFF にしたもの。ファイルサイズ:28,254,845 バイト(差は 234,461 バイト、+ 0.837%)


露出を +0.1 上げたもの。ファイルサイズ:28,085,973 バイト(差は 65,589 バイト、+ 0.234%)


現像パラメータ1目盛の差で JPEG ファイルのサイズはこれだけ変化する。で、実際の画像がどれほど変化するのかをお確かめ頂きたい。ノイズリダクションを1ノッチ下げたもの以外は、1:1に拡大して見ても、その差を見つけるのに苦労なさると思う。

不思議なのは KAZUA さんが GPU 高速化で現像したものは色ノイズが多いと述べておられること、上の例で解るように色ノイズが増えれば JPEG のファイルサイズも増えるはずである。JPEG ファイルのサイズが小さくなっているにもかかわらず色ノイズが増えているのであれば、それ以外のシャープネスなどがかなり低下している可能性が高い。

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SPP 6.5.3、GPU 高速化だと画質が異なる? 2017/08/01

先月は多数の Windows マシンで Windows アップデートがうまく働いていないという事象が発見されたため、その対応に追われ、とても忙しかった。

8月になった事もあり、今月はしっかりとこのブログを更新して行く事をお約束させて頂く。(こうでも書かないと、サボりたがるので、「頑張ります!」宣言である。)

135mm や 100-400mm の再テストもなかなか行えず、悶々としていたのだけど、日曜日に何とか撮影が出来た。で、その公開をしようと思って準備していた矢先に KAZUA さんや foxfoto さんが SPP 6.5.3 で X3F から CPU のみを使って現像した結果と GPU 高速化を使って現像した結果が異なることを Twitter に投稿しておられた。

これは面白いと言う事で、私も CPU のみで現像した場合と GPU 高速化を使って現像した結果を比べて見ることにした。

一昨日撮影したものの中から SIGMA sd Quattro H に 135mm F1.8 を付けて f:5.6 で撮影したいつもの風景を選択。もちろん、現像時の条件は全く同じ。

いつも通り、GPU 高速化で現像し JPEG 10 で保存。ファイルサイズ:11,730,963 バイト


CPU のみで現像し JPEG 10 で保存。ファイルサイズ:11,746,656 バイト

ファイルサイズの差は 15,693 バイト、0.134 %


次に GPU 高速化で現像し JPEG 12 で保存。ファイルサイズ:27,915,407 バイト


CPU のみで現像し JPEG 12 で保存。ファイルサイズ:28,020,384 バイト

ファイルサイズの差は 104,977 バイト、0.376 %


次に GPU 高速化で現像し TIFF で保存。Photoshop で JPEG 12 で再保存。ファイルサイズ:22,711,190 バイト


CPU のみで現像し TIFF で保存。Photoshop で JPEG 12 で再保存。ファイルサイズ:22,753,228

ファイルサイズの差は 42,038 バイト、0.185 %

確かに GPU 高速化を使って現像したものと、CPU のみで現像したもののファイルサイズは異なる。どちらが良い画質なのか、見た目では解らない。全く同じ X3F ファイルを現像した結果、JPEG のファイルサイズが大きくなるのは

1.シャープネスがより強い(より精緻に描画されている)
2.ノイズリダクションがより少ない(よりノイジー)
3.倍率色収差補正が甘い(倍率色収差が多い)
4.輝度が高い(明るい)
5.コントラストが高い
6.彩度が高い

以上、思いつくだけでも6つの要素がある。

現像時に JPEG 12 で保存した画像2枚を比較して見た。4~6に関しては数値として捉えられるので、調べるのは簡単だった。全くと言って良いほど差がなかった。

1~3に関しては目を皿のようにして 200% に拡大した画像を瞬時に切り替えて比べて見たけど、その差を認識することは出来なかった。ただ、いずれもコントロール可能な範囲での差であることは確かだ。

使われている GPU の種類などで差が出る事は間違いないらしいが、具体的にその差を指摘できるほどのものでもなさそうだ。ただ、私は目が特別に良いわけではない。なので、お時間のある方はじっくり比べて頂き、「ここが違う」と言うご指摘をしてくださるのであれば無上の喜びである。


オット、上にアップしてあるのは 135mm F1.8 の f:5.6 でやや手前にフォーカスがある。奥の方にフォーカスすると下のような写真になる。SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art の描写を誤解されないために、付け加えておく。

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art @f5.6 遠くにフォーカス

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